「笑う美術」展 感想つづき。
↓山口先生の「厩圖2004」
会田誠先生はうじゃうじゃと女の子の群像を描きますが、
山口先生は男ですな。
むさくるしいヤローどもをよく書きますなー
「厩」という舞台も意識的に選んでいるのでしょう。
戦国~江戸時代初期の洛中洛外図に「厩」よく登場しますが、
清潔に整えられた場所で、男たちの社交場であったそうです。
いちゃついているお侍なんかがよく描かれます…
…が、
山口先生の作品にはそっち系の空気は希薄です。
深読みすれば読めなくはないけれど…
山口先生、男描こうが、女描こうが、色気ないからなぁ~
その点、なにを書いても「セック○」になってしまう会田先生と正反対です。
↑あ、お茶くみロボットはかわいいです。
思わず微笑んでしまいます。
2004年 アイボとかってその頃でしたっけ??
次↓
「絵はこんなに役に立つ」…
好きです。
絵は盾にして戦うことが出来る、とか
ウエイトレスさんがトレーに使うことが出来る、とか
バラバラに解体すると飯盒炊飯につかえる、とか……
ええと、こういうクレバーな作品をみると
東日本大震災のときに 文学者どもが醜く立ち回ったのを思い出します。
「ブンガクになにができるか??」
とか 例のノーベル賞作家とか
高名な作家先生が憂えていたのを思い出します。
山口先生はその手の愚行とは無縁です。
なんつったって、
「絵はこんなに役に立つ」のですから……
けっこう楽しんで外へ出ると、
雨が小降りになっていたので、
千波湖畔の桜を撮影。
お。
↓左端に▽▲▽▲▽とかなっているのは
水戸芸術館の塔じゃありませんか。
また、雨が降り出したので…
水戸芸術館へ移動。
「山口晃展 前に下がる 下を仰ぐ」
2015年2月21日~5月17日開催。
を見にいきました。
……んですが、
まずは磯崎新先生の傑作を堪能する。
いいないいな。
隅から隅まで気合が入っている建築というのは、
気持ちがいいものだ。
階段のかっこいいこと。
塔。
塔の内部はいつだったか(忘れた)
当ブログでご紹介した。
今回は画像をいじって遊んでみる。
↓色鉛筆風。芝生が虹色だよ。
↓CG風Ⅰ
悪の組織の基地みたい。
↓CG風Ⅱ
個人的には色鉛筆風に仕上げるのが好きだ。
どうでもいいがイバラキ弁で
「色鉛筆」を発音すると、
「エロえんぴつ」になるよ。
皆さん、いつか試してみましょう。
内部でも遊んでみる。
オルガンがあるのだな。
いつか聴いてみたいな。
↓CG風Ⅰ。CG風Ⅱ。さいごに色鉛筆風。
CG風Ⅱが、SFアニメっぽくていいな。
巨匠の作品は色々遊べるので好きです。
ま、次回、山口晃展を紹介いたします。