上野、東京都美術館。
バルテュス展を見にいきました。
6/22まで。
なので、もう終わっちゃった。
のだが、京都展というのが、
7/5~9/7 開催されるそうな。
関西地方の方、みるべし。
僕は、期間終了間際にぎりぎり間に合った。
平日に行ったのだが、けっこう流行っていました。
実を言うと、「バルテュス展」やってるの、つい最近まで知らなくて、
知ったきっかけというのが、
アメーバの「アクセス解析」というやつ。
僕のブログの過去の記事、
バルテュスの「ミツ」とか
会田誠画伯の「わだばバルチュスになる」とか
バルテュス関連の記事が妙にアクセス数が増えていて、
なんだこのバルテュスブームは?
とおもったところ、正体はこれでした。
んー…
なんだが、「バルテュス展」
じっさいに行ってみると、
バルテュスとか二の次で…
最近僕が熱中していること
「建築&女性ポートレイト撮影」
のことばっかり考えてることに気づいてしまった。
東京都美術館かっこいい。
前川國男先生…
なんすか、この照明器具…
銅?…ですか?
なんすか、この階段!
東京都美術館、おそるべし!
気づくと、「建築撮影」ばっかやってました。
展覧会自体も、女性のポーズの研究ばかりしてました。
「椅子と一緒のポーズいいな」とか
「寝てるポーズって撮ったことないな」とか
「ヤロー、ロリコンバルテュス、ローティーンのモデルばかしだから、
僕の撮影にはあんまし参考にはならないな」とか
カタログの表紙はこんな。
真面目な感想も書いておくと…
画集を見て感じた感想を、実物をみて確認することができた、
そんな感じがします。
「画集を見て感じた感想」というのは、
バルテュスは三十代まで
つまり、戦前、戦中が最盛期で、
テクニック、富、名誉、そして精神的な安定等々を手に入れてしまった戦後は
どうもイマイチなんじゃないか?
ということです。
でも所詮画集。実物はなー……
とおもっていたんですが、やっぱし戦後バルテュスは、実物もイマイチでした。
つまり、画集から受けた印象はその通りでございました。
やっぱしバルテュスの真髄は……
「嵐が丘」の挿絵を描いていた頃、
アントワネット・ド・ワトヴィル嬢との苦しい恋愛の頃、なんでしょう。
ロマン派を気取るのならば、長生きをしてしまってはダメですね。
――…
だがしかし、山ほどバルテュスが見れてほんと良かった。
欲を言えば、いつか渋谷ブンカムラでみた
大作「山」
それと「テレーズ」をもう一度見たかった。
(僕のいってるのはパンツが見えていないテレーズの方、今回日本に来ているのはパンツが見えちゃってる……この記事の三枚目の画像……僕はパンツが見えていないバージョンのほうがセザンヌっぽくて容赦なくかっこいいとおもう)
さいごに手持ちの風信社版の「ミツ」を写しておこう。