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Menage a 3 感想 その1

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ちょっとエッチなカナダのマンガ
Ménage à 3
にはまっております。

日本に、はたしてどれほどの読者がいるのか??――

(というか、僕以外に読んでいる人がいるのか?)

――大いに疑問ですが、感想をかきます。

前回。
単行本カナダに発注したと書きましたが、
発注からたっぷり4日後にようやく連絡があり、
カナダ郵政公社の International Surface Small Pack
で発送されたそうです。4~6週かかる、とか。

ネット注文すれば即日で連絡がある日本のペースに慣れているもので
4日なんにも連絡がないことに焦りました。
これがカナダのリズムなのか??

□□□□□□□□
以下、感想を書きますが、
ふだん、まっっっったくマンガを読まない……
まして海外のマンガなどほとんどわからん人間が書くので
トンチンカンなことを書くかもわかりません。

感想①MA3の「3」は、3言語という意味である?

Ménage à 3
というのは、前回書きましたが、
(性的な意味での)3人世帯、のことのようです。

なのですが、読み進むにつれ、もっと深い意味があるような気がして……


138話。
AIEEEEEEE!!! 触手!!!


133話、134話でYukiちゃんという日本人の女の子が登場して以降、
おはなしは俄然おもしろくなるのですが、

彼女が日本語をもちこむので
英語とDiDiの喋るフランス語のごちゃ混ぜだったマンガが
英語、フランス語、日本語の3言語のごちゃ混ぜになるわけです。


149話ですが、
Onegaaaaaaaaai?
Yatta!

あとdoujinshi というのもあるか。

おはなしの内容としては
Gary君の描いているマンガが気に入ったYukiちゃんが
「同人誌むけのスクリプトをあたし書いているから、あんたそれに合せて絵を描きなさい」ということです。

それで

Onegaaaaaaaaai?

474話。
いや!
Damé desu!(ダメです!)

これはいろいろあってGary君が好きになってしまったYukiちゃんが
ペニ〇恐怖症、おちんち〇恐怖症を克服しようとしているところです。

彼女の男性器恐怖症は、これまた
tentacle(触手)がからんだおもしろいエピソードがあるのですが、
そのうち紹介します。

とにかくこのYukiちゃんは興味深い人物です。
ちなみに↑の138、149話で彼女が腰に妙なものをさしていますが、
これは「ヌンチャク」です。

彼女の髪型ですが、サムライの「ちょんまげ」のイメージがあるのか?
深読みでしょうか??



214話。
「ふー、彼女はもう戻ってこないの?」
「うん」
「DiDiって子、あんた知り合い?」
「彼女、ルームメイトなんだ」

「Zii様、わたくしのおおきなおっぱいをめしあがれ」
「いただきます!」

「あのアマゾンめ! あたしのZiiのそばに! 許せん!」
「Ziiの知り合いなの? 彼女もルームメイトなんだ」

「やめて!やめて!」
「あ、帰ってきた」

YukiちゃんはGary君が好きになる前は、
Ziiちゃんをストーカー的に追い回していました。
ZiiがGaryのアパートに引っ越してくるのは
そのあたりのゴタゴタが原因のようです。

このようなバイセクシャル的な描写が多いのもこのマンガの特徴です。
とくにgirl on girl の描写が多いです。


多言語性をきちんと作者が意識しているらしいのは
123話。

DiDiとZii がキスをしまして(理由は略します)
DiDiちゃんはそれがあまりに良かったらしく、
「わたし、レズかしら?」と悩みはじめます。
(その直後にGaryとキスをしたがそれはあまり良くなかった)
そして髪の毛を切ろうとします。

「ノー! DiDi 髪の毛を切るのはやめて! キラキラしていちごみたいに香りの髪の毛!」
「Zii とめないで! わたし、レズのネコ役には大きすぎる。
Une coupe Longueuil が唯一の選択肢なのよ!」


「Une coupe Longueuil なんじゃそれ?」
「あ。マレット。マレットのことか」
(僕は知らなかったのだがそういう髪型があるのだそうで)

「いっちまえ! いっちまえ!」(悪魔のささやき)

「Garyは童貞よ!」
「なんですって?」

ここでモントリオールスラング辞典というようなものを
Ziiちゃんがとりだしてくる、というのがおもしろい描写です。



感想② 高橋留美子リスペクト



220話でとつぜん高橋留美子パロディがありまして……

DiDi→めぞん一刻の響子さん
Zii→らんま(女の子バージョンの)
Yuki→ラムちゃん

「Gary もっとお勉強しないと一生浪人ですよ」
「どうにもならないんですよ。僕がなにをしてもおせっかいな女の子たちが僕の人生をめちゃくちゃにするんです」

「いったい誰が……」
「おせっかい、ですって? ダーリン」

「うう。ここはどこだ?」
「オーノー! 記憶喪失かしら!」
「オーケー。ここが大事なところよ。あんた絵の描き方、おぼえてる?」

で……
「ははん。このマンガ、高橋留美子リスペクトなのか」
ということがわかるわけです。

そういわれると――
Yukiちゃんの登場なんかは高橋留美子っぽい。

ヘンな特徴・性癖・等々をもった新キャラクターを
どんどん放り込むことで
おはなしを発展させていくというのは、
高橋留美子の基本パターンでしょう。

絵としては似てはいませんが、
なにかというと「おっぱい」描写があるというのは似ています。



265話。

「今夜なんか予定ある?」
「いや、おもしろいことはとくに」

「……で、眼鏡をかけた? たぶんGaryのことね。彼ならあそこに」
「暴行魔さん!!!」

「Yuki なんで?」
「あはは。なにも聞かないで。今晩、あんたはあたしのものよ、Garyさん!」

「オーケー週末にやろうってはなしだったけど」(同人誌のこと)
「興奮しちゃって待てないの!」
「あ。土曜日だったら」
「あんたも待てないのね! 気が合うわ」
「オー! 今夜は寝かせないわよ」

「パンクロック娘に、巨乳のアマゾン。そして日本人の妖精ちゃん!
Garyは世界一幸せなヤツだ!」

そして一人の男のまわりに
無数の女の子が集まってくる、というのもやっぱり
高橋留美子パターンといえるでしょう。

んー、
語り始めるとキリがない。

次回以降も感想つづきます。


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