Quantcast
Channel: トトやんのすべて
Viewing all articles
Browse latest Browse all 593

バルテュス展 東京都美術館 感想

$
0
0

上野、東京都美術館。

バルテュス展を見にいきました。


6/22まで。

なので、もう終わっちゃった。


のだが、京都展というのが、

7/5~9/7 開催されるそうな。


関西地方の方、みるべし。


僕は、期間終了間際にぎりぎり間に合った。

平日に行ったのだが、けっこう流行っていました。


実を言うと、「バルテュス展」やってるの、つい最近まで知らなくて、

知ったきっかけというのが、

アメーバの「アクセス解析」というやつ。


僕のブログの過去の記事、

バルテュスの「ミツ」とか

会田誠画伯の「わだばバルチュスになる」とか

バルテュス関連の記事が妙にアクセス数が増えていて、


なんだこのバルテュスブームは?


とおもったところ、正体はこれでした。


んー…


なんだが、「バルテュス展」

じっさいに行ってみると、


バルテュスとか二の次で…


最近僕が熱中していること

「建築&女性ポートレイト撮影」

のことばっかり考えてることに気づいてしまった。


東京都美術館かっこいい。

前川國男先生…


なんすか、この照明器具…

銅?…ですか?




なんすか、この階段!


東京都美術館、おそるべし!



気づくと、「建築撮影」ばっかやってました。




展覧会自体も、女性のポーズの研究ばかりしてました。


「椅子と一緒のポーズいいな」とか

「寝てるポーズって撮ったことないな」とか

「ヤロー、ロリコンバルテュス、ローティーンのモデルばかしだから、

僕の撮影にはあんまし参考にはならないな」とか



カタログの表紙はこんな。



真面目な感想も書いておくと…


画集を見て感じた感想を、実物をみて確認することができた、

そんな感じがします。


「画集を見て感じた感想」というのは、

バルテュスは三十代まで

つまり、戦前、戦中が最盛期で、


テクニック、富、名誉、そして精神的な安定等々を手に入れてしまった戦後は

どうもイマイチなんじゃないか?

ということです。


でも所詮画集。実物はなー……


とおもっていたんですが、やっぱし戦後バルテュスは、実物もイマイチでした。


つまり、画集から受けた印象はその通りでございました。



やっぱしバルテュスの真髄は……

「嵐が丘」の挿絵を描いていた頃、

アントワネット・ド・ワトヴィル嬢との苦しい恋愛の頃、なんでしょう。


ロマン派を気取るのならば、長生きをしてしまってはダメですね。


――…


だがしかし、山ほどバルテュスが見れてほんと良かった。


欲を言えば、いつか渋谷ブンカムラでみた

大作「山」

それと「テレーズ」をもう一度見たかった。

(僕のいってるのはパンツが見えていないテレーズの方、今回日本に来ているのはパンツが見えちゃってる……この記事の三枚目の画像……僕はパンツが見えていないバージョンのほうがセザンヌっぽくて容赦なくかっこいいとおもう)



さいごに手持ちの風信社版の「ミツ」を写しておこう。







Viewing all articles
Browse latest Browse all 593

Trending Articles