えー禮子さん。
「禮」は「礼」の旧字です。
そこをはじめに説明しておかないといけない。
北見禮子さん=北見礼子さん
もとい、
前回の記事で 慰問用絵葉書の↓↓
この面長美人の正体がわからない、と書いたのですが、
hiki-take40 さんにいただいたコメントで正体がわかりました!
ありがとうございます!
手持ちの
文藝春秋「ノーサイド 1995年9月号 総特集キネマの美女」
の北見礼子さんの写真と 例の写真を並べてみる。
・洋装―和装
・微笑んでる―おすまし顔
と、ぱっと見別人に見えたのですが……
鼻の形がまったく同じ!
鼻・唇・頬のあたり、同じ!
目の形といい、眉の具合といい、顎の曲線といい、同じ!
北見禮子さんで決まりでしょう。
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次。花柳小菊さん。
これは自力で解明しました。
この慰問用絵葉書のロリ顔のお姉さんの正体がわからなかったわけです。
んーなんとなく田中絹代っぽいけど……
絹代ちゃんより目がぱっちりしてる気がする……
あと……妙な色気は何だ? 一体……
国防婦人会のブロマイドでも多数、この謎の人。
下の二枚の写真、悪名高い「千人針」持ってますね。
戦場だとノミだかシラミだかの巣になるとか。
おもしろいのは割烹着着ても、この人、主婦っぽくないのよね。
さて、誰なのか。
それが……
「主婦の友」昭和12年5月特大号を読んでいたところ、あっさり判明。
↓↓下の写真をみて、すぐに「あ。慰問用絵葉書の謎の美女だ」と思い出した。
小菊姐さん。
「ノーサイド」の記事によると、ロリ顔に似合わず(?)背の高い人らしい。
あと妙な色っぽさは芸者さんだったからなのか??
「其れ者あがり」ってこういう人を言うのか。
昭和12年の「主婦の友」はこんな感じです。
「原節子と高杉早苗の表情合戦」というおもしろそうな企画に惹かれて買ったのですが……
それ以外にも色々面白かったので、
これはこれで後で記事を書くかもしれません。
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続いても古本。
こんなオシャレな表紙の写真集。
横浜を中心に、鎌倉、江の島、箱根の写真もある。
「第二十回関東東北医師大会 記念写真帖」
お医者の集まりが横浜であって、で、その時の景品みたいなものなのか?? と推測する。
写真はこんな感じです。
大さん橋。
夜の伊勢佐木町。
たぶん、今の有隣堂のあたりだと思うのだが……
右手のビルが野澤屋(のちの松坂屋)じゃないかとおもうのだが。
野澤屋のならびに「カワイクツテン」があるはずで、写真に「カワイクツテン」の看板があるので。
ただ、「近江屋」も野澤屋、カワイクツテンの並びにあるはずなのだが
写真の左側に「近江屋」
両サイドに店があったということなのか?
とにかくわからないことだらけ。
しかし、1930年当時の賑わいがわかります。
愛しのホテルニューグランド。
このアングルからの写真は初めて見たかも。
しかし、雰囲気は変わらないのはさすがである。
ホテルニューグランドは開業から2,3年。
山下公園は出来上がったばかり、という時代だとおもう。
写真はしかし、総じて絵葉書的で……
僕個人としては、人々の生活が垣間見れるようなのが見たかったかな、と。
アサヒグラフに出てくるようなスナップ写真ね。
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さいご。
書物はかび臭い古本ばかり読んでますが――
テレビは配信のアニメばかり見てます。
というか、アニメ今まであまり見てこなかった反動が今になってきているのか?
「葬送のフリーレン」
あと、ネットフリックスで「ヱヴァンゲリヲン」(今頃??)見てます。