筑波山登頂記、最終回です。
(承前)
…というようなわけで、
濡れそぼる女体のてっぺん(標高877m)をあとにして…
ケーブルカーの駅のある、御幸ヶ原へ早足で逃げていきます。
雨です。容赦ない雨。
その途中…
はい。
また、いわくありげな岩があらわれます。
ガマ石――
「元来『雄龍石」といい、傍らに『雌龍石』もあります。永井兵助が『ガマの油売り口上』を考え出したことでガマ石と呼ばれます」
この巨大カエル…
なんか口の中にたくさん石をくわえこんでおりますが、
たしか口の中に石を放り込んでうまくはいれば願い事がかなう、
とかなんとかであった気がします。
かわいそうなカエルです。
動物愛護の観点からとても無視できるものではありません。
なぜイバラキの田舎者はかくも残酷なのでしょうか。
ですが、今は雨から逃げるのに忙しいので無視です。
さようなら。
はい。つづいて…
セキレイ石――
「この石の上に鶺鴒(せきれい)が留まり、男女の道を教えたといわれます」
で…でた。
またまた「アダルトな内容をさらっと語りぬける攻撃」…
でた…
前回の
「陰陽寄り添って」
といい、
今回の
「男女の道」
といい…つくば市観光協会、いい仕事をしています。
では?
「男男の道」「女女の道」は誰が教えてくれたのか?
――という重大な疑問が生じますが、
ここは雨が降っているので道を急ぎます。
たぶん、ペンギンとかダチョウとかあのあたりの鳥でしょう。(テキトー)
女体山頂から歩いて15分ほどで
御幸ヶ原に到着。
ん、
ていうか、雨やんでるじゃん…
山頂の神社で雨宿りしてりゃよかったじゃん…
たどりついた
御幸ヶ原はなんかさびれてる。
ま。時間も時間だし(午後4時近く)…
雨降ってたし…
オレ達ゃ、小中学校の団体さんじゃないしなぁ…
お店はもう、店じまいです。
さっさとケーブルカーで帰ります。
えー、ケーブルカーからの景色は別に大したことないです。
やはり男体山は、アスリート向けであるらしいです。
ただふもとのケーブルカーの駅は
紅葉が美しいです。
しばらく写真を撮ります。
いろいろマニュアルで絞り、シャッタースピードをいじって
あそびます。
雨上がりの紅葉、いい感じです。
いずれも
ニッコール80-200㎜F2.8使用。
さすがは大口径ニッコール、背景のボケがたまらない。
…などとカメラ雑誌風のことを書いてみる。
雨にぬれる神社の脇を通り抜けて…
駐車場へ。
愛車のボンネットにも落ち葉が…
なかなかいい運動になりました。
どうしよ…
男体山、また挑戦しようかなぁ?????…………………