結論からいいますと、二つ折り財布が好き、ということです。
だが、世間様では、
「長財布」>>「二つ折り財布」
という価値観であるらしい(??)
僕はこの価値観についていけない。
いえ……
はじめからついていこうとしていないです。
「長財布」というのは、
僕の勝手な印象だと
チャラそうな男子が……
おしりがみえそうなほどズリ下げたジーンズのチャラ男が……
尻ポケットにこれ見よがしにつっこんでいる印象があるわけです。
あ、すみません。
男ではなく女の子だと別。――
女性が、バッグからひょいとおしゃれな長財布をとりだすのは
かわいいもの。
女の子は長財布持っていてほしい。
女の子の長財布は萌えます。
ん。
でも、男の長財布は、かってにチャラいイメージを持っておるわけです。はい。
長財布愛用者の方、すみませんね。
あ、あと、僕は普段スーツを着ないので、
長い財布は収納場所がないんですね。そういうのもありますね。
もとい、
わたくしの二つ折り財布遍歴。
勝手に語ります。
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①グッチのもの(たぶんカーフだとおもう)
母がミラノのグッチの本店(たしか??)で買ってきてくれたもの。
――というと、大金持ちのようだが、
母にとってハワイの新婚旅行以来二度目の海外でありました。
はい。完全ボロきれです。
つぎにとりあげるキプリスの財布もそうなんですけど、
「革には定期的に栄養をあげないといけない」
ということを知らなかったんですね。わたくし。
定期的にメンテナンスしてれば相当今頃いい感じに育ってた気がします。
「グッチ」と主張しているところがまったくない、
シンプルデザインがよかったです。
イタリア製カーフの手触りもたまらなかったおぼえがある。
箱もリボンもとっておいてある、というのが自分らしい。
②キプリスのコードバンのもの。
国産です。
たしか上野の松坂屋で買ったとおもう。
これも、グッチ同様酷使しまして、
なんですが、約1年前、レッドウィングのブーツを買って、
で、
ようやく、「革は定期的にメンテナンスするものだ」
ということを学びまして、
で、それからようやく、デリケートクリームを塗られたり、
湿気にあまりあてないようにしたり、
大事にしはじめたんですが……
んーまあ、こんな感じです。
立派に現役ですが、革としては半分死んでます。
きちんと手入れしてれば……と悔やみます。
コードバンですからね~残念。
きれいに写ってますが、ツァイスレンズの魔力です。
はい。で、
キプリスのコードバン、
まだ使ってるんですけど、
気に入っているんですけど、
立派に現役なんですけど、
よそ行きにはちょっとボロい気がしまして、
おしゃれな店ではこの財布恥ずかしい気がしまして……
(そんなとこめったに行かないけど)
んで、
こないだ購入しましたのが、
③エッティンガーの二つ折り財布
銀座のエッティンガーで購入。
正式名称はBILLFOLD3C
とかいうものらしい。
素材はカーフ。手触りたまらんです。
はい。銀色です。
チャコールグレーとかいってますが、
「銀」だとおもう。
いろいろ色があって悩んだのですが、
どれもよかったのですが、
この「銀色」が、銀座店限定で(百貨店では扱ってないということ?)
36個しか入荷しなかった(3ダースかね)
とか店員さんにいわれるとやられた。
他の色よりちと高かったんですが……
ん。ちょっと他にみたことない色だし。
内側はブラック。なんですが、この黒もキラキラ輝いてる……
左、カード入れ。右、コイン入れ。
しかし、買っておいていうのもなんだが、
銀色のチョイスはおもしろいな~
以下、ロンドンのエッティンガーの工房での会話を勝手に想像してみる。
「銀色財布誕生秘話 at 倫敦」
職人A:こんど日本さ、送るセイフ(財布)どうすべ?
職人B:そうさな~困ったな~
A:トーキョーのギンザっちゅうところにオレらの店があるそうな。
B:そのギンザっちゅうのはなんかきいたことがあんな。
A:にぎやかなとこだっちゅうぞ。
B:リージェントストリートよりにぎやかかね?
A:どうだか。なんでもサムレエ(サムライ)の時代に銀貨を作ってたそうな。
B:ほう、じゃ、銀色のセイフ作るべ。
A:ははぁ。そりゃおめえ、いい考えだ。そうすべそうすべ。
――ということでこのカラーリングになりました。(完)
まだ、一回しか使ってません。
純正のクリームも一緒に買ったので、大事につかうとおもいます。
んーというか、ETTINGER はまりそうな気がします。
銀座のお店、
いろいろ目移りしました。
MARSTON というブリーフケースが非常に気になっております……
あーー……かばん。
ブライドルレザーのかばん……
エッティンガー、やばい……