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伊勢神宮・内宮から瀧原宮への道のり(バス・電車を使います)

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内宮から……
内宮の別宮の「瀧原宮」(たきはらのみや)を目指します。

クルマで行くと、内宮から3~40分で着くらしいのですが、
電車とバスを駆使してやってみました。

まず、宇治山田駅にむかいます。

10:30ごろ 内宮前・発 三重交通バス
10:45ごろ 宇治山田駅・着
運賃 430円



1931年竣工のアールデコ建築。

「ブラタモリ」でとりあげられ、

今回の旅行で参考にした
「日本美術観光団」にも載ってますし、

さらに、さらに
トマス・ピンコといや、20年代30年代の建築には目がないときてます……




なので、写真をいろいろ撮ったのですが……

うむ。
全体としては大味な印象をうけました。

ディテールがなんか大味、というか大まか、というか。

「凝ってますねぇ」というマニア好みのポイントがない気がする。
建築的にみると。



中もなんかモサッとしてます。

意外性がない、というか。




しかし……
そう考えてみると

鉄道の駅で、かつ、「名建築」という例は――
日本にはあんましないような気がする。

東京駅はやっぱしモサッとしていて、切れ味がなく名建築ではないと思います。

原広司先生の京都駅くらい、か?

あとなんかありましたっけ?



もとい、



宇治山田駅で昼食をいただきまして

11:41 宇治山田駅発 近鉄山田線
11:42 伊勢市駅着 
運賃150円

伊勢市駅でJRの「快速みえ12号・名古屋行き」というのに乗り換えます。



「快速みえ」という大層なネーミングから
どんなにかっこいい電車がくるのか、
と、おもっていたのですが……

2両か3両編成くらいのディーゼル車が
ブロンブロンとうなり声をあげてやってきたので
たまげました。

三重県というのはJRと近鉄がごっちゃになっていて
で、
よそ者からするとどっちに乗ればいいのかさっぱりわからんのですが……

今回の旅行でなんとなくわかったのは
・近鉄=電車。かっこいい。速い。
・JR=ディーゼル車。ダサい。のろい。
この構図です。

まあ、いいや。ダサいJRに乗ってひたすら田舎をめざします。
12:26 伊勢市駅発
12:40 多気駅着


多気駅、駅からみた光景がこんなです。↓↓
このどイナカで30分強、紀勢本線のディーゼル車が来るのを待ちます。

紀勢本線というのは、
調べてみるとすぐわかりますが、
2~3時間に1本の割合しか電車……じゃなかったディーゼル車がきません。

ほとんど無人駅のようです。


13:16 多気駅発。紀勢本線
13:54 滝原駅着。

伊勢市駅からの運賃、840円。

紀勢本線ですが、眺めがとてもよかったです。
山の中をひたすらブロンブロンと突き進んでいきます。

同乗のお客さんは、
学校帰りの高校生が主でした。

絵に描いたようなヤンキーが 座席で横になって寝てたり、
あるいは渋谷にいてもおかしくないようなオサレな女子高生がいたり、
いろいろでおもしろかったです。



瀧原宮の最寄駅、滝原駅。
こんなです↓↓

なーーーーんにもありません。

ご覧のとおり、無人駅。
わたくし、無人駅、初体験だったような気がする。


駅前の光景。
真ん中、奥にみえるのが大紀町役場だそうな。



駅を出て、まず目に入るのは――

大紀町大宮観光案内図↓↓

けっこう年季が入ってます。




好きです。
このリス君。

ちょっとドンチャックっぽい。

ちなみに……あとあとわかってくるんですが、
この大紀町。

なにかというとかわいいイラストで物事を説明したがるようです。
実に興味深い町です。



リス君の看板からまっすぐ進むと、
こんな表示が。↓↓

「清流日本一のまち」……

日本一かい。
ずいぶん大きく出たね……

などとおもいまして……






滝原大橋という橋を渡るわけですが……



橋からみえる光景はこんな↓↓……

なるほど……

「日本一」に納得……

日本一。なんだろうなぁ……

川の名前は
大内山川とかいうようです。


滝原大橋を直進すると国道42号、熊野街道にぶつかります。

熊野街道を左折します。

で、しばらく歩くと 道の駅の道路標識があります。↓↓



「ぐりんひる」さんという70年代?80年代?
っぽい喫茶店の廃墟をすぎますと、↓↓



道の駅・木つつ木館はもうすぐ。

滝原駅からここまで、たまたま道路工事をやっていたので
作業員には会いましたが、

その他の人にはまったく会わず……

コンビニその他、商店っぽいものも見当たらず……

あ。病院は通り過ぎたな。あと郵便局もあったっけ。



木つつ木館というのはこんなです。
食事ができます。コンビニもついてます。
あと、名前の通り(?)木彫りの小物とかがたくさんありました。

大きな駐車場があります。
クルマで瀧原宮に来る場合、ここに駐車させてもらうのも手でしょう。

瀧原宮の駐車場は、ざざっとみた感じですが、
10台弱のキャパシティしかなさそうでした、ので。


道の駅の駐車場の脇に
コンクリ製の大鳥居。↓↓

「瀧原宮まで600m」

わくわく。



矢印のまま 進みますと、
こんな看板が↓↓




や!!

このタッチ。このへたうまなかわいい絵は!!

ぜったい駅前のリス君と同じ作者だ!!

なんか上手くみせようとする気がまったくないあたり、
すごい達人な気がします。




で、水鳥くんの指し示す方角に進みますと――

「皇大神宮別宮 瀧原宮」↓↓

14:25ごろ ようやく到着です。

内宮からの所要時間と運賃を書いておきますと……

所要時間:約4時間
運賃:1420円
でした。

もちろん4時間の間に昼食の時間も含まれますが、
けっきょく、ですね、
紀勢本線の本数が絶望的に少ないので、
この所要時間はあんまり変わらんのではないかとおもいます。




で、これから瀧原宮をお参りするわけですが……

入口に掲げられたこんなマンガ(?)イラスト(?)が気になりまして……

なになに?
瀧原宮の起源(倭姫伝説)――

リス君、水鳥君、に続き、これです。
つくづく、ヴィジュアルで攻め続けます、大紀町。




「2千年ほど昔、
第11代垂仁天皇の第4皇女、倭姫命が
天照大神のつかいの者として、
ご鎮座する地を求めて
大和から伊勢方面を旅していました。」


……ひ、姫、
そんなジャラジャラした格好で旅をされるのですか……





「旅の途中、倭姫命が
流れの速い宮川が渡れず
困っていたところ
近くに住んでいた
真奈胡神が
お出迎えをして、
川を渡してあげました。」


……お。なんか
ラブストーリーっぽくなってきたぞ……

「倭姫命はそのお礼に
真奈胡神をあがめる御瀬社を贈りました。
それが今の三瀬川にある
皇大神宮摂社・多岐原神社です。」


……あ、姫、ジャラジャラはトップスだけですか。
ボトムスは袴ですね……よかった……





「倭姫命は真奈胡神の案内で
三瀬坂峠を越えて
祝詞山の頂上に立ちました。」

「この美しい土地の名前は何ですか?」
「ここは大河の瀧原の国でございます。」





「倭姫命は
この美しい土地を
天照大神の鎮座する
地に選びました。」

「これが瀧原宮の起源です。」




これを見ているうちに ものすごい妄想が膨らんできましたので……
以下、その妄想を書いてしまいますが……

あのですね……

この「倭姫伝説」の作者は、リス君&水鳥君の作者の娘だ!
ぜったいにそうだ!

そして二人とも大紀町役場勤務に違いない!

「倭姫伝説」作者は――ぜったいにメガネ美女だ!―――
3,40年前のお父さんの仕事を受け継いで、

で、こないだの遷宮を期に
このイラストだかマンガだかを描いたのだ!

そしてなにもかもをヴィジュアルで説明するという
大紀町の伝統を受け継いだのだ!

ぜったいそうに違いない!!……

□□□□□□□□

――などという妄想を胸に
瀧原宮にお参りしたトマス・ピンコでありました。


瀧原宮(プレ=皇大神宮) その1

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瀧原宮に関しては
筑紫申真先生の「アマテラスの誕生」に詳しいです。

筑紫先生は「プレ=皇大神宮」という言いかたをしているので
それをマネさせていただきます。

ようするに伊勢神宮・内宮のルーツは瀧原宮であった。
ということです。




「アマテラスの誕生」では、まず

「文武天皇二年十二月乙卯、多気大神宮を度会郡に遷す」
という「続日本紀」の文章が紹介されます。
今の、皇大神宮は文武二年十二月二十九日にできた。
という記述です。

ではこの「多気大神宮」とは何なのか??――

 大神宮という呼び名は、古くはいまの皇大神宮のほかには使ったためしのない呼び名なのです。ですから、いまの皇大神宮は文武二年のこのときに、よそから現在の場所に移されてきたものにまちがいありません。それでは、その多気大神宮は、いったいどこにあったのでしょうか。
 それは、南伊勢地方の宮川上流にありました。外宮のある伊勢市の山田から宮川の流れ沿いにさかのぼっていったところ、直線距離にして八里ばかりも山奥のところです。いまの三重県度会郡大宮町の滝原、皇大神宮の別宮の滝原宮がある場所です。

(講談社学術文庫、筑紫申真「アマテラスの誕生」19~20ページより)

・多気大神宮=瀧原宮
ということらしいのです。




まあ。入口の「御由緒」は、そういうことは書いておらず、
「倭姫命世記」の記述に従っているようです。

前回紹介したマンガのあれです。



参道はこんな、です。↓↓

森、というか、木のトンネルというか……

長さは600メートルあるとのこと。
延々歩きます。

10月の平日の午後、だれぇぇーーもいません。




参道から鳥居を振りかえります。↓↓

光線の具合がちょうどいい感じです。





「マムシに御注意ください」↓↓

わたくし、イバラキの田舎者ですので
「ま、藪の中にゃいるっぺ」
という感じですが、
都会の人はビビるかも??

そういや、「アマテラスの誕生」では冒頭
・アマテラス=蛇
ということを語っていましたっけ。

 これはだれでも聞かされたらびっくりするはなしです。光華明彩(ひかりうるわしく)、六合(くに)の内に照り徹らせり、あがめられる皇室の祖先神が、男の蛇であって、子孫である女のもとへ、「ヨナヨナ御カヨヒアル」とはまったくおだやかではありません。斎宮のふとんをあげてみると、毎朝、蛇のうろこが落ちているとは――。
(同書、11ページより)




巨樹と巨樹の間を縫っていく……
というか、
「ちょっとすみません」
と、通らせてもらう……
というか。

わたくしの地元イバラキの鹿島神宮も、筑波山神社も
それそれは大きな樹があるわけですけど、

ここは600メートルの参道にくまなく植わっている感じです。
しかも……
外宮や内宮に比べて参道の幅は狭いので、
なおさら巨樹と巨樹の間を縫っていく感じが強いです。




また、「アマテラスの誕生」に戻りますと――

 大神宮とか神宮という呼び方で、滝原にあったこの皇大神宮の前身がよばれているのはたしかなのですから、この大神宮の施設は天皇家によって特に設備されたものと思われます。実際、宮川の奥地にある広大な、いまの滝原宮の森林をながめると、
「これはたしかに、天皇家によって計画的に設営されたものにちがいない」という感じを深くします。そこでは、いまでもそうであるように、たぶん当時も、カミのすまいである建造物は、ほとんどあるかなきかのささやかなものであったろうとわたくしは推察しますが、あの山奥に広大なカミの森をいとなむ実力は、とても地方豪族だけのものではなかったと思います。

(同書121ページより)

この森は大和朝廷によって作られたものであろう、というのです。



長い参道を歩くと、
橋がみえてきました。

なんたって瀧原宮。プレ=皇大神宮ですから。
内宮に激似な構造しているんですが、

「橋」の使い方はまったく違う。

・内宮→はじめに橋を持ってくる。橋を渡る行為が禊ぎになっている。
・瀧原宮→はじめに長い樹のトンネルをくぐらせる。参道を通る行為が禊ぎになっている。

内宮のほうが、いってみれば「橋」という人工物に頼っているわけで、
瀧原宮のほうが、自然で攻めているので、原始的です。

このあたりも「プレ=皇大神宮」なのだな、とおもわせます。




橋を渡ってすぐ、御手洗場の表示があります。

↓↓奥にチラッとみえている建物が「宿衛屋」です。

公式のHPの文章では
「お札、お守、御朱印等はこちらでお受けください」

僕の勝手な印象ですが……
どうもたった一人の神職さんでまわしているような気がします。
(神職さんという呼び名でいいのか? そこらもよくわからんのですが)



御手洗場へ降りていく階段。

参道もそうだったが、この階段。

カーブの仕方、段差の高さがなんとも絶妙なんですよね……

いつできたものか、わかりませんが、
凄腕のデザイナーの作品でしょうねえ。

おわかりいただけるかどうか……

↓↓別にまっすぐ 直線の階段を作ってもよかったんですけど、
そうすると
すぐに御手洗場(これが最高の空間なのだ!)が見えてしまうわけです。

けれど絶妙に……不愉快にならない程度にカーブさせることで
最高の空間を隠ぺいしている。

最後の最後まで見せないようにしている。

「焦らし」が上手いんです。↓↓



時刻は14時45分ごろ。

ちょうどいい光線の時間帯に来たな、とおもいます。





「焦らしの階段」の曲線具合です。↓↓



「御手洗場」……

こんなです……

もう、最高……

……横幅800pxの画像ではなくて、
元の7000pxの画像を載せたいんですが……

このブログではムリ。


水のアップ。↓↓

みずから光を発しているように輝いていました……
そんなことはありえないんですけど……
そんな風にみえました。

内宮の五十鈴川同様、お魚がいます。

夏は蛍がいるそうな。
ぜったいいるよね。



頓登川(とんどがわ) という変わった名前の川です。

なんかいわれがあるのかしら?

さっきみた大内山川の支流である由。



上流側を見てみます。↓↓



ついでだから皇大神宮の御手洗場と比べてみますか。↓↓

このスケール感の違い。

皇大神宮=オフィシャル
な感じがやっぱりしちゃいます。




これだけの美しい森を――
清流を――

維持するのにどれだけの手間が(むろんお金も)かかるのか?
ものすごい努力だと思います。

「瀧原宮」をインターネットで調べると、
まっさきに出てくる類のコトバが……

「パワースポット」「エネルギースポット」「波動がなんちゃら」
「場のエネルギー」「ゼロ磁場」??

等々の行列なんですが……

わたくしのような人間に言わせると、
そういう「スピリチュアル」っぽいモノの見方は
瀧原宮を作りあげ、そして維持していっている人たちへの冒瀆のような気がしてなりません。
(んーー、なんか大きく出たなー)




参道の玉砂利を毎日きれいに掃き清めている人がいるわけだし、

この↓↓
「焦らしの階段」の微妙なカーブを設計した昔の天才デザイナーもいたわけだし、

階段の石の一個一個 川岸の石垣の石の一個一個……
選んで、そして運んだ人がいたわけだし、

そして今、それを維持し続ける人たちがいるわけで……




「ゼロ磁場」だの「エネルギーがなんちゃら」言ってる人たちは

神社を維持し、守っていく人たちの
汗と労働を無視してウットリしているだけの
お子様のような気がしてなりません――

――とか憂国の士のようなこと書いてますが……




御手洗場では、ただ……

あまりの美しさにボォーッとしていただけでありました。

「美しい」という形容詞は安易に使いたくないが……
ま、
そうとしかいいようがない。




「日本美術観光団」の赤瀬川原平&山下裕二が
「内宮はコンセプチュアル・アートだ」ということを言っていて……

もちろん内宮のお姉さんである瀧原宮にもあてはまることですので
紹介します。

赤瀬川 「あなたが知りなさい」ということなんですよね。
山下 「イメージしなさい」ということ。だから考えようによったら、すごく豊かな、コンセプチュアル・アートですよね。
赤瀬川 本当、そう思った。だから、それが護られてずっとあるというのは、不思議なものですよねえ。その複雑さというか……。タリバンが偶像を徹底的に破壊したりしたわけですよね。あの人たちが見たらどう思うんだろうなあと思って。これはモノじゃなくて、ある種の無形のサイクル崇拝というか、相当高度なものの考え方なんだよね。
山下 時空間崇拝。
赤瀬川 うん。宇宙論崇拝みたいなところがあるんですよ。
山下 モノとしてじゃなくてね。
赤瀬川 困りますねえ(笑)。

(朝日新聞社、赤瀬川原平、山下裕二共著「日本美術観光団」176ページより)





さいごの……故・赤瀬川先生の
「困りますねえ」は、
ほんとに深い。

ピラミッドも、万里の長城も、パルテノン神殿も――
ル・コルビュジエの作品も、フランク・ロイド・ライトの作品も――
ぜんぶ「モノ」だ。

でもここにあるのは「時空間崇拝」でしかない。
20年ごとにぶっ壊して、また組み立てる、そのサイクル……
「システム」しか、ないわけです。

これは「困った」としかいいようがない。




もうひとつ、「日本美術観光団」では
神社に関するおもしろい見方をしていて……

赤瀬川 神社のあり方について、僕が「なるほど」と思ったのは、藤森照信さんの公開講座を聞いたときなんです。彼はね、大昔に、緑は人間の敵だったっていうの。いまは「緑を大切に」と言いますよね。でも、古代では、自然をほっとくと雑草がうわーっと押し寄せてくる。それで、人間は邪悪な緑が攻めてこないよう地面に石を敷き詰め、真ん中に柱を立てて神聖な場所とした。そこから神域が生まれた、というのが彼の解釈なんです。そこで真ん中にまず依代(よりしろ)をつくったのが神社の原形なんだと。
山下 社殿は依代を守るためにできたものだったわけですね。

(同書、125ページより)




「緑は人間の敵」――

この御手洗場の美しさ、というのは、
たぶん、
一種の危うさの上に立った美しさ、なんでしょう。

一歩人間の側が努力を怠れば……
あっという間に、鬱蒼たる藪に覆われてしまう……
人間が近寄ることのできない「自然」に支配されてしまう……

その微妙なせめぎ合いがここにあるわけです。



なーーんか、わたくし、いろいろ屁理屈をこねくり回してますが……

けっきょくのところ、
「とんでもなく美しい音楽を聞いた」
その感覚が一番近いのかもしれません。

瀧原宮の御手洗場。



訪問から、かれこれ一か月くらい経ってますが、

まだ、目をつぶれば、この渓流の光景が目に浮かぶようです。

人は死ぬと、こんなところに行くのかもしれませんなぁ……

瀧原宮(プレ=皇大神宮) その2

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その2です。

御手洗場でずっとぼんやりしているわけにもいきませんので



ふたたび参道へ登っていきます。

「焦らしの階段」などと前回書きました……
御手洗場を見せないように、階段を曲線にしている。
というわたくしの説ですが……

こうやってみると、
「単に地形に逆らわずに階段を作ると曲線になった」
とも、おもえます……

んー、でも焦らしの効果は絶対にあるよな……


↓↓左上にみえている建物は、宿衛屋です。





階段の途中、なんかいわくありげな石が積んでありますが、
とくに説明とかありません。

結界してあったりもしないし。
謎です。

山の山頂とかに、こういうのありますけど??




ふたたび巨樹だらけの参道へ。




静まりかえった空間に
玉砂利を踏みしめる音だけが響く、というのは
なんともいいものです。




お宮が見えてきました。



でも……
ミース・ファン・デル・ローエ空間(古殿地)をまず撮影する。

やっぱしいいなぁ……


↓↓瀧原竝宮の古殿地




↓↓ 瀧原宮の古殿地。

今回の旅行を期に、自分の中で
山下裕二&赤瀬川原平のブームが起きてしまったので
前回に引き続き、彼らの対談本を引用。

これは京都御所のことをいってるんですけど――

赤瀬川 形をずっと維持していくという意味では、恒久的な伊勢神宮。でも、真ん中は空洞。
山下 でもその空洞の保存のされ方は、みごとですよね。
赤瀬川 民間の企業で考えたら、とてもできないですよ。
山下 結局、京都御所は抜け殻なんですよね。
赤瀬川 日本の文化は、抜け殻を維持することに価値を置いてるんでしょうね。

(淡交社刊、赤瀬川原平、山下裕二共著「京都、オトナの修学旅行」96ページより)

「日本の文化は、抜け殻を維持することに価値を置いている」

――そのルーツは伊勢神宮なのか?




お宮が4つ並んでいて、

参拝の順序が決まっています。↓↓

こんな辺鄙なところにある神社――失礼――
に、わざわざ来るような人は、
ま、とうぜん礼儀正しいんですけど……

僕がぼんやり観察していた感じだと――また、ぼんやりしている――

「えーっと、順番はどれだ?」
「こっちが先か?」
などという感じで、
この順番通りにお参りしている人はまれでした。

たしかに順番通りに並んでいないのでややこしいです。




メインのお宮が仲良く並んでいます。↓↓
伊勢を支配する数字「2」です。

右、瀧原宮。
左、
瀧原竝宮。

伊勢神宮のHPによるとお祀りしているのは
両方とも「天照坐皇大御神御魂」(あまてらしますすめおおみかみのみたま)
とのことですが……

瀧原竝宮の方にお祀りしているのはどうも
天照大御神の「荒御魂」なのだそうです。
(これもHPに書いてあることです)






まず瀧原宮の画像をご紹介。


瀧原竝宮との間に ずかっと杉(たぶん)の巨樹が生えているあたり、

なんともいえない乱暴さです。




「倭姫命世記」では、

「この地は私が留まりたいと思うところではない」
とか、アマテラスさんがおっしゃって
で、他のところへ行った、というおはなしになっていますが……





内宮からはるばるやってきたわたくしにとっては、

アマテラスさんがほんとにいらっしゃるところに来た。
という感じでした。

あの……

前回、スピリチュアル的なものの見方を否定しておいて、
今回、「アマテラスさん」がなんとか、書いてますが……

ここらへん難しい。
なんなのだ、オレは?





つづいて、瀧原竝宮。

両方とも、皇大神宮の御正宮のミニチュア版のようです。




↑の画像の、左端にチラッと写っているのが、
「御船倉」(みふなぐら)

伊勢神宮のHPでは
「ご神体を覆う御樋代をお納めする「御船代」を収納する倉とされていますが、古代以来の宮川の水上交通を象徴するという説もあります。」
などとありますが、

「倭姫命の御巡幸」という本によると
倭姫命がかつて使った船が納められている、とか書いてあります。

わたくしとしては、「アマテラスの誕生」の……

舟がその上に太陽をのせて陸地をめざして訪れるという太陽船の信仰は、東南アジアにひろくみられる信仰であり、そしてまたそれは日本でも古墳時代にはあきらかに信じられていました。
(講談社学術文庫、筑紫申真著「アマテラスの誕生」205ページより)

この信仰のなごりなんじゃあるまいか?
などという気もしますが。



つづいて若宮神社。↓↓

石段をのぼった上にあります。

伊勢神宮のHPによると
「古来、御祭神は詳らかでなく、天水分神との伝説が残ります」

ようするに「わかりません」ということです。

ただ、わたくしとしましては
梅原猛先生が
「恨みをのんで死んだ人を祀った神社に「若宮」という名が多い」
とどこかで書いていたのが気になります。

なんらかの怨霊を鎮めているのか……



なんだかわからない神さまを拝む……

すごい民族です。いや……皮肉じゃなく、
ほんとにすごいです。



で、最後、
長由介神社。

若宮神社へむかう石段のふもとにあります。

これまた公式HPでは
「きわめて古い由緒とされていますが、詳細は不明となっています」

またまた、堂々と「わからん」と書いている。
すごい。


4つのお宮にお参りして……
(うるさいことをいうが 神聖な数「2」…の「2」乗はもちろん「4」です)

名残惜しいんですが、
アマテラスさんの聖地をあとにします。


なんといいましても……

紀勢本線の本数が少ないもので、
一本乗り過ごすと、もうイバラキに帰れなくなりますので……



帰り道。
宿衛屋でお守りをいただきます。


橋から宿衛屋の方向を振りかえります。

たぶん、また来るんだろうな、とおもっている自分がいる。
今度は……

松阪あたりからレンタカーかな??
イバラキからクルマはちとツラい……



長い参道を通って……




16:00ごろ
瀧原宮をあとにします。




熊野街道を通って……

滝原大橋から、壮大な眺めを望みます。

大内山川です。
青く輝いております。



誰ぇぇーーーもいない滝原駅で、
ディーゼル車を待ちます。

夕陽に照らされた山々が
明るく輝いています。




お、きたきた。

16:53 滝原駅発。紀勢本線
17:28 多気駅着。




以下、律儀にイバラキまでの電車をメモっとくと――

17:39 多気駅発。紀勢本線亀山行
17:48 松阪駅着。 
滝原からの運賃は670円

18:07 松阪駅発。近鉄特急。
19:18 名古屋駅着。
運賃2580円。

名古屋駅で赤福を買い求めまして――

19:54 名古屋駅発。東海道新幹線のぞみ
21:33 東京駅着。
運賃10890円

22:09 上野駅発。常磐線。
23:06 牛久駅。
運賃(東京駅から)980円+グリーン券970円。

滝原駅からの所要時間は6時間とちょっと。
運賃は、16090円、でした。

□□□□□□□□

さいごに伊勢神宮でいただいたお守りの写真を載せておきます。

左2つ、皇大神宮(内宮)でいただいたもの。
右の青いのは、瀧原宮でいただいたものです。

瀧原宮のは地味ですが、
あの御手洗場の色あいに似ていて、いいな、とおもいます。



皇大神宮のお守りのアップ。
鈴がキュートです。

外宮でもいただいてくるべきでしたが……
なんせ撮影機材が多くて……ムリでした。



以下、また自分向けのメモ――

2日間の(明治村・伊勢神宮)の
撮影枚数は1907枚。
トータルのサイズは約123GBで……

128GBのCFカード1枚分ですが、

でも、まあ、
いちおう
128GBのCFカード2枚持っていったのは良かったです。

1枚だけだとあんまりバンバン写真撮れなかったとおもうので。




バズリクソンズ A-2ジャケット(BR80367)

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Buzz Rickson's です。「赤リブ」です。
革モノです。

浪費ネタです。

しかし……「また無駄遣いしてっ!」とかおもわれるのも癪なので
自分なりに理屈をこねくりまわすと……

①RedWing のブーツで革モノの良さに目覚めてしまった。
②中田商店でSM Wholesaleのタンカースを買って軍モノに目覚めてしまった。
(小生、肩まわり、胸まわりが妙に頑丈にできているので、ゆったりめの軍モノがやけにしっくりきた)
③つねづね海軍パイロットのひい祖父さんの飛行服姿がかっこいいとおもっていた。

以上①②③の理由により、A-2ジャケットに行きついたわけです。
アメ横ヒノヤさんで購入。

こんなです。
よりによって和室に吊るします。

左はアメリカ製タンカースです。

はじめに感想書いてしまいますと……

◎Buzz Rickson's すげえ……

これにつきます。ものすごい完成度……


背中側です。↓↓

当然、革モノなので個体差があるとおもいますが、
どうも背中側はシワシワの多い革を使っているような気がします。



サイズ「38」です。

A-2 バズリクソンズだと 同系統の「BR80253」というのがあって
悩むんですけど……
ヒノヤさんで試着した結果、「BR80367」にしました。

ま、カタログ、インターネット等でわかることですが、
違いをざっと書いておきますと、

・BR80253……リブは緑色(カーキというのかオリーブというのか)
細目のシルエット。衿の構造が凝っている。
革が赤みが強い。

・BR80367……リブは赤。
標準シルエット。衿の構造がシンプル。

革の色の違いとかはカタログ、ネット上に書いてないんですが、
僕が見た感じ、あきらかに80253の方が赤みが強かったです。

あと「細目のシルエット」「標準シルエット」と書きましたが、
アメリカ人の細目、標準なので、
日本人の標準体型の人は80253がしっくりくるとおもわれます。

僕は、上記のようにがっちり体型なので、
80253は胸まわりキツく、80367がしっくりきました。

あと「赤リブ」がいいですよね。


左ポケットの様子。↓↓

ポケットですが、収納量はゼロに近いです。
もともと地図をつっこんどくためのスペースですので、
文庫本一冊も入りません。(薄いのならかろうじて入りそう)

スマホは入ります。ただ若干とりだしにくい位置にあります。
小銭入れとかは入る。

ようするにあんまし機能性はないです。


↓↓襟を立ててみたところ。

そうそう。この画像をみて思い出したのですが……

最近ドラマの「名探偵ポワロ」をけっこう見てまして、
あれで、
ポワロの相棒のヘイスティングス大尉が、
襟立てた革ジャン着てオープンカー運転してるのみて、
「かっこええなあ」
とおもってたのを思い出しました。

それも今回の購入のきっかけだろうな。


タロンジッパーです。

エディバウアーの服とかSM Wholesaleのタンカースとかで
タロンには慣れていたので、戸惑いはありません。

でもYKKしか知らん人は、
「ん。不良品?」
とかおもうかも。

あと、カタログの写真には載っていないんですが、
革のタブが付きます。

なんかやけに華奢な感じがしますが。


↓↓腕の部分のアップ。

じつは革ジャン初体験だったのですが、

ははん。これはナイロン製品に淘汰されるわけだ。
とよくわかりました。
動きにくいですね。

逆にいうと……WWⅡ当時は
風を防ぐ素材、というとこれくらいしかなかったんでしょうねえ。


↓↓ポケットのアップ。

馬革いいな……
一番きれいな(皺のない)部分をポケットに使っている気がします。

ま。個体差があると思いますが。


左ポケットに 下の画像の↓↓

説明書きとか手入れの仕方とかの紙が入ってました。

カタログはヒノヤさんでいただいたものです。



↓↓カタログも……凝りまくり……

スイスの腕時計メーカーってどこも凝ったカタログ出しますが、
それに匹敵するとおもいます。
(自分が持ってるのはハミルトンとIWCだけだが)

飽きないです。
と、いうか、「ニューロマンサー」の……
あの、
ウィリアム・ギブソン先生が、バズリクソンズファンだとは!!

しかも
ウィリアム・ギブソン・コレクションとかいうシリーズがあるのね。。。

あー……
こりゃハマってしまいますわ……



お手入れですが、コロニルのブラシでちょこちょこ磨いてます。
クリームはまだつけてません。

――というか、
今年、なかなか寒くならず、革ジャン、活躍の機会がない。

はやく寒くなれっ!!


えー……無駄遣いついでに
ヒノヤさんの店員のお兄さんに

「スウェットなどいかがですか?」
とかいわれ、

……スヌーピーのスウェットとかありやがんの……

かわいすぎる……

BR67173 という型番のもの。

これで真冬も乗り切るぞ。


バズにハマりそうです……

とくにスヌーピーもの……


さいごに、商品レビューのつもりで書いてますので、
A-2のダメな点も書かねば。


ネコが馬革のニオイを警戒します。

さいきんは慣れてきたかな。

うん。ニオイは人間にもきついな。
革モノ好きなんで、僕にはいやなニオイじゃないんですが。

トトやんのすべて その74

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トトやんは、
11月22日に天国へ行ってしまいました。

16歳でした。

↓↓ 下の画像は、前日の21日に撮った写真です。




今頃は ジャックやひめちゃんと
一緒に楽しく遊んでいると思います。












今回は、コメント欄は閉じさせていただきます。

ブログのタイトルは変えないで続けようとおもいます。

ゆりたんのすべて その74 あるいはA-2ジャケットの補色の件

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お久しぶりです。

えー、ある日の光景……

ゆり&くろがめずらしく仲良くしている。



――トトやん帰ってこないね。
――そうですな……





――どこ行ったのかな?
――わかりませんな……




――帰ってくるかな?
――そのうち帰ってくるでしょう……

□□□□□□□□

などという健気な(?)ゆり坊でしたが……

あああ!!!




A-2ジャケットにかる~く爪痕をつけてくださいました。

うむうむ。
そりゃオレが悪いのさ。
革ジャン
着たあとにほったらかしておいたのが悪いのさ。

前々回の記事で、
ネコが馬革のニオイを嫌がる、とか書きましたが……

あれ、ウソね。



みんな!
Buzz Rickson's製 A-2ジャケットの補色には
M・モゥブレィのレッドマホガニーのクリームがけっこういいぜ!

ネコの爪痕くらいはごまかせるぜ!


MENAGE A 3 とはなんぞや??

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以下、
まー、わたくしの未熟な翻訳なんぞ
つけますが、


①「DIDI、あんた、正統派のスシ、食べたいっていってたじゃない? このレストランは街で一番の正統派なのよ」
「うん……でも……」
②「わたしたちのスシ。ハダカの女の人の上にのってるけど」
「いったでしょ。これが日本の伝統なのよ」
③「モグモグ」……「う。ちょっと待って! この味はちがう! これは日本の伝統の味じゃないわ!」
④「あんたコリアンでしょ?」

このマンガ。
自分のPCのハードディスク内にあったのですが。
いったいどこで見つけたのか、自分で忘れてる……

最近、日韓関係がゴタゴタしているので
その関係でどこかのサイトで紹介されていたんじゃなかろうか、
などとおもわれます。

これが妙に気になりまして、で、マンガの下の方に書いてある
MENAGE A 3
で検索すると 出てきた出てきた。

正確には
Ménage à 3 というタイトル。
(メナージュ ア トロワ かな?)

このコトバ、
オクスフォードの辞書で調べてみると出てくるので……
ménage à trois
n. an arrangement in which three people live together,usu.a married couple and the lover of one of them.

フランス語だけど英語圏でも普通に(?)使うコトバなのだろう。
このなんか……修羅場っぽい雰囲気、
日本語にはしにくいが
「三人暮らし」とでも訳すより他ないか??

□□□□□□□□
もとい、MENAGE A 3
作者はGisele Lagace と David Lumsdon
二人の共作のようです。

MENAGE A 3 .NET で全部読めるんですけど

おはなしの舞台はカナダのモントリオール。


↑メガネの男がGary君。
ゲイのカップルと一緒にルームシェアしていたのですが、
(彼自身はストレート)
そのカップルがいきなり引っ越ししてしまったので、
ルームメイトを探さねばならなくなる。

それでやってきたのがZiiちゃんという女の子。
(禅という入墨がはいってる)



もうひとりがDiDiちゃんというボインちゃん(by 大橋巨泉)

一番上のおはなしでこの子が UNE FILLE NUE と
フランス語をいっているのがずっと謎だったのだが、
フランス系カナダ人であるようです。
たぶんケベックの人なのかな??

要所要所でフランス語の単語を混ぜてくるというのが
たまらなくセクシーだったりするんだが。

この3人が一つ部屋に住むことになる……という……

ん――ま、よくあるオタク男子の妄想ストーリーね……

などとおもうと、
あにはからんや。

「ねえ、わたくし、ローションをヴァンの中に忘れてきてしまいましたわ」
「どなたか、お手数ですけど、ローションをとってきて わたくしの体に塗るのを手伝ってくださらない?」
「あたし行く!」
「オレ行く!」

DiDiちゃんを二人で追いかけるという展開だったりする。
ここらへん、なんかおもしろい。

あと、日本ネタがよく入ってくる。

一番最初の、スシ、
Ziiちゃんの「禅」もそうだが、

スーパーマリオ……↓↓


↓下のは、男の子と間違われたZiiちゃんが
「あたし女よ!」とキレるところなのだが、

たぶんドラゴンボールのかの名高いシーン……
ブルマが亀仙人にむかってスカートをめくりあげる、
あれのパロディなのでしょう。

ただおもしろいのはDiDiちゃん巨大おっぱいをみんな見慣れているので、
まわりがまったく反応してくれない、という点で、

これはなかなかのパロディではあるまいか。

コミック店でバイトすることになったZiiちゃんが
日本のアイドルの格好をさせられる……↓↓

「タフなパンクロック娘がなんでこんなカッコしなきゃなんないのよ!」

オチは「キャーーーー、J-POP!!」
 

□□□□□□□□

えーさいごに、

なんか、気に入ってしまったので……

コミック本1巻、2巻、カナダに発注してしまいました……

あと、あと、DiDiちゃんキーホルダーというのがあったので、
それもつい……
(Ziiちゃんフィギュアも気になる……)

手数料・運賃、16ドル。
届くのは10weeks先らしいです。

届いたらまっさきに報告します。(誰も期待していないって)

というか、このマンガ、
どの程度ポピュラーな存在なのだろうか????

Menage a 3 感想 その1

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ちょっとエッチなカナダのマンガ
Ménage à 3
にはまっております。

日本に、はたしてどれほどの読者がいるのか??――

(というか、僕以外に読んでいる人がいるのか?)

――大いに疑問ですが、感想をかきます。

前回。
単行本カナダに発注したと書きましたが、
発注からたっぷり4日後にようやく連絡があり、
カナダ郵政公社の International Surface Small Pack
で発送されたそうです。4~6週かかる、とか。

ネット注文すれば即日で連絡がある日本のペースに慣れているもので
4日なんにも連絡がないことに焦りました。
これがカナダのリズムなのか??

□□□□□□□□
以下、感想を書きますが、
ふだん、まっっっったくマンガを読まない……
まして海外のマンガなどほとんどわからん人間が書くので
トンチンカンなことを書くかもわかりません。

感想①MA3の「3」は、3言語という意味である?

Ménage à 3
というのは、前回書きましたが、
(性的な意味での)3人世帯、のことのようです。

なのですが、読み進むにつれ、もっと深い意味があるような気がして……


138話。
AIEEEEEEE!!! 触手!!!


133話、134話でYukiちゃんという日本人の女の子が登場して以降、
おはなしは俄然おもしろくなるのですが、

彼女が日本語をもちこむので
英語とDiDiの喋るフランス語のごちゃ混ぜだったマンガが
英語、フランス語、日本語の3言語のごちゃ混ぜになるわけです。


149話ですが、
Onegaaaaaaaaai?
Yatta!

あとdoujinshi というのもあるか。

おはなしの内容としては
Gary君の描いているマンガが気に入ったYukiちゃんが
「同人誌むけのスクリプトをあたし書いているから、あんたそれに合せて絵を描きなさい」ということです。

それで

Onegaaaaaaaaai?

474話。
いや!
Damé desu!(ダメです!)

これはいろいろあってGary君が好きになってしまったYukiちゃんが
ペニ〇恐怖症、おちんち〇恐怖症を克服しようとしているところです。

彼女の男性器恐怖症は、これまた
tentacle(触手)がからんだおもしろいエピソードがあるのですが、
そのうち紹介します。

とにかくこのYukiちゃんは興味深い人物です。
ちなみに↑の138、149話で彼女が腰に妙なものをさしていますが、
これは「ヌンチャク」です。

彼女の髪型ですが、サムライの「ちょんまげ」のイメージがあるのか?
深読みでしょうか??



214話。
「ふー、彼女はもう戻ってこないの?」
「うん」
「DiDiって子、あんた知り合い?」
「彼女、ルームメイトなんだ」

「Zii様、わたくしのおおきなおっぱいをめしあがれ」
「いただきます!」

「あのアマゾンめ! あたしのZiiのそばに! 許せん!」
「Ziiの知り合いなの? 彼女もルームメイトなんだ」

「やめて!やめて!」
「あ、帰ってきた」

YukiちゃんはGary君が好きになる前は、
Ziiちゃんをストーカー的に追い回していました。
ZiiがGaryのアパートに引っ越してくるのは
そのあたりのゴタゴタが原因のようです。

このようなバイセクシャル的な描写が多いのもこのマンガの特徴です。
とくにgirl on girl の描写が多いです。


多言語性をきちんと作者が意識しているらしいのは
123話。

DiDiとZii がキスをしまして(理由は略します)
DiDiちゃんはそれがあまりに良かったらしく、
「わたし、レズかしら?」と悩みはじめます。
(その直後にGaryとキスをしたがそれはあまり良くなかった)
そして髪の毛を切ろうとします。

「ノー! DiDi 髪の毛を切るのはやめて! キラキラしていちごみたいに香りの髪の毛!」
「Zii とめないで! わたし、レズのネコ役には大きすぎる。
Une coupe Longueuil が唯一の選択肢なのよ!」


「Une coupe Longueuil なんじゃそれ?」
「あ。マレット。マレットのことか」
(僕は知らなかったのだがそういう髪型があるのだそうで)

「いっちまえ! いっちまえ!」(悪魔のささやき)

「Garyは童貞よ!」
「なんですって?」

ここでモントリオールスラング辞典というようなものを
Ziiちゃんがとりだしてくる、というのがおもしろい描写です。



感想② 高橋留美子リスペクト



220話でとつぜん高橋留美子パロディがありまして……

DiDi→めぞん一刻の響子さん
Zii→らんま(女の子バージョンの)
Yuki→ラムちゃん

「Gary もっとお勉強しないと一生浪人ですよ」
「どうにもならないんですよ。僕がなにをしてもおせっかいな女の子たちが僕の人生をめちゃくちゃにするんです」

「いったい誰が……」
「おせっかい、ですって? ダーリン」

「うう。ここはどこだ?」
「オーノー! 記憶喪失かしら!」
「オーケー。ここが大事なところよ。あんた絵の描き方、おぼえてる?」

で……
「ははん。このマンガ、高橋留美子リスペクトなのか」
ということがわかるわけです。

そういわれると――
Yukiちゃんの登場なんかは高橋留美子っぽい。

ヘンな特徴・性癖・等々をもった新キャラクターを
どんどん放り込むことで
おはなしを発展させていくというのは、
高橋留美子の基本パターンでしょう。

絵としては似てはいませんが、
なにかというと「おっぱい」描写があるというのは似ています。



265話。

「今夜なんか予定ある?」
「いや、おもしろいことはとくに」

「……で、眼鏡をかけた? たぶんGaryのことね。彼ならあそこに」
「暴行魔さん!!!」

「Yuki なんで?」
「あはは。なにも聞かないで。今晩、あんたはあたしのものよ、Garyさん!」

「オーケー週末にやろうってはなしだったけど」(同人誌のこと)
「興奮しちゃって待てないの!」
「あ。土曜日だったら」
「あんたも待てないのね! 気が合うわ」
「オー! 今夜は寝かせないわよ」

「パンクロック娘に、巨乳のアマゾン。そして日本人の妖精ちゃん!
Garyは世界一幸せなヤツだ!」

そして一人の男のまわりに
無数の女の子が集まってくる、というのもやっぱり
高橋留美子パターンといえるでしょう。

んー、
語り始めるとキリがない。

次回以降も感想つづきます。


Menage a 3 感想 その2

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日本中ではたして
わたくし以外のファンがいるのであろうか??

お子様がみてはいけない
カナダのマンガ
Ménage à3 の感想つづき。

感想③ よくわからん。

さすがに異国のマンガなので――
よくわからん部分がよくでてきます。
93話。


DiDiちゃんとZiiちゃんが ホラー映画かなにかをみて悲鳴をあげるのですが、
これがなんの映画なのか?? さっぱり??

スペインの消防士の映画だというのですが??
そういう有名なホラー映画があるのか??

意味がわかる方教えてください。

お次。262話。

流れを説明しますと――
自分がレズビアンではないか? と疑いはじめたDiDiが
同僚のSandraを誘惑しようというそういうところで、
DiDiの心の中で天使と悪魔が戦っている。

そんなところです。
悪魔は「ボーイフレンドとの中を引き裂いてSandraを誘惑しろ」と囁き、
天使は「ボーイフレンドとの中を修復してあげなさい」という。

前回紹介した、123話もそうですが、
この天使と悪魔の戦いパターンは頻出します。


わからんのは3コマ目。
「天使さん、あなたなの? 一体どんなキャンディキャンディをあなたは食べたの?」

Candy Candy をネットで調べてみても……
きゃりーぱみゅぱみゅ嬢のこととか、
同タイトルの少女マンガのこととか、しか出てこない。

たぶん舐めると大きくなったりなんだりする魔法の食べ物のことなんだろうが??
なんかすっきりしないコマです。

つぎ。273話。
これは辞書で調べて意味がわからず、
ネットで調べてようやく意味がわかったというパターン。

はなしの流れは
Gary君がYukiちゃんをデートに誘おうとしているというところです。

「オーケー、Gary 落ち着くんだ。上品にいこう。女の子はこれが気に入るはず」

「オーケー、話し合いましょ……」
「花束をもってきました!!」

「きゃ。すてき。マリオのキノコじゃない」
「きみは花のアレルギーじゃないかとおもって」

「わー、茎はドラムスティック」
「KITBASHです!!」

このキットバッシュという単語がわからなかったのだが、
どうもプラモ業界とか映画業界とかで使われる用語のようで、
プラモのパーツとかを本来の用途とは別の目的に流用することをいうらしい。

よく、SF映画のセットを作るのに、日本製のプラモ(戦車とか戦闘機とか)
のパーツを組み込んだりするのだが、
それを「キットバッシュ」というのだそうな。

――ついでにいうと、
ここはGary君の童貞男子っぷりがよくでていて上手いとおもいます。

わたくし、トマス・ピンコもかつては
女の子は変った贈物を喜ぶのではないか??
などとオタクっぽい勘違いしていたものですが、
いつだったか、
「ありがとう。うれしい。でもね、女の子へのプレゼントはふつうのものがいいんだよ♡」
とやさしくたしなめられたことがありましたっけ……

感想④ 造語っすか?

これもわからん部分なんですが。
91話。98話。

DiDiちゃんに抱きしめられて気絶したGary君を
二人で介抱するんですが、

↓3コマ目。

「待って。Zii。彼のプライバシーを尊重しないといけないわ」
「オー! でもどうやってGuitar Hero をみないで服を脱がすのさ?」


誰でもわかるように
おちんち〇のことを ギターヒーローといってるんですけど……


これはZiiちゃん独特の用語なのか??
それとも一般的な用語なのか??
そこらへんわかりません。

Ziiちゃん&Yukiちゃんのレズ関係にはこの系統の
独特の用語が出現します。

297話。
Yukiちゃんをデートに誘ったGary君でしたが、
けっきょくYukiちゃんはZiiが好きだということがわかってがっかりする。

いっぽう、Ziiは自分がいる場所にGaryがYukiを連れてきたので
怒っているという場面。

Let's go polish your pearl.

はいはい。まー解説の必要はないんですが、
298話をネットでご覧いただくとそのものずばりの
girl on girlシーンが出てくるんですが、

これがよく使うコトバなのか? 
彼女独特のコトバづかいなのか? わかりません。


215話。
YukiちゃんがZiiちゃんに飛び付き、
服を脱がす。
またもやgirl on girl なんですが、

top secret super fantastic cream your panties happy fun spot

だそうです。
えー……
ひじょうに勉強になります……


ふむ。おもしろい。
前回、「高橋留美子リスペクト」
などと書きましたが、

高橋留美子をエロ方向に大きくねじまげると、
こんなのができます、というマンガなのでしょう。

湯島天神 猿回し えみたけお さん(?)

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PC買い換えまして
Windows10デビュー
さて、ブログを久しぶりに書くか……
 
とかやってみると、
画面が、な~んか、微妙に違うのでやりにくい……
 
まあ、いいや やってみます。
□□□□□□□□
 
今日(2/10)
トーハクヘ行ったついでに
湯島天神へ梅を見に行くと
 
 
 
梅まつりとやらの関連で(?)
猿回しやっていました。
 
えみさんいう方と お猿さんはたけお君というらしいです。
 
たけお君かわいかったので
いろいろ写真撮ってしまいましたので
貼ります。
 
しかし、
天神様とお猿……
 
なんかいわれがあるのかどうか?
なぜこの組み合わせなのだろう?
 
別に理由はないのかしら??
 
何年か前にもみたことがあるので
恒例行事なのでしょうが。
 
なにかいわれをご存知の方、お教え願いたい。
 
芸の中身は
竹馬で走り回る。竹馬でジャンプする。
走り高跳びのようなものをする。
 
などで――
 
前見たときはもっといろいろ
ポーズ芸みたいなもの(例の「反省……」みたいなやつ)
とかもあったような気がしましたので
 
失礼ながらまだ修行途中のお猿さんなのかもしれません。
 
いや、でもおもしろかったです。
 
あと……
小学生レベルの感想を書きますが……
 
お猿さんががんばっているのだから
僕もがんばろうとおもいました。
 
以上。
 
いや、すなおにそうおもったもので。
 
日光猿軍団の方らしいのだが、
 
どうもはなしをきくと、梅まつりの最中はずっとここでやってるようで、
 
ということは、その間、どこに滞在されているのか?
とか余計な心配をしたりしました。
 
いやしかし……
今日、寒かった。
雪とかぱらぱら降ったでしょ。
 
バズリクソンズのMA-1着てたんだが、
(革ジャンのA-2では真冬耐えられないことがわかり……買ってしまった……)
それでも寒かった。
 
10分か15分かだったとおもいますが、
お猿さんはけっこう平気なのかな。
 
ご祝儀? というのか おひねり? というのか、
10分か15分か(たぶん)で、
けっこう稼いでいらっしゃいました。
 
僕は500円玉ひとつでしたが……
 
↓↓こんなお札 みたいなものをえみさんからいただきました。
 
なんか黄色いテープでとめてあるのがお猿の毛らしいのですが……
 
これもなんかいわれがあるのか?
たぶん厄が「さる」とか
そういうことなのだろうが。
 
ハッシュタグ とかいうものも
はじめて使ってみる。
 
いやー、しかしな~んか書きづらい。

某雑誌の片隅に、僕の撮った写真が載りましたので……

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こんばんは。

 

あんまり更新しないのもどうかと思いまして、

といって 大して書くこともないのですが、

 

 

La Finestra nuova vol.12

ラ・フィネーストラ・ヌォーバ というフリーの雑誌の片隅に

わたくしの撮った帝国ホテルの写真が載りましたので

ご報告。

 

↑こんなです。

 

14ページ。

©トマス・ピンコにご注目。

ほんと片隅ですが。

 

文章で、「前畑さんが挙げてくれたのは、フランク・ロイド・ライト設計の旧帝国ホテル」

うんぬんとありますが、

この前畑さんという方は僕とは無関係で……

高名なインテリアデザイナーの方のようです。

 

話の流れとしては

雑誌の編集の方が 帝国ホテルの窓の画像を使いたかったのだが、

いいのがない。

それでウェブ上で探したら、僕のブログに当たった、ということのようです。

 

それで丁寧な 画像使用依頼のメールをいただきまして、

という流れ。

 

 使用画像の記事は

2016年10月25日の

「明治村 帝国ホテル(フランク・ロイド・ライト) その4」で

http://ameblo.jp/kusumimorikage/entry-12212930943.html

 紳士用ラウンジの窓の画像です。

AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRⅡ でのスナップ写真

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カールツァイスのマクロプラナーちゃんばかり

ちやほやしていたのを反省し、

 

ニコンの望遠ズームを最近引っ張り出して

いろいろ撮っています。

 

一番の傑作(?)はこれか。↓↓

自分で気に入っているだけですが。

 

神保町にて。

 

□□□□□□□□

ゆり坊を撮ってみる。

左の隅に写っているのはクロの耳です。

 

 

湯島天神にて。

こないだお猿さんの写真をアップしたが、

あれと同時期だと思う。

 

謎のネコちゃん。ずっとおなじところにいました。

 

御徒町の駅のあたり、

たぶん背景は松坂屋だとおもう。

 

乗ってるのは知らない人。

 

月1、2くらいで東京に行くとかならず このカートを目にするのですが。

 

 

はい。神保町の交差点。

 

 

竹橋のパレスサイドビル。

ばりばりのモダン建築です。

 

東京駅のすぐわき。

夜の描写もいい感じです。

 

 

↓↓北鎌倉にて。

せっかく鎌倉に行ってもこんなものばっかり撮ってる。

 

これも鎌倉。

きちんと神社・仏閣とかを撮れ、といいたいところです。

 

おつぎ 横浜。

 

いわゆる「ジャック」君。

開港記念会館です。

 

望遠ズームで撮ると、絵葉書・観光写真っぽくならないのがおもしろい。

象の鼻。

ですが、……こんなの初めて見た。

 

最近できたのでしょうか。たくさんこの↓↓ ゾウさんがいた。

 

関内

容赦なくオサレなカフェーであります。

 

しかし関内という場所柄か、僕のような田舎者でも受け入れてくれそうな

雰囲気もあります。(横浜に7年住んでたんだけどね)

 

うまくいえんが……

青山あたりの喫茶店だと 「ケッ」となってしまうのだが、

関内だと、おもわず写真を撮ってみたくなってしまうという……

 

そういうやつです。僕は。

 

 

しかし一番落ち着くのは伊勢佐木町という……

 

時計屋さんの看板 RADO というのがいいですよ。

オメガだのロレックスだのではないのですよ。

 

おなじ時計屋さん。

 

このあたりの描写力。さすが、ニコンのEDレンズというべきか。

伊勢佐木町をうろつきます。

 

↓↓昼間見たら おっさんくさい店だな。 とおもうんでしょうが。

夕方~夜 には妙な魅力があります。

 

お店の字体もいいね。かっこつけてなくて。

 

こんな店もあります。

んーなんかうまそうだな。

 

伊勢佐木町といや、

これははずせないところ。

 

レーモンド先生の不二家のビル。

 

 

もうほとんど黄金町のあたり。↓↓

 

 

交差点。

かつて「オデヲン座」のあったあのあたりから撮ってます。

とかいって「オデヲン座」のあった時代を知らんが。

 

さいごはゲージュツ作品っぽいものを。

 

横浜港です。

DOMKE F-5XB ワックスウェア 感想

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カメラバッグです。

ドンケ 2個目の購入です。

F-2同様 ヨドバシカメラで正規品を購入。

 

結論から書きますと、やっぱりすばらしいです、ドンケ。

 

前々からちょっとした散歩に連れていくバッグが欲しかったのです。

F-2はいいバッグだが、ちょっとした外出にはなんかデカすぎる。

 

それでこのちっちゃいドンケの購入とあいなりました。

 

 

ヨドバシドットコムでの名称は

「DOMKE ドンケ
700-52BB F-5XB [ショルダーバッグ ワックスウェア ミリタリーグリーン]」

などとなっております。

この色は限定らしいです。

 

この限定品と、

定番の「F-5XB ワックスウェア」との違いを書きますと……

 

・色が違う。(おなじみの茶色→ミリタリーグリーン)

・ショルダーストラップの素材が違う。(コットン→革製)

・DOMKEマークの場所が違う。(バッグ表面→表面にはない。ふたをめくった中にマークがある)

 

といったところか。

ひとことでいうと、やけにおしゃれなドンケです。

オサレドンケです。

 

いや実際、かっこいい女の子がもっていても不自然ではなさそう。

 

 

F-2 ワックスウェアと並べてみる。

 

ぱっと見ですが、F-2のほうが 2~3倍の積載量がありそうです。

 

重量の差。カタログデータですが、

F-2→1.2kg

F-5XB→0.5kg

となっています。

 

 

 さっそく……

F-2→でかドンケ

F-5XB→ちびドンケ

と名前をつけました。

 

でかドンケとちびドンケの守備範囲・棲み分けですが――

◎でかドンケ

→撮影対象が決まっていて、フル装備(レンズ3本)で出かけたいとき。あと旅行。

◎ちびドンケ

→スナップ撮影。カメラ本体は首からストラップでぶらさげる。バッグには入れない。

バッグに入れるのは交換レンズ1本+財布・スマホ等。 

という感じです。

 

 

F-5XB

カタログに書いてあるのは

「M型ライカに最適なサイズ」

 

というので、そもそもレンジファインダーのユーザーを想定しているようですが、

 

 

いれようとおもえば↓↓

一眼レフ本体とレンズも入ります。

 

が、上記のように、自分は本体+レンズ一本を首からぶらさげ、

で F-5XBには交換レンズ+そのほかこまごましたものを入れる、

という形で使っています。

 

前面にいちおうポケットがついてますが、↓↓

 

スマホ一個でパンパンになります。

それほどの量は入りません。

 

 

革のストラップですが、

見る人が見ると、「これは安っぽい」とおもうかも。

ここは唯一の弱点か??

 

自分もエッティンガーのブライドルレザーだのカーフだのを見慣れているので

安っぽく感じます。

 

が、金属パーツもがっちりしているし、全体的にそれほど悪くはない。

クリームを塗って、しっかり手入れして、

 

経年変化を期待したいところです。

 

シワなんかついてくるといい感じになるかもしれない。

 

 

あとは「ワックスウェア」が好きになれるかどうか?

といったところですね。

 

この素材は好き嫌いがあるので 初めての人は実物を見た方が良い。

ワックスウェアの悪いところを書きますと

・なんとなく湿っぽい気がする。(かすかにべたべたする気が)

・傷がつきやすい。

・ほこりがつきやすい。

 

というところ。

しかしこのワックスウェア独特の「質感」にはまると……抜けられない魅力があるのです。

 

んー気づくとドンケ 3個目もあるかな??……

鶴岡八幡宮のリス(タイワンリス)

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4月某日。

鶴岡八幡宮にて……

 

 

ネコ、ではなくて……

 

リスの写真をたくさん撮ったので

載せます。

 

ジャーーーンプ!

 

レンズはニッコール 70-200㎜ F2.8

シャッタースピード 1/500

 

ジャンプの瞬間を撮るには このシャッタースピードは遅すぎたようで……

 

天気よく

新緑も美しかったです。

 

暑くも寒くもなく

いい季節ですな~

 

人間慣れしている、というか、

ヒトをバカにしている、というか、

 

まったく人間をこわがる様子もなく

遊んでました。

 

なので、

修学旅行生に混じって 

「きゃーきゃー」

「かわいいかわいい」

写真を撮っていたのですが……

(中学生レベル……)

 

 

うちに帰ってきて

ネットで 「鶴岡八幡宮 リス」などと検索してみると……

 

この子は

「タイワンリス」という 外来の生き物で 

 

いわゆる「害獣」

けっこう困ったちゃんであるようです。

 

農作物やら樹木やらを齧ったり、

日本に元々いたリスが いなくなってしまったり……

 

まあ、詳しい「被害」は各自検索していただくことにして。

 

鎌倉市では 捕獲して役所に持って行くと いくばくかお金をもらえるという……

なんか複雑な気持ちになってしまった……

 

小津安二郎の1935年の作品「東京の宿」では

ルンペン親子が役所に野良犬を持って行って お金をもらうシーンがあったりする……

 

最近 「ブラタモリ」で

奄美では ハブを捕まえて役所に持って行くと お金をもらえる、というのをやっていたが……

 

ハブだと、あんまり心が痛まないのに、

リスだと、なんかかわいそうな気持ちになるのはなぜでしょうね??

(ハブもかわいそうと思う人もいるだろうが)

 

こう、モヤモヤしていたところ……

出版されたばかりの

栗本慎一郎先生、

「〈増補版〉パンツをはいたサル」でこんな文章を読みまして

 

 そもそもヒト自体が、自然界のなかでは「はみ出し者」である。

 ヒト自体が、自然のなかにあって過剰な存在であると言うことができる。

 ただ単に、人口が増えすぎたというだけではない。自然界のバランスを崩すことなしには生きられない動物という意味で、はみ出し者であり、過剰な存在なのだ。ヒトは必要以上に、他の種の生命を奪い、ヒト自体の仲間も殺戮して生きている「醜い存在」でもある。

(現代書館、栗本慎一郎著「〈増補版〉パンツをはいたサル 人間は、どういう生物か」45-46ページより)

 

けっきょく

人間という生き物がいびつで 凶暴でどうしようもないのだな――

ということにつきる。

 

うーむ、かわいいリスの写真をたくさん載せて、

結論がこんなことになってしまった……

 

あ。

「パンツをはいたサル」

 

ネコやタヌキにヒトラーは出ない。世界征服を狙うチンチラ・ネコのファシズムなんてものはありえない。ヒトがネコより絶対に知恵が上だなどと、どこのだれが決めたのだろう。

(同書、33ページより)

 

世界征服を狙うチンチラ――とか、想像するだけで楽しい。

おもしろい本です。

「異人論」と小津安二郎の諸作品 その1

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最近、「経済の誕生」という

小松和彦先生と栗本慎一郎先生の対談本を読んで以来、

小松和彦と栗本慎一郎にはまっております。

 

かたや「妖怪」研究の第一人者で

かたや国会議員もやってた経済人類学の先生なんですが――

 

お二方とも、人類学や山口昌男やらがルーツにある点、共通している。

 

 

で、小松和彦の代表作「異人論」を読みまして、

……

どんな本かというのは一言では書けないのですが、

あえて書くと、

「日本の民話・伝説、そして日本文化の構造の中心には、

異人・ストレンジャーというものがあるんじゃなかろうか?」

というような感じですかねぇ。

究極的には、たぶん、「天皇」という名のストレンジャーが位置しているのだと

おもうのですけど。

 

もとい、「異人論」を読みながら、

「これって小津安っさんの作品も同じなんじゃあるまいか?」

とおもったわけです。はい。

 

つまり、

「小津安二郎の諸作品の構造の中心には

異人・ストレンジャーがいる」

ということです。

 

異人、ちょっと変わった服装・キャラクターの人物が登場して

作品全体を動かしている、ということです。

 

□□□□□□□□

のっけから結論を書いてしまいますと、

小津安二郎の諸作品を「異人」を軸に分類しますと――

 

パターン① 集団全員が異人

パターン② 個人が異人(脇役)

パターン③ 個人が異人(主人公)

 

この3パターンがあるのではあるまいか? とおもいます。

まあ、理屈ばかり言ってもわかりづらいので、

以下、具体的に見ていきます。

□□□□□□□□

パターン① 集団全員が異人

 

現存最古の「若き日」(1929)はまさしくこのパターンです。

主人公たちは

日常→異世界(雪国)→日常

という移行を経験するわけですが、

 

異世界においては皆が皆、黒っぽいスキーウェアを身にまといます。

異装をします。異人になるわけです。

 

 

「浮草物語」(1934) 「浮草」(1959)もこのパターンです。

 

坂本武たち旅役者(異人たち)が、日常世界に侵入してくる、という構造。

 

しかし、ラストは「異人」であることをやめてしまいます。

 

 

当然、リメイク版の「浮草」も同じ。

ただ

異人性はさらに強調されているようにおもいます。

 

異装の集団が街に侵入して――

 

で、普段着で(つまり異装を脱ぎ捨て)

街を去ってゆく、という……

 

 

以上、

「集団全員が異人」というパターン。

 

おもしろいのは……そして小津作品の独特なところは、

「異人たち」が日常に戻ってしまうこと。

「異人であること」を捨ててしまう、という点です。

 

たとえば……

わたくし、最近はじめて鈴木清順作品をみたのですが、

(日本映画専門チャンネルでやってた)

彼の作品においては

原田芳雄にしろ大楠道代にしろ松田優作にしろ

はじめから終わりまで 「異人」でありつづけるわけです。

異世界が日常を飲み込んでしまう構造がある。

 

異人たちばっかり出現する鈴木清順パターンは多いような気がするんですけど、

日常→異世界→日常

という小津パターンは、ちょっとほかに思いつかない。

 

ではお次。

パターン② 個人が異人(脇役)

です。

 

これは小津作品に限らず、映画にはよくあるパターンのような気がする。

ヒッチコックとかがこの手をよく使いますが……

 

「その夜の妻」(1930)

不気味な山本冬郷がそうです。

この人は刑事で 銀行強盗を犯した岡田時彦を追っています。

 

 

 「東京暮色」(1957)の宮口精二は 文字通りの異装……

この人もやっぱり刑事。

 

などとみていきますと、

「なんだ、よくあるパターンじゃないか」

という感じがしますが、

 

小津作品が独特なのは、

プロットとは直接関係がない「異人」が登場する。という点。

 

たとえば「東京物語」(1953)の艶歌師たち……

熱海の旅館に登場するんですけど。

 

 この人たちはセリフがあるわけでもなく、

プロットとまったく関係がない。

極端な話、歌声だけ聞かせて、このショットなんかカットしちゃってもいいように

おもえるんですけど、

 

でもこの翌朝、東山千栄子が海岸でクラクラっとよろめく、あのシーンが……

「死」に関連するシーンがあるわけです。

 

さらにいうと、小松和彦「異人論」によれば

「異人」は「冥界」「死」といった負のイメージを背負わされているという……

 

そう考えると、この3人の異人たちのショットは深い意味がありそうなのです。

ついでにいえば真ん中でアコーディオンを弾いてるのは当時の小津安っさんのガールフレンド。

「性」と「死」との関係……

 

「小早川家の秋」(1961)の団令子も「異人」だとおもいます。

この人もプロットとは直接かかわりがない。

ただ単にかわいいスター女優を登場させたかっただけ、という気もするのですが……

 

このやけに目立つ服装。とか

(背景が純和風建築なのでことさら目立つ)

 

外国人(文字通りの異人さん)のボーイフレンドがいる。とかいう設定は

もろに異人です。

 

このかわいい異人も中村鴈治郎の「死」に深くかかわっている点、強調しておきたいところ。

別に……

彼女が殺した、とか、彼女の存在が死の原因になったとか、ではなく、

 

この異人さんは「お父ちゃん」の「死」にまったく悲しみを覚えないという

異様さ、意味の分からなさ、が、われわれの印象に残る。

という点です。

 

↑↓ いやしかし……おんなじ姿勢を律儀に繰り返す。

さすが小津作品。 

 

 

 

「秋刀魚の味」(1962)の岸田今日子も

やっぱり強烈な「異人」でしょう。

 

この人もやっぱり中心プロットと直接かかわりがない。

 

(今初めて気づいたが……↓電話機の色がすごいな!)

 

ですが、

「東京物語」の艶歌師たち、

「小早川家の秋」の団令子同様、

 

強烈に「死」のにおいをぷんぷんさせているわけです。

ようするに、

笠智衆はこの人に亡き妻のおもかげをみるわけです。

 

さらにいうとこのシーンのBGMが「軍艦マーチ」

滅んでしまった帝国海軍の象徴です。(この作品の笠智衆は元海軍軍人という設定)

 

以上。

パターン②はこんな感じです。

一見、必要がなさそうな脇役たちが、

実は「死」のイメージ(それは性のイメージでもある)の担い手でもある、ということです。

 

その2につづく。

パターン③をみてみようとおもいます。


「異人論」と小津安二郎の諸作品 その2

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その2です。

前回のつづきなんですが――

冒頭、かいておきたいのは――

というか 主張しておきたいのは、

 

◎小津安二郎、その人も異人・ストレンジャーであった。

 

ということです。

それも……何重の意味においてそうであったということ。

まず彼が、「小津家」という伊勢松阪の名家の出身であったこと。

豪商・大ブルジョワの家の出身であったこと、です。

 

 商人とは、交易を行なうもののうち、利潤動機を以ってそれを推進する人々の定義であり、これは、ポランニーが「交易者と交易」で述べたことである。つまり、商人とはストレンジャーなのである。

(中略)

 商業は、決して共同体内部からの発展や、肥大化からの転化という性格を持たない。そして、その商業をになう者は、共同体内部からしるしつきとして排除されたスケープゴートではなくして、もともと外部から共同体を訪れたマレビトであり、グロテスクなストレンジャーなのである。

(栗本慎一郎著、青土社「光の都市 闇の都市」53~55ページより)

 

小津安二郎のお父さんというのは、いわば

松阪の「小津グループ」の 江戸出張所の支配人というような立ち場であったそうです。

つまり、栗本先生のコトバでいうと

「松阪から江戸に訪れたストレンジャー」ということになる。

小津安二郎という人は生まれた瞬間から「異人」であったのです。

 

さらに……

彼が当時の日本人としては「異常」なほど体が大きかったこと、

も付け加えるべきでしょう。

出身階層も異人、体格も異人。

 

そして映画製作においてたぐいまれな才能を示したこと……

才能においても異人。

 

もうおわかりでしょう。小津安二郎はどこからどうみても「異人」だったのです。

 

□□□□□□□□

 

では、前回のつづき……

 

パターン③ 個人が異人(主人公)

つまり主人公そのものが「異人」であるということなのですが、

 

このパターンもやっぱり3つに分類できちゃったりします。

・パターン③-A 男性主人公が異人

・パターン③-B 女性主人公が異人

・パターン③-C 女性主人公の親友(分身)が異人

 

□□□□□□□□

ひとつひとつみていきましょう。

・パターン③-A 男性主人公が異人

 

「朗らかに歩め」(1930)のヤクザな主人公がまさしくそうです。

高田稔は白いかっこいいスーツ。 めちゃくちゃ高価なスポーツカーを乗り回す。

「異人」です。

 

しかしそんなヤクザな「異人」が更生して

ふつうのプロレタリアートに。

 

 

「淑女と髭」(1931)は もう誰がみたって「異人」

この岡田時彦も 高田稔同様、

社会に認められるために 「異人」であることを捨てます。

 

この「異人」ヒーローですが、

40年代の作品になると――

あくまで自分の「異人性」にこだわるようになる……

 

「異人」である自分を捨てないようになってくるのはおもしろい。

ここらへん小津安二郎自身の心境の変化があったのだろうか?

 

つまり「俺はけっきょく異人として生きていくより仕方ない」

というあきらめがあるのだろうか??

 

たとえば「戸田家の兄妹」(1941)

冒頭、

佐分利信は 家族の記念撮影に遅れて登場する 「異人」で……

 

作品の終盤になっても

 

中国大陸 という異国から

国民服 という異装を身にまとって出現し、

で、家族相手に ぶん殴ったり、暴言を吐いたり、異常な行動をとる。

(まあ 彼が「親孝行」という正論を言っているわけですが)

 

ようするに異人として登場し、異人としておわる。

あくまで異人にこだわるのです。

 

 という感じなのですが、

「・パターン③-A 男性主人公が異人」

これはおもしろいことに 戦後影をひそめてしまいます。

 
たとえば「風の中の牝雞」(1948)
戦場から帰ってきた佐野周二は 「異人」といや「異人」なのですが、
 
作品の中心はどうみたって 異人にいじめられる田中絹代の方にあるわけで……
 
深読みしてしまえば
欲求不満でMっ気いっぱいの田中絹代が
わざといじめられて快楽に浸っているストーリーとおもえなくもない。
 
じっさいわたくしの記憶も
「ひたすら田中絹代がエロい映画」ということでしかないわけです。はい。
 

晩年の2作品

「浮草」

「小早川家の秋」

の中村鴈治郎はなるほど「異人」してますが……

 

しかし

「淑女と髭」の岡田時彦 あるいは 「戸田家の兄妹」の佐分利信が

あくまで作品の中心に位置していたのと ちょっと違う気がする。

 

「異人」は「異人」なのだが、

どこか京マチ子、若尾文子

あるいは新珠美千代、原節子、司葉子

彼女たちの掌の上で踊っている感がある。

 

「あらあら お爺ちゃん しょうがないわね」というところがある。

 

 

じゃ、ヒロインが「異人」な場合はあるんでしょうか?

ええ。ありますとも。

 

 ・パターン③-B 女性主人公が異人

このパターンのはじまりはおそらく
「その夜の妻」(1930) の八雲恵美子でしょう。
 
和服姿で両手に拳銃。
背景は洋画のポスターという異人です。
 
 
それが「淑女は何を忘れたか」(1937)の 桑野通子に進化します。
 
というか、
「美女」というのは 存在そのものが「異人」なのか??
 
さらにモダンそのものの服装
そして「関西弁」という異国のコトバ
――が、桑野通子の「異人」性を高めるわけです。
 
さらに桑野通子という人の伝説的な生涯もわれわれの心に響いてしまったりするわけですが。
 

「お茶漬けの味」(1952)の木暮実千代もわかりやすい「異人」です。

 

 

「お茶漬けの味」= 美しき「異人」が暴れまわる。

といっても過言ではない。

 

 

――のですが、

「淑女は何を忘れたか」にしろ

「お茶漬けの味」にしろ

 

なーんか ヒロイン=「異人」の作品は おもしくない。

おもしろいことはおもしろいのだけど……

何かが足らない。

 

ということで開発されたのが

・パターン③-C 女性主人公の親友(分身)が異人

なのではあるまいかと、僕は考えます。

 

ヒロインの一種「分身」のようなキャラクターを設定して、

で、その「分身」に「異人」性をかぶせる、という高等テクニックとなります。

 

このパターンの嚆矢はなんつっても

「晩春」(1949)

つくづくこの作品はすさまじいな、と感心します。

 

原節子の親友 月丘夢路は

・お金持ち

・バツイチ独身

・職業婦人

・そしてもちろん美貌

 

といろいろな「異人」要素があるわけです。

 

どことなく原節子に対して「母親」のようにふるまうのも気になるところ。

 

あとラスト近く 笠智衆にキスする という突飛な行動をとったりします。

 

「麦秋」(1951)の淡島千景は 月丘夢路の正当な後継者です。

 

というか宝塚出身という点も同じ。

 

 

淡島千景は 原節子の死んだお兄さんの記憶と結びついているような、

そんなセリフがあります。

 

あと、佐野周二からちょっとセクハラめいたコトバをいわれたりします。

 

この「異人」さんは「性」=「死」のイメージを帯びているようなのです。

 

このパターンの究極の完成形が

「彼岸花」(1958)の山本富士子なのでしょう。

 

京都弁という「異国のコトバ」をあやつる

彼女はいわば……

月丘夢路+淡島千景+桑野通子

といった感じでしょうか。

 

桑野通子……といえば、

この作品、有馬稲子の妹役で 桑野みゆき(桑野通子の遺児)が登場するという――

 

もちろん山本富士子は 有馬稲子の結婚のために

佐分利信にむかってトリックをしかける、

トリックスターでもあるわけです。

YOKOSUKA軍港めぐり① そうりゅう型潜水艦

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6月某日。YOKOSUKA軍港めぐり

はぁー これは楽しかった。

たくさん写真を撮ってしまったので

ブログに載せます。

 

ひじょうにマニアックな記事になりますが・・・

 

大人1名1400円 小学生以下1名700円 で45分。ぐるっと横須賀軍港を一回りします。

船はこんな↑↑

 

平日に行ったのですが、そうとう賑わってました。

天気が良かったからか。

僕は14時の便に乗ったのですが、バス旅行の団体さんが一緒でした。

あらかじめ予約しておいたのですんなりチケットが買えましたが、

予約してないと、買えなかったかもしれない(??)

 

団体さんがドカッと入るかもしれんので、

たとえ平日でもいちおう予約をして行ったほうがよさそうです。

 

撮影ですが、

これはいろんな方が書かれてますが、

◎「2階」「右舷」に限る!

――となります。

 

1階だと窓越しの撮影になってしまいますし、

左舷はあんまし軍艦がみえません。

僕は幸い右舷の一番前に陣取ることができました。

 

使用レンズですが、この記事の最初の3枚以外は

全部 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRⅡ

です。

ただ、aps-cサイズのカメラを使っている人は望遠レンズだと

オーバースペックな気がします。

(近すぎて、船の全体を写せないとおもう)

 

フルサイズ一眼→望遠レンズ

aps-cサイズ一眼→標準レンズ

がいいとおもわれます。

 

「2階」がいい!

――などと書きましたが、

逆に……撮影をしない分には1階右舷のほうがいいとおもいます。

 

2階だといろいろ弱点があり

・案内人さんの姿がみえない。

・汽笛がけっこううるさい。

・日差しが強い。(晴れた日は)

・冬はたぶんめちゃくちゃ寒い。

 

という具合です。

 

もとい――、船上から撮った写真を載せていきます。

 

まず見えてくるのは

船越地区の

海上自衛隊の護衛艦群 なんですが――

帰り道に間近でみれるので 今は紹介しません。

 

ちなみに一番手前のフネは DD-110 護衛艦たかなみ です。

ピシッとそろって停泊してて かっこいい。

 

 

右側に 

米軍のドライドックがみえてきます。

「ブラタモリ」でやってたやつです。

 

アメリカ海軍横須賀基地。アメリカ合衆国です。

 

案内人さんが――

「万が一船から落ちた場合、泳ぐ方向は左側になっております」

「右側ですと、上陸にパスポートが必要です」

などと笑わせていました。

 

 

 アメリカなのだが……

 

建物のわきには 

 

伊藤園とダイドーの自販機……

補充の人はどうするのかね?

いろいろめんどくさい手続きを経て、伊藤園の人が補充したりするのかね??

 

あと、日本のコインですか。やっぱり??

わからないことだらけです。

 

 ↑ダイバー支援船 DS-03

なるフネ。

 

 ずんずん進みますと……

 

朝〇新聞の旗……

じゃない、

旭日旗が見えてまいります。

 

あーなんか日本人の血が騒ぐねぇ~

いや、単にわたくしが

帝国海軍軍人の子孫なせいか……

(こういう感覚、朝〇新聞の愛読者にはわかるまいが……)

 

旭日旗の正体は……

 

潜水艦。

「蒼龍(そうりゅう)」型の潜水艦。(艦名よくわかりません)

 

潜水艦の部隊だけは、どうしたわけか、

アメリカ海軍の基地に司令部があるんだそうな。

 

↑トリミングしました。

X形の舵がかわいいのですが……

 

兵頭二十八先生によると このかわいい尾びれはスウェーデンの特許らしい。

というか、兵頭先生の蒼龍評価はけっこう厳しくて……

 

(トマス注:蒼龍型は)水中速力は「20ノット」と公表されているけれども、これは公的な嘘だろう。20ノット以上出せることは常識で判断できる。それを秘密にすることには問題ない。ただし、世間向けの表記は「N/A」(公示し得るデータ無し)、もしくは「20ノット以上(軍機)」としないと、誠実性を疑われる……という近代社会のしきたりが、いまだ日本人にはよく分からぬらしい。近代社会では、公人が公的な嘘をついたら、恥じなくてはならない。

 特に浅海面に強いという、「X形舵」も、スウェーデンの特許。したがって、AIP機関(トマス注:スウェーデン製の空気を必要としない機関)を搭載しないとしても、スウェーデンへの特許料支払いがゼロになることはない。

 士官9人+下士官56人で、『蒼龍』型は運航される。

(草思社「兵頭二十八の防衛白書2016」411ページより)

 

あと「そうりゅう」型の後期型にはリチウム電池が使われているらしいのだが

その点にも懸念を示しておられる。

 

 宣伝者は言う。リチウム電池の容量は鉛の倍だと。(トマス注:鉛→鉛電池のこと)急速充電が可能だと。残容量が減っても電圧降下しないと。

 それなら、なぜ他の先進国は、潜水艦のバッテリーをさっさとすべてリチウム電池にきりかえてしまわないのか?

 リチウム電池には、不時の発火・火災・膨張の危険があり、その問題が一向に解決されていないからだ。

(同書146ページより)

 

いやー、マニアックなはなしばかり書いてますね~

この記事。

ここまで読んでる方、いらっしゃるんですかね~

 

まあいいや……

 

さらにトリミング。

白い制服の士官(推定)の方が 手を振っていらっしゃる。

 

いろいろ否定的な文章ばかり引用しちゃいました……

海上自衛隊の方、申し訳なし……

 

潜水艦のこの方だけでなく、このあと掃海艇の乗り組みの方も

手を振っておられて……(あとあと紹介します)

ほんと、海自の方の努力には頭がさがります。

 

「そうりゅう」たんの写真をいろいろ載せていきます。

 

 

 まだ手を振っておられる。

 

 右側のクリーム色の建物が司令部なのかな。

 

 と……

突然現れた右側のお人は

艦長さんかいな??

 

 

 いままで我々に手を振っておられたヒト(左側)が、

とっさに敬礼しましたぞ。

 

忙しい職場だな……

 

↑艦橋部分だけトリミングしました。

ハッチがペロッと開いてるのとかたまらんな~

 

わたくし、

ドイツ映画の「Uボート」って潜水艦の映画、けっこう好きなのですが、

どうみても「そうりゅう」 Uボートよりでかい。 はるかにでかい。

 

 「そうりゅう」たんに別れを告げ……

ますが、

 

またえんえんドライドックが続きます。

 

 と、突如バカでかいクレーンが。

 

これは案内人の方の解説によると、

大正5年にできた「5号ドック」というものらしい。

戦艦「陸奥」はここで作られたんだそうな。

 

そういわれると……対岸に「陸奥」の主砲が飾られているのだが、

なるほど。

誕生の地の真向かいに展示してあるわけか。

 

5号ドックを通り過ぎると……

アメリカ海軍の艦艇が姿を見せます。

 

むぅ…・・・かっこいい。

のですが、紹介は次回。

 

そうそう。はやめに書いておきますが、

北朝鮮のへんな髪形の独裁者のせいで、

空母ロナルド・レーガンはお出かけ中。

 

原子力空母の姿はみられませんでした・・・・・・

YOKOSUKA軍港めぐり② アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦など

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軍港めぐりつづき。

 

のっけから関係のないはなしですが――

昨晩 BSでコッポラの「ゴッドファーザーPARTⅡ」やってて

ついつい見入ってしまったのですが、

 

ラスト近く 回想シーンで アル・パチーノが

「おれ、Marines に入隊した。」

というところがあるんですが

(真珠湾攻撃の直後、それで兄貴とケンカになる、というエピソード)

 

驚いてしまったのは、この箇所、

「海軍に入隊した」

と字幕が出てるんですよね~

 

これ、完全な誤訳。

 

Marines は「海兵隊」で、

海兵隊はべつに海軍の下部組織でもなんでもない。

 

そもそも「海軍」出身だと、

マイケル・コルリオーネ(アル・パチーノ)が、PARTⅠでとつぜん「俺がやる」とかいって

敵のボスと警察官二人を射殺しちゃうところだって生きてこない。

「海兵隊」という――

敵の領域にまず最初につっこんでいく殴り込み軍団の一員だったからこそ、

あの行動が納得いくわけで……

 

――ええと、なんでしたっけ。

そうそう、横須賀の軍港。

こっちはMarinesじゃなくて Navyです。もちろんアメリカ海軍です。

 

DDG-54カーティス・ウィルバーが見えてまいります。

アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦の4番艦。

 

トリミングしました。

 

えー……説明能力なし。

たぶん衛星通信アンテナとか、機銃の射撃指揮装置とか、対空レーダーとか、

なのだとおもわれます。

 

パイプがうねうねで大友克洋っぽくてかっこいいです。

船体の錆もいい雰囲気です。

 

軍港めぐりのフネが

ぐんぐん艦首方向に進んでいきます。

 

艦橋部分だけトリミング。

 

八角形のなんか修理中のところだけはわかります。

「フェーズドアレイ・レーダー」

というイージス艦の代名詞ですな~

 

煙突のところ トリミング。

人っ子一人いません。

誰か作業しててくれるとおもしろいのですが――

 

真横からみる。

いやはやかっこいいこと。

 

わたくし、軍艦というと、

旧帝国海軍の重巡洋艦(妙高型、高雄型、最上型)

がいちばんかっこいいとおもっていて、

現代のフネとかまったくマークしていなかったのですが……

 

これはかっこいい……

というか、ごっつい艦橋が、

なんとなく高雄型を彷彿とさせる……気が。

 

以下、ウィキペディア情報ですが、

カーティス・ウィルバー

排水量:8362トン

全長:153.9m

全幅:20.1m

ということです。

 

なので、

排水量:13000~15000トン

全長:200mくらい

全幅:20mくらい

の帝国海軍のヘヴィークルーザーは 

 

このカーティス・ウィルバーを50mばかし伸ばしたようなものだった……

ということになるでしょう。

 

↓構図 失敗しました。

海の部分が多すぎる……

 

海:2

空:8

くらいがよかったか???

 

というか、以下、海の部分が多すぎの画像がばかりです。

反省しております。

船、撮りなれていないもので……

 

 

おとなり「63」番は

DDG-63 ステザム

アーレイバーク級ミサイル駆逐艦13番艦。

 

 

真正面から……

 

 

「3隻のイージス艦を効率よく配備することで 日本全土をミサイル攻撃から守ることができる」

と案内人さんがいってました。

 

だがまあ、この子らはアメリカ海軍のフネなので

守るのは原子力空母および米本土でしょう。

 

 

イージス艦、この2隻だけではなかった。

うじゃうじゃいます。

 

タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦

んー しかし、これはあんましかっこよくないな。

 

手前がCG-54アンティータム

奥がCG-62チャンセラーズビル

 

艦橋のアップ

なんかずんぐりむっくりで かっこ悪いな。

 

案内人さんが イージス艦は建造に

1隻あたり1500億円かかる といっていました。

 

新国立競技場の建造費が1490億円だとか……

 

だが、この高額の建造費。

兵頭二十八先生に言わせると――

 

 第2次世界大戦後、悪い慣行ができた。米海軍と造船所が馴れ合いで、造船所の方から、できるわけのない安値の見積もりを出すのである。それなら議会を通りやすいから。そして予算が通ったあとで、実際の工費がどんどん膨らみ、当初予定の2倍以上にもなるのだ。

 米国の造船会社はこれをユニオン(労組)のせいにする。だが、ノルウェーやデンマークや日本や韓国にもユニオンはあるけれども、米国のようなトラブルは起こしていない。

 事態を悪化させたのは、1990年代のうちに「海軍工廠」が全廃されたことだった。修理用には少し残してあるが、米国国営の造船ドックはなくなったのである。

 これがよくなかった。「やればできるレベルとはいかほどか」を海軍みずから測り知ることができなくなった。爾後は、民間造船会社の言うなりを信ずるほかになくなってしまった。

(草思社「兵頭二十八の防衛白書2016」351ページより)

 

どうもアメリカ合衆国の「もの作り」システムの崩壊が原因なような気がします……

 

空っぽの12号バースも見えてまいります。

空母専用ふ頭。

 

「ロナルド・レーガン」はいない……

 

のですが、

 

そのかわりに原子力潜水艦をみることができました。

 

SSN717 オリンピア

ロサンゼルス級原子力潜水艦の30番艦

 

「レッドオクトーバーを追え」にでてきた潜水艦「ダラス」

あれも同じロサンゼルス級。

 

一時的に入港しているだけで

ひじょうにめずらしい光景だと案内人さんがいってました。

 

兵隊さんがおり……

 

双眼鏡でこっちを監視しています。

自衛隊の潜水艦とは180度対応が違う……

ものものしいです。

 

「やや。あやしげな奴!」

「我が艦を望遠レンズで撮影しておるな」

「む。見覚えが」

「ん……」

「安心しろ。あれはトマス・ピンコの野郎だ」

「なんだ。トマスの野郎か」

 

 

「蒼龍」型との比較。

なるほど「蒼龍」のほうが艦橋はでかいのか。

 

もしくはアメリカの兵隊がものすんごくデカい、とか??

 

その3につづく。

YOKOSUKA軍港めぐり③ 掃海艦はちじょう&あわじ など

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んー なんかあまりめでたくない事で

アメリカ海軍がニュースになってる……

 

クルマに例えると

フェラーリと大型トラックがぶつかって

フェラーリがグチャっといっちゃった という感じなのか。

 

(これは前回 紹介したカーティス・ウィルバーの艦橋部分↓↓) 

 

衝突事故を起こした「フィッツジェラルド」

あれ 前回紹介した 「カーティス・ウィルバー」&「ステザム」の同型艦だそうです。

アーレイバーク級ミサイル駆逐艦の12番艦。

 

もとい、軍港めぐりのフネは

アメリカ海軍横須賀基地を通り過ぎまして……

 

港の外側に……

 

ひたすら海――

 

んーー6月はじめだけど、夏の雲って感じ。

(じっさいこのあと関東地方は夕立になった)

 

海――……

 

潮風が心地よい……

 

海――……

 

なんですが、なんか「モノリス」状のヘンな物体が……

 

????……

 

「A」 「B」 「C」 「D」 とか書いてある??

 

これ、

「消磁所」 (Deperming Station)

なるものだという。

海上自衛隊の施設だそうな。

 

鋼鉄製の軍艦の船体はどんどん帯磁してしまうので

その磁力を打ち消すための施設だという。

磁力があるとなんで困るか、というと、

磁気機雷という機雷にひっかかっちゃうんですな。

 

日本全国でここにしかない、という。

 

――ちなみに帝国海軍では

磁気機雷よけに「舷外電路」(消磁線)というのを使ってました。

はやいはなしが電線を船体にぐるっと這わせる、という方法。 

 

なるほど。時代は進歩しておりますな~……

トマス・ピンコは

海軍に関する知識が、完全に1945年でストップしてますので

妙に感心したことでありました。

 

 

対岸に陸地が……

 「あちらがアメリカ大陸となっております」

と案内人さんが笑わせていた。

 

「まちがえました。千葉県の房総半島でした」 

 

 住友重機械工業の横須賀造船所。↓↓

 

トリミングしました。

タンカーを造っているのであろうか。

 

「軍港」じゃなくて

 

ふつうの港の光景です。

工業地帯でもあるわけですな~

 

追浜工業地帯。

 

でっかい船が……

 

「カーキャリアー」というもの。

クルマを運ぶんですな~ 何台積めるのかしら。

 

別角度から。

 

日産自動車の追浜自動車工場。

 

案内人さんいわく、

工場に窓がひとつもないのは、

産業スパイから企業秘密を守るためだそうです。

 

しかし――

「工場見学ツアーは毎日予約でいっぱいなんだそうです。一体どういうわけでしょうかねぇ??」

 

驚いたのはこれ↓↓

 

横須賀市のごみ処理場ですって。

 

のどかな緑あふれるエリアが……

 

船越地区。ここはなんだろう? アメリカ海軍のエリアなのかな。

 

 

船越地区、奥の方に進むと海自のエリアのようです。

 

掃海艦はちじょう 掃海艦あわじ が仲良く停泊しています。

 

右側 「MSO303 はちじょう」

やえやま型掃海艦3番艦

全長67m 世界最大級の木造船ですと。

木でできてるんだな。

 

左側 「MSO304 あわじ」

あわじ型掃海艦1番艦。

こっちはFRP製ボディだって。

 

さっき消磁所のところでふれました通り、

鋼鉄製の船体だと磁気機雷にひっかかる怖れがあるわけですな。

それで木製だったりプラスチック製だったりするようです。

 

なのですが、驚いたことに……

 

YOKOSUKA軍港めぐりさんの ホームページで知ったのですが、

この「はちじょう」

6月6日。除籍されてしまったとのこと。

 

引退してしまったのですね~

ぎりぎりのタイミングで現役のところをみれたわけです。

なんでも除籍されるとすぐに艦尾の「はちじょう」と書いてある、

あの文字は消されてしまうそうです。

 

掃海艦隊に関して 兵頭先生はこのように書いています。

(そろそろお気づきかとおもわれますが、

わたくしの現代兵器に関する知識はほぼ100パー 兵頭先生の著作の受け売りです。

あとはまー ディスカバリーチャンネルかな)

 

 第2次大戦後、これまでに米海軍の軍艦は、19隻が大破もしくは沈没している。そのうち14隻は機雷にやられたものだ。

(中略)

 システムの欠陥が発見されたとき、すぐにパッチを当てられるのが米国流組織の長所だと思われている。けれども、なにゆえか米海軍は、この掃海部門というアキレスの踵を、20年以上も放置したままだ。大衆アピール的にも金額的にも、地味すぎて、人気がない。部内にも部外にも、ここに予算をつけてやろうという政治的応援団が、育たないようである。

(中略)

 おそらくは、安倍晋三政権が2014年に打ち出した「集団的自衛権の行使」路線が、穴を埋めるのだろう。海上自衛隊の掃海艦隊が、米軍のために駆使されるのだ。

(草思社「兵頭二十八の防衛白書2014」20~22ページより)

 

「あわじ」の乗組員さんたち、手を振ってくれました。

 

潜水艦もそうだったが、

これでは海自ファンにならざるをえないです。

 

フネは狭い水路を通り抜けます。

 

絶景です。

 

新井掘割水路 というもの。

 

明治時代、横須賀本港と長浦港をむすぶために人力で掘られた、とか。

 

ようするに港から突き出ていた半島の根っこの部分を、

水路にしてしまえ。

と掘ってしまった。

奥に海上自衛隊の護衛艦群が。

ううむ、かっこいい。

 

まだ続きます。

北鎌倉・明月院(あじさい寺)

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軍港めぐりの記事、まだ続ける予定ですが……

 

同日にあじさい寺も行ったので

先にその記事を。

 

放っておくと、季節外れになりそうなので――

 

北鎌倉駅。

で、降りるとなぜか写真を撮らないではいられないという……

 

これは小津安二郎ファンの宿命でありましょう。

 

駅から歩いて 10分~15分で、

 

明月院へ。

 

6月初め、平日。

ということもあり、

空いていました。

 

まだ時期がはやかったか。

 

でも空いてたから、

6月初旬に来るというのは けっこうアリかとおもわれます。

 

あじさい というと、

この葉っぱを昔の人はトイレットペーパーとして使っていた。

という話をおもいだすのですが……

 

どの程度の方がご存じなのか?

 

トイレのそばにあじさいを植えておいて、

で、トイレに行くたびに葉っぱを一枚ちぎるわけですな……

いや、ほんとのはなし。

 

でもちょうどいい具合の葉っぱしてます。

 

北鎌倉近辺のお寺は

どこもすごい起伏の地形で、

 

山あり谷あり、です。

 

紅葉の時期にまた来たいものです。

人出がたぶんすさまじいのでしょうが。

 

こんな平日でも

ガイジンの方々、多し。

アジア系、アフリカ系、白人……いろいろ。

 

皆さん、どんどんおカネを落としていってください。

でも、もうちょっと静かにね。

 

 

 

 

 

「明月院」

――ということで

ウサギをシンボルにしているようです。

 

夕日を見ています。

 

カメ君は……

 

ウサギ君のついで、か。

 

 

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