今回はなかなか順調です。
「つづじヶ丘」を越えると急にのぼりはきつくなってきますが、
ところどころゆるい斜面があって、楽になります。
前回ふとももをつって、痛い思いをしたので、
いたわりながらの登山です。
こころなしか、風景といい、植物といい、
男体山とは違って、やさしげな雰囲気です。
あっという間に、
「女体山頂まで900m」
と…ここで…
いわくありげな巨岩が姿をあらわします…
「弁慶七戻り」
古来「石門」といい、聖と俗を分ける門。頭上の岩が落ちそうで弁慶も七戻りしたといわれています。
――うわ……
懐かし…
小学校の遠足でみた…たしか、みた…
画像でこうやってみると、ホント落っこちてきそうですが…
あんがいがっちり食い込んでますよ。この岩。
ご安心を。
だが、あらためて見ると…
「弁慶七戻り」って天才的なネーミングセンスだわね。
「行こうかな??」
「どうしよ、かな??」
とじたばたしている
弁慶・義経一行の姿が見えてくるようで…
「どうぞどうぞ、ここは若さま、お先に」
「え!?オレ…なんでなんで??、弁慶お前先行けよ!」
「いえいえいえ…ここは若さま、皆に手本を」
「えー、やだよ~、なんでだよぉ~」
「どうぞどうぞ、さあさあ…」
という会話があったとか、なかったとか。