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ZEISS DISTAGON T*2/25 ZF.2 感想

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カールツァイス 2本目。

今度は広角です。

 

マクロプラナー50㎜(Makro-Planar T*2/50 ZF.2)

が、あまりによかったため、

今度もまたツァイスだな、とおもっていたが、案の定買ってしまいました……

 

コシナのホームページの「生産終了」の欄に まだ載っておらず

また再生産とかもあるのではないか? とかおもいますので、

感想書きます。

 

どうでもいいが、コシナ・ツァイス

「オータス」「ミルバス」あまりに高すぎるんですよねー

そんなカネあるなら「D5」買いますって。

あるいは中判買いますよ。

 

どうにか手が出る価格帯の「クラシック」シリーズ

作り続けて欲しいのですが……

 

ディスタゴン25㎜ こんなです。

 

マクロプラナー50㎜と比べてみる。

ものすごく似てます。

 

フィルター径は67㎜で一緒。

 

重量は、

50㎜→510g

25㎜→600g(カタログ値)

で、ディスタゴンのほうが重いようです。

 

ニューFM2にくっつけてみる。

デカいツァイスレンズ。

 

レンズ→「主」

カメラ→「従」

みたいになってしまいます。

 

「Df」ならけっこう似合いそうです。

「Df」の後継機って出ないんですかね??

出るのなら欲しいです。

 

まあ、ニコン様。

ミラーレス一眼に総力結集してるから無理か……

 

Fマウント捨てないでくださいね。

 

「T*」の赤字がカッコイイ……

とかおもうのですが、

保護フィルターつけると みえにくくなってしまいますな。

 

 

□□□□□□□□

えー、以下作例。

というほどのものではないですが……

 

まずはゆりを撮ってみる。

 

絞り値:f/5.6

シャッタースピード:1/25秒

ISO:800

↓↓

絞り値:f/2

シャッタースピード:1/500秒

ISO:800

↓↓

事前にネットで色々見たところ、

「絞り開放時の周辺光量落ちがすさまじい」

という評価があったもので、気になっていたのですが、

 

↑↑ご覧のようなありさまです。

ある程度明るい場所で撮れば、

とくに周辺光量落ち、とかないんじゃないの?

 

ただ、マクロプラナー50㎜も同様なので、

カールツァイス独特の味付けなんじゃないかとおもうのですが、

絞り開放時、明暗のコントラストがすさまじい気がします。

 

ドラマチックな絵になる、といいますか……

ま、好き嫌いあるとおもいますが。

 

↑↑

絞り値:f/5.6

シャッタースピード:1/80秒

ISO:800

 

付属のフードには若干問題があるような気が……

フードに「Carl Zeiss」と刻印があるのですが、

この刻印が上に来るようにセットしないとケラレます。

 

↑↑こんなかんじです。

 

今まで使っていたニコンの広角ズームでは

フードの取り付けに気を使う、とかいうことはなかったよな。

 

↑↑

絞り値:f/8

シャッタースピード:1/100秒

ISO:100

 

菊竹清訓先生の島根県立美術館です。

 

そもそも、今まで使っていたニコンの広角ズーム

AF-S NIKKOR 16-35㎜ f/4G ED VR

の描写力に不満で……

(なんかもさっとしている。シャープでない)

 

単焦点の広角レンズを買おう、ということになったのですが、

正解でした。

 

絞りf/8だと隅から隅まで シャープに描写してくれます。

 

お次3枚。

菊竹清訓先生の東光園。

 

↑↑

絞り値:f/5.6

シャッタースピード:1/200秒

ISO:1600

 

↑↑

絞り値:f/5.6

シャッタースピード:1/125秒

ISO:1600

 

↑↑

絞り値:f/5.6

シャッタースピード:1/160秒

ISO:1600

 

購入に当たっては

安くて明るい、しかもオートフォーカスの

AF-S NIKKOR 28㎜ f/1.8G と若干悩みましたが、

 

・金属製ボディ。

・オートフォーカスは必要ない。

・マクロプラナー50㎜でツァイスレンズに惚れた。

ということで ディスタゴン25㎜の購入とあいなりました。

 

おつぎ。紅葉の写真。

毘沙門沼(五色沼)の近くで撮りました。

 

↑↑

絞り値:f/2.8

シャッタースピード:1/1000秒

ISO:200

 

f/2.8 のボケ具合はこんなです。

 

↑↑

絞り値:f/2

シャッタースピード:1/640秒

ISO:200

 

なんともたまらん絞り開放時のボケ具合です。

あと、「周辺光量落ち」問題ですが、

晴天時はほとんど出ないのではあるまいか??

 

次2枚 中津川渓谷というところです。五色沼同様、裏磐梯です。

 

↑↑

絞り値:f/8

シャッタースピード:1/400秒

ISO:400

 

下の方に写っている人物からみるに

ディストーションもあまりないような気がします。

ニコンの16-35㎜だともっと盛大に歪んだ気がします。

 

あくまで「気がします」なので 信用されると困りますが。

 

↑↑

絞り値:f/8

シャッタースピード:1/3200秒

ISO:800

 

建築撮るもよし、風景撮るもよし。

ともかくこれは大満足です。

ニコンの16-35㎜ 惜しげもなく売り払ってしまいました。


奥出雲おろち号(復路)→宍道湖・島根県立美術館の夕焼け

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……

はっ!……

奥出雲おろち号の記事を放置していた……

 

どうでもいいが、

美人鉄子さんなんているわけねーよ、コラ!

いや、日本のどこかにはいるんだろうけど、

オレの目の前にはあらわれませんでしたよ。

 

もとい、2018年9月28日(金)の奥出雲おろち号。

備後落合駅で停車中。

お弁当をいただきます。

 

備後落合駅は蒸気機関車時代ににぎわった場所だそうで、

いろいろ見所もあるみたいなのですが、

 

・お腹が空いた。

・というか、往路のトンネルで凍えて、なにか温かい物を口にしたかった。

ということでお弁当タイムになりまして、

おろち号から一歩も外に出ませんでした。はい。

 

話題がそれますが、

おろち号のカップホルダー、一眼レフのレンズを入れるのにちょうど良いサイズです↓↓

 

竹葉さんの「仁多牛べんとう」

おろち号のパンフレットによりますと、

 

仁多米(こしひかり)と仁多牛、そして奥出雲の銘水で炊き込んだこだわりの牛肉弁当です。

ボリュームも満点です。

1000円

とのこと。

 

ちょっと豪華な牛丼、という感じでした。

 

で、おろち号、備後落合駅で若干のお客さんをのせて 定時通り出発。

12:36着で 12:57発 なので21分停車か。

 

車窓からの風景なのですが、

とうぜんながら往路と同じ。

 

ただ光線の具合が 復路の方がいいかな。

この↓↓

三井野原大橋の写真など見ますと。

 

旅行の計画をいろいろ考えている時に――

 

いったん、三井野原駅で降りて(12:08着)

で、徒歩で 道の駅・奥出雲おろちループに行き、写真を撮る。

で、三井野原駅に戻り、

復路の奥出雲おろち号に乗る(13:27発)

とか、考えたのですが、

 

ネット上で

「道の駅・奥出雲おろちループからの風景はあまりよくない」

「おろちループをみるのなら、奥出雲おろち号に乗るべし」

というような書き込みをみつけ、

わざわざ歩くまでもないか……

と、その案は捨てたのですが……

 

こうしてみると ダメ元でも 途中下車して歩いて行ってみるべきだったと後悔しています。

めったに行くような場所ではないし……

 

んー クルマでも行きたいなー

ものすんごく遠いですが。

 

まー

以下、復路の光景をべたべた貼っていきます。

 

出雲坂根駅にて。

停車時間が18分あるので

 

写真撮ったり、

高名な「延命水」を汲んだりできます。

 

 

 

 

 

以下2枚も出雲坂根駅の光景↓↓

 

左手に見えるホームから

はいってすぐ、延命水の源泉があります。

 

以下、奥出雲おろち号 気づいたことを書きますが……

 

・トンネルはかなり寒かった。

9月下旬。晴天。

で、下界ではTシャツ1枚でOKな感じでしたが、

トンネル内はものすごく冷えました。

 

Tシャツの上に 長袖のコットンのシャツを着ても凍えました。

往路の幼稚園児たちは厚手のパーカーを着せられていましたが、あれでぴったりですね。

 

紅葉シーズンだと、完全冬の装備でないとキツイだろうな と推測します。

 

・ディーゼルの排煙はそれほど気にならない。

復路、

ディーゼル機関車が列車を引っ張るので (往路は押していた)

煙が車内に入ってくる、とのことでしたが……

 

個人的にはまったく気にならなかったです。

とくにトンネル内がひどい、ということだったんですが、

↑↑上記の、トンネル内の寒さが

あたたかい排煙のおかげで ちょうど耐えられるくらいの温度になり、

たいへん助かったという記憶があります。

 

往路あんなに寒かったトンネルが

(正直 体がブルブル震えた→お弁当&ホットの缶コーヒーでようやく一息つく)

復路は平気でした。

ありがとう、排煙。

 

・トイレは汚い。

まーサンライズエクスプレスの最新式(?)トイレを見ちゃったあとなので……

旧式の、汚いやつです。

 

揺れるわ、汚いわ、で、

トイレは停車中の駅ですませました。僕は。

 

・乗務員さんはとても愛想が良い。

沿線の人が皆手を振ってくれるというのを書きましたが、

乗務員さんも皆感じがよく、

終始快適でした。

 

紅葉シーズン いいだろうな~

夏も楽しそうだ。

ただ、ガキ……

 

失礼。お子さんが多そうな気がするけど……

 

 

 

はい。以上で奥出雲おろち号 おわり。

 

□□□□□□□□

前日 うまく撮れなかった宍道湖の夕焼けを撮るべく

急ぎます。

急ぐ、ったって、汽車の本数が少ないのでどうにもならんのですけど。

 

奥出雲おろち号 木次駅着が 15:57 で、

宍道駅への木次線が 16:00発。

まったく時間がないので おろち号の写真などは撮る余裕なし。

 

で、宍道駅で 山陰本線16:55発 松江駅に17:16着。

松江駅なんですが……

 

「え。県庁所在地の駅の 17時?……」というくらいのんびりした雰囲気。

ここでタクシー乗り場に。まったく待つことなく 島根県立美術館へ。

 

ここで渋滞にまきこまれ 夕焼けには間に合いませんでした……

というのは誰もが思うことですが――

 

17時代というのに 若干道が混んでます、という程度で

ゆうゆう、17時半ごろには宍道湖畔に着いている。

 

わーい‼

 

以下、

ディスタゴン25㎜での画像が続きます。

 

Gitzo三脚を据えて、定点観測です。

 

つくづくすごいのは

菊竹清訓先生。

 

この↓↓……文章で説明しづらいが……

 

屋根のへり、窓枠、土台の石材の縁の部分、

それがすべて夕焼けの時 金色に輝く、

というのは計算済みなんだよね。きっと。

 

 

上の画像をトリミングしたもの↓↓

 

撮影データはわずらわしいので

いちいち書きませんが

 

ぜんぶあれですね。

ISO:100  絞り値:f/8 ですね。

シャッタースピードは1/100前後です。

 

ハーフND 欲しいな。

あ。でも左半分に島根県立美術館入れたいから……ダメか。

 

 

雲の形も良い感じです。

 

こんな夕焼けを毎日見れる人たち、幸せです。

 

 

以下、レンズ交換。

マクロプラナー50㎜です。

 

上の写真をトリミングしたもの↓↓

 

金色に輝く雲がたまりません。

 

オレンジ色に輝く雲。

 

ちょうどいい感じに船が来ました。

 

個人的にはこれがベストショットかな↓↓

 

あ。

これもいいな。↓↓

 

あ。

やっぱしこっちがベスト。(はっきりしろ)

 

船がいなくなると構図が寂しくなります。

ほんの数分で

雲のオレンジ色が消えてしまいます。

 

もう夜ですね。

 

さいご。

70-200㎜に換装。

焦点距離102㎜です。↓↓

 

紫色の一瞬。

 

風景は入れず、

窓だけ撮ってもおもしろかったかも?

 

はい。

で、18:10ごろ 宍道湖畔を撤退。

 

皆生温泉・東光園に向かいます。

SteadePod(ステディポッド)・東京駅の夜景(KITTE屋上庭園)

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忍者レフに続き、

またヘンな撮影用小道具を購入。

「ワイヤー式一脚」とでもいおうか。

 

Cameron Products という会社の SteadePod (ステディポッド)というものです。↓↓

 

日本総代理店はベルボンさんです。

ベルボンのカタログでちらっとみてから、なーんか気になっていたのだが、

 

ポイントがまあまあ貯まっていたもので、

ヨドバシドットコムでポイント購入してしまった。

 

Made in USA です。

 

↑↑

こんなものです。

 

となりになにかモノを置いて撮るべきだったですね。

だいたいPCのマウスぐらいの大きさです。

上側のネジをカメラの三脚ネジ穴につけるのさ。

ちゅるちゅるとワイヤーが伸びてくるのさ。

 

器用な人だったら、自作できるレベルのモノだろうとはおもいます。

 

説明。

素晴らしい写真・映像のために「ステディポッド」をお使い下さい。

カメラに取り付けてワイヤーを伸ばし、先端を足で踏んで長さ調節・固定するだけでカメラが安定します。

暗い場所や長時間露光するシーン、長いズームレンズを駆使する場合などにお使いください。

 

小さく軽いので、三脚や一脚を持っていけない時に大変便利です。

また足で踏まずに、ベルトなどに先端を引っ掛けてワイヤーを伸ばすことも可能です。

混雑している場所での撮影もお任せ!

どこへでもご持参下さい。

 

アメリカ合衆国というのは

なにかとんでもないことを考えるヤツがいるな。という感じ。

 

三脚にしろ、一脚にしろ、

あるいはなにかモノの上にカメラを置くにしろ……

なにかしらプラットフォームを用意して その上にカメラを置く、というのは誰でも考え付くことだが……

 

引っ張って固定しよう

などと思いついたヤツはすごい。

 

夜。東京駅の周辺で使ってみました。

以下 レンズはツァイス・ディスタゴン25㎜使ってます。

みんなISO:3200

 

コシナ・ツァイス。ブレ防止機能みたいなハイテクは装備されていません。

 

まずは絞り f/2.5でやってみる。

 

↑↑

絞り値:f/2.5

シャッタースピード:1/100秒

 

まあ、こんな。

というか、1/100秒だったら こんな小道具必要ないか。

 

↑↑

絞り値:f/2.5

シャッタースピード:1/60秒

 

ステディポッド。

すんなり使えました。

なかなか良いかも。

 

アマゾンやヨドバシの レビューを見ると、

「使い方が難しい」

「感覚をつかむのに時間がかかる」等々のコメントがあったのですが、

 

そういうこと言うのは、

たぶん――普段一脚を使っている人なのかな?? という印象。

あるいはものすごく要領が悪い人か?

 

↑↑

絞り値:f/2.5

シャッタースピード:1/80秒

 

おおまかに使用法を書くと、

①ワイヤーを伸ばし、ワイヤーの端を足で踏む。

②カメラを目線の高さにして、ワイヤーを固定。

③カメラを少し持ち上げるようにして(カメラの固定のため)シャッターを切る。

という感じ。

 

おつぎ。冒険して(?) 絞り f/5.6でやってみる。

 

↑↑

絞り値:f/5.6

シャッタースピード:1/30秒

 

1/30秒でも いけるな。

 

↑↑

絞り値:f/5.6

シャッタースピード:1/30秒

 

うーん、いいです。

というか、今度は三脚持ってこのあたり来ようとおもいました。

 

そういや、↑↑ 東京中央郵便局の屋上 入れますよというのをどこかで読んだのを思い出したので

行ってみることに――

 

正式名称は……タイトルにも書いたが、

KITTE 屋上庭園ということになりそうです。6階だったかな。

 

行ってみると、

三脚・一脚使用禁止 と書いてあるので

ステディポッド持ってきた甲斐がある。

 

ただし……

ちょうど 「カメラを置いてください」といわんばかりの

いい高さの柵がありまして――

その上にカメラを置いて、撮ることができました。

なので、ステディポッドはなくてもよかった……

 

よい眺め。

なんかおもちゃの街をのぞいてるみたいな感じ。

 

ただ――

ただ――

 

……帰る間際に気づいたのだが、

「柵から身を乗り出したりするのは危ないからやめてくれ」

とかいうような注意書きがあったので

 

あるいは柵の上にカメラを置いて、で、撮影。というのも

警備員さんがいたりしたら、なにか言われるかもしれんです。

 

そのあたりは僕は責任持てないですわ。はい。

 

あ。

これは柵じゃなくて

ステディポッド使ってます。

 

↑↑

絞り値:f/2.8

シャッタースピード:1/60秒

 

手前に見えているのが、その「柵」ですわ。

小柄な女性だと、柵の上にカメラとかムリそうな気がします。

 

木曜の夜8時くらいです。

もっと早い時間だと うじゃうじゃ人がいるかもしれませんね。

 

あと金曜とかね。

 

電車みえます。

当然ながら。

 

これは飽きませんわ。

 

新幹線とかよくみえること。

 

以下2枚 またステディポッド使ってますな。

 

ステディポッドの問題点も書いておこう。

①バカ力で引っ張ると当然ストッパーがはずれる。

②ふだん撮影で使わない筋肉が疲れる。

 

といったところです。

②ですが、上腕二頭筋とかあのあたりです。

 

 

 

辰野金吾先生の東京駅ですが――

 

単体ではもっさりしていて好きになれないデザインですが、

まわりのビルとの組み合わせでは――

……街全体の景観としては、けっこうおもしろいですね。

 

あと、今はピカピカで安っぽい感じですが、

5年10年経つといい感じに仕上がって来るかもしれませんね。

 

最後の一枚。

絞り値:f/4.5

シャッタースピード:1/15秒

 

1/15秒でもいける、というなら、ステディポッド アリなのではないでしょうか??

皆生温泉・東光園(菊竹清訓・1964) その1

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2018年9月29日(土)

菊竹清訓先生の初期の傑作 東光園の様子。

 

いつものように撮りまくった画像をぺたぺた貼っていきます。

 

かの伊東豊雄先生が 生涯で一番衝撃を受けた建築 とかなんとかいってるらしいのだが――

 

なるほど

これはすごかった。

 

だが、私ごときのいう「すごい」は 伊東豊雄御大のいう意味とだいぶ違うとおもいますが……

 

しかし、いろいろ悔いが残ります。

 

島根県立美術館(これも菊竹作品)&宍道湖の夕焼け を撮って、

それから美術館のレストランで夕飯。

それから松江駅まで歩きまして

で、米子駅まで山陰本線。

そこからタクシーで東光園。

という流れでしたので……

 

到着はたしか、8時半ごろだったような気がする。

そこで……

暗闇の中浮かび上がる東光園の姿は――

もうたまらなく不気味……

だったのですが、

その様子は撮っていない。

 

いったんお風呂にはいったらもう写真撮る気力など失せてしまって

眠くて眠くて

さっさと寝てしまった。

夜の東光園の様子 1枚も撮らずに終わってしまった……

 

あとですねー

宿泊したのが別館「喜多の館」だったのですよ。

本館「天台」ではなかった。

 

よく調べておくべきでしたねー 「喜多の館」は菊竹作品ではないのですねー

 

んーいちおう 「喜多の館」の客室の様子載せておきますが……↓↓

 

悪くないでしょ。

テトラポッドが目障りだが。このサイズの画像じゃわからんか。

 

「喜多の館」もよかった。

というか、海……弓ヶ浜に面していて、

世間的には「天台」よりこっちのほうが 「いい部屋」なのかもしれないな。

 

もとい、菊竹作品ですわ。

入口 西側から見たところ。

 

雨がうっすら降っている&チェックアウトまでなるべくたくさん写真を撮りたい

という理由で、

バスが行ってしまうまで待つことはできなかった。

 

トマス本人&カメラ 両方レインコート着て撮ってます。

当日は 「雨かよー」

とおもってましたが ひと月経ってみると

しっとりいい雰囲気だな。

 

に、しても……

すごいマッチョな外観。

 

軍艦みたい、というか――

ガンダム的、というか――

 

構造は、ですね 「SRC造吊り下げ構造」というものらしいです。

鉄骨鉄筋コンクリートですね。

 

構造のメインは 鉄骨鉄筋コンクリートの 6組の「組み柱」であるようです。

下の画像の赤丸で囲った柱。

 

ぶっとい組み柱がメインで立ってまして 5・6階の客室を吊り下げているという仕組みのようです。

 

「菊竹清訓巡礼」の磯達雄さんの文章によりますと――

 

組み柱は真ん中の主柱とそれをサポートする3本の細い柱が、貫でつながれている。これが6組、建物の4階までを貫き、そこから上は手柱だけが伸びている。組み柱は外からも見え、強さを表現するとともに、ロビーの中にも出現し、空間に力を注入している。

(日経BP「菊竹清訓巡礼」36ページより)

 

とのことです。

うーむ。いよいよモビルスーツだわな。

 

左側の通路は別館 僕の泊まった別館への通路。

 

4階は……

(↑↑画像で空っぽになっている階がありますが、それが4階)

空中庭園というものになっています。

 

空中庭園ですが、「菊竹清訓巡礼」

宮沢洋さんは……

 

普通なら…ここに和風庭園がありそうなもの

4階の空中庭園は、玉砂利を敷いただけのシンプルな空間。

ここに和風庭園をつくらなかったのは、流政之の庭園に敬意を表すためか?

(同書39ページより)

と書いてます。

 

その流政之の庭園というのはこんな↓↓

 

↓↓

泊まった部屋に置いてあった なんというか、パンフレットというか 説明というか ですが。

 

「東光園の特徴の一つは、二人の巨匠がコラボレートして生み出した荘厳な景観」

ということなのですが、

 

すみません。

流先生に関してはよくわからんので この記事ではパスします。

 

以下、外観をペタペタ貼っていきます。

 

階段室。

非常階段なのですが――

 

かっこよすぎます。

ただの非常階段よ。

ロビーの窓。

木が映り込みます。

 

窓枠ところどころ錆びてます。

 

ロビー↓↓

奥にひたすらかっこいい階段室。

 

というか、あとで階段室の記事書きます。

ああ。上で書いた空中庭園の記事も書きます。

 

土曜ですが、

トマス・ピンコ一人で独占ですね。

 

お客さん 韓国の人が多かったのですが、

韓国の方、

熱心に写真撮ってるわたくしの姿をみて

「??」

という感じでしたねーー

 

建築目当ては僕だけなのだろうか。

そうだろうね、きっと。

 

東光園から米子駅までのタクシーの中で

運転手さんに聞いた情報によると……

 

釜山から境港まで船が出ているんだと。

その船はウラジオストクまで行っているらしく、

 

どうも韓国人・ロシア人の観光客が多いらしい。

もちろん飛行機で来る人もあるだろうが。

 

ロビーの様子に移ります。

 

奥に流先生の庭園が。

たまりません。

 

これが磯達雄の書いていた

ロビーの組み柱。

 

ズドーンと ど真ん中に君臨しております。

 

この「やりすぎ」感が 菊竹清訓でしょう。

過激さが。

 

以下、モノクロ写真。

 

これはディスタゴン25㎜↓↓

というか、当記事 ほぼ全部25㎜

 

以下、3枚

マクロプラナー50㎜で撮りました。

 

まるまっこい かわいい椅子は

剣持勇デザインのラウンドチェアですって。

 

座り心地は良かった気がする。

一瞬座っただけですが。

 

グランドピアノ。なんだろう。

どういうタイミングで使われるのかね。

 

□□□□□□□□

その2に続きます。

ロビーを詳しく見る予定です。

皆生温泉・東光園(菊竹清訓・1964)その2

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その2

今回はロビーの写真をべたべた貼ります。

 

まず2階から見下ろした様子。

 

剣持勇のラウンジチェアがつくづくかわいい。

 

日経BPの「菊竹清訓巡礼」をみると、

佐渡グランドホテルにもこの椅子が置いてある。

 

ということは、もともと剣持勇の椅子を置くこと前提でデザインされたということなのか?

そのあたりよくわからんのですが……

 

ラウンジチェアのクッションの色の配置とか どうなのか?

テキトーに並べてるとか?

 

でもなにかいい感じに並んでるのですが。

なにか並びかたに決まりがあるのか?

ひょっとして、菊竹清訓指定の並べ方があるとか??

 

まさか??……

 

しかし色の組み合わせの法則性がよくわからん。

掃除のおばさんの趣味だったりして。

 

紫のカーペット ↑↑ところどころ 色あせているのがおわかりいただけるかとおもいます。

 

グーグルとかじゃらんとかで 東光園の評価、どうも高くないのですが……

たしかに一般の――建築にたいして興味のない人から見ると

「ボロい……」

とおもえるだろう部分、たくさんありました。

そのあたりが低評価につながっているのだとおもいます。

 

前回紹介した窓枠の錆とか――客室の廊下のカーペットもけっこうボロかったな。

 

しかし、建築好きにとっては

初期菊竹作品に泊まれる、というそれだけでご褒美なわけでして――

 

2階のロビー上の廊下……

どういうわけか、

 

フランク・ロイド・ライトの帝国ホテル、

ロビー上の通路を思い出してしまいました。

 

帝国ホテルのロビーは、なんか洞窟みたいに暗くて

東光園みたいに明るくないのですがね。

 

↑↑ まあ、僕が知っているのは「実物」ではなくて

明治村のレプリカですけど……

 

歩いた感覚がものすごく似ていたのですよね。

 

なぜなんだろう。

ただ単に「ホテル」「ロビーの上」というだけで思い出しただけなのか?

それとも深い理由があるのか?

 

なんにせよ、東光園が竣工した1964年には まだ日比谷の帝国ホテルは生き残ってましたし、

菊竹先生としても ライトの化け物建築は意識せざるを得なかっただろうとおもいます。たぶん。

 

特徴的な照明のクロースアップです↓↓

 

かっこいいな。

でも電球の交換、大変そうだな。

今はLEDだからいいけど。

かつては大仕事だったに違いありません。

 

1階におりてきました。

 

↑↑奥に見えるのは別館の売店。

 

↑↑奥に見える ガラスの塔は 非常階段。

 

「菊竹清訓巡礼」 イラストの宮沢洋さんの文章 引用しておくか。

 

打ち放しの組み柱。紫色のじゅうたん。

剣持勇デザインのラウンジチェア…。

ロビーも“高級煮込み”。

(日経BP「菊竹清訓巡礼」39ページより)

 

 

で、「菊竹清訓巡礼」 掲載されている東光園の写真もピカピカなんですが、

取材されたのは2005年。

(ちょうどリフォームでもしたのかな?)

 

それから13年分ボロくなっているわけだ。

天井、ところどころ塗装が剥げてたりしたな。

 

白のI型鋼というと ミース・ファン・デル・ローエの引用だろうか?

 

ロビーより入口をみる↓↓

 

水平方向の強調というのは、

初期ライトの邸宅っぽい。

 

さっき帝国ホテルをなんとなく感じたのはそのせいか??

 

で、組み柱のコンクリート打ち放しは どうみてもル・コルビュジエだな。

 

三大巨匠揃い踏み。

宮沢洋さんのいう

「高級煮込み」はこのあたりにも出ているのか?

 

しかし、落ち着きます……

静かだし。

 

でも飛行機の時間がせまっている……

台風もせまっている……

えんえんロビーにいたもので

フロントの方の電話がちょいちょい聞こえたのですが……

 

どうも台風のせいでキャンセルの連絡が多いようでした。

ホテル・旅館って商売も大変ですね。

 

「建築」のなんたるか知らない・わからない客が

「なんだ、このボロい建物は!」

なんて無理解なことを言うだろうし。

 

え、さて。

ロビー観察をはじめてから何分たっただろうか?

 

んー……

――

 

ある

「違和感」

を感じ始めます。

 

なんか変なところ……

 

あきらかにこれはおかしい……

 

このI型鋼

根元を

斜めに切ってある……

↓↓

 

一本だけじゃない――

 

全部切ってある……

 

これってよく知られたことなのかな?

少なくとも「菊竹清訓巡礼」では触れられていないのだが……

 

これはあれですね、

トマス・ピンコの勝手な推理によると――

 

ミース・ファン・デル・ローエのIIT同窓会館と同じテクニックなんじゃあるまいか? と……

これってミースを扱った本に必ず出てくるディテールなのですが……

 

構造部材ではない鉄骨を

わざと見せびらかすというテクニック

なんですわ。

 

↑↑

彰国社・田中純著「ミース・ファン・デル・ローエの戦場」 p219

 

鹿島出版会・フランツ・シュルツ著「評伝ミース・ファン・デル・ローエ」p245

↓↓

 

シュルツ先生の文章を引用しますと。

 

 言わば、同窓会館の本当の構造は隠されながらも表現されているのである。判るのは見えるものではなく、見えるものによって明らかにされるものなのだ。ミースの論法は回りくどいが、まさに彼のものである。鉄の支持骨組が建物の基本ないし本質であることを誇示するために、外見上見せるよりもむしろ示している。さらに、見せているものが真実ではなく真実の象徴であると判らせるために、柱を覆う鉄板と皮のI型鋼は地面の手前で終っている。

(鹿島出版会・フランツ・シュルツ著・澤村明訳「評伝ミース・ファン・デル・ローエ」245ページより)

 

つまり、ですね。

隅を切られたI型鋼は、構造部材……このロビーを支えているわけではない。ただの装飾です。

(支えているのはあくまでSRC造の組み柱)

 

この「装飾」――

東光園のI型鋼は、

SRC造の……コンクリートの奥にある鉄骨を表現しているのではないか??

 

シュルツ先生の表現を借りますと……

「東光園の本当の構造は隠されながらも表現されている」

「見せているものが真実ではなく真実の象徴であると判らせるために、柱の端部は切り取られている」

のではあるまいか??

 

さらに……

「重厚極まりない組み柱」

VS

「軽やかなI形鋼」(隅を切り取られている)

 

この鮮やかな対比が

東光園のロビーをかくも素晴らしい空間にしているのではないか?

 

どうなんでしょうねぇ……

これって菊竹建築ファンには

「今さら何言ってんの?」

「そんなこと常識」

なのかもしれんですが。

 

にしても……錆がこわい……

錆が……

 

東光園未見の建築ファンのあなた。

急いだほうがいいかも?? ですよ。

 

――その3につづく。

皆生温泉・東光園(菊竹清訓・1964)その3 空中庭園・階段室

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いいかげん 9月末の旅行の記事を終わりにしないと――

 

……ということで、東光園の記事3回目は 画像がやたらと多めです。

 

まずは空中庭園の探索です。

下の画像、赤丸で囲んだ部分。 本館の4階が空中庭園になってます。

 

こんなです……

これはすさまじかった……

 

なんかすごい所に来てしまった。

なにもない……

 

なにもないことのすごさ。

 

ただのコンクリートのかたまりじゃん?

……

とおもわれる方、多数かとおもうのですが、

 

ちょっと考えてみてください。

 

1964年の菊竹清訓。

36歳の、これからガンガン世の中に向って攻めて行こうという

若手建築家が――

 

こんな枯れきった空間を作りますか??

 

フツー

もっとさあ、「何か」やりませんか、派手なことを??

 

とはいえ――

ホテル側は この空間をどうしてよいものか、扱いに困っているのではあるまいか?

 

けっきょく喫煙所として使うより他ないよね。

 

なんか余計なことをすると、トマス・ピンコみたいな建築ファンが

プンスカ! 😠😠😠 ……ですものね。

 

例の、SRC造の組み柱。

および巨大な貫。

 

60年代の夢・ロマンを感じてしまう。

 

あるいは実現しなかったコルビュジエのソヴィエトパレスはこんな雰囲気だったか、とかおもってみる。

 

↓↓

これはなんですか?

 

メンテナンス用の設備なのでしょうが。

 

 

 

 

さすがに登っていく勇気はなし。

 

亀裂。錆びた手すり。

 

21世紀の東光園=はらわたが見えちゃってるゾンビ建築

 

などという意地悪な見方も可能です。

 

んー

このような「廃墟」じみた未来を 菊竹先生は予期していたのではあるまいか?

 

というくらい、なんだかかっこいい。

 

あの、

だんだん、

廃墟を探索している気分になってきたのですが……

 

リドリー・スコットあたりに見せたら、

なにかの映画の舞台に使いそうな気がするぞ……

 

↓↓空中庭園からみた階段室。

 

やはりかっこいい。

 

↓↓

右手 クリーム色のドアが仲良く2つ並んでますが、

エレベーターです。

 

その右手 非常階段が「階段室」です。

 

いよいよ……

 

入りますぞ。階段室。

 

……

 

潜入してみた階段室は

やはりかっこよかった……

(なんだ、お前は「かっこいい」以外の褒めことばを知らないのか??)

 

なんといいますか、今回の旅のハイライトだったかもしれません。

 

サンライズ出雲のシングルデラックスでもなく――

宍道湖に沈む夕日&島根県立美術館でもなく――

 

イバラキからはるばる山陰まで。

この階段室を見にやってきたのではないか、などという気さえします。

 

まあ、この記事をご覧のかた。

大部分が

「はぁ??……」

という感じでございましょうが。

 

おわかりかとおもうのですが、

↓↓赤丸の部分をうろうろしているわけですよ。わたくしは。

 

カラーで撮ってるんだけど、

モノクロみたいに写ってる……↓↓

 

のぼっていくと、

まあ、5階にたどりつきますわな。

 

5階をとおりこして、

下をのぞきこんでみる。

 

7階にたどり着くと

こんな安っぽい(失礼)鳥居が待ち構えていまして

 

ちょっとギョッとさせられます。

 

ここから先はスチール製の螺旋階段。

(これはおもしろくもなんともない)

 

ですが、登ったところでこれはおもしろくない。

「立入禁止」スペースに出くわすだけです。

 

上は行けないことがわかったので、

7階の扉をあけてみよう、ということになる。

 

 

わたくしの予想だと――↓↓

 

このなんともいえん特徴的なシェル屋根の下あたりに出るんじゃなかろうか?

とおもえるのですがね……

 

あたり。

正解。

 

あれですね。「菊竹清訓巡礼」で紹介されていた

最上階のフレンチレストランだな。

 

んーだが、現在使われている形跡はない。

 

中には入れない、だろうな。

とおもいつつドアに手をかけると……

 

――なんと、開きました。

 

内部からの様子。

ガラス扉にぼんやりと

トマス・ピンコ先生の

抜群のプロポーションが(笑)……↓↓

 

えー

で、もはや使われていない最上階レストランの探索、なのですが……

(厨房とか空っぽでした)

 

さすがに「不法侵入」っぽい気がして

あまり写真を撮ってません。

 

宿泊客だからな、怒られないよな……

 

「ちょ、ちょっとあなた、何をしているんですか!?」

「いえ、ちょっと写真を撮っていたら迷い込んじゃいまして……」

「え」

「ここは何階ですか?」

なんていう会話を脳内シミュレーションしたりして。

 

窓からの様子。

奥にぼんやり見えているのは、大山でしょうか?

 

雨の日だったのは ほんとうに正解。

このフレンチレストランが封鎖された理由がよくわかりました。

 

原因:雨漏り。

 

名建築って、けっこう雨漏りと縁が深いのだが……

(丹下健三先生の東京カテドラルとか)

 

まさか、実際に目にすると、ねえ……

 

このあとやってくる台風、大丈夫だったかしら??

 

上の画像をトリミング。

この青い照明器具 たまらなくかわいい。

 

――というか、このレストラン、現役時代に来たかったものです。

 

復活はあるのかな??

雨漏りの修理って大変なのよね。

 

けっきょくシェル天井しか撮らず、

最上階レストラン(だった場所)をあとにし、

 

今度は階段を降りていきます。

 

はい。

以下、ひたすら階段の写真です。

 

6階。

 

ところどころガラスが割れてました。

5階。

 

美しい、美しすぎる階段……

 

気取ってところどころモノクロ写真を挟み込みます。

 

4階。

 

踊り場にゴミを置かないでください。

 

3階の踊り場は

誰かペットボトルを放置したようです。

 

2階。

 

1階。

下の階に行くほどモノが増えていくな。

 

地下階は ゴミ置き場になっていて

これ以上進めませんでした。

 

ゴミ捨て場から上を見て パチリ。

 

モノクロにしてみる。

なんという艶めかしい曲線か……

 

東光園は 表も裏も 至福の空間です。

ああ、こんどは本館(天台)に泊まらないとな。

タルコフスキー「惑星ソラリス」と タロットの「節制」(Temperance)

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だいぶ前にちょろっと書きましたが、

「易経」関連の本はひきつづき読んでまして

自分なりに勉強しているのですが……

(注:占い、というより哲学として興味がある)

 

「西洋のタロットというのは あれは何でしょうね?」

という興味も湧いてきまして。

「ウエイト=スミス版」というデッキと 入門書をいくつか

アマゾンで購入して見始めたのですが……

 

正直言いますね。

易経に比べて

思想が薄っぺらく

またシステムがあまりに単純すぎて

 

んーつまらん。金の無駄だった。

と入門書を読み始めて早々に後悔し始めました。

 

どういう風に「薄っぺら」で「単純」かというと、

易経だと ひとつの卦(英語でいうとヘキサグラム)が、

他の卦と有機的に繋がっているんですわ。

「乾」の卦を陰陽反対にすれば「坤」

「既済」の卦を陰陽反対にすれば「未済」

 

あるいはAの卦を上下180度引っくり返すとBになりますので……

なんて読み方はよくあるし。

 

あるいはあるいは

天沢履

が、女性の身体をあらわし、

地山謙

が、男性の身体をあらわす。

などというとんでもない深読みが可能だったりもする。

 

タロットにこの深みはない。

うむ。やはり西洋文明は根っこが単純でつまらんな。

などと早々に飽き始めたのですが――

 

ですが――

以下に書きますように、

 

14番 節制 Temperance のカードで

「惑星ソラリス」の1シーンの謎が解けたりしたので

これはおもしろいかも?

などと思いなおしております。

 

14番「節制」は こんなです↑↑

天使が描いてあるカード。

 

13番「死神」

15番「悪魔」

16番「塔」

というインパクトの強い連中の間にあって なんか地味なやつなのですが……

 

天使が水をなんか移し替えていますでしょ。

あのイメージにわたくしはハッとしてしまったわけです。

 

 天使は左手の杯から右手の杯へと絶えず水を移し、杯の水をこぼさずに保っています。節度を守るためには、絶えずバランスを保つための活動が必要であることを表しています。

(ナツメ社、手賀敬介著「いちばんやさしいタロットリーディングの教科書」48ページより)

 

 

 ユングの著書『心理学と錬金術』――(中略)――その中にタロットの『節制』を思わせるような夢が登場する。

〈母親が一つの盥から別の盥へと水を移し替えている……この行為はたいへん厳粛に行なわれる。というのもこの行為は周囲にとっても極めて重要な意味をもっているからである〉

 ユングは、ここで移し替えられる水は、錬金術師たちが「生けるメルクリウス(水銀)」と呼んだ、心のエネルギーの象徴であり、古い場所にあった心的エネルギーが新たな場所へと移動して、心の変容を促していくプロセスを象徴するものだと考えた。

(朝日新聞出版、鏡リュウジ著「鏡リュウジの実践タロット・リーディング」132~133ページより)

 

 

この「水の移し替え」が、ですね……

タルコフスキー「惑星ソラリス」 ラスト近くの謎めいた母親の夢を解くヒントになるのではあるまいか?

 

「惑星ソラリス」とはなんなのか語り始めると キリがないのですが……

 

どうも主人公は 子供のうちにお母さんを亡くしているっぽいです。

それで若くて美しい母親が夢に出て来る。

 

その母親は 中年の……肉体的には自分より年をとっているかもしれない息子を

少年みたいに扱う。

 

まあ はっきりいや近親相姦的なシーンですわ。はい。

SF版泉鏡花かしら?

 

まー タルコフスキー

デビュー作から一貫して マザコンであることを隠しもしないわけですけど……

 

この母親役の女優さんの

なんか着物でも着せれば似合いそうな(笑)

ほっそりした……豊満なロシア女のイメージとは真逆なイメージもあいまって

このシーンはなんか記憶に残っていたわけです。はい。

 

母親は主人公をなじります。

 

まあ、ソラリスって惑星はですね。

人間の脳内のイメージを物質化する力(?)があって、ですね。

 

で、主人公は ソラリスが物質化した「自殺してしまった妻」に出会うわけです。

で、この「自殺してしまった妻」とのぐじぐじした退廃的な生活が 映画「惑星ソラリス」の主要部分なので――

 

お母さんに「生活が乱れてる」と批判されて当然なわけです。はい。

 

年下の母親になじられる主人公。

「生活が乱れてるのね」

「だらしなくて不潔よ」

 

……ぜったい喜んでます、主人公。

……マゾです。はい。

 

「腕も汚れてる」

 

で、肝心のシーンですわ。

 

「水の移し替え」

「節制(Temperance)」

 

この夢から醒めると 宇宙ステーションの同僚から

「ハリー(自殺した妻)は消えた」

と主人公は教えられます。

 

古い場所にあった心的エネルギーが新たな場所へと移動して、心の変容を促していくプロセスを象徴するもの

というわけでしょう。

 

あるいは、母親が息子に、

節度を守るためには、絶えずバランスを保つための活動が必要であること

を、教えたのだ、とみることも可能でしょう。

 

長年 ずっと記憶の奥にひっかかっていたシーンの謎がようやく解けたような気がしています。

 

――というか、ですね。

この夢シーンのはじめに……

 

「旅はどうだった?」

というセリフがあって、主人公は長い旅から母親の待つ家に帰宅した、そんなイメージがあったもので……

 

このシーンは

ホメロスの「オデュッセイア」のパロディなのだろう、

とずっと思いこんでいた

……わけです。

まあ、いちいち説明はしませんが、

長い旅から帰還したオデュッセウスが 乳母のエウリュクレイアに足を洗ってもらう。

エウリュクレイアは腿の傷から 旅人がオデュッセウスであることに気づく、

という感動的なシーンがあるのですよ。

 

「乳母」といや、まあ「母」みたいなもんだから――

とかおもってたのですが……

ちがいますね。

 

「水の移し替え」

「節制(Temperance)」

これが正解なのでしょう。

 

ただ、ですね。

タルコフスキーがどうやってこのシーンを考えたか、ですが……

 

①完全に無意識で作った。

②タロットの「節制」のイメージから組み立てた。

③西洋美術のシンボルに「節制」イメージ同様のイメージがあった。

そこからこのシーンを組み立てた。

 

この3つが考えられるとおもいます。

4番目として……

④レムの原作にこのシーンがあった。

 

というのもあるんですが……あったっけ?

この濃厚なマザコンシーンはタルコフスキーのオリジナルだとおもうのだが……

このためにもう一度原作を読み返すのも……なあ……

アルテリーベ(横浜本店)のランチ&凍頂烏龍茶……

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えー、以下、高級そうな料理の画像が並びますが……(じっさいたまらなく美味でした)

 

この翌日のわたくしの昼食は

セブンイレブンのお弁当だった、などという悲しい事実は口が裂けても言えないわ……

 

もとい、

12月某日。

妙に暑かった日の午後。

 

せっかく泊りで横浜に遊びに来たので――……

 

ランチはGさんに教えていただいた

アルテリーベ・横浜本店へ。

 

そこで

はじめに登場した 1100円の凍頂烏龍茶に感激してしまう、という……

 

こんなワイングラスみたいのに ちょこっと入っているんですわ。

で、たまらなくフルーティなのですわ。

よく日本酒の味の描写で「フルーティ」とか目にしますが、

烏龍茶でフルーティなのですわ。

 

まあ、中華街に行けば こんなのいくらでも飲める、とおっしゃる方もいるかもしれんが。

 

一番安いランチのコースですが、

「雪の結晶」

と名前がついていました。

 

11月終りに予約したときは 「秋のなんとか」という名前だったので

季節によって名前と内容が変わるのでしょう。

 

以下、田舎者はめったにこんなものはいただけないので

律儀に記録しておきます。

 

まずは

「初めのひとさら」

 

えーと、生ハム、いちじく、下の方になにか甘いゼリーが入っていた、とおもう。

一口で一気にいけるサイズ。

生ハムのしょっぱさといちじく、ゼリーの甘さが口の中で溶け合って――

もうたまらん、というやつでした。

 

パンがたまらなくかわいい。

 

ああ、そうそう アルテリーベなのだから 演奏のこともちょっとは書かんと。

 

ピアノ演奏付きでした。

HPによると ピアニストはレオニド・シャポヴァロヴさんという人のようです。

白髪の、笑顔が品の良いおじさん。

 

曲目は……ええ、わかりません。

いろんな曲のメドレーなのでしょう。

わかったのは プッチーニ、蝶々夫人のアリア

「マイウェイ」「ゴッドファーザーのテーマ」……ぐらいか。

(まあ、この曲目をみれば トマスの音楽知識がおわかりいただけるでしょう)

 

ピアノの真ん前の一番いい席(?)だったのですが

席に着いたと同時に

「会話を楽しみたいのなら、演奏家から離れた席がいいですよ」

というGさんの御親切なおことばをおもいだす、という……

 

しかし、まったく会話できん、というようなレベルではないです。

 

一品だけ軽い料理を頼んで

ピアノ演奏に聞き入っている、という優雅な老婦人がいたりして――

さすが横浜、などとおもいました。

 

えーおつぎ。

「鱈のポシェ、九条葱のサバイヨンと花びら茸とともに」

 

花びら茸?

よくわからないがおいしいキノコでした。

 

色合いとか、おもいっきり空白をあけちゃうとか、視覚的にたまりません↓↓

 

内装の様子。

 

クリスマスツリー……ですが、

外はめちゃくちゃ暑く、暑がりのわたしはTシャツ一枚。

 

これもTシャツ一枚の姿で撮っております。

 

ランプシェードの形がたまらんですね。

 

「ラムの香る栗のヴルーテ」

 

ヴルーテがなんなのか、さっぱりわからんのですが、

大ざっぱにいえば「西洋風おしるこ」みたいなものだとわたくしは解釈しました。

 

あ。餅とかはいってないですが。

あと、この器、欲しいっす。

 

メインがきました。

いろいろ選べるんですが、

選んだのは、

「鴨フィレ肉のロースト、季節野菜とフルーツを添えて」

 

一番奥の方に写ってます、

ピーターラビットが食べそうなニンジンがたまらなくかわいかったのですが、

ボケてますね。

ニンジンだけ撮っておけばよかった。

 

デザートも選べますが、

選んだのは無難に

「本日のデザート」というので、

手前側のピンク色の物体は ラズベリーのシャーベットだったとおもいます。

 

あ。そうそう、

奥にぼんやり写り込んでいる「水」がたまらなくおいしかった。

 

生涯でこんなにおいしい水を飲んだのははじめてかもしれませぬ。

ウェイターさんが 厚手のガラス製の四角柱型のボトルに入れて持ってくるのですが、

もう、そのもったいぶった(失礼)登場の仕方からしておいしそうなのです。

 

以上。アルテリーベのランチのコース(一番安いやつ)のご紹介でした。

 

あと、コーヒーか紅茶、ハーブティーの登場。となるのですが、

それは撮っておらず。

 

しかし、一番食いついたのは

・凍頂烏龍茶

・たまらなく美味なミネラルウォーター

・ピーターラビットの食べそうなニンジン

というのだから 味覚をもうちょっと鍛えた方がよいのかもしれません。

 

とにかく素晴らしいランチでした。

ディナーはどれだけすごいのだろう……

教えていただいた

Gさん、本当にありがとうございました!

 

□□□□□□□□

ランチの後、

氷川丸の脇から出てる

マリーン・ルージュなるフネで90分のクルージング。

 

――という、おのぼりさん丸出しの定番コース。

 

船上からみた氷川丸。

 

写真の整理がぜんぜんできていません。

終ったら載せていこうとおもいます。

ただ、ぱっと見、ブレた写真だらけだなあ――……


法隆寺宝物館を定点観測。おかぴー&あかりパーク2018。

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2018年11月1日 のトーハクの様子を載せていきます。

だいぶ前のはなしなので ほとんど忘れかけていますが。

 

ようするに。

コシナ・ツァイスの Distagon T* 2/25 で、秋の東博子さんを激写してやろうというわけです。

 

まずは庭園開放。

 

まだ「紅葉」にはちとはやかった。

 

ので、葉っぱのクロースアップなど撮っております。

 

絞り開放だと 庭園の池がこんな風に写ります。

 

これは↓↓

本館の前の池。

 

けっきょく。

大好きな法隆寺宝物館へ。

 

背後のクレーンが、なんとも新鮮な感じ。

なにか建てるのかいな?

 

以下、

えんえん 谷口吉生先生の法隆寺宝物館です。

 

 

池のほとり(?)に

ジッツォ三脚をセット。

 

で、定点観測をはじめます。

 

定点観測などと偉そうなことを言ってますが、

夕暮れの谷口吉生作品をみながら、まったりしているだけです。

 

 

 

上の写真をトリミングしてみる。

↓↓

 

いいなあ、いいオレンジ色だなあ。

うっすら写る(映る)表慶館の緑の屋根もいいな。

 

 

 

はい。

余計なことを……↓↓

 

 

 

この人はそうとうクロスフィルターが好きなのだな……

と、憐みの目で見てやって下され。

 

定点観測おわり。

建物の真正面に移動。

 

「Gitzoシステマティック三脚」+「フルサイズ一眼」+「リモートコードでレリーズしてやがる」

という……

物々しいというか、仰々しいというか、大げさというか、時代錯誤というか、

ともかくそんな恰好で写真を撮っていると

(桜の季節。紅葉の季節。いますでしょ。そういうめんどくさいの)

 

通路を歩いて来る方が 「すみません、すみません」などと言ってこられたりして……

申し訳ない気持ちになる。

 

本当に「すみません」はこっちのほうだ。

 

申し訳ないながら、

またクロスフィルター。

 

好きなのだからしょうがない。

 

 

 

ホワイトバランスをいろいろいじってみるが、

どれが正解なのだかわからない。

 

「今」っぽい色合いはこちらかな↓↓

 

はい。

やめます。やめます。

これで最後です、クロスフィルター。

 

 

名残惜しいが このあと東京駅方面で写真を撮りたかったので

法隆寺宝物館をあとにする。

 

東京駅で撮った写真はだいぶ前に載せました。

例のステディポッドという小道具を使ったやつです。

 

記事のタイトルに書きましたが、

「あかりパーク2018」とやらいうイベントだかお祭りだかをやっているらしく、

 

それの連動企画(?)で

こんなことをやってました。↓↓

 

本館の壁にいろいろ映してました。

わたくし的には 「???……」という感じでしたが、

 

「きれい」

「仏さんだ。ありがたやありがたや」

などという反応を周囲でみましたので、

そこそこウケはいいようでした。

 

 

トーハクをあとに、

公園へ。

 

すると、

例の「あかりパーク」とやらいうイベントで――

 

 

騒々しい音楽と共に

若者が踊り狂っていて、

 

それを群衆が取り巻いておりました。

群衆はしきりに

おかぴー

おかぴー

と叫んでいたのですが、

 

誰が「おかぴー」なのかは不明です。

 

右端の子が美人なので

この子がおかぴーだということにしましょうか。

カメラ目線してくださっているし。

 

あ。わたくしは群衆のうしろ 3メートルくらいから望遠レンズでなんとなく撮っています。

 

30秒ほどいて、

あまりにうるさいので 謎の「おかぴー」に別れを告げました。

 

さようなら、おかぴー。

 

このあと山手線で 東京駅にむかいました。

常陸國総社宮へ初詣・伊太利亜厨房KUU(茨城県・石岡市)

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いやあ、めでたいめでたい。

インディアナポリス・コルツ、ワイルドカード勝ちましたよ。

(NFLのはなし)

アンドリュー・ラック復活するとはねえ。

もうダメだと勝手に思い込んでいたのですが――

人生諦めちゃダメですねぇ……

 

というめでたい新年ですが――

 

まずは、玄関に

東哉さんの土鈴を飾りました。

 

初詣。

昨年、

ジャングル大帝ご朱印帳をいただいた

常陸國総社宮へ。

 

いただいたご朱印。

 

お詣りのあとは

石岡の街を散策。

 

 

 

 

レトロな街並みの解説に、

「看板建築」「看板建築」という用語をよく目にするのだが、

 

あれってそもそも 都電(昔は市電か)沿線の建物のことを

藤森照信先生が名づけたものでしょう?

 

石岡みたいに市電が走っていたわけではない街でも

やはり「看板建築」というのは ちょっと違和感がある。

 

専門的にはどうなのかね?

 

 

これは↓↓

 

ディズニー様からクレームはこないのだろうか? とか余計な心配をしつつ……

 

ランチは伊太利亜厨房KUUさんへ。

 

やや。

屋根にネコが。

 

うちにも黒猫のクーちゃんがいますが、ね。

お店の名前の由来はそれかね?

聞いてくればよかった。

 

平日昼というのに……

奥様方でにぎわってました。

 

にぎわっているのだから 味はもう保証されている、ということでしょう。

 

注文する時――

 

ピッツァ

 

と口にするのが恥ずかしいです。

日本人なら

「ピザ」

でしょう??

 

もとい、

ピッツァ おいしくいただきました。

筑波山京成ホテル&ロープウェイ・スターダストクルージング

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まずは 意味もなく

ゆり坊の写真を――

 

去年行って とてもよかったので

今年も 筑波山ロープウェイ・スターダストクルージングへ。

 

今シーズンは

2018年9月15日~2019年2月24日

土日祝日やっているようです。

 

去年行って

「いいな。ロープウェイの駅のそばにホテルがあるのか」

などとひそかに憧れていたですが、

 

今年はその 筑波山京成ホテルへ宿泊することにしました。

 

茨城県人ってなんでしょうね。

「京成」

という響きになにか圧倒される気が――

 

やはり水戸の「京成百貨店」の存在が大きいのか。

他県の人にはこの感覚、わからないのではあるまいか?

 

……もとい、入口はこんな。

なんとなくフランク・ロイド・ライト風なのがよろしい。

 

15時すぎ、チェックインして

部屋に荷物をおき、

すこしお茶など飲み、

身支度をしまして、(寒いので重装備です)

 

で16時のロープウェイで女体山駅へ。

つつじヶ丘駅から女体山駅までは約6分。

 

で、以下。

展望台からの画像です。

 

レンズは毎度毎度の

コシナ・ツァイス Distagon T*2/25 です。

三脚はジッツォのシステマティック三脚 GT4553S 使ってます。

カメラは古ぼけてきた ニコンD800です。

 

太陽のすこし左側

富士山がチラリみえます。

 

トリミングしたもの↓↓

富士山、みえますでしょ。

 

↓↓これは マクロプラナー50㎜で 富士山狙ってます。

 

また25㎜ 大好きな定点観測。

いい感じの時間帯です。

 

街の灯りがともりはじめます。

快晴。いい天気。

風もあまりなかったです。

 

 

 

↓↓上の画像をトリミングしたもの。

 

 

 

 

 

↓↓

上の画像をトリミングしたもの。

 

一番いい時間帯かな。

 

このあたりの時間帯は

写真に撮ると(ロングシャッターで撮ると)

青空&夕焼けなのですが……

 

実際に肉眼でみているとほぼ真っ暗という感じです。

 

↓↓上の画像をトリミングしたもの。

 

上に書きました通り、日没後。

完全に夜です。

 

魅惑のトワイライトタイム

マジックアワーが終わりましたので

 

ニッコールの望遠ズーム(70-200㎜)に換装。

スカイツリーのあたりを狙います。

 

白い塔がスカイツリー。

そのすこし右側、赤いのが東京タワーです。

🗼🗼

 

 

↓↓東京湾の方角、だとおもいます。

火の玉みたいのは羽田空港から飛び立つ飛行機だとおもわれます。

 

これも飛行機飛んでますね。

 

 

↓↓

んー やっぱし男体山をいれたほうが

構図が落ち着く気がする。

 

で、

さいごは大好きなクロスフィルターを使わないと

気が済まないトマス・ピンコであった……

 

もう、キラキラです。

 

18時40分のロープウェイで つつじヶ丘駅へ下りて、

19時半に夕食。

 

夕食はこんな感じでした。おいしゅうございました。

やっぱりロープウェイの駅のすぐそばというのは楽ちんだ。

 

しかも。

お部屋からの風景はこんな。

関東中が見渡せます。

 

わざわざ苦労して寒い展望台へ行く必要はあるのか??

 

……うん。別にホテルの部屋から撮ってもよかったな。

 

筑波山京成ホテル

いいお宿でした。

つづきます。

筑波山京成ホテル&ロープウェイ・スターダストクルージング その2

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撮影日を書いてなかったので書きますと、

前回の記事が 2018年1月19日(土)

今回の記事が 2018年1月20日(日)

となります。

 

天気は19日が快晴で

20日は これから画像を載せていきますが

1日ずっと靄がかかった天候でした。

 

で、京成ホテルの朝食はこんなでした↓↓

 

えー……じつは

両日ともわたくし 体調がイマイチで……

 

まーインフルとかではなく、ただの風邪ですが。

 

で、筑波山京成ホテル。

「壮大な夜景をみながらの露天風呂!」

というのが売りらしいのですが、たいへん楽しみにしておったのですが、

わたくしは調子が悪く、断念。

 

同行の某女によると、たいへん良いものだったそうです……

 

宿泊しないで、お風呂だけの利用も可能なようです。

興味のある方はどうぞ。

 

朝から、靄がかかっていて キレイでした。

こういうのも「雲海」というのかな?

 

それともただガスっぽいというのかな。

 

ロビーからの様子です。↑↑

 

えー、で。

わたくしの体調不良のせいで

登山もサボりまして……

 

「ひさしぶりに山登りするぞ」とかおもっていたのですが……

 

本格的に登山される方とかにすれば、

「筑波山とか登山のレベルじゃねえ」とおっしゃるかもしれませんが……

 

前夜同様、ロープウェイで女体山駅へ。

展望台からの様子です↓↓

 

女体山山頂の様子。

 

ガマ石。

 

小学校三年生の遠足で 筑波山に来たのですが

その時みたガマ石は もっと大きく

とんでもなく高い所にあった記憶があります。

 

どうしたわけで縮んでしまったのでしょうか??

 

御幸ヶ原から ケーブルカーで筑波山神社へ。

けっこう人気の神社なのですね。

 

人出 多かったです。

いただいたご朱印。

堂々とした字。↓↓

 

ケーブルカーの様子↓↓

 

えー、で、

筑波山神社→ケーブルカー→御幸ヶ原→ロープウェイ・女体山駅→ロープウェイ・つつじヶ丘駅

という行程で

 

体調も体調なので、さっさと帰ろうか

とかおもっていたのですが、

この靄がかかった天候での夜景がとても気になり――

 

けっきょくまた、スターダストクルージングへ。

はい。

またまた女体山駅展望台からの風景です。

 

ディスタゴン25㎜ですね↓↓

 

またまた富士山です。

2日目の日没の方が雄大な感じ。

 

 

靄がかかってますな。

 

ニッコールの望遠ズームで

富士山を狙います↓↓

 

これも望遠ズーム↓↓

 

 

靄&夜景 でなんとなく幻想的な感じ。

 

 

 

↓↓以下2枚

東京湾の方角。

 

例によって飛行機が。

 

あ。右隅に手すりが写り込みました。

 

 

トワイライトタイム終わり。

さっさと下山しました。

防寒テムレス・バズリクソンズM-1951(BR02538)

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去年 筑波山の夜景撮影で

ひどく寒いおもいをしたので――

 

今年は装備を 自分なりにいろいろと考えました次第。

 

①まずは手袋。

「フォトグローブ」とか「カメラグローブ」とかいうものが

各社からいろいろ出ているようで、

で、いろいろ検討したりしたのですが……

 

マグネットで指先を開閉するシステム、を採用しているものが多く……

んー

機械式腕時計愛用者には 「マグネット」「磁力」は敵。

憎むべき敵。

そんな手袋使えるわけがない。

というわけで、

良いものがみつからないわけです。

けっきょく行きついたのがこれでした。

 

ショーワグローブ No.282 防寒テムレス Mサイズ。

 

結論からいうとこれはよかったです。

ルックスはあれですが。

 

アマゾンで評価が高かったこと。

評価の中で 雪山での撮影に使っている、という人もいたこと。

あと、なにより

値段が安い。

これが決め手になりました。

 

まあ、ようするに

分厚いゴム手袋&裏地にモフモフ

というやつです。

べらぼうに暖かいです。

 

僕は手はあまり大きくないので Mサイズを選んだのですが、正解でした。

 

ただ、女性で小さい手の持ち主だと Mでもけっこうデカいかも、ですね。

「Sサイズ」というのがアマゾンで見当たらないので ラインナップされていないのかもしれない。

となると、コットンの手袋・軍手をして その上にMサイズというのでいいか。

 

防寒テムレスの長所&短所を箇条書きでまとめます。

 

長所

・安い。

・とにかく暖かい。

・防水性能も完璧である。

・いろいろな目的に使える。(雪かきとかに使えるでしょう。雪山登山に使う人もおられるようだ)

・けっこう細かいボタン(カメラの)も押せる。わざわざ脱ぐ必要はない。

 

短所

・ダサい。

・とうぜんゴムの匂いがあります。

 

といったところか。

上記、長所のところに書きましたが、先週末の降雪時、

さっそく防寒テムレス役に立ちました。

 

□□□□□□□□

 

おつぎ

②帽子

 

――これは……完全にマニア向けですね。

「軍モノ」が好きな人は 僕がとやかく言わずとも「買い」でしょうし。

 

BUZZ RICKSON'S

BR02538

CAP,FIELD,PILE

M-1951

 

まあ、朝鮮戦争当時のアメリカ陸軍のフィールドキャップのレプリカです。

 

サイズが

7 1/4

7 1/2

と 2種類ありますが、

 

普通の大きさの頭の人→7 1/4

そうとう頭のデカい人→7 1/2

という感じなのではあるまいか。

 

自分は普通、だとおもうのですが、 7 1/4 で、ゆったりした感じでした。

 

モフモフ部分の成分は

アルパカ 35%

ウール 35%

ナイロン 20%

コットン 10%

で、容赦ない暖かさです。

 

「軍モノ」ですので

品質は保証されている、といっていいとおもいますが……

そこは、「70年前の品質」なわけでして……

 

今だったら、モンベルあたりで調べれば

防水性能もあって 軽くて 暖かくて 安くて

というものがいくらでもみつかるだろうとおもいます。

 

くりかえし書きますが、マニア向けですね。

 

フィールドキャップM-1951

長所&短所も書いておきます。

 

長所

・暖かい。

・日常使いできます。(ただし下記の暖かすぎる問題があります)

 

短所

・クルマを運転する時。バイザー部分、クルマの天井にゴツゴツあたることがあります。

(車種による。プリウスはOKでした。スポーツカー系は絶対にあたる)

・暖かすぎる。

(関東地方では 真冬でもオーバースペックな気がする)

 

さいごの暖かすぎる問題ですが、

耳あてのモフモフを上にあげて結んで、という状態でも

やっぱし暑いです。

 

関東地方ですと、真冬の朝、夜は着用OKですが、

昼間は何分か経つと 「暑い……」といって脱ぐ羽目になるとおもいます。

 

あと――

この帽子、バイザーはなにか意味があるのでしょうかね?

ファッション要素以外に意味があるのか?

しかし アメリカ陸軍の装備にファッション要素??

 

……よくわかりませんです。

へびや(黒田救命堂)横浜・伊勢佐木町

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「あの店」

に行ってみた、というおはなし。

 

去年の12月に引き続き

ニューグランドホテルにチェックインし……

 

ゴージャスな本館ロビー、噴水に見とれた

イナカものカップルが向かった先は……

 

伊勢佐木モールの「へびや」という……

 

□□□□□□□□

※※以下、爬虫類等、苦手な方はご覧にならない方がよいです※※

 

「へびや」さん。

こんなですわ。↓↓

 

わたくし

かつて7年ばかし 横浜市民だったことがありますが、

で、この店の前を何度も何度も通りかかったことがありますが、

 

興味がありつつも、入ったことはありませんでした。

 

そのおそろしげな店に

T子にムリヤリ手を引っ張られて来店する、という……

 

トマス:うわーやっぱり僕、こわい……

T子:なに言ってんの、いくよ‼

 

うわー

来店してそうそうこんな空間ですわ↓↓

 

ニューグランドホテルとのギャップね。

 

上の段 右から

ワニ クジラのヒゲ イグアナ センザンコウ……

よくわからない哺乳類……

(鹿?)

 

よくわからない哺乳類の左側は コブラ&マングース。

 

トリミングしたもの↓↓

 

「展示してありますはく製や標本は非売品です」

「又、はく製や標本に付いての質問はご容赦ください」

 

哺乳類の正体を知りたいが

質問するな、というのでは仕方がない。

 

商品の棚↓↓

下の段にごろごろしているのはスッポン へびの……

なんというのですか? 干物?みたいなもの。

 

この棚の右側は毒蝮三太夫さんのグッズを販売してました。

なんでも蝮さん、この店の常連のようです。

 

トマス:奥にいるおじいさん、店主かな。

T子:でしょうね。

トマス:なんか書類仕事してるな。おっかない顔してるな。

T子:かわいいおじいちゃんじゃない。

 

などと棚の前で会話をしていたが、

店主らしき(?)ご老人は とくにこちらにやってくることもない。

とくに挨拶もない。

 

どうもメインの商品は

「マカ・コブラ粉末」というのと

「マカ・コブラ粒」というもののようだが、違いがよくわからない。

 

トマス:じいさんに聞くの、こわいな。

T子:なんいってんの。お爺ちゃん扱いは、あたしにまかせときな。

 

というなり。

「おじいちゃん、ちょっと‼」

T子が大声で叫び 手招きすると、

 

店主のご老人はこちらによちよちと(失礼) ゆっくりやって来られた。

近くで見る店主は T子のいうとおりなんだかかわいらしかった。

 

T子:おじいちゃん、粉末と粒ってどっちが効くの?

店主:そりゃ粉末だね。エキスがつまってるからね。

T子:ほんとに効くの?

店主:効くね。健康増進に効くね。

T子:おじいちゃん。あたしが聞きたいのはさ、あっちに効くのかってこと。

店主:え?

T子:あっちよ、あっち。

店主:え?

T子:ちょいと、わかるでしょ?

店主:え?

T子:あっち‼‼

 

T子が恥も外聞もなく大声で叫ぶと

店主はにっこり微笑んで

「効くよ」

とうなずいた。

 

というわけでT子さん、「マカ・コブラ粉末」をお買い上げになられました。

 

お爺ちゃん扱いはまかせとけ、と豪語するだけあって……

 

T子:女のほうが強いと大変よね~( ̄∇ ̄;)ハッハッハ‼

店主:ははははは。

 

T子:〇〇商店で領収書きってくんない?

店主:え。経費で落とすの?? ムリだよ。

T子:ムリじゃないわよ、あたしゃやるよ。ははは。

 

等々、おじいちゃんともりあがっておられました。

へびやさん。なんのかの楽しい場所でございました。

 

□□□□□□□□

えー

肝心のマカ・コブラ粉末ですが、

 

もちろん、T子ではなくトマス用なんですけど……

 

たしかに効くようです(笑)

プラセボ効果ってやつかもしれませんが……

 

味は……お世辞にも美味とはいいがたいですが、

なんか焼き魚の焦げた部分に似てます。魚系の味です。

初回飲んだ時は へびやさんの標本が記憶にあったので

「うえっ……」

って感じでしたが、

2回目以降は平気になりました。

仁ちゃんはいない。(ホテルニューグランド グランドスイート415号室)

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サービスも設備も雰囲気も 

なにもかも完璧なホテルニューグランドのスイートルームに

あえて難癖をつける

……という

まったくヒドイ内容の記事です。

 

ほんとうにヒドイ奴です。

悪質クレーマーという奴でしょう。

皆さん、こんな奴 相手にしない方がいいです。

 

ようするに

仁ちゃんが好きなわけです。

 

渡辺仁(わたなべじん)が。

 

東京帝室博物館(1937)……

あのトーハクの渡辺仁が。

 

仁ちゃんの特徴と言えば

(↑↓2枚ともトーハクの画像)

 

①ゴージャスな石の空間

②照明器具の意味不明なトゲトゲ

 

これに決まっているわけです。

文句のある方は大勢おられるでしょうが、

これに決まっているわけです。

 

さらに追加して

③あくどいジャパネスク趣味

というのもありますけど

(トーハクの鬼瓦、ホテルニューグランドの火炎太鼓時計&天女)

話がややこしくなるのであえて無視します。

 

□□□□□□□□

で、仁ちゃんの20年代の作品

ホテルニューグランド(1927)

 

本館ロビーが仁ちゃんしていることは誰にでもわかるわけです。

 

①ゴージャスな石の空間↓↓

②照明器具の意味不明なトゲトゲ↓↓

仁ちゃんの仁ちゃんによる 仁ちゃんでしかない空間。

 

で、

ここまでみせられると、本館のスイートルームに宿泊したくなってみるわけです。はい。

 

仁ちゃん建築の中で寝泊まりしてみたくなってみるわけです。はい。

 

□□□□□□□□

ようやく本題です。

 

やってきました……

本館グランドスイート415号室。

 

ドアはこんな。

シンプルかつクラシック……

 

本館の角部屋です。

ザ・カフェの真上。

あと「AD1927」と刻んである真上です。

 

明かりがついている部屋がそれ↓↓

 

(つまり、電気を消し忘れた、ということはいうまでもない)

 

 港ヨコハマの海岸通りを桜木町駅の方から流してゆくと、並木の木の間がくれにホテルが見えてくる。「アレッ、この四階建てが……かのニューグランド?」と、初めての人はたいていそう思ってしまう。それほど、ひかえ目でおだやかな表現の建物だ。隅が丸く作ってあるのが、こうした女性的な印象をことさら強調してみせる。目だつところといえば、アーチと角の壁面に飾られた「AD一九二七」の銘記つきのアール・デコ調の飾りくらいだろう。

(藤森照信著、筑摩書房「建築探偵の冒険 東京篇」171ページより)

 

かわいいお花がお出迎え。

 

トマス様

お帰りなさいませ

いつもありがとうございます

どうぞごゆっくりお寛ぎください

 

支配人さんの直筆メッセージ付き……

ありがとうございます。

 

2回目以降の宿泊だともれなくメッセージ付きなのか?

それともスイートルーム限定のメッセージなのか?

そこらへんはわかりませんが。

 

お花はスイートルーム限定だろう。たぶん。

 

部屋の様子です。

いいね、いいねえ。

 

以下、浮かれて写真を撮りまくるトマス・ピンコ。

 

絵だらけ。

でも

どんな絵が飾ってあったか

そこらへんは確認していません……

 

ベッド。

寝心地最高。

 

いつも旅先ではうまく寝つけないトマスですが、

T子さんいわく、

「珍しい。あんた、イビキかいて寝てたよ」

 

ベッドルームのわきにクローゼットがあります。

この画像の右側になります。

 

浴室はシャワーブース付き。

画像右手 曇りガラスの中にトイレがあります。

 

このトイレはちょっと抵抗がある人もいるかも。

全然見えませんけどね。

 

ゴージャス極まりない……

 

シャンプー、石鹸等は

ブルガリ……

 

未使用分は全部持ち帰ったことは申すまでもない(笑)……

 

こんな流し みたことない……

 

すばらしい。

文句なし。

……………

なのですが……

………

……

 

部屋を一通り見回して

残念な事実に気づく トマス・ピンコでありました。

 

仁ちゃんはいない。

と。

 

①ゴージャスな石の空間

→100年の時の流れにすり減った石の空間を

勝手に妄想していたのだが、実物は新品のピカピカだった。

 

②照明器具の意味不明なトゲトゲ

→そんな趣味の悪いものあるはずがなかった。

 

だが、

しいて、深読みするならば……

 

八角形の鏡が……

 

トーハクの壁面にしきりに繰り返される八角形を元にしているとか??

 

あの鏡ははたして

仁ちゃんリスペクトの産物なのであろうか??

 

□□□□□□□□

以下、

おまけです。

 

スイートルームの特権としまして

タワー館の16階 「ザ・クラブ」を利用できる、というのがあって

 

さっそくいってみました。

 

ルームキーのほかに エレベーターのキーがもらえまして

そのカギをエレベーターにさしこむと行けるという

なんかセレブちっくなシステム。

 

ザ・クラブ の御様子↓↓

 

↓↓眺望はイマイチかな。

 

山下公園側でもみなとみらい側でもないのでね。

 

PCが用意されていて、一仕事できそうな感じでした。

 

また、

部屋に用意されているよりも紅茶ティーバッグの種類が多かったので

いくつかお持ち帰りさせていただきました。

(セルフサービスだが 紅茶・コーヒーが無料なのである)

 

□□□□□□□□

あと、本館グランドスイートの眺望ですがね。

 

だいたい予想はついてたんですけど……

 

銀杏並木が邪魔で 眺望はききません。

氷川丸もなんだかよくみえない。

 

「角部屋」ですけど

都会のまんなかの角部屋ですからね。

景色はよくないです。

 

ベイブリッジ側はみえなくもないけど。

それほど景色がいいわけでもない。

 

夜景にうっとりしたい方には本館はおすすめできません。

 

↓↓

朝の光景。

これもグランドスイートの窓からみたところ。

 

ちょうど

大桟橋に「にっぽん丸」がやってくるところがみえました。

(赤い煙突の船)

 

いやしかし――

 

・仁ちゃん要素がない。

・眺望がきかない。

などと難癖付けましたが

 

値段相応の素晴らしい部屋でした。

 

□□□□□□□□

おまけのおまけ。

12月に宿泊したタワー館6階の部屋からの眺望も載せておきます。

 

ベイビューツインルーム601号室。

 

6階くらいの高さからの眺望が一番いいんじゃないかな?

 

 

 

夜景はこんな感じでした。

氷川丸&ベイブリッジ。

 

□□□□□□□□

さいごに。

 

一泊20マソの マッカーサーズスイート315号室。

 

あれは仁ちゃんしているのかな?

もしご存知の方おられたら教えてくださいませ。


六義園のしだれ桜 (2019年3月26日)

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まあ、数えきれないほど大勢の人が写真を撮って

数えきれないほどたくさんの人がSNS等々で 書いているのでしょうが、

 

あの桜です。

 

以下4枚

使用レンズは

コシナ・ツァイスの

Distagon T*2/25 ZF.2 です。

 

 

 

 

 

レンズ付け替えまして

以下3枚

コシナ・ツァイスの

Makro-Planar T*2/50 ZF.2 です。

 

 

 

なんか

静謐な感じで撮れてますが……

 

実際は 一度行った方はご存知の通り

ものすごい人出で

かつ、係の人が

「立ち止まらないでください!」

とかなんとか拡声機で怒鳴っていて もうたまらなくうるさいです。

 

えー また 25㎜ ↑↑

 

↑↑50㎜

 

で、以下 ニッコールの望遠ズームに付け替えです。

AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRⅡ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さいごに感想 というか備忘録というか。

 

・上記のくりかえしですが、

拡声機の「立ち止まらないでください」

ひじょうに「うるさい」とおもった。

去年たいして「うるさい」とおもわなかったのは、

お天気お姉さんの撮影風景に見とれていたせいであろう。

(2018年3月29日の記事 「六義園・しだれ桜・結城香織さん」をご覧ください)

 

・去年の「うわー」という感動がなかったのだが、

それもやっぱし TVの撮影がなかったからだろう。

去年は撮影用にがんがん照明をあてていて それがとても綺麗だった。

 

・だったらもっと照明をあてればいい。という話になるが、

それはそれで木を傷めたりするのかな。

 

という感じです。

 

来年も見に行くか? というと

「???……」です。

 

落ち着いて、静かにみれるしだれ桜があれば そっちに行きたい。

できれば三脚可がいいな。

別に無体な……

人の邪魔をしたり、

地面を傷つけるような乱暴なことはしませんから。

竹やぶ・柏本店 「ちょっとおまかせ」個室にて

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おそばの超有名店へ行きました。

もう……凄すぎました……

はやくもまた行きたいです。

 

……

 

ただ。なんかすごいところにある。

クルマで行かれる方、一歩間違えると ごちゃごちゃした住宅街に迷い込みます。

注意してください!!

 

でもたどりつくと見逃しようがないね、

この建物は。

 

HPを事前に見て

どうやら 「シュヴァル宮」をイメージしているらしいという予備知識があったからいいけど……

 

これはすごい。

攻めまくりでしょう。

 

入口からして これ↓↓

あと、こんなメッセージ。

 

「他のお客様に迷惑のかかるお子様お断り 竹やぶ」

 

そんなこんなで圧倒されまして、

入口の引き戸を開けると

おっかない、頑固おやじ・もしくは・頑固ばばあが登場あそばされるのであろう、

と勝手におもいこんでいたのですが……

 

めちゃくちゃかわいい今風の女の子が

「いらっしゃいませ~」

と愛想良くご登場あそばす、という……

(若い女の子店員さんが多かったです。いずれもはなはだ礼儀正しいかんじ)

 

□□□□□□□□

えー以下、

個室にて(別に料金とられます)

「ちょっとおまかせ」コースのご紹介。

 

個室はこんな↓↓

 

公園を見下ろしています。

右手 はるか彼方に手賀沼がみえますが、写真には写ってません。

 

個室のディテール。

 

すみずみまでデザインしてやろうという執念。

 

ちなみに、

個室ではない席だとこんな↓↓

 

……眺めはよくないが、おいおいかっこいいぞ。

 

お品書……

 

おもわず写真を撮ってしまうよね。

なんだ、この店は。

 

テーブルのザラザラ感。

圧倒的なテクスチャーにもご注目。

 

ウーロン茶を頼みました。

 

おいおい、なんだこのコースターは。

それとピッチャーね。

 

お味は普通かな。

まあ、あの、アルテリーベの凍頂烏龍茶を超えるモノにまだ出会ってません。

 

以下、ちょっとおまかせコースの登場。

 

ちなみに、予約の時間より1時間はやく着いちゃったのですが、

まったくイヤな顔もされず

すみませんが、ちょっとお待ちいただきますけど、という感じでした。

 

もとい、

しょっぱなはそばがきです。

 

湯気がでてました。

 

玉子焼き。

ああ……ふわふわ……

 

醬油さしがあまりにかわいかったので、

それだけアップで撮るが、

 

あまりうまく撮れない。

うさぎ&お月様

 

そば寿司というのをはじめていただいた。

たまらなくうまかった。

 

あとお皿の上方 黒い物体はニシン。

甘くておいしい。

 

どうもぐるなびとかみると「ニシンそば」が有名らしい。

 

天ぷら。塩でいただきます。

 

ひとつひとつ、若い女の子店員さん

「これは〇〇で」とまじめに説明していた。

 

どれもよかったが

とくに京にんじんが 甘くおいしかった。

にんじんのとなりはフキノトウです。

 

もずく酢。

 

今気づいたが

木の器、凝ってるな、こりゃ。

 

で、ようやく真打 登場。

 

まずは田舎そば。

 

田舎そばというと むやみやたら太くてうんざりするのがあったりするが

そんなことはないです。

 

せいろそば。

 

歯ごたえのあるおそばを

辛めのおつゆでいただくというスタイルです。

 

もう……

見た目がすばらしいので そばだけアップで撮る。

 

緑がかった、なんというのか、翡翠色みたいな……

 

口に入れるとシャクシャクした触感です。はい。

 

ええと

デザートはなんですか? なんていうんですか?

抹茶とあんこ味のあまいやつです。はい。

 

器の

「春慶」&「根来」の組み合わせに僕は気をとられまして――

お姉さんがなんか言っていたのを聞き逃しました。

 

器がとにかくいいな。

 

以上。ちょっとおまかせコース 終了。

すばらしいランチでした。

 

食後、お店の敷地を散策。

 

「うわージブリみたい」

 

……というのが一番手軽な感想でしょうが、

 

ひねくれたトマス・ピンコは

仏蘭西の郵便配達人

シュヴァルさん同様のやばい・病的な想像力を感じてしょうがない。

 

ディテールにとにかく凝りまくる

という精神。

 

全体は、まあ、どうでもよい。というスキゾ的な精神。

 

 

んー飽きませんね。

ただ好き嫌いはあるでしょうね。この店。

 

浅草の並木藪みたいな王道な店からすると

あきらかに「凝りすぎ」でしょう。

 

身近な人間……

僕の両親の「竹やぶ」評価は低くて

「なにあのヘンテコな建物……」

「そばが固い……」(歯が弱いだけだ)

という感じ。

 

まあ、それもわからなくはない。

 

こんなタヌキどこで見つけたのかね??

 

なんともいえん表情です。

 

ぜったいまた行きますね。僕は。

牛久のうなぎ食べ比べ。断トツ1位は「大はし」!

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T子さんにいわせると……

横浜・伊勢佐木町「へびや」の

マカ・コブラ粉末

では

トマス・ピンコまだまだパワー不足らしいので……

(いや、いい薬です。個人的見解)

 

お次はうなぎということになりました。

わが街、牛久は

けっこううなぎ有名らしいので とりあえず近場から攻めてみました。

ゆくゆくは 東京の有名店とかも行ってみたいのですがね。

 

あ。そうそう、なんでも

牛久沼はうな丼発祥の地、らしいです。

どうりでうなぎ屋さんがたくさんあるわけだ。

 

□□□□□□□□

一番最初に行ったのは ネットで評価の高かった

大はし

です。

 

タイトルに書いちゃったけど、

ここが断トツにうまかったです。はい。

 

大はしさん。住所は厳密にいうと「つくば市」ですが、

いや、牛久ということにしときます。

「牛久 うなぎ」で検索すると 大はしさん出てくるもん。

牛久なんです。

 

外観は……はっきり言ってしょぼくれてます。

あと、ですね。

アクセスがなんかいまいちです。

途中、クルマ一台がやっと通れるほどの農道(?)みたいのを通ります。

 

駐車場も砂利です。アスファルト舗装されていません。

 

店内もまあ、外観同様ですね。

しょぼくれていて 撮る気も起こりませんな。

 

お客はわれわれ二人きり。

 

意味不明だったのは

・TVが調理場のほうをむいていて

お客はTVの音だけ聞えるという点

・接客係がむさ苦しい二十代後半(?)のジャージ姿の男性だったこと。

(いえ、きちんとした接客でしたが)

 

で、

登場したうな重も……

 

ごはん少な目

うなぎはちょこんと乗ってるというありさまで冴えない……↓↓

よね……

 

うわ、やべ。

とんでもないとこ来ちゃった……

T子さんにあとで説教食らうぞ……

 

という感じだったのですが、

一口いただくと………………………

 

これがものすごくうまいでやんの。

 

お焦げがとにかくすごいのだな。

お焦げの大はしだな。(勝手に断言)

お焦げのところの香ばしさが忘れられません。

 

そうそう。

あと、お新香もものすごくおいしかった!

 

うなぎ食べ比べ

しょっぱなからすごいものに出会ってしまった……

 

あと、肝焼きもいただいたのですが、

すみません。

写真撮るの忘れました。

 

□□□□□□□□

幸先良かった 牛久うなぎ食べ比べでしたが、

2軒目はつまずきました。

 

T子さんの妹のE子さんが

「牛久沼の近くでものすごくうまいうなぎを食べた」

「でも店の名前は忘れた」

などといっているので……

 

牛久沼周辺で評価の高かった

S閣

へ――

(名前は伏せます)

 

なんでも牛久出身の某横綱が このS閣によく来るとか来ないとか。

 

ハード的には

大はしさんと段違いにカネかかってます。

 

ロケーションも牛久沼のすぐそば。

 

接客も お着物姿のお上品なおばさま……

 

シックでいい雰囲気です。

別室ではどこかの会社の宴会が行われているようで、

駐車場はほぼ満車でした。

 

肝焼き。

器も照明も上品ですね。

 

で、

登場しましたうな重がこれ↓↓

 

この量……

たぶん「特上」頼んだんだっけ??

 

うなぎ、はみでてるぞ、おい。

すげえ量だな。

 

どんな味なんだ。

わくわく……

 

………

……

 

これが、ですね。

一口目 口に近づけると なんか生臭い……イヤなニオイがしまして、

それでイヤな予感がしたのですが、

その予感は的中。

ただの脂っこい肉のかたまり。という感じ。

 

うなぎなんて どこで食ってもうまいだろ、とおもってましたが、

んーーまずいのもあるんですね。

 

T子さんとは

「E子が行ったのはたぶん別の店だな」

「大はしがおいしすぎた……」

などと話しあいました。

 

あとですね、

おい、稀勢の里!

こんなまずいうなぎばっか食ってるから

あの体たらくなんだよ!

などということを話しあったりしたとかしないとか。

 

□□□□□□□□

3軒目は

やす川

です。

 

住所でいうと、

大はし→つくば市

S閣→龍ヶ崎市

なのですが、

このお店は正真正銘「牛久市」の店。

 

というか、トマス・ピンコのうちから徒歩十五分ほど、至近です。

 

しかし、そんな近所にうなぎの有名店があるとは、知らなかった。

 

外観の写真はなし。

近場なので油断して撮るのを忘れました。

 

S閣ほどではないが、

大はしの2倍くらいは豪華な感じの外観です。

 

中身はこんな↓↓

 

有名人(?)のサインがたくさんありました。

ただ、誰のものだか一枚もわかりませんでした。

 

接客は

すこぶる礼儀正しい女の子でした。

 

偶然ですが

大はし→むさくるしい(失礼!)ジャージ男子

S閣→着物のおば様

やす川→かわいい女の子

と三者三様でおもしろいです。

 

↑↑肝焼きは、おいしかったです。

三店の中で一番おいしいかな。

クセ、というか臭みがあまりない。

ルックスもかっこいいですね。

 

肝焼きランキングなら、やす川 優勝ですね。

 

う巻き んーおいしい。

 

ただ最近、「竹やぶ」(そば屋)の玉子焼き食べちゃったからな。

あれには劣るが おいしかったです。

 

で、うな重の登場です。

 

やわらかくフカフカでおいしいです。

 

……が、

大はしの味を知ってしまうと、

あのパンチが。

あのお焦げが恋しくなるのよね……

 

あと、若干脂っこいかな。

 

お新香の味も 断然大はしの勝ち。

 

でも、近くにこんなおいしいお店があるとは。

驚きでした。

 

□□□□□□□□

以上。

たった3軒でランキングを決めてしまうのはいかがなものか?

とおもいますが、

 

今のところ

牛久のうなぎ ナンバー1は

大はしです‼

 

そう断言しておきましょう。

 

まだまだ牛久のうなぎ 探求していきたいとおもっているのですが、

今一番気になっているのは

同じイバラキの……

笠間の「うなぎ量深」なんだよな。

 

「大はし」とどっちがおいしいだろうか??

大さん橋のセレブリティ・ミレニアム その1

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重たいGitzo三脚をかついで

横浜まで豪華客船を撮りにいきました。

 

という記事です。

 

これが一番よく撮れたかな? とおもってます↓↓

なんか「未来」っぽいですね。

 

4/12(金)夜 横浜港・大さん橋

 

セレブリティ・ミレニアムという……

んー、なんかイマイチな船名の船がいました。

 

セレブリティって??……

 

いや、なんでも

セレブリティ・クルーズ社の所有する ミレニアム級の船らしいです。

軍艦風にいうと、ミレニアム級の一番艦という感じなのでしょう。

 

しかし、船名に風情がないことおびただしいですね……

 

あ。

以下使用レンズは

・Carl Zeiss Distagon T*2/25

・Carl Zeiss Makro-Planar T*2/50

・AF-S NIKKOR 70-200㎜ f/2.8G ED VRⅡ

です。

 

ほぼ全部 絞りは f/8 ISO100 といったところです。

1枚目は 70-200㎜レンズ使いまして 焦点距離70㎜です。

 

□□□□□□□□

じつは――こないだ

ホテルニューグランドのスイートに泊まった翌日。

大さん橋にたまたまいた 「にっぽん丸」を見物しまして……

 

以来、なんか客船に興味を持ちはじめまして……

 

で、4/12(金) 大さん橋に

「飛鳥Ⅱ」と「セレブリティ・ミレニアム」 2隻がいるというので

これはおもしろそうだ、と撮りに行きました次第。

 

今月は かの名高きクイーンエリザベスも横浜に来るらしいのですが、

なんか17時くらいには出港してしまうらしく……

夜の光景が撮りたかったもので このイマイチな船名のセレブリティ・ミレニアムを狙いました。

 

↑日没後。18時18分の光景

山下公園の……ホテルニューグランドのまん前あたりから撮ってます。

マクロプラナー50㎜

 

17時に飛鳥Ⅱが出港しちゃったので1隻だけです。

 

↑これも50㎜ 場所は同じ。

 

いやしかし、とんでもなくデカい船です。

ウィキによりますと

総トン数:91000トン

全長:294m

全幅:32.2m

だそうです。

 

ちなみに 総トン数で比較すると……

自分の見たことのあるフネだと……

氷川丸→11622トン

にっぽん丸→22472トン

飛鳥Ⅱ→50142トン

 

あと

クイーンエリザベス(3代目)→90400トン

というから、セレブリティ・ミレニアム クイーンエリザベスよりデカいんですね。

 

↑上の画像をトリミングしました。

マクロプラナー おっそろしく鮮明に写してくれます……

 

 

↑↑

ディスタゴン25㎜

フネとランドマークタワーと一緒に写したかったもので……

なんかまとまりのない構図ですな。

 

しかし、山下公園で夜景をみられたかたには

セレブリティ・ミレニアムにバカでかさがおわかりいただけるかと。

 

↑↑依然、

ホテルニューグランドのまんまえでGitzo三脚をおっぴろげて バタバタやってます。

 

ニッコールの70-200㎜につけかえまして 焦点距離70㎜です。

 

はい。同じく 70㎜。

 

キレイ……なんですけど、

 

おいおい

煙突の「X」はなんなんだ!?……

 

……趣味悪いですね。

田舎の、パチンコ屋みたいな雰囲気……

 

 

上の画像をトリミングします。

 

んー……

単焦点レンズとズームレンズを比較しちゃいけないとおもいますが、

ツァイスに比べてなんかもっさりした描写です。

 

↑また50㎜

 

 

↑50㎜

 

撮るタイミングによって観覧車の色が変わります。

しかし、曇り空が残念です。

背景の色がイマイチで、重苦しい雰囲気です。

 

↑上の画像をトリミング。

いいな。マクロプラナー。

 

ここらへんで

ホテルニューグランドのまん前から移動しようということになりました。

 

ので、

50㎜で 僕の定宿――2回宿泊しただけ――を撮ります。

 

 

↑大さん橋に近づきまして 50㎜

 

↑上の画像をトリミング

 

↑こんどは ニッコールの70-200ズームレンズ

 

↑で、

山下公園からてくてくあるいて 大さん橋にやってきましたよ。

これもニッコールの望遠ズーム

 

これだけの大型客船がいると 見物人がもっといそうなものですが……

風が強くやけに寒い日で、

あまり人はいませんでした。

 

でも人がいなかったせいで

正々堂々三脚使えました。

 

↑船の間近から 25㎜で。

まあ、以下の画像 すべてディスタゴン25㎜です。

 

なんといいますか

でっかいビルが すぽんと大さん橋の脇にはまり込んだ感じです。

デカすぎて現実感がないです。

 

↑↑

んー

 

セレブリティ・ミレニアム。

・この船名はダサい。

・煙突の「X」もダサい。

等々文句をつけましたが……

 

どうやっても、一生こんなフネに乗れないであろうイナカモンが悪口言ってますが、

 

また悪口書くと……

 

↑↑

でっぱり部分を

鋼材(?)で支えているのってどうなのかね??

ダサくない??

 

なにかこう、デザイン上の美というのを感じないのですよね。

 

たぶん

・パナマ運河を通れる最大全幅はこのサイズで……

・エンジンはこの出力だから、総トン数はこれくらいで……

・だいたいこれくらいの利益をあげたいから、客数はこれくらいで……

とか、いう前提から作られたフネで

 

まあ、そういうの大事だとおもいますけど、

でも、

そういう大人の事情を外部に悟らせないということが

良いデザインの最低条件だろ??

などとおもったりします。

 

こんな鋼材使うんだったら出っ張りなくせばいいし、

どうしても出っ張り作りたかったら

もっとスマートな補強方法を考えるべきでは??

 

まあ、飛鳥Ⅱがかっこよかったせいで、

ミレニアム君、ダサくみえるというのもありますが。

 

いや、でも

このバカでかさは……

 

現実離れしたとんでもないサイズは一見の価値あり。

来た甲斐がありました。

 

セレブリティ・ミレニアムから 180度視線を回転させると……

こんな夜景が広がっているのですが、

そっちはほぼ無視でした。。。

 

しかし、いいかげん凍えそうなので……

帰ることにしました。

 

これから数回。客船の記事書くと思います。

大さん橋の飛鳥Ⅱ&セレブリティ・ミレニアム

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2019年4月12日(金)

前回の記事……(夜のセレブリティ・ミレニアムの様子)

からさかのぼりまして 昼間の様子です。

 

飛鳥Ⅱが出港する17時まで

2隻 入港してたんですが……

 

2隻いるぞ‼

という写真が撮りたかったのですが うまくいきませんね。

 

うおおおお‼

2隻いる‼

と感動しながら撮ったのですがね。

 

実際に、その場にいた感動は

なかなかスチル画像では再現できませんな。

動画で横にパンして撮るのが一番よかったかな。

三脚あったしな。

 

ま、

25㎜(ディスタゴン25㎜)ではこれが精いっぱいのところ↓↓

 

スマホのカメラの方がうまくいったりする……

Xperia XZ3 にて撮影しましたが……↓↓

 

この写真に限らず スマホのカメラよく撮れますね。

夜景なんかもうまく撮れるし……

 

まあ細部の描写はきちんとしたカメラにはかなわないけど。

ブログに載せるような画像だったら スマホで十分ですね。

(でもほとんど使わない)

 

 

もとい、まずはセレブリティ・ミレニアム。

 

 

前回の記事でさんざんけなしましたが

船名といい……

煙突の「X」といい……

でっぱり部分の処理といい……

 

あまりきれいな船という印象はない。

 

オラオラ系のヤンキー車みたいな雰囲気だな。

 

おもいきって 紫のラメの塗装とかにするとおもしろいかも。

LEDでがんがん飾ってね。

 

おしりのところ。

角ばってて――

 

なんか「揚陸艦」みたいだな。

いや、揚陸艦そのもの。

ふたがパカッと開いて、

戦車とか 兵員輸送車とかが ガンガン登場しそうな感じ。

 

そうなると 紫ラメじゃなくて

軍艦みたいにグレー一色に塗った方がいいかも。

 

↓↓

この円柱部分は

カフェだか 軽食レストランだかになっているっぽい感じでした。

 

毛唐の……

あ、失礼 ヨーロッパ系の老夫婦だのがふんぞりかえっていました。

 

 

 

 

はい。

以上、セレブ船終り。

 

一方の 飛鳥Ⅱたんは……

 

――きれいな船です。

優美。エレガント。

 

撮りがいがあるね。

この子は撮ってて飽きませんでした。

 

まるくてセクシーなおしり。

あ。船尾というのか。

 

飛鳥Ⅱは

「がんばって いつか乗りたいな」

と心底思いましたです。はい。

 

 

 

 

シャープな船首。

 

ひとつわからないのは、ですね。

フネの大きさをあらわす単位で……

・総トン数

・排水トン数

この2種類がある、ということで――

 

客船は「総トン数」

艦船(軍艦とか)は「排水トン数」を使うのだそうです。

ここまではなんとなく わかっていたのですが、

よくよくネットでみてみると

 

・総トン数→容積

・排水トン数→重量

と、まったく別のモノをはかっているということがわかりまして、

……いよいよチンプンカンプンになりました。

 

ちなみに

飛鳥Ⅱ→総トン数:50142トン

セレブリティ・ミレニアム→総トン数:91000トン

ということで

 

さらに手持ちの

東洋書林「ビジュアル版 船の百科事典」

というバカでかい本をひろげますと……

 

・タイタニック(1911年)→46328トン

・ノルマンディ(1935年)→79280トン

・ボイジャー・オブ・ザ・シーズ(1999年)→137300トン

 

などと書いてありまして 一方、軍艦のほうは、

 

・ビスマルク(1939)→基準41700トン 最大50900トン

・大和(1940)→基準65000トン 最大72810トン

・アイオワ(1942)→基準48110トン 最大57540トン

 

などと書いてあります。

 

ですが、上記のように、

客船は「総トン数」 軍艦は「排水トン数」と全く違う単位ですので――

 

タイタニック(46328トン)とビスマルク(50900トン)はだいたい同じ大きさ、とか

ノルマンディ(79280トン)と大和(72810トン)はだいたい同じ、とか

いえないわけ。

 

……ですよね??

たぶん……

 

詳しい方 ご教授願います。

 

たとえば

横須賀で何度かみたことがある

空母ロナルド・レーガンは 「排水トン数」101429トンだそうですが、

 

「総トン数」91000トンのセレブリティ・ミレニアムと比べても……

まだ一層デッカイ気がします。

ジェット戦闘機何機も積める船ですからね……

あと、どう考えてもパナマ運河通れるサイズではない。

 

セレブリティ・ミレニアムは間近に見ることができて

ロナルド・レーガンは 軍港めぐりの船から はるか彼方に見るだけ、という違いもありますが。

 

□□□□□□□□

飛鳥Ⅱに戻りまして……

 

16時半ごろ……たしか。

船上では救命具の使い方とか 緊急時の対応のレクチャーなどがありまして

 

その後、銅鑼が鳴らされ始めました。

 

トリミングしますとこんな感じ↓↓

 

船員さんが銅鑼を叩いてます。

今でもやるんですね。

なんかクラシック映画のなかの出来事かとおもっていたが。

 

続きまして

生バンドの演奏が始まりまして……

 

出港のセレモニーみたいのがはじまったんですけど。

 

それは次の記事に書きます。

 

いやしかし、

いいな。船の旅。

いつか、見送られる立場になりたいものです。

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