つづき。
今回はAデッキのご紹介。
まあ、一等船客。特権階級のエリアです。
まずはAデッキの屋外デッキからみた実物大ガンダム。
最近わたくし、「水星の魔女」(最新のガンダム)ロスなのですが――
ここの↓↓ ガンダムベースとかいうのは「水星の魔女」とはあんまし関連がなさそうですね。
だったら興味ないや。
そもそも「少女革命ウテナ」みてえなガンダムが始まるらしいぞ、というので見始めたので
ガンダム自体にはあんまし興味はないのだ。
しかし……スレッタちゃんのエアリアルってだいたいこれくらいの大きさなのか……
という感慨はある。
実物大エアリアル作らないのかな。
――あ。しょっぱなから関係のない話題ですみません。
Aデッキの廊下。
広くて、明るくて優雅。
これがBデッキになると狭く、
Cデッキになるとトンネルみたいな……暗い通路になります。
↓↓左巻きのヒトが見たら、なんらかの感想は言うかもしれないが……
まあ、電車で云えば、自由席のお客がグリーン車に入るな、ということで
当たり前のことだ。
魚眼で撮ってみたところ。
壁の凝ったデザインがわかります。
ここは誰のデザインなのか? 「調査報告書」には何も書いていないのでわからない。
ただ マルク・シモンの中央階段のデザインをそのまま流用しているように感じます。
というか、そのまんまですな。
屋外デッキをのぞいたところ。
屋外デッキ。
チーク材が敷き詰められている由。
マリンタワーをみる。
みなとみらい側。
N1デッキへの階段↓↓
なのですが、この日は見られなかった。
氷川丸から見た
みなとみらい
大さん橋の様子。
船内のご案内。
これがないと今どこにいるのかわからない。
氷川丸サイズでこれだから、
現代の巨大客船とかどうなってしまうんだろう。
マイナスねじ。
いい具合に変色した板。
シンプルな書体。
なにもかもがいい。
ホテルニューグランド側。
ここは「フォアキャッスルデッキ」というらしい。
以下、1枚だけ、
5年前撮った写真です↓↓
これはAデッキの 一等喫煙室の横の階段。
画面左側に進むと一等喫煙室
右側に進むと一等客室
一等客室が並んでいるエリア。
一等客室の様子。
シンプルで美しい。
中に入ってみたいが、それはできない。
天井は鋼材がむき出しですね。
窓の無骨な感じもよい。
解説。お読みください。
飾り毛布の説明。
以下、一等特別室。
スイートルームなんですが……
ひとによって好みは違うが デザインが重苦しく、
一等客室のシンプルでモダンな雰囲気と対照的。
ちょっとセンスが古めかしい感じがしてしまうな。
「調査報告書」を引用しますと……
まず、特別客室。これは、Aデッキの階段室の左舷側後方にある寝室・居室・浴室の3室からなる部屋で、先述のように川島甚兵衛の設計になるものとされている。非常に保存状態がよく、創建当初の姿がそのまま残されている。壁は花をモチーフとした文様をもつクロス張りで、川島甚兵衛の古代織だという。天井の周囲の額縁と天井下部の帯装飾の花模様は、こうした花模様はアール・デコでも頻用されるが、通常のアール・デコのものより稠密で、クラシックな感じもする。総じて造形要素が細かく密に配されており、アールデコとクラシックの中間のような雰囲気である。寝室にそれぞれ藤・椿・枇杷をモチーフにしたと思われる3枚のステンドグラス、居室にオウムをモチーフにしたやはり3枚のステンドグラスが見られるが、田辺千代氏のご教示によれば、このステンドグラスの施工は天竺鐵五郎が担当したと鐵五郎のご子息が記憶しておられるという。
(横浜市教育委員会「横浜市指定文化財「氷川丸」調査報告書」10ページより)
オウムのステンドグラスが見えます。
しかし、天井灯のおどろおどろしいデザインとか
豪華なんだろうけど、閉鎖的な壁の雰囲気とか……
ここで過ごしたい、とは思えないなあ。
以下、5枚
5年前に撮ったモノです。
マクロプラナー50㎜で撮ってますが、
魚眼よりこっちのほうがわかりやすいですね。
というか、つくづくいいレンズだ。
つくづく美しい一等客室と比べて……
特別客室は……どうもねえ……
明治時代の遺物みたいな印象。
全部ステンドグラスで塞いでしまう意味が正直良く分からない。
画面一番右側のはステンドグラスでいいとおもうが、
左側2枚は外の風景がみれたほうがよくないか?
設計の意図がよくわからない。
まだ続く予定です。