はい。前回に続く、自己満足記事。
第48回スーパーボウル結果、答えあわせ。
×トマス予想→「35対27でデンヴァー・ブロンコスの勝ち」
○現実→「8対43でデンヴァー・ブロンコスボロ敗け、大敗、歴史的大敗、ペイトン・マニング終始呆然、首かしげまくり、弟イーライもなんか泣きそうな顔してお兄ちゃんのことみてた……ラッセル・ウィルソンおめでとう、なんかオメーかっこいいな」
という結果になりました。
しかし、クソつまらない試合でしたね。
シーホークスファン以外誰がみてもつまらなかったはず。
録画した方、みても意味ないですよ。
ルネ・フレミングの国歌斉唱以外おもしろくないですよ。
そもそもNFLには「サラリー・キャップ」なる
選手の給与を全チーム平等にしましょう、という実に感心な制度があって、
なもので、
レアル・マドリーとか、某国某読売ジャイアンツとか、みたいに
カネにあかせて選手集めてくる、みたいなことが不可能になっている。
けっか、どのカードも見ごたえがある。
スーパーボウルともなるとその中の選び抜かれた連中が対戦するわけで……
まさかこれほどつまらなくなるとは…
……わざわざ休み取って、
朝八時からテレビ見て、
で、悪夢をみた、という。
なにやっているんだろうか? 僕ちゃん…
以下、わたくしっぽい(?)
頭の少々おかしな評論を書いてみます。
あらかじめ言い訳を書いておきますが、
論旨に矛盾・こじつけが多すぎます。
ま、軍事オタクのみたスーパーボウルということでご勘弁ねがいたい。
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朝八時からテレビを見てまして、悪夢を見ていまして
これ…マニングの絶望の表情とか、
フォックスHC(ヘッドコーチ)のもうすべてあきらめちゃったような表情とかみて
これはなんかに似てる、とおもったんですが、
ずばりいってしまうと、
「第48回スーパーボウルとはミッドウェイ海戦であった」(突如、断言する)
のです。
太平洋戦争のターニングポイント、
無敵日本海軍が劣勢アメリカ海軍にボロ敗けを喫した、アレです。
おもうに、デンヴァー・ブロンコスは「日本海軍」で
シアトル・シーホークスは「アメリカ海軍」であったのです。
(はいはい、僕ちゃん頭おかしいです)
なもので、ブロンコスのQBペイトン・マニングは当然「戦艦大和」
(この際、戦艦、フネは女性名詞ではないか、とか、
そうなると弟イーライは戦艦武蔵ですか、とかいう話はしないことにする)
んだが、今シーズンのNFLの勢力分布図をみてみると、
これがあながち間違っていないことがおわかりいただけるのではあるまいか?
すなわち、ですね、
「ポケットパサータイプのQB」対「モバイルQB」
この対決、っちゅうことになります。
ご存知ない方のために解説すると、というか解説している奴がアレなので
すこぶるあやしいですが…
A、QB(クォーターバック)が、あんまり動かないで、正確無比な、かつ往々にして長距離のパスを投げ込むことで、なんかチェスでもしているかのように精密な戦略で勝負してくるパターン。
B、QB自身がちょこまか動き回りまくる。はしりまくる。攻撃はラン主体。んでもパスも投げるよ。っていうかフットボールってディフェンスだよね。ディフェンス主体ですよね。それが堅実ですよね。
このA、Bの二パターンが入り混じっているのが時代の潮流だったのです。
そいで、今回のスーパーボウルのカード
ブロンコスはAパターンの代表、シーホークスはBパターンの代表だったわけ。
これは誰もが戦前に指摘していた事。
ブロンコスのハイパーオフェンス対シーホークス鉄壁守備。
はい。ここまでくると何が言いたいのかおおよそつかめたのではあるまいか。
このパターン…第二次世界大戦の勢力分布図になんか似ているわけです。
A、正確無比な、かつ長距離の大砲を持った戦艦で、チェスでもやるみたいな、まあ、はっきりいっちゃうと日本海海戦の時の秋山参謀みたいなカッコイイパーフェクトゲームを目指すタイプ。
(日本帝国、あとナチスドイツもこんなだった。マンシュタイン元帥とかね)
B、でもそれって天候とかにすごい左右されますよね。精密な戦略ってかっこいいけど、人間の知恵なんか、いったん狂うとどこまでも狂いますよ。ま、堅実な生産力こそが強国の道ですよ。
(B29作りまくったアメリカ帝国、あとT34作りまくったソビエト帝国のやり方)
はい、となるとAパターンの代表選手、ペイトン・マニング
今シーズン、獲得ヤード記録、TD記録等々ありとあらゆるNFL記録を塗り替え、今シーズンのMVPにも輝いたあの偉大な男は、
やっぱし太平洋戦争のAパターンの象徴、戦艦大和でしかありえん、ということになります。
大和もやっぱし、一番デカい、大砲も一番デカい、なにもかもデカい、
と記録づくめ。あとあんまし足が速くないのも、似ていました。
(30ノットでなかった戦艦というのは完全時代遅れであった)
今から振り返ってみると、二週間前のAFCチャンピオンシップ…
デンヴァー・ブロンコスがニューイングランド・ペイトリオッツを圧倒した試合。
あれがもう、Aパターンの敗北の予兆だったといえます。
Aパターンのチェスでもやるような精密な戦略…
ペイトリオッツはこれで勝ってきて
いわゆる「ペイトリオッツ王朝」を築き上げてきたチーム。
ベリチックHC&QBトム・ブレイディ、このペアこそが
歴史的に見てAパターンの絶頂、Aパターンの象徴だったわけです。
それを…P・マニングは、
Aパターンのもう一人の象徴はこてんぱんに打ち破ってしまった。
文学的に言うならば、自分の分身をやっつけてしまった。
そして今回のスーパーボウルを…
彼にとってのミッドウェイ海戦をむかえたわけです。
んー、どうですかね?
……アメリカ人全員大激怒、ですよね……
P・マニング、アメリカの英雄でしゅよ……
……
えー、それにかまわず
もひとついうと、去年の九月十月に、
にわかにアメフトファンになってしまったトマス・ピンコの野郎が、
よりによってなぜペイトン・マニングのファンになってしまったか、の謎も
このあたりにあるのでしょう。
ドカンと一発、正確無比な長距離砲をかます。
あのやり方が、帝国海軍の方法論を思い起こさせたからでしょう。
最後にもうひとつ(ようやく終わります)
なんかネットでスーパーボウル関連の情報を
涙と絶望とともに眺めていたりすると、
「ペイトン兄貴、引退か」
なんてイジワルな事書く奴がいたりする。
なんの根拠もなく。
クゥゥゥ―――……
真実を書いてあげましょう。
ペイトン・マニングはまだまだ沈まない。
戦艦大和をみよ。
松本零士の手によって、ヤマトは宇宙まで飛んだではないか。
マニング&ブロンコスだってやっぱり
いつかは宇宙へと羽ばたくのだ!
(じつは「宇宙戦艦ヤマト」知識ゼロだったりする、オレ)
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あ。そうだ、これだけは書いておかないと…
戦艦大和の主砲は「18」インチ砲(46cm砲)
ペイトン・マニングの背番号はご存知「18」
コルツ時代から一貫して「18」