さて、
「さぁ、エアブラシを使ってかっこいいカーモデルを作成しよう」
とかっこいい決意をかためたかっこいいトマス・ピンコのもとに、
例の茶トラの怪物が襲いかかった!!……
………
…と、いうのが前回までのあらすじ。
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くんくん……
ふむふむ…
これは面妖な…
監視の必要あり…だぜ。
などと、おもったかどうか知りませんが、
デェーーン!!……
と、例の茶トラの怪物が、机の上に居座ってしまわれましたので、
その日の作業は延期となりました。
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さて、その翌日。
ゆりがいない隙に
ナイト2000の内装を塗装します。
か、快感……
です。
エアブラシ…まさしく「空気筆」です。
気持ちよく濡れていきます。
じゃなかった、塗れていきます。
ボディは
「Mr.カラーGX ウィノーブラック」
という、ちょっと高いやつで塗っていきます。
なかなか良いようです。
テラテラ黒光りしちゃってます。
この黒光り度合、
横に転がっているモンブランのシャープペンともいい勝負です(?)
…ん、ですが、
このなかなかよく出来た上に、さらに光沢をだすため
「Mr.カラーGX スーパークリアーⅢ」
をのせたところ…
あれ?…
あれあれ??…
なんかザラザラになっちゃった……
↓↓(わかります?)
「なんだよ、クリアーなんか塗るんじゃなかった」
と、かなり後悔したんですが、
色々と解説書の類をながめたところ、
これは必然の現象であるらしいです。
なんでもエアブラシで塗装を重ねれば重ねるほど
塗装面は梨地(ザラザラ)になっていく。
なので、そのザラザラをヤスリやらコンパウンドやらで
滑らかにして、その上でさらに塗装を重ねる…
カーモデル作成というのは、つまり
「塗装」→「磨き」→「塗装」→「磨き」
この延々繰り返しであるらしいのです。
なので、
磨きます。あくまで磨きます。
↑の画像に、のっけた上原ひろみたんの新譜
「MOVE」
を聴きながらガシガシ磨きます。
↑磨いているところ。
消しゴムにタミヤのフィニシングペーパー(紙やすり)を巻いて使います。
ザラザラが消えたところで、コンパウンド(歯磨き粉みたいの)
をつけてゴシゴシします。
上原ひろみたんの新譜はトータルで70分かそこらあるんですが、
何度かリピートしました。
音楽に関しては批評能力がゼロなんですが、買ってよかったです。
前の「VOICE」にあったベートーヴェンをジャズ風に弾く、
あれが好きだったので、
今回もアレ的なアレがあるかなぁなどと期待してたんですが
なかったです。ま、それはないものねだりというもので。
ようするになにがいいたいのかというと、
「磨き」は時間がかかる作業です。
だが、ま、なんといおうか
ぼく……
こういう地味な作業、
だいすき。
です。
ま、文章の推敲にも似た要素はありますな。
はい。
んで、磨いたところにまた「スーパークリアーⅢ」を
たっぷり塗っていったところ。↑↑
今回はあの悲劇的なザラザラはなくなり、
いい感じの黒光りっぷりです。
だが、まだ梨地が残っているので、
これをさらに磨いていきます。
しかし…マイクロレンズ無しでプラモデルを撮るのは
絶望的に難しいですな……
……たぶん、その4につづく。