12月はじめ某日。
茨城県行方市(なめがたし)の
西蓮寺(さいれんじ)というところへ行きました。
なんでも樹齢1000年以上のバカでかいイチョウがあるとかいうことで。
んだが、あいにくのお天気。
くもり、ときどき、雨。
虹なんか出てきちゃった…
虹撮るのってけっこう大変。
天候が悪いのに加えて、ですね…
グーグルマップではうちから(牛久市)1時間ちょっとで着く、ということだったのにも
関わらず、
んー……
土浦駅の目の前を通り過ぎ、山の中を抜けて、
霞ヶ浦大橋とやらを渡り…どんどんド田舎へ。
2時間近くかかった。おかげですっかり夕方。
天気いまいち&夕方、というので
ろくな写真は撮れまい、とうんざりしていたところ
お寺の周辺の……↓↓
↑↑なーんともいえないチープな…情けない雰囲気に…
もう帰りたくなってくる。
石造の安っぽい観音さま、鳥居(?)、自動販売機コーナー、
安っぽい看板、
トドメは大音量の演歌……
画像からは伝わってきませんが、
イバラキのド田舎に大音量演歌はつらいよぉ。
ヒト、誰もいないよぉ……
がっかりしつつ、お寺の境内へ。
まず重文の「仁王門」というものがあります。
↑斜めっててすみません。
ふむ。
まあまあ、いいのではないか。
演歌がなければ。演歌が聞こえてこなければ…
仁王さま。
…でいいのかい?この像は。
演歌の鳴っている方をにらんでいらっしゃる。
あーうるさいうるさい。
「演歌」そのものを否定するんじゃないのよ、僕は。
日常、聞いてるわけじゃないけど、
CDとか持ってないけどさ。
たまに聞くと「いいな」とおもうよ。
だからさ、
それをこのド田舎のお寺の門前で大音量でかけるそのセンスを
問いたいわけよ、わかる?
その安易な景気づけの方法を、さ?
…とか嘆きつつ、仁王門からちょっと進むと、
バァァーン……
でた。
大イチョウ。
天気さえよければ、な。
写真、いまいちだね。
露出いろいろいじったんだけど、うまく撮れません……
……にしても、このお寺。
プロデュース能力のなさ、みたいのを僕は感じてしまうな。
なんつーか、スーパースターはそろっているのに
監督の采配がイマイチで
ちっとも勝てない野球チームみたいな
なんかうずうずする感じがします。
このお寺、いいもん持ってるのにな。
まず、あの演歌、ね。
やめようね。
大スターはまず、この二株の大イチョウなんだから、
大イチョウ中心に境内をちょっと整理しましょう。
そりゃ、
京都、奈良、鎌倉、に比べると
資本が少ないのはわかるよ、
カネかけられない、ってのはさ。
ん、でもちょっとした池とか欲しくない?
水要素はぜったい必要だよ。
あと、キャラクターつくる、とかね。
二人組の女の子。
サイちゃん&レンちゃん。
黄色づくめの服着てるね。
イバラキ人なので、一人称代名詞は「オレ」ね。
女の子だけど「オレ」ね。
二人称は「おめぇ」
サイ:ははん。オレたち、セルフプロデュース能力がないんだと。
レン:けっ、なに言ってんだ、トマス・ピンコの野郎。
(サイちゃん&レンちゃん、トマス・ピンコを小突く。ちなみに二人は身長180cm近く。黄色のワンピース姿。巨乳。なにもかもデカい)
トマス:いえ、それは…あなたがたを逆に褒めてるわけで…こんなに素晴らしいものを持ちながら、お客さんがまったく集まらないというそのことをですね、嘆いておるわけでして…まあ、なんというか、クリスチャーノ・ロナウド、それにベイルまで加入した今シーズンのレアル・マドリーがリーグ戦あんまし調子がよくない、みたいなもので。
サイ:…だとよ。
レン:クリスチャーノ・ロナウド、ありゃいい男だな。
サイ:んだな。
レン:じゃ、今日のところは見逃してやるべ。
トマス:あのー、お二人さん…ちょ、ちょっと…聞きたいことが。
サイ:なんだ、おめぇ、まだいたのけ?
レン:さっさと帰えんなよぉ、演歌がダメとか。池を作れとか。文句あるなら、よ。
トマス:あの、お二人お風邪ですか?
サイ:いや、全然。
レン:カゼなんかひいてね。
トマス:でも、なんかノドの調子が…お悪いようで。
サイ:ああ、この声け?
レン:あはは。
トマス:え?なんすか?その意味ありげな目配せは?
サイ:んなこと言ったってよ。おめぇ…
レン:そうだよな。オレたちは…
(サイちゃん&レンちゃん、おもむろにトマス・ピンコの両手をつかむと、その手を二人の巨乳に押しつける)
トマス:わ。な、な、な、なんか、かたい!
サイ:あはは。あたりめえだ。
レン:だってシリコン入ってるもん。
トマス:え?…この低い声、高身長、シリコン乳…あなたたちひょっとして?
サイ&レン:んだ。オレたち、オカマだもんなぁー
えー…
「粗大な気根を垂下し、俗に「チチ」と称するものが数多くついて」
「二株とも雄株なので実はつかない」
なるほどサイちゃん&レンちゃんはオカマちゃんでした……
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◎画像追加……
横浜在住・由美子さんから
「オラオラ、もっとチチを見せやがれ、チチを」
なるリクエストをいただきましたので、画像を追加いたします。
こんなです。
ニョキニョキ垂れております。
いわゆる「大イチョウ」と呼ばれてる木は、どこでもそうでしょうが、
昔はお乳の出が悪い人が、この「チチ」を削って、煎じて飲んだりしてた、とか。
よく聞く。
↑上に紹介した、掲示板にはそういうこと一行も触れられてないが、
このお寺の大イチョウもたぶんそうだったんだろうな。
最近のお役人はそういう民俗学的教養がないのか?
それとも非科学的なことは記さない主義なのか?
前者のような気がするな。