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箱根神社・曽我兄弟の墓・小津安二郎「父ありき」

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ごちゃごちゃしたタイトルですが――

5月中旬の旅行の記事を ぐずぐず書きつづけております。

 

□□□□□□□□

箱根旅行の2日め。

箱根神社に参拝しました。

 

箱根神社は 山のホテルの「おとなり」という感じですかね。

ホテルを出て徒歩10分~15分で着きます。

(途中で 別館のサロン・ド・テ ロザージュの裏を通る)

 

箱根神社と言えば……

これ↓↓

 

ですかね。

芦ノ湖に突き出た鳥居があります。

 

「平和の鳥居」というものらしい。

 

が、

 

常に異国の人が撮影会を開催している。

 

この中国系っぽい(おそらく)お姉さんは 両親・娘で(推定)来て、

えんえん写真を撮っていた。

5分か、もっとか?

 

↓↓これだけ行列ができているのにすごい度胸だ。

 

というか、行列はほぼ100% 異国の人という感じでした。

 

いや、いいすぎかな。

でも日本人率は低そうでしたな。

 

↑↑手前の いかついお兄さんたちが インスタ映え写真を撮れるのは

はて、何時間後のことであろうか?

 

わたくし達は

むろんこんな行列には並ばず、

 

矢立の杉、という巨樹にみとれまして……

 

 

 

坂上田村麻呂がどうたらこうたら……

 

90段の石段をのぼり

 

御社殿へ。

 

シブい……

いい感じの「赤」だと思いました。

 

平和の鳥居の異国の人は こっちには来ないんだろうな。

インスタ映え撮って 「はい、終了」でしょうねえ。

 

われわれの本来の 旅行の計画としては――

1日目 箱根神社参拝

2日目 九頭竜神社・箱根元宮参拝

というものだったのですが、

 

初日の雨で この2日めの計画はなくなりましたので……

 

こちらの九頭竜神社新宮を参拝。

 

あ。

ブラタモリでやってた、ハートが!

 

などとワイワイいいながら

写真撮っていると。

見知らぬおばさまに 「え、どこどこ?」と聞かれたりしました。

 

まあ、

たぶん 箱根はまた来るような気がするので――

 

九頭竜神社本宮は 今度お詣りさせていただこう。

 

安産杉。

 

山のホテルの三本杉といい、

 

箱根神社の 矢立の杉。 安産杉。

 

杉の巨樹がたくさんある土地ですね。

 

お守り、いろいろいただきました。

箱根細工の きれいなお守りがたくさんありました。

 

が、帰宅後。家族にあらかたあげてしまったので

写真はありません。

 

いただいた御朱印↓↓

三種類の御朱印がいただけます。

 

個人的には……

令和になって はじめていただいた御朱印でした。

 

以上

箱根神社に関してはおしまい。

 

□□□□□□□□

このあと、

サロン・ド・テ ロザージュでアップルパイを食べる→山のホテルの庭園散策(ややこしいが前回の記事の内容)

→次の宿へ移動という流れなのですが……

 

2泊目の宿

松坂屋本店に向かう途中。

 

タクシーの窓から……

 

こんなものをチラッとみてしまったものだから……

 

!!

たまらず 山道の路肩に停車してもらい、

写真撮影。

 

小津安二郎先生の「父ありき」(1942)の

アレ

じゃん!!

 

アレはこんなところにあったのか。

知りませんでした。

 

俗称 曽我兄弟・虎御前の墓

 

ようするにお地蔵さんですか。

 

↑↑ トマス・ピンコ撮影。

 

↓↓厚田雄春撮影。「父ありき」S9

 

おこがましくも並べてみる。

 

しかし、「父ありき」の箱根はなんか暗いんですよね~

 

笠智衆の中学校教師が……(今の教育制度だと高校くらいなのかね?)

修学旅行で 生徒たちと箱根に行くのですが、

 

芦ノ湖にて。

悪ガキどもが

禁止していたのに ボートに乗って遊びに行っちゃうのですな。

 

S11

堀川(笠智衆)「おう、あれは、うちの生徒じゃないかな?」

S13

堀川「あれほど、注意しといたんだからまさか乗るまいとは思うけど……」

 

S13

堀川「何だ?」

生徒「吉田君のボートが、ひっくりかやったがです!」

堀川「吉田がボートに乗ったのか?」

と、急いで立上る。

一同階段を駈け降りる。

 

S14 の、この石塔はどこのものだろう?? ↓↓

 

ま、ともかく こんな「お墓」イメージのあと、

「吉田君」は水死します。

 

個人的には――

このあたり小津の戦争経験が反映されているのではないか? とか深読みしてるんですけどね……

 

小津軍曹はひょっとして 部下の「吉田」を

自分の指導の不徹底で戦死させてしまった事があったのかもしれない?

まあ、第三者からみると「吉田」の不注意だったのでしょうけど。

小津は内心悔やんでいたかもしれない。

 

ほんと勝手な推測ですけど。

 

トマス・ピンコの勝手な推測はおいておきまして……

 

しかし、「父ありき」の箱根は

「死」のにおいがぷんぷんする場所でありました。

 

んー 今の今まで 箱根に旅行に行かなかったのは

こんな映画見たせいなのかな??


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