8月――……
お盆明けの週の箱根旅行の記事を えんえん書いております。
14時ごろ 山のホテル到着。
5月のつつじの季節以来で たった3か月ぶりのことですが、とても懐かしい。
あの頃はわんさか人がいたのですが、(宿泊客だけでなくお庭をみる人もたくさん)
お盆明けの週は落ち着いた雰囲気です。
5月は 15時の公式のチェックイン時刻ぎりぎりまで 入室できなかったのですが、
今回は 14時で 部屋の準備が出来ているとのことで はやめに入室することができました。
スタンダードツイン221号室の様子↓↓
フロントから歩いてすぐの部屋でした。
5月のコーナーデラックスツインは 建物の一番端っこ。
フロントから一番遠い場所だったので 好対照です。
コーナーデラックスツインは、401号室なので
部屋番号は 建物の奥(西側)から 振っているようですね。
221号室。
小ぢんまりしてとてもいい部屋です。
宴会場のすぐそばだし……
フロント近かったりして
人の出入りの音がうるさいのでは?
と最初警戒したのですが……
防音がしっかりしているのでしょう。
まったく音は気になりませんでした。
前回、5月
チェックアウト時 掃除中のまわりの部屋をのぞいてみると(スタンダードツインの部屋)
たしかに部屋はコーナーデラックスツインより狭いが、
内装のレベル等はたいして変わらない。
部屋の眺めもたいして変わらない。
等々わかったので――
今回はスタンダードツインを選択。
まあ。正直申しますと、
ザ・プリンス箱根芦ノ湖がけっこういいお値段でしたので、ね。
こっちはスタンダードでいいか。と。
あと、
コーナーデラックスツインはベランダがついていなかったので――
この↓↓
アールデコ模様の桟のベランダに惹かれたというのもあるな。
三本杉もなつかしい。
えー↓↓
以下4枚。
参考までに 5月に泊まったコーナーデラックスツイン401号室の写真も載せておきます。
スタンダードツインとの差は
窓が二つある。(ただ、西側の窓は眺望はよくない。木々に囲まれている)
ベランダはない。(が、眺望にあまり差はない)
とにかく広い。
立派なソファがある。
ベッドは限りなくダブルに近い感じですね。↓↓
あと、オサレなLEDライトがありますね。
内装がとりわけてゴージャスだったりはしないですね。
ただ 「ホテル内でたった一部屋だけ」という レア感みたいなものはあります。
ホテルニューグランドのグランドスイートもそうでしたが、
建物の一番奥の角部屋 というのはなにか特別なものがありますね。
……あたりまえすぎるほどあたりまえなことを書いていますが。
コーナーデラックスツイン
フロント。レストランへの距離がけっこうあります。
ただ、ザ・プリンス箱根芦ノ湖の あの登ったり下ったり 迷子続出の大冒険ではないです(笑)
えー以上。
スタンダードツインとコーナーデラックスツインの比較でございました。
8月の旅行に戻りまして。
ラウンジ・バーでお食事。
はじめは空いていたのですが、
あとからあとからお客さんが入店してきました。
考えてみると、14時で ヴェル・ボワとつつじの茶屋がラストオーダーなので
14時以降、
食事ができるのはここだけなのですね。
あとはまあ、別館のサロン・ド・テ ロザージュもあるが。
山のホテルオリジナルジンジャーエール
と、アイスのカフェオレ。
アフタヌーンティー というセットを注文。
いろいろかわいいのが乗ってます。
シュークリーム マカロン等々
この、サーモンをはさんだベーグル(だよな)はおいしかった。
で、 オリジナルシュークリームも頼む。
これは5月にみて 気になっていたので……
おいしかったです。
甘すぎず くどくなくて さっぱりしていて
なにかと魚眼レンズを使いたがるトマス・ピンコ
5月のつつじのシーズンは
庭園へ出入りする人が ひっきりなしでした。
8月は庭園へ出入りする人はほとんどいません。
甘い物好きのトマスとT子の二人。
オリジナルジンジャーエール
オリジナルシュークリーム を食べたので……
今度は名物のあつあつりんごパイを攻略せねばならないわけで――
プライベート桟橋をのぞき……
別館 サロン・ド・テ ロザージュへ
今度はりんごパイの制作過程を撮らせてもらう。
……にしても きれいな手!
それぞれ
〇〇のソースでございます。
と、きれいな手のお姉さんの説明があるのだが、わすれました(笑)
さいご 銀の棒(正式名称はなんというのか)
で、ハートとバラを描いて
ヴァニラアイスをのっけて
おわり。
完成。
安定のおいしさでした。
お持ち帰りもできるが、要冷蔵なので……ムリ。
紅茶は前回同様 ニルギリでした。
これまたおいしかったことはいうまでもない。
ホテルに戻って なつかしの展望室へ。
しかし……ここはあまり冷房が効いておらず 蒸し暑い。
夏はおすすめできませんな。
曇っていてあの蒸し暑さでは……晴れていたらひどいかも??
で、いつのまにやら夕食。
つつじの茶屋です。
毎度毎度のジンジャーエール。
5月同様。
「国産牛フィレ肉ステーキコース」を注文。
・先付
焼茄子 梨 白和え 海ぶどう 振り柚子
・前菜
太刀魚押し寿司 玉蜀黍新丈焼き 辛子オクラ揚げ 新丸十含せ 夏鴨ロース パパイヤ
白瓜酒盗和え 枝豆サーモン煮凝り
枝豆サーモン煮凝りというのは
ほおずきの中に入っていて とてもキレイでした。
――なのですが、ここらへんでタイトルに書きました「グレゴリー問題」が勃発します。
隣席が……(といっても 広く場所がとられているので 4,5メートルくらいは離れている)
お祖母さんと孫娘という雰囲気の二人連れなのだが
この婆さんが遊び盛りの孫娘を
お説教しているのがなんともうるさい
のである。
あーあ。せっかくの夜が……
とおもったのだが、
なんだか聞いているうちに(どうしても聞こえちゃうのである)
おもしろくなってきてしまった。
どうも大まかな設定としては
・孫娘はイギリス育ちの帰国子女らしい。
・で、ときどき会話に英語が混じる。
・孫娘は遊びたいざかりではあるが、
学生であまりお金はないので 婆さんにおこづかいをもらって遊んでいるっぽい。
・なので 今回の山のホテル宿泊も
孫娘にとっては婆さんへのサービスという面があるのかもしれない。
お説教というのは、
「あなた、クラブに行く、っていうのはやめたのね!」
とかいうものだった。たしか。
えーもとい、
そんなのに気をとられていて……お吸い物がでてきたのを撮らずに
食べてしまいました。
・吸物
花冬瓜 椎茸 蒪菜 酢橘 梅肉
画像無しです。
すっぱいかんじの上品な味でした。
で、
・造り
季節の御造り 妻物一式
ニンジンのお魚ですが、
ウエイターのボスみたいなオジサンが
「日に日に長くなってしまっているのですが、金魚なのです」
とかいっていた。
例の婆さんが叫び始めます。
「グレゴリー?」
「え。男の人なの、女の子かとおもった!」
「あんた、ちょくちょく英語をはさんでくるからわからないわ」
「その人 友達じゃないのね!」
「グ・レ・ゴ・リ・イといわないとわからないわ」
「つきあってるのね!」
「男なのね? え?」
孫娘に新たな男が……
一触即発。
と、おもいきや、毎度毎度のことらしく
婆さんは孫娘のデートのプランの相談に乗っている。
どうも、そのグレゴリーが日本にくるのだが どこを案内すればよかろう、と孫娘はいうのである。
明治神宮は行ったし、もう浅草もみた。という。
「じゃ、隅田川の川下りなんかどう?」
「浅草から船がでてるのよ」
「それに決まりね。ね」
たぶん孫娘の遊興費は婆さんの財布から出るのだろう。
もとい、5月と同様 細長いお皿に生野菜がでてきます。
ウエイターのボスいわく
「お肉のあいだの箸休めにどうぞ」
婆さん
「あたし お茶ほしい」
「あんた 今夜は飲まないの?」
「あ。写真撮った?(料理の)」
「ダメじゃないの。〇〇に見せるんだから」
(○○は孫娘のお母さん。婆さんの娘らしい)
「あなた X(テン)? そうなの」
というから婆さん iPhoneを使っているのだな。
ウエイターのボス
「今度バカでかいのが来ますから」
とテーブルのスペースを開けると……
・主菜
陶板焼き 国産牛フィレ肉
んーおいしいなあ。
ちと高いけど 山のホテル泊まると これにしちゃうな。今度も。
・食事
白飯
赤出汁 香の物
このお味噌汁がおいしいのだな。
婆さんと孫娘はここらへんで帰ってしまった。
はじめはうるさいな、とおもったが いなくなると寂しくなる。
婆さんだが、けっこう育ちのいい人らしく……
小津映画に出てくるようないにしえの「山の手コトバ」みたいな キレイな日本語だった。
・水菓子
伊良部マンゴー寄せ マンゴーソース
季節の果物
ウエイターのボスいわく 「伊良部島産の濃いぃマンゴーを使っております」
夕食後撮った写真。
三脚は使わず ベランダの桟にカメラを乗っけてます。
三脚は――脚を拡げきらないと置けますが……
というスペースしかない。
なつかしい大浴場にはいって 寝ました。