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「八犬伝」なぜ信乃はアホなのか?(村雨盗難事件を五行思想で分析します)①

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「南総里見八犬伝」

――最大の謎。

にして最大のツッコミどころ……

 

犬塚信乃が村雨丸(刀の名前ですわ)

を、すり替えられたのをえんえん気づかなかった件につきまして……

 

易、というか五行思想を使って分析していきたいとおもいます。

 

□□□□□□□□

というか、大方の読者の方はこう結論づけて その結論に安心していらっしゃるに相違ない。

・犬塚信乃はアホなのだ。

と……

 

でも、それは違います。

最初に真の結論を書いてしまいますと、

・犬塚信乃(四緑木星)は

刀(金気)が大嫌いなのだ。

(金剋木なので……)

これが答えです。

 

でも、まあ、分析の前に、あらすじをみていきましょう。

 

□□□□□□□□

 

〇あらすじ。

んー というか、まず、

犬塚信乃が パパ・犬塚番作から 村雨を受け継ぐシーンなんですが……

これがあまりに濃すぎて要約しようがない、という……

あと、かっこよすぎだろ、番作パパ……

 

汝が人となるのちに、(くだん)宝刀(みたち)(かむ)殿(どの)[左兵衛督(なり)(うぢ)なり]に、(たてまつら)せて身を立させん、と思ひにければ年あまた、賊を(ふせ)ぎて(ひめ)おきつ。今宵(こよひ)汝に譲るべし。見よや。」とばかり硯筥(すずりばこ)なる、刀子(こがたな)(さぐ)りとり、(うつばり)(つり)し大竹の、筒を目がけて(ちょう)(うて)ば、釣索(つりなは)(ふつ)(うち)(きつ)て、筒はそがまゝ(はた)(おち)両段(ふたつ)に割れてあらはれ(いづ)るは、(これ)村雨の宝刀なり。番作は(いそがは)しく、錦(ふくろ)の紐解かけて、(うやうやし)く額に(おし)あて、霎時(しばし)念じて抜放せば、信乃は間近く居なほりて、(つば)(もと)より刀尖(きつさき)まで、(またたき)もせずうち熟視(まも)る。煌々(くわうくわう)たるかな七星の(もん)照耀(てりかがやき)て三尺の氷寒し。露結び、霜(こり)て、半輪の月かと疑ひ、邪を退け、妖を治めて、千載(せんざい)の宝と称す。唐山(もろこし)太阿(たいあ)・竜泉、我邦(わがくに)抜丸(ぬけまる)蒔鳩(まきばと)、小烏・鬼丸なンどいふとも、是にはまさじと見えたりける。(しばらく)して番作は、(やいば)をやをら鞘に納め、「信乃この宝刀の奇特をしるや。殺気を(ふくみ)て抜放せば、刀尖(きつさき)より露(したた)り、(あた)(きり)、刃に(ちぬ)れば、その水ますます(ほとばし)りて、(こぶし)(したが)(さん)(らく)す。(たとひ)(かの)村雨の、樹杪(こずゑ)を風の払ふが如し。よりて村雨と名づけらる。これを汝にとらせんに、そのざまにては相応(ふさはし)からず。(もとどり)を短くし、今よりして犬塚信乃戌孝(もりたか)名告(なの)れかし。

(岩波文庫「南総里見八犬伝(一)」331ページより)

 

「信乃、おまえが成人したら、成氏さまに献上して就職できるよう、村雨を隠しておいたのだ」

「見よや!!」

と番作、小刀を「丁」と投げると

竹筒が落っこちてきて 村雨があらわれるというかっこいいシーン。

で、村雨がいかにすんばらしい刀かという描写がいろいろありまして……

村雨の特殊ギミックが語られます。

「殺気を含んで抜くと、刃先から水が飛び出るのじゃ!!」

「いまから犬塚信乃戌孝(もりたか)となのれかし!!」

 

これで終わればいいのですが、

・村雨を受け継ぐ。戌孝という名前になる。

・父が自殺する。(切腹・いろいろわけがあるのさ)

・信乃、瀕死だった愛犬与四郎の首を村雨で斬る。(これまたいろいろあったのさ)

・与四郎の首から「孝」の字の玉が玉があらわれる。

・亀篠・蟇六(伯母夫婦)に養われることになる。

これらの事件が立て続けに起きます。

もう、僕には要約する力はありません。

 

というわけで、伯母夫婦に養われる信乃でしたが、

この亀篠&蟇六ってのはとんでもないワルで、

どうにかして村雨を盗って、甥の信乃を殺すか、それしか考えてません。

(それは番作もお見通しだったので警告していた)

 

で、蟇六が村雨をすり替える悪だくみが 岩波文庫の2巻目に語られるのですが、

信乃と一緒に川に漁に行きまして、

で、わざと蟇六、おぼれたふりをする。

それを信乃が助けようとする。当然、刀は岸に置きっぱなし。

ここで共犯者が刀をすり替える。

こんな事件が起きます。(ホントはもう一ひねりあるのだが、まあいいや)

 

で、亀篠&蟇六は、何食わぬ顔をして

就職活動に古河の成氏のもとへ出かける信乃を送り出す、という流れです。

冒頭語りましたが、信乃は刀がすりかわったことに全く気付いてません。

番作が「信乃、おまえが成人したら、成氏さまに献上して就職できるよう、村雨を隠しておいたのだ」

といいましたが、

逆にいうと、村雨がないと、これは何の意味もないのですが……

 
……②に続く。

「八犬伝」なぜ信乃はアホなのか?(村雨盗難事件を五行思想で分析します)②

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②です。前回の記事が 文字数制限を超えてるとかなんとかいうので

記事を分けます。

 

――もとい、「村雨盗難事件」の続き。

義理の伯父の蟇六(すごい名前……)の陰謀で 名刀・村雨をすり替えられてしまった犬塚信乃……

このシーンの直後の馬琴先生の説明。

 

されば(また)、犬塚信乃は、その思慮才学人に(こえ)たり。片時(へんじ)由断(ゆだん)せしにあらねど、蟇六が入水せしは、計りてわれを(おぼ)らせんとて、(かぢ)(とり)の土太郎を、(かね)(ひそか)相譚(かたらふ)て、如右(しか)せしならん、とのみ思ひて、船中に在る左母二郎(さもじらう)が、村雨の名刀を、搨替(すりかえ)んとは思ひもかけず。船の寄るを(まち)つけて、わが衣を取て穿(みにつ)け、て、み。倉卒(そうそつ)(あはひ)て、夜中(やちゅう)ば、(ぬき)(はなち)り。嗚乎(ああ)(をし)し、年来(としごろ)(もり)宝刀(みたち)共、寸隙(すんげき)て、他手(ひとで)(おつ)は、時運し。

(岩波文庫「南総里見八犬伝(二)」75ページより)

 

この説明もすさまじい。

というかツッコミどころ満載。

「信乃は片時も油断していなかったのだが、蟇六が入水したのは

自分を溺死させようとしてそうしたのだろう(!?)

とおもい、名刀をすりかえるところまで頭がまわらなかった」

 

自分を殺そうという陰謀はサラッと流してしまう……そんな信乃でありました。

(さいごの「時運なるべし」ってのもなんか笑える……)

 

えー、物語はこのあとすさまじい急展開で……

肝心の村雨は 蟇六とグルだった 左母二郎(さもじろう)ってチャラいやつが奪い取りまして

だが、それを初登場の犬山道節(忠の字の玉をもつ犬士)がチャラ男をあっさり殺して奪う というお話が続きますが、

(さらに亀篠&蟇六もあっさり斬殺されたりします。道節とは関係なし)

 

肝心の信乃は 村雨がすり替わっていることをご存じなく、

のんきに許我(古河)の御所に就職活動にいっちゃってます。

はい。

で、成氏という偉いやつに 村雨を見せに行くという段取りになりました。(最終面接みたいなものである)

が、以下、

信乃=アホ

が明らかになる決定的場面です。

 

が、これまた文字数制限にひっかかるので③につづく。

(岩波文庫の「南総里見八犬伝」をワードでおこしまして、それをコピペしているのですが、

どうもそれが莫大な文字数を食うらしいです)

「八犬伝」なぜ信乃はアホなのか?(村雨盗難事件を五行思想で分析します)③

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③です。

あらすじを説明するだけでものすごいコマ切れの記事になってます。

ようやく就職の最終面接にまでこぎつけた犬塚信乃でありました……

が……

 

かくてその詰旦(あけのあさ)、信乃は忽地(たちまち)に思ふやう、村雨は名刀なれば、先考(わがちゝ)年来(としごろ)、これを(おほ)(たけ)(つゝ)(おさ)めて、(うつばり)に掛給ひしか共、一点(つゆ)ばかりも(さび)たる事なし。大人(うし)の身まかり給ひては、われ亦年来(としごろ)腰に帯、枕に建て盗難に、あはじと思ひしのみにして、(ぬき)(こゝろみ)る事なかりき。さればとて、今許我(こが)殿へ(まゐ)らするに、(やいば)塵埃(ほこり)をも(ぬぐは)ざらんは、准備(こゝろがまへ)なきに似たり。かくは旅宿(たびね)徒然(つれづれ)なるに、よき手すさみにこそと思ふ、(かたへ)に人のなき(まま)に、やをら障子を(ひき)(たて)て、床柱のほとりに坐を占め、(くだん)大刀(たち)右手(めて)(とり)て、まづ(つか)(いと)塵埃(ほこり)を払ひ、しづかに鞘を推拭(おしぬぐ)ひ、引抜きて刃を見るに、村雨にはあらざりけり。「是はいかに。」と驚きつゝ、又とり直して(つらつら)()るに、その長短は等しけれども、焼刃は無下(むげ)に似るべくもあらず。思ひがけなき事なれば、胸うち騒ぎて(とゞま)らず。

 (岩波文庫「南総里見八犬伝(二)」177ページより)

 

村雨は名刀なので父が長年 竹の筒におさめておいたけど 錆ひとつつかなかった。

父の死去のあと、僕はずっと腰に帯たり、枕に立てたり、盗まれないように注意していただけで

抜いてみることはなかった。

(大事な刀……そんなんでいいのかよ!!!)

さて、いま許我殿(成氏)へ進呈するのに 刀の埃をぬぐっておかないと。

(今??……今かよ!!!)

これはいい暇つぶしだから、と

(そ、そんな軽いノリ??)

床柱を背に刀を抜き放ったところ、

なんと村雨ではなかった……

(確かめろよぉ……もっと前に確かめろよぉ……)

「これはいかに?」

(これはいかに? じゃねぇーよ!!)

  

んー、なんというんでしょうねぇ。このマヌケっぷりは。

まるでコント……

 

ま。この村雨盗難事件をきっかけに 信乃はお尋ね者になり

芳流閣の決闘というやつがおこり、犬飼現八(むろん犬士のひとり)と出会い、戦い、

それで、行徳まで流されて 犬田小文吾 犬江親兵衛(赤ちゃんだが)に出会うという

怒涛の展開につながっていくわけで、

 

あらすじは以上。

 

□□□□□□□□ 

 

とはいえ、村雨盗難事件。そして信乃のマヌケっぷり。

馬琴先生、ちょっとムリがありませんか?

というのが江戸時代以来、大方の見方だったのですが、

 

じつは陰陽五行説的には100%正しい。

(屁理屈バカの馬琴先生は間違っていない)

というのを以下、分析していきます。

 
④につづく。

 

「八犬伝」なぜ信乃はアホなのか?(村雨盗難事件を五行思想で分析します)④

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④ ようやく解答編です。

 

「南総里見八犬伝」

村雨盗難事件を陰陽五行説で分析していきたいと存じます。

 

□□□□□□□□

 

はじめに復習しておきたいのは 五行説の基本中の基本。

相生・相克の原理です。

五行……木・火・土・金・水

5つのエレメントにはそれぞれ相性があるよ、というはなしです。

 

〇相生(相性のいい関係)

木生火

火生土

土生金

金生水

水生木

 

〇相克(相性のわるい関係)

木剋土

土剋水

水剋火

火剋金

金剋木

 

はい、小難しい理屈は以上です。

 

□□□□□□□□

A、村雨=金気の権化。

 

名刀・村雨の最大の特徴 それは番作が述べていた通り――

殺気を(ふくみ)て抜放せば、刀尖(きつさき)より露(したた)り、(あた)(きり)、刃に(ちぬ)れば、その水ますます(ほとばし)りて、(こぶし)(したが)(さん)(らく)す。

 

というように抜くと、水が出る。ほとばしり出る。という特殊機能です。

五行説をご存じない方からすると、

「馬琴先生の想像力、すげー」 「さすが御大……山田風太郎も真っ青」

となるのですが、

僕がおもうに、 この日本文学史上 最高の名刀「村雨」は……

五行説をあくまで真面目に考え抜いた末の

あくまでマジメさ・理屈バカの産物であるようにおもえます。

 

というのはつまり――

「金生水」

金気は水気を生む。

この原理にあくまで忠実な産物であるからです。

 

水を生む金属。

つまり、村雨は金気の中の金気。究極の刀。

◎村雨=スーパー金気

なのです。

 

B、四緑木星の犬塚信乃は金気が苦手(金剋木)

 

以前分析したように、

八犬士はそれぞれ 「八卦」「九星」が割り当てられております。

で、肝心の信乃さんなんですが……

 

↓↓の表をみれば明らかなように……

 

 

犬塚信乃=巽・☴(風)=四緑木星

で、木気の犬士です。

で、木気の特徴は、といいますと……

 

金剋木 金気は木気を剋す。

というわけで、金気がものすごく嫌い、なんです。

 

ここで信乃がパパ・番作から村雨を受け継いだシーンを振り返ってみるのも悪くないでしょう。

 

刀子(こがたな)(さぐ)りとり、(うつばり)(つり)し大竹の、筒を目がけて(ちょう)(うて)ば、釣索(つりなは)(ふつ)(うち)(きつ)て、筒はそがまゝ(はた)(おち)両段(ふたつ)に割れてあらはれ(いづ)るは、(これ)村雨の宝刀なり

 

おそらく親子なので、番作も「木気」だろうとおもいます。

はっきりいうと、「金気」が嫌い・苦手なのです。

(番作が刀傷をうけて足が不自由になってしまったというエピソード。

それからあとあと信乃が刀傷から破傷風になったエピソードを思い出しましょう。

犬塚親子はつくづく刀傷に弱い家系……「木気」なのです)

だから、

村雨(スーパー金気)・剋・犬塚親子(木気)

なので

大きな竹(木気)で苦手な村雨を包み込んでいたわけです。

 

となると、ですよ。

許我の御所での最終面接の直前になって

ようやく村雨がすり替えられているのに気付いた犬塚信乃……

 

われわれ読者は

「もっとはやく気づけよ!!」

「大事な面接でしょ。前もって確認しなさいよ。信乃ちゃん……」

等々ツッコミをいれるわけですが……

 

◎犬塚信乃(木気)は

村雨(スーパー金気)が大嫌い!!

となると、どうでしょう。

アホでマヌケで粗忽ものだから、村雨を抜かなかったのでは けっしてない。

大嫌いだったので(!!)

いちいち抜いてみたり、

手入れしたりしたくなかったわけです。

 

犬塚親子は、嫌いで嫌いでもうしょうもないものを 大事に隠し持っていた、というヘンタイ親子だったのです。

 

つまりですね……

×犬塚信乃はアホなのだ。

この命題は間違っているのです。

 

◎犬塚信乃(四緑木星)は

刀(金気)が大嫌いなのだ。

(金剋木なので……)

これが結論です。

 

ちなみに……

なんだかんだあって けっきょく村雨をゲットするのは犬山道節なのですが……

道節兄貴は六白金星……「金気」ですから、

「スーパー金気」こと名刀・村雨とは相性が抜群なわけです。はい。

バズリクソンズM-65を着ても デ・ニーロにはなれない。(BR13478 感想)

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いったい何がしたいのか?

バズリクソンズ・東洋エンタープライズ様にケンカを売りたいのか?

もしくは スヌーピー好きをカミングアウトしたいのか??

 

もとい

Buzz Rickson's Type M-65 (BR13478)

1年着てみての感想を書きます。

 

日本製M65……

「ホンモノより高いレプリカ」……

さて、その性能はいかほどか??

 

 

×やはりデ・ニーロにはなれない。

 

M65といや、

「タクシードライバー」のデ・ニーロなのですが、

さっそくうちにあるDVDをキャプチャしようとかおもったのですが、

見つからず……

 

でも、

でも……ロバート・デ・ニーロほどばっちりはきまりませんが、

日本人でもけっこう着れる気がします。これは。

 

MA1をさんざんけなしましたが、M65はとにかく良いです。

腰回りにドローコードもあるので、

どすんとしたシェイプにもなりません。

 

◎春・秋のアウターとしてはとても良い。

△冬のアウターとしてはちと寒い。

 

手持ちのSM WHOLESALE(アメリカ製)のタンカースと比べると

あきらかに薄手です。

ただのペラペラのコットンのジャケットですので 防寒性はあまりないです。

 

でも そのために専用ライナー(BR13582)があるのでしょう。

持っていないので性能はわかりません。

そのうち欲しいとおもいます。

 

 

×フードの存在理由がいまいちわからない。

 

首の後ろ、襟のところにジッパーがありまして↓↓

 

 

これを開けると、フードがでてくるのですが、

これが非常に薄手でして、一体なんの意味があるのか、よくわかりません。

もうすこし厚手でもよいのでは??

 

でも長年 アメリカ陸軍で使われていたフィールドジャケットなわけですから、

なんか意味があるのでしょうが??

 

個人的な体験を書きますと、

今年3月 雪がちらちら降るような日に M65着て外出して

「やや。そういやフードがあるんだっけ!」

とか思い出しまして

このフードを使ったのですが、

まっっったくといってよいほど 防寒性なし でした。

 

んーーヘルメットの上からかぶる、とかかな??

従軍経験のある方 ご教授願います。

 

×バズリクソンズのサイズ表記はよくわからん。

(試着してたしかめましょう)

 

んーこれは「バズリクソンズ」が悪い、というより、

アメリカ軍のサイズ表記のスタンダードの問題なのかもしれんのですが……

 

なにがいいたいのか、というと、

わたくし、バズリクソンズ製品ですと、

A2ジャケット(革ジャン)→サイズ38

Tシャツ、スウェット、および、長袖シャツ(ヘリンボーンワークシャツ)→サイズM

なのですが、

 

MA1 および M65 →サイズS

がぴったりくるのですわ。

 

M65、とうぜん「M」だろう、とかおもったら めちゃくちゃデカかったりしました。

 

↑↑

えー

REGULAR SMALL

つまりサイズ「S」で、

 

Chest : from 33 to 37 inches とか書いてありますが、

 

僕、胸囲表示のときは「38」がぴったりだったりするので……

だったら「M」がいいのだろうとおもうのですが、

前述のように「M」はバカでかいのです。

 

とにかくよくわかりません。

試着して買うべき、ということです。

 

あ。あと、このタグの↑↑

テキトーな縫い方

が好きです。

たぶん、メイドインジャパンなので

きっちりできるはずなのですが、

わざとアメリカ流にテキトーにやっていらっしゃるのです。このディテールは!!

ぜったいそうです。

 

◎フール・プルーフ!

アメリカ軍の思想として

「フール・プルーフ」……つまり「バカでも使える」という装備品に関するルールがありまして……

 

(逆にいうと、バカが使うと壊れる。バカには使いこなせない。というものは装備品として失格である、ということ です)

 

この裏地の説明書きに「フール・プルーフ」をみたようにおもいました。

 

なになに。

「暖かいシェルター(防護施設?)に入るまえに 雪や霜をブラシで落としましょう」

「ライナーをはずしたほうがはやく乾くよ」

「高温のストーブの前に放ったらかさないこと」

……

いずれも

おバカさん向けの親切な解説。

なのです。

アメリカ軍おそるべし!!

 

×ライナーを買え! といわんばかりのボタン群。

 

……がくっついているのです。

↑↑の写真のボタン、4つとも ライナーをくっつけるためのボタンなのです。

たまたま写っているのが4つなだけで もっとたくさんついているのです。

 

別売りのライナーを買え。ということなのでしょう。

 

◎ジッパーは例によってかっこいい。

 

クラウン・スプリング・オートロック式ジッパーというやつだそうです。

 

×戦場には着ていけない。

 

というのは、このタイプの識別章のせいです。↓↓

 

この黒地に金色のタイプは

ヴェトコンのスナイパーの格好の標的らしいです。

 

なので、戦場におもむくアナタは、

フルカラーの識別章をはずして

即刻、濃いオリーブグリーンの

地味なサブデュードパッチに替えてもらいましょう。↓↓

 

◎×第1騎兵師団

 

第1騎兵師団のパッチ。

僕は気に入っているのですが……

 

「地獄の黙示録」

で、悪い印象しかない人は、↓↓

 

素の……パッチ無しM65を買いましょう。

 

とにかくこれはよいものです。

ライナーがそのうち欲しいものです。

 

ジャングル大帝ご朱印帳! 常陸國総社宮(茨城県石岡市)

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みなさま、明けましておめでとうございます。

 

えー、茨城県石岡市、

常陸國総社宮 限定のご朱印帳をいただきましたので

見せびらかそうとおもいます。

 

――というか、レオ。

かわいすぎだろ!!

 

 

お正月と例大祭(9月)限定のレアものらしいです。(と、さりげなく自慢……)

どうも、

手塚治虫先生のご先祖が 府中松平藩(江戸時代の石岡)の 藩医だったんですと。

 

手塚さんというと「宝塚のお坊ちゃん」……関西のイメージなのだが、

わがイバラキとつながりがあったのねん。

 

人気者ですので

いただくのは大変でした。

 

まず。整理券をいただくために

随神門というおしゃれな↓↓ 門の前に行列します。

 

朝8時ごろ 現地についたのですが、

すでに2~30人くらいの方が並ばれてました。

 

しかし、本日(1月2日)の頒布は 200部というホームページ情報でしたので

「やった!」です。

 

1時間。寒空の下、待ちます。

 

待ちまして 9時から 整理券の配布。

整理券を持って、ご朱印帳頒布のテントへ向かいます。

そこで2300円+整理券で

限定ご朱印帳をわけていだける、という仕組み。

 

世界でここだけの御朱印帳

ジャングル大帝

×

常陸國総社宮

 

10時ごろにはたぶん 200部全部なくなっていたようです。

 

9月はめちゃくちゃ混むので

狙うのならお正月だろう、というのが現地の人の意見です。

(僕ではなく、石岡近辺の人の意見)

 

青が美しいです。

 

どうも例大祭で 獅子頭が活躍するらしく……

それをモチーフにしています。

 

例大祭 噂はきくのですが、

見たことがありません……

 

すみません。

 

小学校4年の時の担任の先生が

石岡の人で

お祭りのはなしをよく聞いた覚えがあります。

 

いただいたご朱印。

 

 

 

鎌倉 御霊神社のご朱印帳と並べてみます。

江ノ電+ネコちゃん。

 

なぜ、なんの脈絡もない2冊を並べるのか?

 

……といますと、

 

これがわたくしの所有する御朱印帳のすべてだから、です。

 

まあ、ネコつながり、ということで……

 

しかし、2冊とも

同じ黄緑色の紙にくるまれてるのはどうしたことか?

 

同じメーカーに発注してるってことですかね?

 

ジャングル大帝の方は

隅っこに 「三つ目がとおる」の主人公のシールが……

 

常陸國総社宮のことは 次回の記事で書こうとおもいます。

神職さん、巫女さんたち 愛想よくてとてもいい雰囲気でした。

 

(正直、都内の神社とか、忙しいのか? アレなところがありますよね??……)

 

□□□□□□□□

 

今年もよろしくお願いします。

常陸國総社宮・火の鳥お守り (茨城県・石岡市)

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常陸國総社宮 撮った写真を貼っていきます。

 

正直、ジャングル大帝ご朱印帳がメインの目的だったのですが(すみません)

こぢんまりしてとても良い神社でした。

 

あ。ちなみに読み方は 「そうしゃぐう」です。

 

 

メインの入口。大鳥居です。 花崗岩製。

 

参道に黄色い提灯が並んでいてきれいでした。

 

前回ご紹介した 随神門をくぐると

 

こんな感じです。

 

↓の画像。中央のおみこしが たぶん例大祭で活躍するんであろうとおもいます。

 

ヤマトタケルが腰かけたという石があるのですが……

 

かたわらにはこんな看板(?)が。

とにかくこの神社は手塚治虫とのダブルネームで売っていこうという戦略らしいです。

 

イバラキは鹿島神宮をはじめ

意外と神社激戦区ですので……(べつに戦っているわけではないって)……

戦略は大事です。

 

そういえば、ガールズアンドパンツァーとやらの 聖地も大洗ですか。

日立にもなにやらすごいパワースポットとやらがあるらしいですな。

 

拝殿、およびご神木。

 

拝殿。

 

ご神木はクスノキだそうです。

 

拝殿の奥にあるのが

メインの「ご本殿」である、というのですが、

それは完全に見逃しました。

 

酒造の神様

松尾神社……↓↓

 

このほか いろんな神様がいらっしゃるようでした。

 

で、火の鳥お守りを3種類いただきました。

これで全色です。

 

――急にこれを書きながら

市川崑の「火の鳥」を思い出してしまいました……

 

去年だかおととしだか CS「日本映画専門チャンネル」でやってたやつ。

実写×アニメの なんかとんでもないやつ。

鉄腕アトムが突如出てきたりするやつ。

 

内容はあまりおぼえておらず……

・草刈正雄かっこええ

・大原麗子きれい

・由美かおるのおヌードがあったような?(ま、この人は脱ぐわな)

・あと、音楽はなんかかっこよかった……

 

調べたら 音楽

ミシェル・ルグラン御大でやんの。

脚本は谷川俊太郎……

超豪華スタッフで作って

こけちゃったのね……

 

サントラのCDが欲しくなってしまいました。

 

さいごは市川崑の映画のはなしになっちゃいましたが。

 

「没後40年 熊谷守一 生きるよろこび」東京国立近代美術館・パレスサイドビル

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竹橋の 東京国立近代美術館へ。

「クマガイモリカズ」を見に行きました。

 

この人のコトバで

「絵描きくさいのはやり切れない。

それは大変な欠点です」

 

というのがあるが、なにやらすさまじいことを言っている気がします。

 

だいたい世の中は「~くさい」ヤツだらけなのです。

 

「小説家くさい」ヤツ

「アーティストくさい」ヤツ

「大学生くさい」ヤツ

「ビジネスマンくさい」ヤツ

「公務員くさい」ヤツ

「業界人くさい」ヤツ

……えんえんとこのリストは続くことでしょう。

演技が鼻につくヤツばかりです。

 

といって「僕は演技をしてません」

というヤツもけっこういたりするのですが、

そんなやつは大抵

「アナーキストくさい」ヤツ

「自由人くさい」ヤツ

「ヒッピーくさい」ヤツ

で、やっぱりなにかしらの「演技」をしていたりして

がっかりすることがほとんどです。

 

そんな中で 絵描きの世界で突き抜けちゃっている二大巨頭は――

・バルテュス

・クマガイモリカズ

この二人で……

 

・バルテュス→「絵描きくさい」演技を徹底的に追求→絵描き界の帝王。魔王。

・クマガイモリカズ→「絵描きくささ」を放棄→ゼロ絵描きへ。

ということになろうかとおもいますが……

 

両者ともこんな「図式」なんてもの ハナから問題にしていないことでしょう。

 

ともかく(クマガイモリカズからいったん離れますが)

巨匠・会田誠の

「わだばバルチュスになる」

というふざけた落書き

が、感動的な理由はそのあたりの「演技」にあるのではあるまいか?

 

□□□□□□□□

もとい、熊谷守一展です。

 

以上、たいそう偉そうなことを書いてきましたので

さぞや熊谷守一に詳しいのだろう、とおもいきや……

 

じつは、

別冊太陽「気ままに絵のみち 熊谷守一」

――これを読んで、「いいな。いいな」とおもっていただけ。

 

ホンモノのクマガイモリカズ作品。初体験です!!

 

当たり前すぎるほどあたりまえのこと書きますが、

やっぱり実物はいい……

 

本でみて とくになんともおもわなかった

↑↑「雨滴」(1961)

 

に、おもわず涙してしまった。

・誰もが目にしているあたりまえのことを描くバカさ。

・これを画題にしてしまうバカさ。

・これをまじめに描くバカさ。

・他人の反応とか無視しきっているバカさ。

 

そして「赤」の輪郭線の美しさ……

 

ネコもよかった。

3月までやってるから……会期中にもう1回 会いに行きたいところです。

 

近代美術館。

 

谷口吉郎先生の建物もいいです。(吉生先生のパパ)

 

 

 

古き良きモダン。

 

 

□□□□□□□□

おとなりのパレスサイドビルにもちょっと寄りました。

 

林昌二先生の作品。

 

こっちはなんかレトロSFっぽい雰囲気。

 

 

 

おとなりの近代美術館を見下ろします。

 

 

 

 


小津安二郎の初期作品とチンチン電車(市電・市営電車)

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「晩春」の分析が終わっていないのですが、

とつぜんチンチン電車が気になってしまいまして――こんな記事。

 

別冊太陽「気ままに絵のみち 熊谷守一」

を読んでいたら 守一のこんなエピソードがありまして……

 

一九一五(大正四)年、守一は再び上京した。頭もヒゲもぼうぼうで、春だというのにあかぎれだらけの手を見て、市電の車掌が「この切符は帰りも使えるからね」と親切に教えてくれたというから、相当ないで立ちだったのだろう。

(別冊太陽「気ままに絵のみち 熊谷守一」106ページより)

 

これで「市電」が気になってしまい、

「そういや小津のサイレント作品に市電が出てきたっけ」という流れです。

(注:「東京都」ではなく「東京市」だったので 都電ではなく市営電車、市電なのです)

 

□□□□□□□□

現存最古の作品「若き日」(1929)にチンチン電車が登場します。

なので守一のエピソードのはるか14年後になりますが……

 

静止画なのでわかりにくいですが、

・疾走感がものすごい。

です。

オンボロ電車が猛スピードで疾走してます。

 

あと、以下に紹介する静止画でもよくわかるかとおもうのですが

・小津はマシーンとしての市電に興味ある。

のだということがよくわかります。

 

こまかくいいますと、

電気は電線からとっていて、車輪はこんな風で、ブレーキはこんな風で……

という正直どうでもいいようなオタク向けショットが山のようにあります。

 

小津にとって 電車というのはただの背景ではなく、

もうほんっとに大好きな被写体だったのだ、ということがよくわかります。

 

つづいて

・小津は市電を動かすシステムにも興味がある。

ということもわかります。

 

車掌さんの改札のシーンがあるのですが、

正直、こんなのいらないです。

フィルムの無駄です。

要領のいい監督ならはじめから撮らないでしょう。

でも、システム大好きな電車オタク・小津安二郎には必要だったのです。

 

で、マニアックな小津のおかげで、後世のわれわれは当時の市電のシステムがよくわかる、というわけです。

 

「大東京寫眞案内」という1933年の本がありまして――

その中で「市電」と「省電」をこのように比べています。

ちなみに「省電」は路面電車ではない電車。山手線や横須賀線をそういったようです。

 

鋼鉄の広い車体、風をつんざくスピード、近代的な感触、鞄をかけないシツクな車掌さん、ドアエンヂンのユーモレスク、都心にあつて感ずる旅行感、不在市民の増加、かうした様々な明朗な理由から、市電の衰微にひきかへて、昨今の省線電車の発展は目醒ましいものがある。

(博文館版復刻「大東京寫眞案内」30ページより)

 

1933年当時の人にとって 「省線」=「オサレ」、「市電」=「ダサい」というのがあったようです。

 

「ドアエンヂンのユーモレスク」の意味はさっぱりわかりませんが、(誰か教えて)

「鞄をかけないシツクな車掌さん」の意味は

小津の「若き日」をみてはじめてわかりました。

 

ようするに

「鞄をかけてるダサい車掌さん」がいたわけです。チンチン電車には。↓↓

 

ちなみに運賃は

片道7銭 往復14銭。

軍人は割引で往復9銭だったそうです。

1920年からこの値段らしいので、熊谷守一の買った往復切符はもっと安かったかもしれません。

 

「若き日」の斎藤達雄は スキー道具を買ったあと、財布をなくしてしまって 運賃を払えません。

ちなみにこのシーン。

なにか切符めいたものを出すお客さんが多いので、みんな回数券を使っているのだろうとおもいます。

 

1933年の「大東京寫眞案内」によりますと、回数券の料金は

60銭→9回

1円→15回

3円→45回

とぶっきらぼうに書いてあります。(往復の回数かな?)

また、早朝割引とかもあるようです。ラッシュ緩和対策なのでしょう。

 

えー、もとい、

斎藤達雄がおカネがないので、電車から降ろされてしまいます。

 

車掌さんがベルを鳴らします。↓↓

 

「チンチン」というのは、いうまでもなく天井に這わせた紐を車掌が引っ張って鳴らすベルの音のことで、二つ鳴らせば発車または通過、一つで停車することを意味した。

(学研「帝都東京を歩く地図」27ページより)

 

これも当時の人にとってはあたりまえすぎるほどあたりまえのことなので

いらないショットでしょう。

でも、後世のわれわれにとっては マニアの小津安っさんのおかげで

「チンチン」の仕組みがよくわかる、というわけです。

 

で、運転手さんがブレーキをかける。

ブレーキの仕組みまでよくわかります。

 

降ろされるみじめな斎藤達雄。

 

□□□□□□□□

「東京の合唱」(1931年)でもチンチン電車、市電が大活躍します。

 

しょっぱながこんなマニアックな――

はっきりいや必要のないショット……↓↓

 

しかし、後世の我々は、1930年の東京が電線だらけだったことがよくわかります。

 

あらすじをざざっと書いちゃいますと、

 

岡田時彦(岡田茉莉子のパパ)と八雲恵美子の夫婦がおりまして

岡田時彦は失業しちゃうんですわ。

 

で、失業した岡田時彦は学生時代の恩師がカレー屋さんをやっている、その手伝いで ビラまきをするんですが

その様子を電車の中にいた奥さん・子供にみられてしまう。

 

で、奥さんの八雲恵美子は 大学出のエリートのダンナがそんな仕事をしていることに失望する……

という流れ。

 

男の人はみんな帽子をかぶってるというのがおもしろい。

 

子供たちが ビラまきをしているパパ(岡田時彦)を発見しますが――

 

後世のわれわれにとってはそんなことはどうでもよくて……

ショートカットの女の子はのちの

大スタア・デコちゃん

高峰秀子、という……

 

ま、子役時代からスタアだったらしいですが。↓↓

 

八雲恵美子、美人……

 

この赤ちゃん、ご存命でも80代後半かな……

 

パパだ、パパだ、と騒ぐガキども。

 

赤ちゃんをみているデコちゃん。↓↓

 

町ゆく人も皆 帽子をかぶってます。

 

途端に不機嫌になる八雲恵美子。

 

 

「でも、パパだったよね~」とかいってるガキども。

 

おもしろいのは

「若き日」にしろ「東京の合唱」にしろ、

チンチン電車が登場するのは

どこかみじめったらしいシーンである。

ということです。

 

これは当時の……1930年代の人の 市電に対する感覚とパラレルなのではあるまいか? とおもわれます。

 

が、市電の所帯は大きい、従業人員の賃銀以外に、全市を蜘蛛の巣の如く葡ひ廻る軌道網の維持費、車輛の修繕購買費等を合すると、一日この収入では大きな赤字が生れて来る。加へて大正の震災以来、圓タクの跋扈、バスの跳躍、更に省線電車の軽快なるスピードと安易さは、市電の恐るべき敵となつて、昨今は日に月に減収の傾にあり、横綱老いたり矣の感深きものがある。

(博文館版復刻「大東京寫眞案内」30ページより)

 

ようするにボロくて、のろくて、ダサい。おまけに赤字。

バスや省線のほうがかっこいい。速い。ということであったようなのです。

 

ま、そのせいか、

中~上流階級を描くようになる、小津の中期作品以降、

市電、チンチン電車は パタッと登場しなくなってしまうわけです。

 

□□□□□□□□

小津作品から離れまして……

 

野村浩将監督「女医絹代先生」(1937)には

市電のライバル・青バスが登場します。

 

東京を走るバスには

・市営バス

・青バス

の二種類があったようで、青バスは民間の会社の経営だったようです。

 

停留所に

「スハ靑」

と書いてありますな。↓↓

 

ともにワンマン運転だったが、昭和に入って五年(一九三〇)十月、青バスに初めて女性車掌が登場すると、市バスも追随した。青バスの車掌は、制服が白襟だったことから、「白襟嬢」と呼ばれ、対するに市バスは赤襟だったので「赤襟嬢」と呼ばれた。

(学研「帝都東京を歩く地図」31ページより)

 

入口に立っているのが、その「白襟嬢」だろうか?

 

ちなみにバスでなくて 市電・チンチン電車にも 赤襟の女性車掌さんがいたらしい。

 

つまり、

ひたすらかわいい 医学生の田中絹代が

通学に使うのはバスだったということなのですが……

 

のちに開業医として成功して

自家用車……ダットサンを買います。

 

戦後のマイカーブームを先取りしているわけですな。

 

 

□□□□□□□□

はい。これでいいかげんやめにしときます。

 

となると、島津保次郎監督「隣の八重ちゃん」(1934)のひたすらかわいい

戦前女学生たちは

いったいどうやって学校に通っていたのか??

 

逢初夢子&高杉早苗ですが――

 

答え:わからない。

 

です。

 

おそらく……

郊外の住宅街から私鉄で都心に入って、

そこから省線、もしくは市電、でしょうか??

 

吉屋信子の少女小説でも読めば、書いてあるかもしれないですな。

 

とにかく今は――

とつぜん路面電車に興味を持ってしまいまして……

 

・市電・都電・チンチン電車・路面電車関係の本が欲しい。

・都電荒川線に乗ってみたい。

・そのほか、路面電車に乗ってみたい。

 

という現状です。

広島行った時、そういや乗ったな……

Gitzo三脚かついで、横浜・みなとみらいの夜景を撮りました。

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Gitzo(ジッツォ)のシステマティック三脚 GT4553S

というものと、

Husky(ハスキー)の3D雲台 #1504

というものを購入しまして――

 

三脚および、夜景撮影の練習に 横浜へ。

 

Gitzoの4型システマティック、 何度か使いましたら 感想を書こうと思うのですが、

とりあえず3点だけ 感想を書きますと、

 

①三脚初心者にも パパッと使えた。

オサレな説明書みたいのがくっついてたが、

それを読まんでも、使えました。

 

ただ、事前に

ヨドバシカメラのDVD

森泰生先生の「三脚使い方講座」

というので予習しておいたせいも、あるとおもいます。

 

②たいして重くはなかった。

Gitzo→2.23㎏

Husky→1.3kg

(いずれもカタログ値)

ということで、それにフルサイズ一眼+レンズをのっけますので

トータル5kgくらいのものを肩にかついで 横浜をうろつきましたが

それほど重くはおもいませんでした。

 

ただ、わたくし、日本人平均より筋力はありそうなので あてにはならないとおもいます。

 

③センターポール(エレベーター)はなくても困らない。

重さについで、

センターポールがないので 高さを調整するのに苦労するのでは?

とおもったのですが、

案外、脚の調節だけでどうにかなりました。

 

以上、一日使った限りの感想です。

 

□□□□□□□□

以下、

Gitzo×Husky の試運転 というか、練習で――

 

ま、つまらん写真をさらけだします。

どっかでみたような構図ばっかりです。

 

カメラはD800 レンズはニッコールVR16-35㎜ f/4 で、

最後の3枚だけ カールツァイス マクロプラナー50㎜ f/2 です。

撮影日 2018年2月3日

 

メモ代わりに撮影データを書きます。

 

↑↑

焦点距離:28㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード1/30秒

 

↑↑

焦点距離:28㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:1秒

 

これはたぶんND8フィルター使ってるとおもいます。

この波の穏やかさは。

フィルター何使った、とか、メモっとかないといけないな。

 

↑↑

焦点距離:22㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:2.5秒

 

これもND8フィルター使ってるな。

というか、以下、水面がでてくる写真はだいたい使ってます。

 

↑↑

焦点距離:29㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:2秒

 

いい感じに黄昏てきました。

 

↑↑

焦点距離:26㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:3秒

 

このあたりの写真だと、

「万国橋」から撮るのが定番のようなのですが、

わたくしは 水面を大きく入れたいな、などとおもいまして

万国橋より西寄りの地点で撮りました。

 

ただ、ここからだと おなじみの観覧車は街路樹に隠れてしまいます。

 

↑↑

焦点距離:25㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:4秒

 

水面の謎の光跡は 屋形船です。

 

↑↑

焦点距離:25㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:4秒

 

↑↑

焦点距離:30㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:10秒

 

暗くなってきました。

 

↑↑

焦点距離:30㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:13秒

 

以上で定点観測は終了。 あまりの寒さに耐えられず、一旦暖かい飲み物をいただきに建物内に避難しました。

 

で、若干温まったあと。

これは個人的には気に入っています。↓↓

 

↑↑ナビオス横浜からのぞきました。

焦点距離:30㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:20秒

 

土曜の夜。

人も結構歩いてたのですが、

20秒のシャッタースピードだと消えてしまうようです。

 

↑↑

焦点距離:29㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:20秒

 

水面に浮かんでいる屋形船がいい感じです。

 

↑↑

お決まりの万国橋に参りました。

ど定番。

 

んーー、絵葉書というか、

観光案内、というか、

 

ま。練習ですので……と言い訳する。

 

焦点距離:29㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:10秒

これもND8使ってます。

 

というか、三脚もそうですが、NDフィルターも初めて使ったわけですが……

いや、いいっすね。

水面が穏やかになって。なんというか画面が上品になるといいますか。

 

これは、ですね。

右上の隅っこに となりの建物が写り込んでまして……

万国橋では注意が必要です。

暗いからさーー 気づかないよ……

 

あと観覧車がすごいことになってますね。

 

えー上の写真をトリミング。

焦点距離:29㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:15秒

 

まー観覧車はあんまりシャッタースピードを長めにとらないほうがいいでしょう。

僕はもう、万国橋では写真を撮らないとおもいますが。

 

だって、あまりに「絵葉書」なんですもの。

 

絵葉書、これで終わりです。

焦点距離:29㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:6秒

 

さあ、練習は終わり。とかおもいまして

自分なりの何かを撮ろうとかやってみたのが以下3枚。

レンズは上で書きましたが

お気に入りの カールツァイス・マクロプラナー50㎜ちゃん。

 

馬車道のはじっこから ランドマークタワーをのぞきました。

 

↑↑

焦点距離:50㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:8秒

 

↑↑

焦点距離:50㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:2秒

 

↑↑

焦点距離:50㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:2秒

 

平日の夜だったら、もっとド派手な光跡が撮れたようにもおもえます。

いや、しかし、

あまりの寒さに耐えきれず、今回は練習で終わってしまいました。

 

アントニン・レーモンド先生の不二家のビルとか、

もっといろいろ撮りたいものもあったのですが……

ウェブリブログにこないだの夜景の画像を載せてみました。

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アメーバでは

小さい画像しか載せられないので

 

BIGLOBE会員であるということもあり、

「ウェブリブログ」というもので 大きい画像を載せてみることにしました。

 

ブログを移転するということではなく、

ただ、デカい画像の置き場として ウェブリブログを使ってみようということです。

 

よろしければご覧くださいませ。↓↓

http://61258636.at.webry.info/201802/article_1.html

筑波山ロープウェイ・スターダストクルージング①

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感想を一言で書きますと……

とても良かったです。

 

まさか近場にこんな夜景がみれる場所があるとは……

うかつでした。

 

正確に書くと

☆スターダストクルージング☆ ~夜の空中散歩~

ということになるようです。

 

ようするに 秋・冬は

筑波山ロープウェイが 土日は夜間も営業しているよ。ということです。

 

Gitzo三脚かついで行ってきましたので

撮った写真を並べていきます。

 

三脚かついで、というと 登山みたいな表現ですが、

ロープウェイの「つつじヶ丘駅」まで直接クルマで乗り付けましたので

 

登山要素はゼロ

です。

 

ちなみに「つつじヶ丘駅」周辺は ↑↑ 1985年の科学万博の看板が正々堂々残っているような……

レトロな感じなところでした。

 

ロープウェイはスイス製である由。

そういわれるとなんかオシャレな感じもする。

 

ロープウェイからの風景。↓↓

 

なのですが、窓に褐色のフィルムが貼ってあり(もしくはフィルムじゃなくて、そういう素材の窓なのかも?)

こんな風には見えません。

画像は色を調整してあります。

 

えー……

で、2月17日(土) 2月18日(日) 両日、行ったのですが、

 

2月17日は 風があまりに強く、あまりに寒く コンディションは最悪。

写真も……

さしものGitzoシステマティック4型三脚も 強風に揺れてしまって ろくなものが撮れず……

 

まともに撮れたのは昼間のこれだけ↓↓

 

ロープウェイも、強風のため、19時くらいで営業を終了していたようです。

 

なので、以下の画像は 撮影日 2018年2月18日(日)です。

撮影場所は ロープウェイの「女体山駅」すぐわきの展望台。

 

日没です。

山は男体山です。

 

18日。昼間は 昨日に続き、強風で、

「今日もダメか……」

とがっかりだったのですが、

 

夕方から風がおさまってきて、撮影には最高のコンディションでした。

ただし……

ものすんごく寒かったですが……

 

トワイライトタイムのはじまりはじまり。

ワクワクしてまいります。

 

……めちゃくちゃ寒いのですが、ね。

 

以下、

撮影データを書いていきます。

カメラはD800 レンズはニッコールVR16-35㎜ f/4Gです。

フォーカス、露出とも、マニュアルです。

ISOはすべて100です。

 

↑↑

焦点距離:16㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:1秒

 

カメラやったことない方には なにがなにやらわからんデータかとおもいますが……

 

↑↑

焦点距離:16㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:2秒

 

空にかすかに月がでているんですけど、おわかりいただけるかどうか??

あと、画像では青空みたいになってますが、(シャッターを2秒も開けてるからそうなるのさ)

この時点でけっこう暗くなってたとおもいます。

 

↑↑

焦点距離:16㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:2秒

 

↑↑

焦点距離:16㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:3秒

 

↑↑

焦点距離:16㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:10秒

 

個人的には一番お気に入りです。

空に青も 夕焼けの赤も残っていて……

街の明かりがいよいよくっきりしてきて……

 

トリミングしてみます。

地上をビュンビュンはしっている

光の筋は もちろん自動車のヘッドライトです。

 

月並みな表現ですが……

道路=血管

みたいな感じがしました。

 

街もやっぱりひとつの生き物みたいな感じでした。

月並みですが、そう見えたのだから仕方がない。

 

↑↑

焦点距離:16㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:20秒

 

いよいよ暗くなってきまして シャッタースピード20秒です。

17日(土)はこんなことやってたら カメラがブレまくりました。

風がおさまってほんとうによかった。

 

あと、月がはっきりわかりますね。

 

トリミングしました。↑↑

 

一番奥に広がるのはトーキョー。

手前はなんということもないイバラキのど田舎ですが……

 

山の上から見ると 平等にキレイです……

 

↑↑

焦点距離:16㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:30秒

 

雲も月もいい感じです。

天候は最高だったようにおもえます。

 

雲ひとつない快晴だと 逆につまらなかったかもしれんです。

 

↑↑

焦点距離:16㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:30秒

 

↑↑

焦点距離:16㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:30秒

 

いよいよ夜です。

 

トリミングしてみる。

 

光跡がド派手です。

 

に、しても トーキョーのまぶしさったらない……

地平線がキラキラ輝いてるんですが……

 

↑↑

焦点距離:16㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:30秒

 

□□□□□□□□

 

ここらであまりの寒さに小休止。

そばの自販機でホットのミルクティーを購入。温まります。

 

休憩後、レンズを 広角ズームから望遠ズームに替えます。

ニッコールVR70-200㎜f/2.8G です。

 

この風景を

望遠レンズで撮るとなにがなんだかわからんのではないか?

とおもったのですが、

 

これが意外や意外。

けっこうおもしろいものでした。

 

↑↑

焦点距離:155㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:30秒

 

はい。最初の感想。

ブレードランナーじゃん……

筑波山頂にて、

映画「ブレードランナー」のテーマ(byヴァンゲリス先生) が、鳴り響いたことでありました。

 

 

ブレードランナー風景をトリミングしてみる……

 

うわーー

なんだ、これは……

 

新宿のビル群じゃなかろーか、とおもうのですが、

(どなたか 田舎者にご教授ねがいます)

 

あと、真ん中のピカピカは一体なんだ??

 

ま。まさか、

スピナー

(「ブレードランナー」に出てくる空飛ぶクルマ)

じゃないだろうな??

 

その2に続きます。

筑波山ロープウェイ・スターダストクルージング②

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筑波山ロープウェイ 女体山駅脇展望台で撮った写真を べたべた貼っていきます。

 

前回に引き続き、

ニッコール70-200㎜望遠ズームの画像です。

 

↑↑

焦点距離:200㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:30秒

ISO:100

 

ブレードランナー風景のど真ん中は……

 

もちろん東京スカイツリー!

 

スカイツリー、今まで正直、好きでも嫌いでもなかったのですが、

「ああ、ありますね」

くらいの印象だったのですが……

 

今回、

筑波山からみて

「唯一正体がわかる建造物」

でしたので、

一気に好きになってしまいました。

 

 

↑↑

焦点距離:200㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:30秒

ISO:100

 

これは

たぶん東京湾方面をみているのだとおもいます。

ぼんやり暗くなっているのが海、だとおもう。

 

写真では色鮮やかにみえますが……

カメラのファインダーでは真っ暗でなにがなんだかよくわかりません。

ライブビューという液晶画面をつかって 構図を決めるのですが、

かすかに光りの点々がみえるだけで、なにがなんだかわからない。

その中で

東京スカイツリーは唯一目立ちました。

 

↑↑

焦点距離:200㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:30秒

ISO:100

 

トリミングしてみる。

火の玉みたいのは たぶん飛行機でしょう。

 

もしくはUFO。

 

さらに火の玉のあたりをトリミングしてみると……

 

む。なんだ、

なんか見覚えがある……

 

これはきっと……

 

恐竜橋、こと、

東京ゲートブリッジ。

 

これまたスカイツリー同様、たいして好きでもなかったのですが、

好きになってしまいました。

いつか、接近して撮ってみよう。

 

 

↑↑

焦点距離:200㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:30秒

ISO:100

 

↑↑

焦点距離:200㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:30秒

ISO:100

 

やっぱりスカイツリー近辺がおもしろい。

 

トリミングしました。

しかし……

画面手前はいったいどこの街なのか??

ピンクだのブルーだの 色鮮やかで美しいのですが……

 

「つつじヶ丘駅」のロープウェイの待合室みたいなところに、

パノラマ写真と、

街並みの解説が色々あったので それで確認したいところです。

 

というか、「女体山駅」の展望台にあの解説が欲しいです。

 

□□□□□□□□

 

↑↑

焦点距離:200㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:50秒

ISO:100

Kenko PRO1D プロソフトン[A](W)使用。

 

なんかとつぜん

メルヘンチックな風景

ですが、

 

ソフトフィルターというものを使っております。

Kenko PRO1D プロソフトン[A](W)

というのがそれです。

 

霧の中みたいな雰囲気になります。

 

今回の写真をお見せしたところ、

「深海みたい」とおっしゃってくれた方がおられますが、

その表現もいいですね~

 

深海の都市

という感じです。

 

トリミングしました。

これは予想以上の効果でした。

 

↑↑

焦点距離:200㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:20秒

ISO:100

Kenko PRO1D プロソフトン[A](W)使用。

 
シャッタースピード20秒だと もやもやした雰囲気がいまいちのようです。
 

↑↑

焦点距離:200㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:40秒

ISO:100

Kenko PRO1D プロソフトン[A](W)使用。

 

おもいきり キラッキラにしてみました。
クリスマスツリーかよ。
という感じです。
 
トリミング。
 
さらにトリミングしました。
 
もちろん写真上の特殊効果で、
展望台からこういう風景がみえるわけではありません。
念のため。
 
んー来年はクロスフィルターも試してみようかな……
さらにキラッキラな写真を撮ってみようか。
 
□□□□□□□□
続きまして
広角ズーム(ニッコール16-35㎜)に戻って
ソフトフィルターを使う試み。
 
ですが、結果からいうとあんまりいいものが撮れませんでした。
 
↑↑

焦点距離:16㎜

絞り値:f/4.5

シャッタースピード:10秒

ISO:800

Kenko PRO1D プロソフトン[A](W)使用。

 
空に冬の大三角形がみえます。
夜景+天体写真
を狙ったのですが、なんかいまいちですね。
 
ハーフNDフィルターとか使わないとうまく撮れないのか?
 

↑↑

焦点距離:16㎜

絞り値:f/4.5

シャッタースピード:60秒

ISO:200

Kenko PRO1D プロソフトン[A](W)使用。

 

設定を変えて撮ってみるが、あんまりうまくいきませんでした。

 

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ロープウェイ、

最終便ひとつ前の 20:40の便で下山しました。

ウェブリブログに筑波山の夜景の写真を載せました。

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ウェブリブログ(トトやんのすべて別館)に 筑波山の夜景の写真を載せました。

バカでかい画像がみれますので 興味のある方 ご覧くださいませ。

 

http://61258636.at.webry.info/201802/article_2.html

 

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書きたいことはそれだけなのですが、

それだけだと 地味なので……

 

筑波山で撮ったオリオン座の写真をのせます。

撮影日 2018年2月17日(土) 18:40

筑波山ロープウェイのつつじヶ丘駅の駐車場です。

 

土曜日はあまりの強風で心が折れ、

というか、高価な機材をぶっこわしたりしたらコトだ、とさっさとひきあげたのですが、

撤退間際に撮った写真です。

 

 

↑↑

使用レンズ:カールツァイス・マクロプラナー50㎜ f/2

絞り値:f/2.2

シャッタースピード:2.9秒

ISO:1600

あ、あとソフトフィルター使いました。

Kenko PRO1D プロソフトン[A](W)使用。

 

クロスフィルターが欲しい昨今です。

あと、Gitzo三脚をぶっ差すことのできる大きなバックパックが欲しいです。

たぶんロープロのやつを買ってしまいそうです。

ああ、春になり、いろいろと撮りたいものが増えてきます。楽しみです。

ND1000フィルターで銀座歩行者天国を撮影

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NDフィルターで人間を消す実験を

銀座歩行者天国で実施しました。

使用したのは Kenko PRO ND1000 です。

 

無人の銀座とかが撮れたらおもしろいかな、などとおもったのですが、

まあ、結果はご覧の通りで――

それほどおもしろくはありません。

 

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まあ、こまかく理屈を説明するときりがないので――

(シャッタースピードとは? 絞りとは? とかからはじめないといけない)

 

論より証拠で、 どんなものかをお見せしておきます。

 

使用したカメラは ニコンD800

レンズは カールツァイス・マクロプラナー50㎜ f/2 および

ニッコール VR 16-35mm f/4G

ISOはすべて「100」です。

 

えー まずは普通の写真。

 

↑↑

焦点距離:31㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:1/320秒

 

普通に通行しているヒトが写ってます。

 

おつぎ。

ND1000をレンズにはめます。

なんというか、真っ黒いガラス板のようなものです。

 

↑↑

焦点距離:31㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:8秒。

 

上と同じ構図ですが、

動いている人が「もやもや」した感じに消えております。

 

ポイントは「シャッタースピード」で、

上の画像は1/320秒シャッター

下は8秒というのんびりした時間 シャッターを開けているので 動いている人が消える、というリクツです。

 

↑↑

焦点距離:20㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:6秒

 

↑↑

焦点距離:50㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:4秒

 

動いている人が消える。

逆にいうと、座っているヒト、立ち止まっているヒトは消えません。

 

↑↑

焦点距離:50㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:2秒

 

なんといいますか、

都会の真ん中で 三脚おっぴろげて写真を撮るというのは、

フツーけっこう顰蹙を買うわけですが、

 

ですが、

歩行者天国では道路の真ん中でそれをやっても

顰蹙も買わず、

怒られもしないので、けっこう快感だったりします。

 

↑↑

焦点距離:32㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:2秒

 

これは個人的には気に入っています。

右端にお姉さんのセクシーな足が写っているのが

ちょいと銀座っぽいかな などと。

 

あ。狙って撮ったわけじゃないです。

 

↑↑

焦点距離:35㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:3秒

 

↑↑

焦点距離:26㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:2秒

 

いや、しかし ガイジン率高いですね。

歩いているヒトの半分は異国の人ではあるまいか。

 

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さいご。

坂茂先生の ニコラス・ハイエックセンター前に移動。

スウォッチグループの総本山ですな。

 

ま。

①腕時計が壊れたら持って行くところ。

であり、

②大学時代、坂先生の授業を受けた。

 

というので、勝手に親近感を持っています。

 

いつも愛想がいいのです。受付のお姉さんがきれいです。

まあ、とるものはとりますが。

ちょっとした故障はタダでなおしてくれたりもします。

(むろん、スウォッチグループの時計に限る)

 

↑↑

焦点距離:35㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:10秒

 

うまい具合にヒトが消えました。

というか、夕方 明かりがともり始める時分にやりたいですが……

3月ではムリだな……

(歩行者天国の時間中に 日没にならない)

 

こんど冬がきたら、やってみましょう。

 

↑↑

焦点距離:50㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:15秒

 

右端にヒトがいますが……

あんた、15秒も同じ姿勢で……

凄い人です。

 

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結論

・ND1000で無人の銀座は撮れそうにない。

・手持ちのND8と組み合わせて「ND8000」にしたみたらどうだろうか?

 

あとは、

・NDフィルターで市街地を撮ってもあんまりおもしろくはない。

・ただし、ポートレート撮影のテクニックとしてはアリだろう。

・けっきょくNDフィルターって「水」の風景……

ウォーターフロントの風景、滝、渓流等がおもしろいのでは?

 

とか、おもいました。

まあ、三脚初心者なので、いろいろ試行錯誤の段階です。


小津安二郎の初期作品とモダンガールの系譜 その1

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小津ネタです。

わたくしの書く小津安二郎関連の記事は

「小津安っさん やっぱしスゲー」「天才! 天才!」

と褒めちぎる内容が多いのですが、

 

――今回はそういう感じではないです。

こと、「モダンガアル」に関していうと、

小津の初期作品においては

ごく普通の……一般大衆向けのコンサバな描写をしていたのだなぁ というだけの記事です。

 

逆にいうと……

小津映画に出てくるモダンガールに注目すると、

当時の世間一般の「モダンガール」に対する視線がわかるのではないか??

ということにもなるかもしれません。

 

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そもそも「モダンガール」とはなにか??

 

――最近、1920年代、30年代の書物を読みふけっているのですが……

(平凡社・モダン都市文学全10巻、今和次郎「新版大東京案内」、安藤更生「銀座細見」、久生十蘭「魔都」など)

 

「モダンガール」「モダンガアル」「モガ」という存在は、

その出現当初には

世間一般には忌み嫌われた存在であったようなのです。

 

その例を平凡社・モダン都市文学から引っ張ってきますと……

 

――モダンガール

大正後期から昭和初期に独特の、流行の先端をゆく新しいタイプの女性を指す和製英語。略してモガともいう。

洋装・断髪にハイヒールで、映画、ダンス、スポーツを好むなど開放的・享楽的で、一般的には軽佻浮薄というイメージが強かった。

〈ある日、ついに宇野さんの洋装に見とれていた母が、礼子ちゃんのお母さんの反対を押しきって、今までの地味な着物を脱ぎ捨てて、はでな洋装をはじめる決心をした。〉

〈近所の人達は、急に洋装になった母を見ると、珍しそうにしげしげと眺め“あれ、モダンガールですね”とか、“あの足をごらんなさい”などと立ち止まって笑ったりした。教室でも、母が洋装で来ると、あっち、こっちで笑い声が起り、しまいには授業ができなくなるのだった。〉

(萩原葉子「幼いころの日々」、『父・萩原朔太郎』昭34)

(平凡社、モダン都市文学Ⅴ「観光と乗物」55~56ページより)

 

萩原朔太郎の長女、葉子の文章が紹介されているが……

宇野さん、ってのは宇野千代なのかな?

ともかく、洋服を着る、というだけで 相当にヘンテコなヒト やばい人扱いされる状況であったらしいのです。

 

あるいは小津安二郎(1903-1963)の 5歳年下の日影丈吉(1908-1991)の証言……

婦人はまだほとんど洋装していなかった。若い娘のお洒落は日本髪を結うことで、不断着には銘仙の袷を着た。私達のような年配の男性が、何故あんなに日本髪に愛着を感じたのか、いまではその理由がわからない。ルイズ・ブルックスのような断髪は、当時ではあっというような存在だった。

(平凡社、モダン都市文学Ⅳ「都会の幻想」の月報より)

 

つまり、一般男性が萌える対象は

あくまで「和装・日本髪」なのであって、

 

「洋装・断髪(今でいうとボブみたいな感じ?)」

は、まったく恋愛・憧れの対象ではなかったようなのです。

 

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えー、というような

当時の「モダンガール」観をふまえまして

ようやく「小津安二郎の初期作品とモダンガールの系譜」本論。

 

はじめに結論を書いてしまいますと、

①モダンガール=悪役時代(1929~1933)

②井上雪子(ハーフ美少女)時代(1931~1932)

③モダンガール追放時代(1933~1936)

④モダンガール受容時代(1937~)

というように、小津のモダンガール観は変化していったのではないか?

とわたくしはおもいます。

 

具体的に作品名をあげますと、

①モダンガール=悪役時代→→「若き日」(1929)~「非常線の女」(1933)

②井上雪子(ハーフ美少女)時代→→「美人哀愁」(1931)「春はご婦人から」(1932)

③モダンガール追放時代→→「出来ごころ」(1933)~「一人息子」(1936)

④モダンガール受容時代→→「淑女は何を忘れたか」(1937)~

ということになります。

 

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以下、4つの時代をそれぞれこまかく見ていきます。

 

①モダンガール=悪役時代(1929~1933)

この時代の女性キャラは

・和装・日本髪の良い子。

・洋装・西洋風髪型(モダンガール)の悪い子。

 

このシンプルな対立で描かれることが多いです。

 

「朗らかに歩め」(1930) それと 「淑女と髭」(1931) の……

川崎弘子&伊達里子

が、そうです。

↑↑「淑女と髭」のワンシーンですが……

主人公(岡田時彦)は、モダンガール・伊達里子を突き放して、川崎弘子と結ばれます。

 

「朗らかに歩め」もやっぱし同様で……主人公(高田稔)は、モダンガール・伊達里子と別れて、川崎弘子と結ばれるわけです。

 

「東京の女」(1933)の岡田嘉子は

一人二役、といいますか……

二重人格といいますか……

 

悪役・兼・ヒロイン

悪い子・兼・良い子

モダンガール・兼・和服の大和なでしこ

 

というおもしろい存在です。

↑↑酒場で働いている時の姿は

「洋装」ではありませんが、髪型はどうみても「日本髪」ではない。

バリバリのモダンガールです。

 

一方、うちにいるときのお姿は

ばりばりの和装、なわけです。

 

で、この時代の最後を飾る……

「非常線の女」(1933)

 

水久保澄子は、和装・日本髪の良い子で……

 

田中絹代は洋装・モダンガール・悪い子、なわけです。

 

だがしかし、

物語の中心・重点は モダンガール・悪い子の田中絹代の方に移ってきているというのがポイントでしょうか。

 

小津安っさんもだんだんと「モダンガール」の良さがわかってきたのかもしれないです。

 

そういう目で見ると……

名高い(?) 田中絹代と水久保澄子のキスシーンは

 

モダンガール・悪い子&日本髪・良い子の融和を描いているのかもしれないです。

 

②井上雪子(ハーフ美少女)時代(1931~1932)

お次。

井上の雪ちゃん時代なのですが、

これは「モダンガール=悪役時代」の中で 特異な2作品があるよ。

ということです。

それが、「美人哀愁」(1931) 「春はご婦人から」(1932) の2作品です。

 

ただ……

この2作品。現存しておらず、スチルしか残っていないのでなんともいえんのですが……

 

↑↑井上の雪ちゃんはどうみても洋装のようです。

つまり、モダンガールのヒロインを描いた作品だったわけです。

 

現存する小津作品では 動く雪ちゃんをみられません。

(「髭と淑女」にかすかに出てくるが)

 

動画の井上雪子を見るには、

清水宏の「港の日本娘」(1933)が一番良いようにおもうのですが、

(↓↓以下、2枚、「港の日本娘」より)

 

これを見て感じるのは……

 

井上雪子はバリバリのガイジン(白人)だということです。

ハリウッド映画の1シーンです、といったところで通用するルックスをしていたということです。

 

今のハーフモデル ハーフ女優さんたちの遠いご先祖。

ルーツにあたる人でしょう。

 

なぜ モダンガール=悪役時代に

洋装した人物をヒロインに描いていたのか??

 

えー、うがった見方をすると……

 

・日本人の女の子が洋装する(モダンガール)のは許せない→悪役

・ガイジンの女の子が洋装するのは許せる。というか、当たり前。→ヒロインとして合格

 

ということなのかもしれません。

小津安二郎の初期作品とモダンガールの系譜 その2

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その2です。

 

小津安二郎の初期作品を 「モダンガール」中心にみていくと……

 

①モダンガール=悪役時代(1929~1933)

②井上雪子(ハーフ美少女)時代(1931~1932)

③モダンガール追放時代(1933~1936)

④モダンガール受容時代(1937~)

 

というように時代分けできるのではないか? という論考です。

①②は前回見ましたので……

 

③モダンガール追放時代(1933~1936)

「非常線の女」(1933)で モダンガールと大和撫子の融和を描いた……にみえた小津安二郎ですが

一転しまして

次作「出来ごころ」(1933)以降、

モダンガールをまったく描かなくなってきます。

 

いわゆる「喜八もの」の時代です。

 

たとえば

「浮草物語」(1934)

の八雲理恵子(恵美子)&坪内美子なんかはその代表格です。

 

というか、美子さん、あんた、タバコのくわえ方 エロすぎでしょ……

 

この「日本回帰」時代

頭の悪い評論家とかは 「ファシズムの影響である」「軍靴の足音が……」とか例によって例の如く、安易なことをいうのですが、

そうなると後年の「淑女は何を忘れたか」(1937)のばりばりモダン臭がまったく説明がつかなくなります。

 

すると、何故なのか??

わたくしは

「小津安二郎の日本回帰は

モダンガアル・水久保澄子にフラれた腹いせだ」

とみたい。いや、絶対にそうだ!!

 

一九三三年九月二十日(水)

昨夜 さむざむとした藁ぶとんの寝台で夢をみた

服部の大時計の見える銀座の二階で 僕がビールをのんで

グリーンのアフタヌンの下であの子はすんなりと脚を重ねてゐた夢だ

(フィルムアート社「全日記 小津安二郎」50ページより)

 

兵営でみた夢とか言ってますが、たぶん実際にあったことのような気がする。

澄子たんとの仲がどの程度のものだったか、 それはわからんのですが、

 

おデートの時は洋装だったのでしょう。ばりばりのモダンガールだったのでしょう。

 

んで、フラれてしまって……

もう洋装の女がイヤになってしまった小津安っさんは

洋装の女を自分の作品から追放したわけです。

(勝手なこといってる……)

 

となると……

④モダンガール受容時代(1937~)

申すまでもなく 「淑女は何を忘れたか」(1937)の 桑野ミッチーのことなんですが……

 

「全日記 小津安二郎」を読むと……

 

「桑野通子を見舞」

(199ページ)

「桑野を見舞ふ」

(202ページ)

「桑野具合悪き由」

(204ページ)

つまり、ですな。

「桑野通子関連の記事が多いこと」

と、

「小津作品にモダンガールが帰ってきたこと」

これは無関係ではない気がどうしてもするわけです。はい。

 

いや、絶対に関係があるのです。(断言)

 

「淑女は何を忘れたか」の節ちゃん。

 

どんなモダンガールかといいますと、

自働車の運転をなさって、タバコもお酒もたしなみ、

ガウンを着て、ベッドでお休みになる。

さらに英語の雑誌もお読みになる。

というこれ以上ないほどのモダンガアル様であるわけです。

 

街行く姿も決まっております。

田中絹代だとこうはならなかった。

 

面白い点は 女性陣二人の対立関係が

①モダンガール=悪役時代 と正反対になっている点です。

 

・モダンガール→純真な良い子

・和装・日本髪→口うるさいオバサン

 

という対立です。

 

御存じない方も多かろうとおもいますので

解説しておきますと、

この着物のオバサン。栗島すみ子といいまして

松竹蒲田の女王。日本最初のスタア女優。そんなお方。

 

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えーようするに、

小津作品にモダンガールが帰ってきた理由は、

桑野通子にホレてしまったからだ。

ということをトマス・ピンコはいいたいらしいのですが……

 

清水宏 「信子」(1940)の

かっこいい高峰三枝子とかみてしまいますと……

 

1940年前後になると

ようやく日本にも 洋服を着こなせる女優さんたちが出現してきた。

 

ということがわかります。

 

小津安っさんが 桑野ミッチーにホレたとかなんとかではなく……

 

単に、桑野通子、高峰三枝子といった世代の 新しい女優さんたちの出現が

モダンガール受容時代を生んだのかもしれないです。

 

あ。ちなみに「信子」のキャメラマンは 「淑女は何を忘れたか」以降の 小津作品キャメラマン厚田雄春さんだったりする……

(なんか端正なんだよな~)

つくばセンタービル(磯崎新)・つくばカピオ(谷口吉生)

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近場(つくば市中心部)で 「光跡」を撮って遊びました。

 

というか、そもそも……

「磯崎新先生のつくばセンタービル」&「光跡」

を撮ろうとおもったのですが、

 

なかなかいい構図がみつからず、

このような形になりました。↓↓

 

右端に写っている 窓がほとんどない建物がつくばセンタービルです。

 

以下、データを書いていきますが、すべて ISO100 です。

 

↑↑

焦点距離:50㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:80.1秒

 

レンズはカールツァイス・マクロプラナー50㎜

これはフィルター Kenko PRO ND1000を使っています。

1分20秒シャッターを開けてますので 光跡がやわらかです。

信号が「青」「黄」「赤」全部光ってるあたりがポイント。

 

↑↑

焦点距離:50㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:3秒

 

こいつもカールツァイスです。

 

昼間暖かかったので 革ジャンで行きまして……

見事に失敗しました。

凍えました。

まだまだ夜はダウンが必要なようです。

 

↑↑

焦点距離:92㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:3秒

 

望遠ズームに付け替えました。ニッコールVR70-200mm f/2.8G

 

 

↑↑

焦点距離:105㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:4秒

 

光跡は偶然の要素が強いので、なんか楽しいです。

 

もっと長く……シャッター3~4分開けてみてもおもしろかったのではないか?

次回やってみます。

 

えー せっかくなので

つくばセンタービル 近くで撮った画像を。

 

↑↑

焦点距離:35㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:5秒

ニッコールVR16-35mm f/4G で撮った画像を大幅にトリミングしてます。

 

つくばセンタービル いつも行くたびにおもうのですが、

うまく写真が撮れません。

 

おつぎ。谷口吉生先生のつくばカピオ。

つくばセンタービルの真正面。公園を挟んでほぼおとなりです。

 

以下、レンズはカールツァイス・マクロプラナー50㎜です。

 

↑↑

焦点距離:50㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:6秒

 

↑↑

焦点距離:50㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:9秒

 

端正な建築。

 

谷口吉生先生だと……法隆寺宝物館の 夜のお姿を撮りたいのですが……

トーハク、夜間営業している金曜日に限って 最近いつも雨。

で、なかなか撮れません。

 

土曜は混んでいそうなので行く気はしないし。

 

 

↑↑

焦点距離:50㎜

絞り値:f/8

シャッタースピード:10秒

 

右端・奥に写ってるのは……伊東豊雄先生の「つくば南3パークビル」

つくば市、バカにしてはいけません。

巨匠建築家の作品がゴロゴロしております……

 

使用機材

ニコンD800

ニッコール・VR70-200mm f/2.8G

ニッコール・VR16-35mm f/4G

カールツァイス・マクロプラナー50㎜

 

Gitzoシステマティック三脚 GT4553S

Husky3D雲台 #1504

ゆりたんのすべて その75

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休日。

ビルトインの本棚の整理をしていると……

 

あ~あ……

 

入っちゃった、この子は……

せっかく苦労してあけたスペースを……

 

「や。どうされました?」

 

……じゃないよ、あなた、どきなさいよ。

ポーズきめてるんじゃないよ。

 

でも。どきません。

 

天国のトトやんもあきれて見ておられます。

 

放っておくと、そのうち暴れ始めた。

 

ばたばた暴れてゐる。

 

なんだ、と思ったら、

 

ツメが金具にひっかかってとれないらしい……

(棚を固定する金具があるのだ)

 

神妙な顔をしてゐる。

 

ざまあみろ。

ひとが珍しく整理整頓しているのを邪魔するからだ。

 

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――このあと、

引っ掻かれつつ救助いたしました。

六義園・しだれ桜・結城香織さん

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えー……

 

とてもキレイでした……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ……

確実に言えるのは……

 

「テレビ局の照明さんの腕がとても良い」

 

――ということでしょう。

 

あれ? オレ、写真うまい??

とか、一瞬勘違いしちゃったよ。

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