筑波山の女体(山)征服記録、その4でございます。
前回の「弁慶七戻り」から以降、
(ガイドブックの表現でいうところの)
「奇岩・怪石スポット」とやらに突入いたします。
これはあれですな…
次々に出現する怪石(モンスター)
をどんどんやっつけていき、
最後頂上にのぼりつめる…という
RPG的な感覚
なんでしょうな。
大昔の誰かさん…
エンターテイナー的才能を持った山伏だか坊さんだかが
考案したものと推測いたします。
ま、理屈はさておき。
岩です。
「高天原」(たかまがはら)――
「神さまの世界」を意味し、天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀る稲村神社があります。
ようするに馬鹿でかい岩の上に神社があって、
そこにお参りするためにでかい岩の周囲をぐるぐる
のぼったり下りたりできる…わけです。
まあまあ楽しいです。
が、すこぶる被写体にしにくいシロモノです。
僕の持っていった28㎜-80㎜レンズでは
こんなのしか撮れませんでした。
超広角が必要だね、ここは。
つづきまして…
「母の胎内くぐり」――
筑波山禅定(修験の行)の行場の1つ。岩を抜けることで、生まれた姿に立ち返ることを意味しています。
…ですってよ。
潜ってみましたが、別にそんな気分はしませんでした。
えー続きまして~…
「陰陽石」――
高さ10メートルを超える巨大な岩が2つそびえ立ち、陰陽寄り添っているようにみえます。
…って、え?
とつぜんエロネタですか、あなた。
つくば市観光協会様。
「陰陽寄り添っている」って…え?…え?…
ものすごくエロいこと言ってない??
この平板な表現が
逆にウケる…
んー…でも…「男」-「女」って感じじゃないなぁ…
これはどうみても…
マッチョホモカップルが
ガツンガツンぶつかりあっている様子にしか見えんのだが…
「陰陽石」じゃなくて、
「陽陽石」ですよ、これは(断言)。
あるいは…
ワレメに注目するならば…
「陰陰石」ですかね…
…ハイ。というようなわけで。
はやくも女体山頂まで600m。
まだまだ岩は出現します。
「出船入船」――
元来「熊野の鳥居石」といわれ船玉神を祀ります。石の姿が出船と入船とに並んでみえます。
…というのだが、「出船」「入船」ってコトバ、常識なんだろうか?
たぶん港から出ていく船、入ってくる船ってことなんだろうが…
「裏面大黒」――
大きな袋を持った大黒様の後ろ姿に見える岩です。
これは説得力ゼロ。
なんかうまいネーミングがおもいつかないもので
「テキトーにめでたそうなのをつけてやれ」
というやっつけ仕事を思わせます。
「北斗岩」――
天にそびえたつ岩で、天空に輝く北斗星のように、決して動かないことを意味しています。
この岩は写真写りがよいです…
…と、今気づきました。
もっと撮っておいてやればよかったです。
そんなこんなで、どんどん山頂に近づいていきます。
しかし、天気が悪い。
つくづく、山の写真撮るなら
快晴の日じゃないといけない、とおもいました。