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ゆりたんのすべて。その77 SIGMA魚眼レンズ・おしらじの滝など

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魚眼レンズを買ったのだが、

あまり使っていない。 という記事です。

 

結論としては

コシナ・ツァイスの50㎜も25㎜も使いこなしていないヤツが

フィッシュアイレンズを使ったところで・・・・

ということになろうかとおもいます。

 

買いましたのは

SIGMA 15mm F2.8

EX DG FISHEYE

 

ニッコールの魚眼より安くて 性能もいいらしいとのことでシグマさん初購入。

↓↓こんなです。ニューFM2にくっつけたところ。

 

プラスチックの固まりで、軽いです。

あと「オートフォーカス」という便利な機能もついています(笑)

 

僕は無意識にピントリングに手を触れてしまうのですが……

 

さっそくゆり坊を撮ってみます。

 

画角180度 とのことで、

ごちゃごちゃした部屋が写りこむかなと危惧していたのですが、

目いっぱい被写体に近寄るとそうでもありません。

 

 

 

 

□□□□□□□□

魚眼でおしらじの滝とか撮ってみたらおもしろいかも?

 

――とか、おもったのですが、

これは……

 

とくにおもしろくもない結果に終わりました。

2019年7月31日撮影です。

 

魚眼。自然物を撮るには難しいのでしょうか?

たぶん壮大な光景とかと撮るとおもしろいのでしょうが。

 

おしらじの滝=谷底だからな。

 

いろいろ構図を工夫してみるが……

 

↓↓地質学的にはおもしろい絵かもしれない。

 

滝が岩を削っていく様子がよくわかります。

 

人工物を混ざるとおもしろいかも?

 

ワインディングロード↓↓

 

木立も

まあまあおもしろく撮れます↓↓

 

しかし、街中に出た方がおもしろい写真が撮れたかもしれません。

今後、いろいろ撮ってみようとおもいます。

 

□□□□□□□□

さいごは 魚眼ではなく50㎜です。

 

ゆり。

昼間は冷房のかかった部屋でグダグダしております。

 

大股開きで寝ております。

まったくうらやましいかぎり。

 

夜から朝方、

ベランダでセミ採りをやっています。

 

暑苦しい写真ばかり、申し訳ありません(笑)


ザ・プリンス箱根芦ノ湖(村野藤吾・1978)その1 まとめ。

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5月に続いて 8月も箱根へ行きまして(二泊三日)

 

村野藤吾(むらのとうご)先生の 「箱根プリンスホテル」(竣工時の名前)に一泊したのですが、

その印象を書きます。

 

書きます、と書いたのですが……

 

なにやら凄まじいシロモノで なにをどうを書いていいのかよくわからないので、

まずはじめに 「まとめ」というのか 「総論」というのか、を書きまして、

あとで 時系列で写真を並べていこうかな、という――

 

……安易な手段にでることになりました。

 

↑↑写真は

客室棟の西棟というもので 円筒形の物体です。

一階に 「ル・トリアノン」というフランス料理のレストランが入ってます。

ま。このホテルのメインダイニングですわな。

(これもすさまじかった……建築的に、ね)

 

□□□□□□□□

以下、4項目でみていこうとおもいます。

 

まとめ①自由すぎるぞ、藤吾っち!

まとめ②疲れるぞ、藤吾っち!

まとめ③大事にされてるぞ、藤吾っち!

まとめ④でも、山のホテルのほうが落ち着くのはなぜ?

 

巨匠・村野藤吾をなれなれしく 「藤吾っち」と呼ばせていただきます。

このことに関するクレームは受け付けません(笑)

 

□□□□□□□□

まとめ①自由すぎるぞ、藤吾っち!

 

そもそも、このロビーは一体なんなんですかね?

 

まず思ったのは教会建築みたいだな、ということで……

しかし、

それにしては、エロティックな曲線。艶めかしすぎる照明。

 

しょっぱなからホテルホテルしていない気がしました。

ホテルホテルとはいったいなんだ、ということになりますが、

 

「ホテルのロビー」とはだいたい~というものだ。

という物語があるわけです。

「制度」といってもいい。

「定型」といってもいい。

 

でも、このロビーを作った人は そんな物語から出発していない気がしました。

まあ。作ったやつは藤吾っちなのですが。

 

自由すぎるぞ、藤吾っち。

 

↑↑僕の泊まった東棟の平面図ですが、

 

バカにしてますね。

円ですよ。円。

円筒なわけですね。

 

廊下に出ると、自分がどこにいるのかわからないんですよ。

ホテルの方には

「廊下をぐるっとまわれば エレベーターにでますから」と言われました。

バカにしてますね。藤吾っち。

 

子供みたいな発想力です。

80過ぎのジジイがね……

 

藤吾っちが完全にイカれているというのは

この美しすぎる螺旋階段をみて もう明らかですね。

 

天才ジジイが西武グループのカネで遊びまくってる、ということでしょうか。

 

あ。ついでにいうと、

右隅に僕のカメラバッグ(ドンケ)が写りこんでますね。

ついでのついで

↑の ロビーの写真にも T子さんの手やら頭やらが写りこんでますね。

魚眼レンズ難しいですね。

 

もとい、藤吾っちなのですが、

 

木材のあたたかいテクスチャー&レンガ壁の固い冷たいテクスチャー この組み合わせ。

窓の大きさ・位置。

それから照明の位置。

 

なにもかも完璧ですね。

 

この美しすぎる螺旋階段を

フロント脇の……どうでもいいような位置に――

藤吾っちは配置していました。

 

お客の大部分はこの階段に気づかず……

気づいたとしても上り下りすることなく……

通り過ぎるでしょう。

 

仮に、仮に、ですよ。

僕がこんな美しいものを作ったとしたら、

 

この階段を通らないとメインダイニングに行けない、とか。

この階段を通らないと大浴場には行けません、とか。

そういう唯一無二の場所に設置するとおもいますね。

 

ところがそうしない。

自由過ぎる、藤吾っち。

 

まとめ②疲れるぞ、藤吾っち!

 

えー↓↓

 

TOTO通信という TOTOさんのHPにあった平面図をお借りしたのですが、

 

頭のおかしなジジイが、

客室棟を円筒状にして独立させたせいで

レストラン、大浴場、フロントに行くにはけっこう歩きます。

 

大浴場と、レイクサイドグリルというビュッフェ形式のレストランは別館にあるのです。

 

↑↑左側の〇に書いてあるレストランは ル・トリアノン

まんなかの〇に書いてあるレストランは なだ万です。

 

とにかく歩く、という意味の「疲れる」というのもあるのですが、

別の意味でも疲れます。

 

西棟を撮ったのですが↓↓

 

凝りに凝っていて 部材も様々で……

隅から隅までチェックしないと 気がすまなくなってしまうのですよね。

 

↓↓こんな風に真下から上を見上げて写真を撮ってみたり

 

それで絵になってしまうのだからとんでもないです。

 

藤吾っち。

村野藤吾というと、個人的には 広島の世界平和記念聖堂なのですが。

あの教会を見て、

「村野藤吾スゲエ」「藤吾っち、スゲエ」

と感動したのですが、

 

――といって、そのあと村野建築を追っかけなかったのは

この「疲れる」が原因ではないでしょうか?

 

あまりに見所が多過ぎて疲れるのです。

 

まとめ③大事にされてるぞ、藤吾っち!

 

これはなんというか、

菊竹清訓の東光園と好対照だとおもったのですが……

 

ザ・プリンス箱根芦ノ湖のHPでは「村野藤吾」にまったく触れられていません。

「まったく」というのは言い過ぎで

どこかにはこの名前が書いてあるのかもしれませんが、

ホテルとしては「村野藤吾」というビッグネームには寄りかかりたくないという姿勢がみえています。

 

しかし、

客室の……このオリジナルのままとおもわれる木のドアノブなどみますと、

ほんと大切にされているな。とおもいます。

 

オートロックじゃないんです。

オートロックにするとこのノブを壊さざるをえないのでやらないのでは?

とか、勝手に想像しています。

 

あとロビー下に↓↓

 

おそらく公衆電話があったのではないか? という謎のスペースがあるのですが、

 

これ。電話はもうないので

なぞのスペースなのですが、

 

なにかに再利用することはありません。

たぶん、藤吾っちリスペクトのためなのでしょう。

 

 

東光園

→全面的に「菊竹清訓」を打ち出している。

→だが、建築を大事にしているとはとても……

 

ザ・プリンス箱根芦ノ湖

→「村野藤吾」という名前は出さない。

→だが、建築をすごく大事にしている。

 

この好対照はおもしろいとおもしろいとおもいました。

まあ、天下の西武グループなので、

しっかりメンテナンスするカネがある。といっちゃそれまでなのですが。

 

まとめ④でも、山のホテルのほうが落ち着くのはなぜ?

 

この愛らしいスワンチェアの並ぶ 壮麗なロビーよりも……(魚眼ばっか)

 

この。

疑似アールデコの山のホテルのラウンジのほうが落ち着くというのはなぜなのか?↓↓

 

かたや、「巨匠」村野藤吾

かたや、設計者よくわからず。

 

二泊目。山のホテルだったのですが、

このラウンジで 名物のジンジャーエールを飲みながら

 

「はあ。やっぱし山のホテルは落ち着くねぇ」

とT子さんと話しあったのは

心底そんな気持ちだったからです。

 

「ホテル」としてこなれているのは山のホテルだとおもいます。

サービスその他において。

あとホテルとしての伝統とか。

 

なので、建築は関係ないのかもしれません。

 

あと、客層ね。

ザ・プリンスはお金持ちそうなガイジンさんばかり。

 

山のホテルは日本人が多いかんじです。

 

あと。個人的に。

5月にはじめて箱根へ来て。

まず落ち着いたのが山のホテルだった。そのせいかもしれません。

 

落ち着く、落ち着かないは

藤吾っちには関係ないのかもしれません。

 

もとい、その2に続きます。

ザ・プリンス箱根芦ノ湖 その2 レイクビューツインルーム・まるまるメロンパフェ・雨仕舞

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村野藤吾っち設計の「ザ・プリンス箱根芦ノ湖」

その2です。

箱根旅行を時系列で書いていきます。

 

イバラキから、ときわ64号で東京駅へ。

 

東京駅から

こだま647号で小田原駅まで

 

前回 5月の旅行では

「箱根へ行くなら 小田急ロマンスカーでしょ!」

と、気合が入っていたのですが、

 

今回はイバラキからの最速ルートで箱根へ向かいます。

 

11:01

風情もへったくれもなく あっという間に小田原に到着。

 

小田原駅前の北条早雲像の前から

ホテルのシャトルバスが出ていまして、

それに乗りこみます。

 

11:30発だったかな。

事前の予約が必要で、僕たちが乗った時はほぼ満席でしたので

もし利用される方は、

はやめに予約しておいた方がよさそうです。

 

お客さんはぱっと見、

日本人「3」

外国人「7」

くらいの割合だったのですが、

 

途中で停車する「龍宮殿」で、その「3」の日本人があらかた降りてしまい――

「ザ・プリンス箱根芦ノ湖」で降りたのは 外国人ばかりでした。

 

ただ、会議場でなにやらの国際会議(?)みたいなイベントがあったので

特別ガイジンが多い日だったのかもしれず(??)

そのあたりはよくわかりません。

 

もとい、

「あれ? こんな建物だったっけ?」

というエントランス……↓↓

 

事前の予習で、あの壮麗なロビー空間を目にしていたので

この地味ぃなエントランスには呆気にとられました。

 

むむ。やるな、藤吾っち……

 

フロントで手続きをすると

もうお部屋の用意はできている、とのことで

13時前後だったとおもいますが、はやくもお部屋へ。

 

で、例の壮麗きわまりないロビーをとおり、

 

この……

自分がいったいどこにいるのかさっぱりわからなくなる廊下をとおりまして↓↓

 

(前回触れましたが 客室棟が円筒状になっており、廊下は円形なのです)

 

前回も触れました 年季の入った木製のドアノブを廻しまして……

 

お部屋はこんな感じ。

東棟・レイクビューツインルーム261号室。

 

名前の通り、湖の目の前。

すばらしいです。

 

とても広いです。

38㎡とHPに書いてありました。

 

T子さんは クッションの置き方に注目してましたな↓↓

 

(これも前回貼りましたが)

ドアに貼ってあった平面図。↓↓

 

この「台形」というか

「先端をぶった切った扇形」というか……

 

このみょうちきりんな部屋は一体どんなものなのか??

 

というのが僕の最大の興味だったりしたのですが……

 

とくに違和感はありませんね。

 

よくみると、

天井の処理とか凝りに凝ってますね。

真四角の部屋とは微妙に違います。

 

村野藤吾を前回いろいろけなしましたが(笑)

 

体力的にも精神的にも疲れる、とか書きましたが……

客室はとても良い空間です。

 

あ。「客室も」か。

 

洗面台は とくに空間を区切ってあるわけではないです。

 

箱根園の売店で買った「うなぎコーラ」を飲みながら

ベランダでまったり↓↓

 

二人で食事できるスペースは悠々あります。

ルームサービスを頼んで ベランダで食べるとかもいいかも?

 

うなぎコーラは、ただ変わった味のコーラというだけのシロモノでした。

 

ベランダの隅っこ↓↓

 

ああ……

現場で施工する人の苦労たるや……

 

という図。

 

なんなんでしょうね。この凝りに凝ったデザインは。

一筋縄ではいきませんよ。藤吾っちは。

 

サッシの鍵のクロースアップ

 

美しいベッドまわり。

 

お風呂&トイレ。

 

こんな変わった配置のお風呂というのも珍しいでしょうな。

バスタブの向きと トイレの向きが

「ハ」の字みたいになってます。

 

これもすべて 天才・藤吾っちが客室棟を円筒にしちゃったせいです(笑)

 

客室観察を終えまして――

「ラウンジ やまぼうし」へ向かいます。

 

どうでもいいが、エレベーターホールもとてもつもなく美しいです。

中庭の竹 時々刻々変化する高原の光線……

 

円筒状の客室棟。

まんなかの〇は中庭になっているのです。

 

客室棟から

フロント・ロビーのある棟へ。

 

壮麗なロビーを

ディスタゴン25㎜で撮ってみる。

 

で、ラウンジやまぼうし。

 

ここも古き良き村野藤吾のデザインが残っていると

TOTO通信に書いてあった。

 

こんなです。

まず頼みましたのは

夏季限定ドリンクの

ココナッツピーチジュース(左)

トロピカルソーダ(右)

 

ココナッツのほうはおいしかったです。タピオカとかも入ってたな。

トロピカルのほうは なんか酸っぱいパイナップルソーダという感じでよくわからなかった。

 

えー……

で。

 

こんなものも頼んでしまいましてね(笑)……↓↓

 

事前予約必要なシロモノですが……

 

まるまるメロンパフェ(笑)

 

HPによりますと、

「静岡県産マスクメロンを丸ごと一個使った特別なフルーツパフェ「まるまるメロンパフェ」」

「赤肉メロンやマンゴー、バニラアイスなどをちりばめ、いろいろな食感をお楽しみいただけるようにいたしました」

等々書いてあります。

 

で、予約時に チョコレートプレートのメッセージもお願いできまして……

 

頼んだのが

「3日間のんびりしましょう」……

 

おまえら、どんだけ疲れてるんだ……

 

えー味は、

たまらなくおいしい、というものではなかったです。

 

くりぬいたマスクメロンの中に

ごろごろと球形にくりぬいたメロンがはいっております。

 

白い棒はホワイトチョコですが、

最近これは流行ってるんですか?

ニューグランドのザ・カフェで マンゴーパフェ頼んだ時も なんかホワイトチョコの飾りがついてたな。

 

シグマの魚眼で撮ってみたりする。

 

左側の背景を見る限り

あまりきれいなボケ味ではありませんな。

 

なんかギザギザ ガチャガチャしたボケですね。

 

食べ終わりまして、合体させてみる。

 

食べ終わった図。

 

で、これなんですが……

このギザギザなんですが……

 

ザ・プリンス箱根芦ノ湖滞在時はまったく気づかなかったのですが……

 

これって、

客室棟の屋根のギザギザじゃねえの!?

 

ということを帰宅して

写真の整理をしている時に気づきました。

 

この赤丸で囲んだところですね↓↓

 

ついでに ちとわかりずらいですが……

翌日にロープウェイから撮った客室棟の写真ものっけておきます↓↓

 

ううむ。

まるまるメロンパフェは

ホテル従業員さんの藤吾っちへの愛を感じさせるシロモノでありました。

 

えー

食べ終わって 魚眼でいろいろ撮ってみる。

 

あ。前回も載せましたね。

 

スワンチェア。

えー

で、そのあと九頭竜神社にモーターボートで行く、というイベントがあったりしたのですが、

神社は神社で あとあと記事を書くとしまして、

 

夕立が降ってきまして……

雨仕舞はけっこうおもしろかったので

いろいろ撮ってしまいました。

 

客室のベランダから撮ったのですが、

豪快に雨を処理しているのですよね。

 

なんか……

どうみても……

 

おしっこみたい(笑)

 

ああ。これは階段室の様子。

美しいです。

 

どこからどこをみても美しいです。藤吾っち。

 

わざわざ階段室をおりて 中庭に向かいます。

 

去年見に行った東光園(菊竹清訓)の階段室は

みるも無残なありさまでしたが、

ここは新品同様です。

 

 

 

 

土砂降りになりました。

ちなみにこのあと夜。

お風呂にはいっている間 数十分停電になりました。

おそらく落雷のせいでしょう。

 

おしっこどころじゃなく

滝みたいに雨水を処理しているのですが……

 

屋根から落ちた雨水は

石畳の歩道を通って湖に落ちていく……

 

そういう感動的な仕組みであるらしかったです。

 

箱根滞在中は

二日続けて 日中くもり→夕方から雨 という残念な天気だったのですが、

 

 

村野藤吾の老練な雨の処理の仕方をみれたのはとてもよかったです。

 

その3につづく。

箱根園のモーターボートで九頭竜神社を参拝しに行く。(箱根三社参り)

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箱根園のHPではいまいち

九頭竜神社行きのモーターボートのことがよくわかりませんので――

 

ここでご紹介しておこうとおもいます。

はっきりいいまして、これはおすすめです。

ちと高いかもしれませんが、晴れの日には最高です。

 

まあ、たいていの人は「徒歩」もしくは「レンタサイクル」で 九頭竜神社をお参りしに行くのでしょうが……

われわれの場合。

 

トマス:あの。九頭竜神社までホテルから徒歩20分だそうです。

T子:げ。

トマス:往復40分。

T子:ムリ。

トマス:では、レンタサイクルがあります。自転車。

T子:ムリ。

トマス:なんで?

T子:ムリといったらムリ。

トマス:なんで?

T子:乗れない。

トマス:は?

T子:チャリンコ、乗れない。

 

――というようないきさつで、モーターボート以外の選択肢はありませんでした(笑)

 

まず、箱根園のメインの坂道を 芦ノ湖のほうに下っていくと、

しょぼくれた(失礼!) 切符売り場がみえてきますので……

(↓↓写真右手の小屋である)

 

そこで切符を買います。

往復1人 2000円。 です。

 

箱根園のHPでは書いてないのですが、

片道だけの切符もあるようです。

僕たちと一緒のボートに乗ったご夫婦は 行きはモーターボート。

帰りは徒歩で参拝されているようでした。

 

モーターボートには乗りたいが そんな大金は払いたくない。

という方は片道だけという選択肢もありかも。

 

切符を買うと、ここで待っててください(↑↑)と 小屋の裏手のベンチを案内されたが……

8月中旬、ビニールハウスみたいなところで

暑い暑い……

 

とてもいられたもんじゃない。

ので 外で待ちます。

 

九頭竜神社行きのモーターボートですが、

一隻だけでがんばっているようですので、

先客がいる場合、ここで待つことになります。

 

しかし、年季が入った看板ですな↓↓

左側の「ザ・プリンス箱根芦ノ湖」の部分は おそらく

「箱根プリンスホテル」から名前が変った時に取り換えたのでしょうが……

 

それ以外は ひょっとして80年代製かしら??……

かわいいデザインですがね。

 

待っているとほどなく モーターボート到着。

きれいな芦ノ湖の湖畔ですので、待つのは苦痛ではないとおもいます。

 

箱根園→九頭竜神社 はモーターボートで片道5分くらいとおもいますので、

いちばんタイミングが悪かったとしても

(ちょうどモーターボートが行ってしまったというタイミング)

待ち時間は10分かそこらです。

 

まあ。先客がいたらさらに待ち時間は増えますがね。

 

ちなみに、僕たちが行ったのは 8月。お盆明けの週の平日。

で、先客はおらず、すんなり乗ることができました。

あるいは、休日などに行ったりすると若干待ち時間があるかもしれません。

 

乗る時は運転手さんが手を貸してくれます。

まず、ライフジャケットを着るようにいわれます。

 

↑こんな席で、お世辞にも高級感はありません。

 

出発!

めちゃくちゃ飛ばします。

ちと怖いくらいです。

 

乗り物苦手な方はやめておいたほうがよさそうです。

あとガキ……失礼。小さなお子さんはやめておいたほうがいいかも。

 

写真左手(↓↓)は……龍宮殿かな。

 

↓↓ ザ・プリンス箱根芦ノ湖がみえます。

 

海賊船とすれ違います。

 

あっという間に九頭竜神社へ。

エメラルドグリーンの湖面が美しい……

 

空が澄んでいれば富士山がみえる方角。たぶん……

 

↓↓写真右手 人が立っているのが 九頭竜神社の桟橋です。

 

↓↓桟橋に降り立ったところ。

 

運転手さんに

「切符の裏側に電話番号が書いてありますので 帰る時はそちらに連絡してください」

と言われました。

 

九頭竜神社の森。

 

お社。

 

鳥居のむこうに桟橋が……

 

この神社の「参道」は湖なのか?

それとも 九頭竜の森なのか?

 

どっちが正式な参道なのかな?

 

以下4枚。

木の間隠れに 赤い鳥居が見えるのがとてもきれいで

写真を撮ってみたのだが うまくいかないというところです。

 

まず シグマの15㎜魚眼。↓↓

 

↓↓ディスタゴン25㎜

 

↓↓マクロプラナー50㎜

↓↓またシグマの魚眼。

夕焼けの時間帯が一番いいのでしょうねぇ……きっと。

 

 

↓↓「九頭竜神社の由来」

↓↓

古拙というか、ファンキーというか、ポップというか……

 

味わいのある絵に見とれました。

 

しかし、「上人」というのは 仏教の坊主じゃないのかね?

まあ、日本の宗教はおおらかでいいですね。

 

モーターボートで来た軟弱な野郎が なにやらゴチャゴチャ言ってますが……

九頭竜神社、いいですねぇ。

 

また来たいです。

 

桟橋にて帰りの電話。

しばらくしたら着きます。と。

 

 

桟橋で写真を撮っていると

間もなくモーターボートが。

 

九頭竜神社に別れを告げる。

 

 

また、猛スピードの小旅行のはじまり。

帰り道なんですが……

「水切り」ってありますよね。

 

石を投げて 水面をポンポン跳ねさせるという……

 

一瞬モーターボートがそんな状態になって ポンポン水面の上を跳ねておそろしかったです。

おそろしかったけれどもやはり楽しかったです。

 

モーターボートからの撮影ですが、

行きはシグマの魚眼

帰りはディスタゴン25㎜で撮りました。

 

座席なんですが、↑↑上の画像で T子さんがちらっとみえているのですが、

この前向きの席に座ってしまうと 写真は撮りづらいとおもいます。

 

うしろ向き……エンジンの方向に向いた席にすわったほうが写真は撮りやすいようにおもいます。

 

村野藤吾っちの ザ・プリンス箱根芦ノ湖

 

駒ケ岳山頂は雲に覆われてます。

この日。九頭竜神社のあとは 箱根元宮参拝を予定していたのですが、

この雲をみて やめました。

なんか雲行きもあやしくなってきていたし。

(じっさい……前回の記事でも触れましたが はげしい夕立がありました)

 

あっという間に箱根園に到着。

1人2000円。

 

僕は高くはないとおもいます。

これは楽しいです。

 

↓↓モーターボートと桟橋。

 

奥に見えるのは 遊覧船の桟橋です。

 

遊覧船&モーターボート

 

桟橋の近くにいたクーちゃん。

 

今回の旅の目標は……

・ひたすらのんびり過ごす。

・箱根三社参り

ですので、

 

あと箱根元宮を参拝すれば 目標達成です。

(箱根神社は五月にお参りしたので)

ザ・プリンス箱根芦ノ湖(村野藤吾・1978)その3 夜の様子・ロビーのディテール

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その3です。

まずは

藤森照信先生の「日本の近代建築(下)」――

 

この本で 藤森先生、

〇村野藤吾=周回遅れのトップランナー

と、定義しておられます。

(↓↓引用長いので 興味ある方のみ 読んでみてください)

(↓↓まあ、はっきり断言しているんじゃないですけど、ほぼ9割9分そんな感じかな(笑))

 

 しかし、長い間、評価は限られていた。遅れて来た表現派と見なされやすく、また、先を行く初期モダニズムの影響も受けており、先陣争いを好む観客の目には、一周遅れのくせにトップの走りを真似る奇妙な走者としか映らなかったからである。

 たしかに一周遅れだが、しかしそれでよしと覚悟して選んだ遅れである。

 村野藤吾は、白い箱型の初期モダニズムに向けて次のような紙つぶてを投げつけた。

 「ちぇ! 馬鹿にしてらあ。あの薄っぺらな銀行に大切な金が預けられるけぇ」―『商業主義の限界』S6―

 モダニズムの正面の敵である歴史様式の銀行建築を擁護するため切ったタンカだが、村野が本当に守りたいと願っていたのは歴史主義ではなく、歴史様式から表現派へと伝わってきた仕上げの味わいと細部の豊かさ。

 歴史主義の定型化した造型は拒み、モダニズムに学んで建築というものを一つの塊まで還元しながら、しかし来た途を戻って、新しい感覚で歴史様式や表現派の仕上げと細部の深い味わいを再発見する。「遠目はモダニズム、近目は歴史様式」、このように村野は自分の設計方法を説明している。

 村野はじめ後期表現派は、モダニズムに刺激されつつも、モダニズムが主張する白い仕上げと直角の細部だけは認めるわけにはいかなかった。たとえ古いと思われようと、仕上げの味と細部の面白さが人間と建築をつなぐ回路である、と確信していた。

(藤森照信著、岩波新書「日本の近代建築(下)―大正・昭和篇―」203ページより)

 

「一周遅れ」

「仕上げの味と細部の面白さ」

……このキーワードを手掛かりに ザ・プリンス箱根芦ノ湖を見てみるとおもしろい。

 

↓↓これは宴会場へおりていく螺旋階段です。

んー 手すり凝りまくりですなーー

 

ロビー下の空間↓↓

この廊下をまっすぐ行くと売店です。

 

重厚さと軽やかさの対比が見事……

ざらざらとツルツルのテクスチャーの対比も。

 

↓↓その1で触れた 公衆電話があったとおもわれる場所(トマスの勝手な推測です)

 

↓↓ 美しすぎる螺旋階段。

その1 に載せましたが、また載せないと気が済まないもので……

 

 

 

 

別館(大浴場や レイクサイドグリルが入っている)

と、本館の間の空間↓↓

 

……なのですが、

これまた一体なんなんですかね?

 

あまりの美しさに見とれてたのは僕ひとりなのですが……

 

大浴場か食堂へむかうガイジンさんたちが

ニコンの一眼レフをかまえている東洋人のかたわらを

早足で通り過ぎていきます。

 

ヨーロッパの街角の風景が突然。

みたいな不思議な空間です。

 

そして これは↓↓

正直理解不能……

売店の奥にあったのですが……

どなたか説明してくださいませ。

 

陶器製の壁……

この陶器、というか、モザイクというか、は、

ル・トリアノンの壁面で登場するんですけど……

 

イスラム風のイメージ??

 

藤吾っちの戦前の傑作

「宇部市民館」(1937)は、

ソ連志向なのかナチス・ドイツ志向なのか 意味不明なディテールで有名ですが

(残念ながら、わたくしは見たことがない。というか、この箱根プリンスをみてしまったからには

宇部市民館も見に行くしかないだろう……)

 

ジジイになった藤吾っちは

「壁面全部意味不明」……というところまで悟りを開いてしまったのであろうか??

 

えー

ロビーから階段を降りたところにあった平面図だと思います。

右側にいくと西棟(ル・トリアノンがはいっている)

左側にいくと東棟(なだ万がはいっている。トマスが宿泊したのはこっち)

 

ホテルのスタッフさんが宿泊客を案内している様子をみていると

「当ホテルは少々構造が複雑でして……」

「え! 複雑なの!」

という会話が耳にはいってきて おもしろかった。

 

じっさい。一緒に行ったT子さんは さいごまでこのホテルの構造が理解できなかったようです。

 

魚眼じゃなくて

ディスタゴン25㎜で、ロビーを撮ってみる。↓↓

 

 

 

 

また藤森照信先生の引用。

 

 村野は、北九州の製鉄の街の工業労働者の子として貧しい環境の中で生れ育ち、自らも油煙まみれの労働を経てから、一念発起して早稲田の建築に入り、名を藤吉から藤吾に変えているが、こうした体験から社会の矛盾には深く思い悩み、個人的にはキリスト教に、社会的にはマルクス主義に救済を求めるようになる。具体的な宗教活動にも社会主義運動にも加わっていないが、キリストとマルクスは生涯の支えだった。

(同書、242~243ページより)

 

この壮麗なロビーに どうしてもカトリック教会のイメージを持ってしまうのは

そのせいなのか?

 

天井。

 

目が悪いせいなのか……

一番てっぺんの部分は サメ革(日本刀にまいてあるやつ)みたいにざらざらしてるのかとおもったのだが、

こうして 写真を見てみると花柄模様ですね。

 

なんの模様?

ポピーかなにかですか?

 

スワンチェア。

 

 

ところどころ飾ってあるのは

古代ギリシャの……メダル(?)

貨幣ではないよな(??)

 

このディテールはすさまじかった。

 

もし貨幣だったら

藤吾っちの愛読書はマルクスの「資本論」――

 

……これは壮大な皮肉なのか?? とかおもっちゃうのですけど。

 

美術館みたい、でもある。

いや、美術館ですね。立派な。

 

 

 

ポール・デルヴォーにこんなところで出会えるとは。

 

床の空調のダクト。

 

これを真剣に撮っているトマス・ピンコに、

T子さんは心底あきれた様子でした。

 

しかし……なにもかもピシッときまっていて 美しかったです。

 

 

 

 

しかし。

なんというか、マルクシズムとは真逆の位置にいますな~

 

ブルジョワ。贅沢のきわみ。

 

建築になんの興味もない人からみると

「バカでかいバブルの遺産」

というところかもしれません。

 

いや、別に

藤吾っちを 「おまえ矛盾してるぞ」とか責めているのではなく……

 

自分の中でどう折り合いをつけていたのかな?

とかおもったりするわけです。

 

ブルジョワ資本の商業施設の設計ばかりやっていたわけですよね。

村野藤吾。

 

こうやって撮ると

なんとなく宇宙船みたいだな とかおもったりしました。

 

えー

まだ夕食まで時間があったので

あと、夕立がひと段落落ち着いたので

 

庭へ出て撮影。

 

床のダクトの撮影であきれ返ったT子さんは

部屋でテレビをみてます。

 

 

 

まんまるが二つ。

藤森先生のコトバを借りると……

 

「モダニズムが主張する白い仕上げと直角の細部だけは認めるわけにはいかなかった」

というわけですかね。

 

なんか ギリシア・ローマの神殿みたいでもある。

 

夕食なんですが、

ビュッフェ形式だったので

撮ったのはこれだけ↓↓

 

そのかわり朝食はしっかり撮りましたので(笑)

 

その4につづく。

ル・トリアノンをとりあげようとおもいます。

 

またまた藤吾っちお得意の意味不明のディテールがありました。

ザ・プリンス箱根芦ノ湖(村野藤吾・1978)その4 ル・トリアノンでの朝食

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その4です。

これで 村野藤吾っちの箱根プリンスの記事は終わりにします。

 

7時半ごろ目が覚めまして――

朝の様子をいろいろ撮りました。

 

中庭がチラ見えする階段室は

いつ来ても美しい↓↓

 

季節ごとによっても雰囲気が変わるのだろうなぁ。

 

中庭に降りていきます。

二つの客室棟をつなぐ 宴会場とかがはいっているブロックは

なんとなくモダニズムの香りがする。↓↓

 

 

 

朝の高原。

ちょっと歩くと芦ノ湖の湖畔、というのは贅沢です。

 

山のホテルでは ちょっと湖畔まで距離があるので

この贅沢は味わえない。

 

 

 

 

 

湖畔で写真を撮ります。

 

 

↓↓桟橋はチェーンがかかって封鎖されていて、

これ以上先には進めませんでした。

 

九頭竜神社へモーターボートで行った記事を書きましたが、

この桟橋とは別物です。

(あれはホテルからちょっと歩いた箱根園内にある桟橋です。)

一体、このモーターボートはどういう場面で活躍するんでしょうか?

 

宿泊中、動いている姿をみることはありませんでした。

 

 

 

 

 

ジョギングをする人がちらほらいました。

 

人は、人が写真を撮っているのを見ると 自分も撮りたくなるらしく……

僕が一眼レフをかまえていると

運動中の人もたちどまって スマホでカシャカシャやりはじめるのがおもしろかったです。

 

夕方、三脚を構えてやってたときも やっぱりジョギングの人が多かったです。

写真の件も同様でした。

 

その1でも載せた ディテール。

 

植物的、というか 昆虫的というか……

すさまじい曲線の嵐。

 

 

 

 

 

と、静謐なモダニズムっぽい部分の対比が見事。

 

柱の形とか凝ってます。ただの四角柱にはしない。

 

「縦長」の窓もポイントですかね。

意地でも「横長」にはしない、という反モダニズムか?

 

 

 

部屋に戻り……

驚異的なまでに寝起きの悪いT子さんをどうにか叩き起こして……

 

9時ごろ

朝食へ。

 

ル・トリアノンへむかう 西棟のエレベーターホール↓↓

 

ル・トリアノンの内部でございます。

 

う、美しすぎる……

 

おそらく、

どの席からでも眺めがいいとおもう。

 

前回触れた イスラム風(?)タイル

 

あと壁面もなにやら珍しい石を使っているらしいのですが、

どこで読んだか忘れました。

 

なんかフレスコ画の背景みたいな いい味の質感です。

 

ポイントは……

気味の悪い照明器具↓↓

これも藤吾っちのデザインなのか?

誰かに発注したのか?

 

夜中 暗闇でみたら 悲鳴を上げちゃいますよ。僕なら……

 

クロースアップ

にすると、さらに気味が悪い……

高い所にありますので 食事中気になる、とかいうことはない。けど。

 

3人の人物。

なにか意味があるのかな?

と考えたときにおもったのは

Le Trianon

これに関わって来るのかな?

ということなのですが……

(3→Tri)

 

じゃ、トリアノンとは一体なんなのか?

と、ネットを調べてもトリアノン宮殿のことしかでてこない。

 

「三美神」かな?

とかおもったが、それはまた違うコトバのようです。

 

フランス語の辞書を持っていたのだが、部屋のどこかに埋もれていて出てこない。

「トリアノン」とは一体何か?

どなたかおわかりの方 ご教授願います。

 

↑↑ぜったいさ。

羽のところ、ホコリがたまるよね~

 

しかし、すごいセンスだな~

もっとかわいい顔にできなかったもんかね?

 

 

静かです。

 

9時の時点で

お客さんがわれわれと あと一家族だけ。

ウエイターさん たった一人で回していたな。

 

翌日、山のホテルの朝食(ヴェル・ボワ)

やっぱり9時ごろでしたが

わんさか人がいたのと対照的でした。

 

途中、中国系とおもわれる家族がきたけど、

「予約してないとダメです」

と、英語で断られてた。

(この人たち、どういう予約の仕方をしたのだろう?)

 

このホテル。

白人系のガイジンのお客さんが多かったが、

みんな日本料理の「なだ万」に行っちゃうのか?

それともみんな朝が早いのか??

 

天井の処理とか……

なんという手間がかかっているのか??

 

以上、建築はおわり。

朝食のご紹介。

 

田舎者まるだしなのですが……

最近 こういう形のグラスで水を出すというのがはやっているのでしょうか?

山のホテルのヴェル・ボワでもこんな形だったなあ……

 

きれいな花。

 

ディスタゴン25㎜ のきらきらボケもいい感じ。

このレンズはほんと買ってよかった。

 

ロイヤルブレックファストのお品書き。

これ。けっこう立派だったので 持ち帰らなかったのですが……

 

ひょっとしてお持ち帰りOKだったのかな??

聞いてみればよかった……

 

 

 

 

 

目覚めのスムージー

グリーンスムージー

マンゴースムージー

 

グリーンは一体なんだったか忘れました。すみません。

 

サラダ

彩り野菜とミックスリーフ

エディブルフラワーのサラダ

スモークサーモン添え

赤玉葱のドレッシング

 

ニンジン嫌いのT子さんが ニンジンを大量に僕のほうに寄こしてきましたが

シャクシャクとおいしくいただけました。

 

ヨーグルト フレッシュフルーツ添え

 

すごい形の器。

 

本日のスープ(かぼちゃだったかな?)

生ハムとラタトゥイユのライ麦ガレット トリュフ風味

スクランブルエッグ アブルーガ添え

トースト クロワッサン

厚切りベーコン ソーセージ

季節の温野菜

 

アブルーガというやつにはじめて出くわしたのですが、

つやつや光沢があってきれいですね。

 

海賊船が動き出しました。

 

 

 

お食事終りまして……

 

 

バーの様子など撮りまして……

 

ル・トリアノンに別れを告げます。

んー ほんとゴージャスな空間でした。

 

夕食のとき どんな雰囲気がとても気になります……

が、とても高いです。

 

チェックアウト――

 

荷物をいったん預けて、箱根園のロープウェイに向かいました。

 

 

ジンジャーシロップおすすめランキング 1位:山のホテル 2位:n.e.o 3位:フードインパクト

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えー、ジンジャーシロップをいろいろ買いあさって

飲み比べてみた結果を――

自分でも何が何だか分からなくなっているので……

整理しましょうという記事です。

 

「ランキング」とか偉そうなことを書いていますが、

わたくしの勝手な判断で……

 

ジンジャー好きの100人に意見を聞きました、とか。

どこかのジンジャーグッズ専門店(そんなものがあるのか?)の売り上げデータを元にし……

とかいう公式なものではありません。

 

あくまで、トマス・ピンコの独断と偏見にもとづきます(笑)

 

□□□□□□□□

 

そもそも今年の5月に 箱根・山のホテルで

名物のジンジャーエールを飲んでしまったのが運のつきで――

 

以来、ジンジャーエールにはまりまして、

ウィルキンソンの辛口ジンジャーエールにはまっていた一時期などもあるのですが……

 

やはり山のホテルだろう、ということで。

 

(2019年5月 ヴェル・ボワにて↓↓)

8月にまた 山のホテルへ宿泊したのは

あのジンジャーエールが 主な目的だったのでありました。

 

(2019年8月 ラウンジ・バーにて↓↓)

(2019年8月つつじの茶屋にて↓↓)

こうして比較すると、同じ山のホテルでも、

注文する場所ごとに

グラス

ライムの位置

クラッシュアイスの量

等々が異なっているのがおもしろいのですが……

まあ、そんなことは今回の記事の趣旨にはあまり関係がなくて。

 

重要なことは、

ホテルの売店で売れ残っていた ジンジャーシロップが

たったの3個だけ

ということでして。

 

さらに

次回入荷予定日は未定。

とのことでして。

 

だったら

他のおいしいジンジャーシロップを探すしかないじゃないか。

というところまで

トマス・ピンコは追い込まれてしまったわけです。

 

□□□□□□□□

で、ようやく本題の

ジンジャーシロップおすすめランキング

となるわけです。

 

比較方法は、

◎ジンジャーエールにしておいしいか、どうか?

というその一点です。

 

そのままガブガブのんでみたり、とか

紅茶にいれてみたり、とか

シャンディガフにしてみたり、とか

そういう他の用途には一切使用しませんでした。

(そもそもアルコールがまったくダメなのでね)

 

具体的に書きますと……

ジンジャーシロップを5,6倍の炭酸水で希釈

(おもにウィルキンソンを使いました)

クラッシュアイスと ライムを加えて飲む↓↓

というだけのものです。

 

以下、結果発表です。

 

〇第1位

山のホテルのジンジャーシロップ

やっぱしこれが一番でしたね。

製造者 ミントハウス株式会社 と書いてあります。

埼玉県八潮市の会社だそうです。

 

ショウガの千切りがごろごろ入っているのが特徴でしょうか。

 

味覚の分析を自分なりにやってみると。

・辛味 ☆☆☆    

・甘味 ☆☆☆

・爽やかさ ☆☆☆☆☆

というところかな。

 

適度な辛味。適度な甘味。

飲んだ後ショウガのピリピリした辛味が舌に残りますが、

しかし甘味もしっかりあるという 絶妙なバランス。

 

「爽やか」というは なんとも説明がしづらいのですが、

いろいろジンジャーシロップを飲み比べていく過程で

妙な後味……苦味? がのこるものが多々あることがわかったので

 

どうもすっきりした後味をどうやって作るか?

というのがジンジャーシロップの肝なんじゃないか。

などとおもいましたので この項目を付け加えました。

 

原材料を書き写しますと……

水飴(国内製造)、砂糖、生姜千切り、レモン果汁、生姜汁、唐辛子、ブラックペッパー

 

成分をみるとスパイス類が入っているのですが、

飲んでみた結果はスパイス臭さみたいなものは感じませんでした。

 

弱点はコストパフォーマンスの悪さで、

この一瓶で コップ4,5杯分しか作れません。

あと、現在 通販等で手に入らない

ホテルに行っても在庫がない というのが弱点です。

 

山のホテルさん

たくさん作ってくださいね!

 

〇第2位

n.e.o ジンジャーシロップ

 

こんなオシャレなシロモノです。

オシャレなバーとかに置くようにこんなオシャンティーなデザインなのでしょうか?

 

これもまあ最初に書いとくと 山のホテルと同様の弱点があり、コストパフォーマンス悪し、です。

やはりコップ4,5杯しか作れません。

しかし、いくつか買ってみてわかったのですが、

おいしいジンジャーシロップは全般的に お高いもののようです。

 

友桝飲料という佐賀の会社の製品です。

アマゾン等 通販で手に入りやすいです。

 

味覚の分析

辛味 ☆☆☆☆

甘味 ☆☆

爽やかさ ☆☆☆☆☆

辛味で攻めようというやつです。

が、ウィルキンソンジンジャーエールほどの辛味はないです。

 

あと、若干薬くさいような後味が残るので、好き嫌いがあるかもしれません。

僕は、この後味が嫌いではないです。

 

原材料

糖類(ぶどう糖果糖液糖、砂糖)、水飴、しょうが、香辛料、香料、酸味料

 

おいしいのですが、なにぶんCPが悪すぎるので

たまに買って たまに飲むというかたちになりそうです。

 

〇第3位

フードインパクト

本格ジンジャーシロップ 生姜スライス入り

 

正直言うと

同率2位でいいか? というくらいです。

というのは 圧倒的なコストパフォーマンスの良さでして……

 

↑↑おとなりの山のホテルのと比べるとわかりやすいように

使っても使っても減らない 何杯でも楽しめる、というのがこの製品の最大の特徴でありましょう。

 

大容量980g ですので、

山のホテルの220g の4~5倍の量はある、ということです。

 

味覚の分析

辛味 ☆☆☆

甘味 ☆☆☆☆

爽やかさ ☆☆☆☆

タイプとしては がんがん辛くしないという点で 山のホテルのと似ています。

が、ちょっと甘味が強すぎるのが足を引っ張っているかな?

という印象。

甘いのが好きな方はこのフードインパクトで決まりでしょう。

 

辛味も 生姜の輪切り入りですので ちゃんとあります。

 

個人的に、再度購入したのは n.e.o とこのフードインパクトなのですが、

しかし、

「フードインパクト」という安っぽい会社名はどうにかならなかったのかね??

 

へんなところにクレーム入れてますが、

そういうのって結構大事ですよね。

 

原材料

糖類(ぶどう糖果糖液糖、砂糖、水飴)、生姜汁、生姜、だいだい果汁/香料、酸味料(クエン酸)

……と、

スパイス類不使用というのを強調しております。

 

じっさい、スパイス類をごてごて入れた妙な味のが多いのが

ジンジャーシロップ業界の特徴だったりします。

すっきりした後味がこのフードインパクトの最大の特徴でしょうか。

 

□□□□□□□□

以下、

第4位、第5位となっていくのですが、

正直あんましおいしくないです。

以下、まったくおすすめしないのですが、

せっかく買ったのだから 記録に残そうとおもいます。

 

〇第4位

順造選 国産生姜使用 生姜シロップ

 

大阪のマルカイコーポレーションという会社の製品です。

 

n.e.o もそうなのですが、

こういう細長いビンだと コップに注ぎやすいのでいいです。

味は別として。

 

山のホテル。フードインパクトみたいな 広口のビンだと

スプーンを使わないといけないので 面倒です。

 

もとい、味覚は

辛味 ☆☆

甘味 ☆☆☆☆☆

爽やかさ ☆☆☆

 

というもので 生姜らしさがほとんどありません。

ひたすら甘いです。

生姜汁入りの甘酒。に似てるかな。

だったら甘酒を飲みますよね。

 

まあ、まずくはなかったです。

 

 

〇第5位

国産有機栽培生姜使用 生姜シロップ

辛さしっかりタイプ

 

販売者 イー・有機生活 TUN などと書いてあります。

 

 

辛味 ☆☆☆

甘味 ☆☆☆

爽やかさ ☆☆

辛さしっかりというので期待したのですが、

生姜っぽさは これもなかったです。

あと、へんな……謎の苦みがあって 後味がわるいです。

 

5位以下は正直言ってまずいです。

 

 

第6位 銀座のジンジャー プレーン・ジンジャーシロップ(↓↓左端)

第7位 有機コーディアルジンジャー(↓↓真ん中)

 

これはねえ……

アマゾン等でけっこう高評価だったりもするので、

好きな人は好きなのでしょうが……

 

たとえば紅茶にいれる、とかの用途だったりするといいのかもしれんですが、

 

なんか余計なスパイスを入れすぎのような気がしました。

僕的には。

 

まんなかの派手なビンは イギリス製です。

うん。英国……という味でした。

 

僕のようにジンジャエールを作りたい、という人は

爽やかさを求めるとおもうのですが、

どっちも爽やかさがないです。妙な後味が舌に残ります。

 

〇第8位

スミダ飲料株式会社 ジンジャーシロップ

 

えー

ただの甘い汁

です。

 

しょうが、ジンジャー感まったくなし。

と、おもったら

原材料 果糖ぶどう糖液糖(国内製造)/酸味料、香料、保存料(安息香酸Na、パラオキシ安息香酸)、着色料(カラメル)

ときた。

 

しょうが、まったく入ってないんじゃねえの??

 

□□□□□□□□

 

僕がしょうがしょうが 言っているので

周辺の人が

「東京駅の近くに……」とか

「沖縄で買ったジンジャーシロップは……」とか

いろいろ情報をくれるようになりました。

 

ただ、なあ…… 今までのところ打率が悪すぎるんですよねー

まずいからといって むやみに捨てたりは 性格的にできないし……

(まあ、何度か飲んで で、半分くらい残して捨てるんですが(笑))

 

けっこう無駄遣いしているので これ以上の追求をしていくのかどうか? それは未知数です。

ただ、駒沢の ブルックリンリボンフライというお店は気になっております。

 

□□□□□□□□

この記事を書き終わるか終わらないかのうちに

山のホテルさんから連絡がありまして――

ジンジャーシロップ入荷したようです。

(9/12)

 

さっそく5本注文しちゃいました(笑)……

箱根・駒ケ岳ロープウェー、霧の箱根元宮(箱根三社参り)、箱根水族館のバイカルアザラシ

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ザ・プリンス箱根芦ノ湖に荷物をいったん預けまして……

駒ケ岳ロープウェーへ。

 

正直言うと……

5月に乗った 大涌谷のロープウェイ(箱根ロープウェイ)に、比べて

駅の施設。ゴンドラ等々、若干古ぼけた印象でした。

 

(ロープウェーと ロープウェイ 表記が混在していますが、

正式名称がそれぞれ 「駒ケ岳ロープウェー」「箱根ロープウェイ」なものでね。

ここらへんも 西武VS小田急のライバル心のあらわれなのか?)

 

湖畔は晴れていたのですが、

登るにつれて霧に包まれます。

 

というか、駅で切符を買う時点で 「山頂は霧です」

と注意を受けていました。

 

宿泊したザ・プリンス箱根芦ノ湖がみえる。

 

画面左側のドーナツ(東棟)

湖畔サイドに泊まったのでした。

 

 

 

山頂の駅は霧の中。

涼しい―――を、通り越して Tシャツ一枚では若干寒いくらい。

 

長袖のシャツを持ってくればよかった……

 

箱根元宮のご案内↓↓

 

勉強不足で……ロープウェーの駅からすぐかとおもったのですが、

徒歩十分あるのですね。

 

ロープウェーの駅。

なにやら悪の組織のアジトのようです。

 

こんな濃霧の中を歩きます。

 

二人連れだったのでなんということはないが、

一人だったら寂しいな。これは。

 

連れなしで 一人で来ていた若い女の子がいたりしたのですが、

怖くないかね??

 

まあ、夏休みということもあって 大勢人はいたのですが……

 

こんな天気もあり得ますよ。ということは注意しておきたいところ。

 

九頭竜神社の説明に登場した

萬巻上人(まんがんしょうにん)が登場します↓↓

 

でも、あのファンキーな挿絵がないね。

 

ああ、「堤康次郎氏の寄進により建立」とありますね。

もろに西武グループなわけですね。

ビルの屋上にある神社。あれの豪華版ですな~

 

……とか、興ざめなことを書くトマス・ピンコであった。

 

霧の中の鳥居。

 

さきほど Tシャツ一枚では寒い、と書きましたが

うろうろ歩いているうちに暖かくなってきた。

 

すこぶるかわいい狛犬。

お社の中にいるのはおキツネ様か?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

九頭竜神社同様、

神職さんなどおられないので 御朱印はいただけませんでした。

 

ただ、日によって 神職さんがおられる日もあるらしいです。

 

 

 

参拝後、

駅まで戻って来まして――

 

くだり。

ニッコールのバカでかい70-200㎜ズームで

ザ・プリンス箱根芦ノ湖を狙ってみる。

 

やっぱり まるまるメロンパフェのギザギザは

客室棟の屋根のギザギザだ!

 

(……と、帰ってきてはじめて気づいたのですが)

 

くだりのロープウェーは、

イタリア人の団体客と一緒で すこぶる賑やかでした。

 

T子:あっちの女の人ってああなの?

トマス:ああ、って?

T子:すごい美人なのに、ああなのよ。

トマス:ああ、って?

T子:あれがあれなのよ。驚いちゃった。

トマス:あれ、って?

T子:吊革握るでしょ。あれが。

トマス:あれ、って?

T子:腋毛 ボーボーなのよ。

 

箱根水族館を

ちらっとのぞきます。

 

 

 

 

 

バイカルアザラシのショーをやっていました。

夏休みで かなりの盛況でした。

 

バイカルアザラシに芸をさせる、というのはとても珍しいらしいです。

(ウィキペディア情報)

 

 

 

トリミングしました↓↓

 

 

 

 

↓↓トリミングしました。

 

大きなブルーアイズがちょっと怖いかな。

 

「きゃー! かわいい!」というような生き物ではないような気がしました。

 

魚を食べるところとかはかわいいですね。

 

 

 

 

 

このあと

ザ・プリンス箱根芦ノ湖に戻って 荷物を回収。

タクシーで 山のホテルに移動しました。

 

近距離ですみませんね。運転手さん。


山のホテル スタンダードツインとコーナーデラックスツインの比較 グレゴリー問題

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8月――……

お盆明けの週の箱根旅行の記事を えんえん書いております。

 

14時ごろ 山のホテル到着。

5月のつつじの季節以来で たった3か月ぶりのことですが、とても懐かしい。

 

あの頃はわんさか人がいたのですが、(宿泊客だけでなくお庭をみる人もたくさん)

お盆明けの週は落ち着いた雰囲気です。

 

5月は 15時の公式のチェックイン時刻ぎりぎりまで 入室できなかったのですが、

今回は 14時で 部屋の準備が出来ているとのことで はやめに入室することができました。

 

スタンダードツイン221号室の様子↓↓

フロントから歩いてすぐの部屋でした。

 

5月のコーナーデラックスツインは 建物の一番端っこ。

フロントから一番遠い場所だったので 好対照です。

コーナーデラックスツインは、401号室なので

部屋番号は 建物の奥(西側)から 振っているようですね。

 

221号室。

小ぢんまりしてとてもいい部屋です。

 

宴会場のすぐそばだし……

フロント近かったりして

 

人の出入りの音がうるさいのでは?

と最初警戒したのですが……

 

防音がしっかりしているのでしょう。

まったく音は気になりませんでした。

 

前回、5月

チェックアウト時 掃除中のまわりの部屋をのぞいてみると(スタンダードツインの部屋)

 

たしかに部屋はコーナーデラックスツインより狭いが、

内装のレベル等はたいして変わらない。

部屋の眺めもたいして変わらない。

等々わかったので――

 

今回はスタンダードツインを選択。

 

まあ。正直申しますと、

ザ・プリンス箱根芦ノ湖がけっこういいお値段でしたので、ね。

こっちはスタンダードでいいか。と。

 

あと、

コーナーデラックスツインはベランダがついていなかったので――

 

この↓↓

アールデコ模様の桟のベランダに惹かれたというのもあるな。

 

三本杉もなつかしい。

 

えー↓↓

以下4枚。

参考までに 5月に泊まったコーナーデラックスツイン401号室の写真も載せておきます。

 

スタンダードツインとの差は

窓が二つある。(ただ、西側の窓は眺望はよくない。木々に囲まれている)

ベランダはない。(が、眺望にあまり差はない)

とにかく広い。

立派なソファがある。

 

ベッドは限りなくダブルに近い感じですね。↓↓

あと、オサレなLEDライトがありますね。

 

内装がとりわけてゴージャスだったりはしないですね。

ただ 「ホテル内でたった一部屋だけ」という レア感みたいなものはあります。

 

ホテルニューグランドのグランドスイートもそうでしたが、

建物の一番奥の角部屋 というのはなにか特別なものがありますね。

 

……あたりまえすぎるほどあたりまえなことを書いていますが。  

 

コーナーデラックスツイン

フロント。レストランへの距離がけっこうあります。

 

ただ、ザ・プリンス箱根芦ノ湖の あの登ったり下ったり 迷子続出の大冒険ではないです(笑)

 

えー以上。

スタンダードツインとコーナーデラックスツインの比較でございました。

 

8月の旅行に戻りまして。

ラウンジ・バーでお食事。

 

はじめは空いていたのですが、

あとからあとからお客さんが入店してきました。

 

考えてみると、14時で ヴェル・ボワとつつじの茶屋がラストオーダーなので

14時以降、

食事ができるのはここだけなのですね。

 

あとはまあ、別館のサロン・ド・テ ロザージュもあるが。

 

山のホテルオリジナルジンジャーエール

と、アイスのカフェオレ。

アフタヌーンティー というセットを注文。

 

いろいろかわいいのが乗ってます。

シュークリーム マカロン等々

 

 

 

この、サーモンをはさんだベーグル(だよな)はおいしかった。

 

で、 オリジナルシュークリームも頼む。

これは5月にみて 気になっていたので……

 

おいしかったです。

甘すぎず くどくなくて さっぱりしていて

 

なにかと魚眼レンズを使いたがるトマス・ピンコ

 

5月のつつじのシーズンは

庭園へ出入りする人が ひっきりなしでした。

 

8月は庭園へ出入りする人はほとんどいません。

 

甘い物好きのトマスとT子の二人。

 

オリジナルジンジャーエール

オリジナルシュークリーム を食べたので……

 

今度は名物のあつあつりんごパイを攻略せねばならないわけで――

 

プライベート桟橋をのぞき……

別館 サロン・ド・テ ロザージュへ

 

今度はりんごパイの制作過程を撮らせてもらう。

 

……にしても きれいな手!

 

それぞれ

〇〇のソースでございます。

と、きれいな手のお姉さんの説明があるのだが、わすれました(笑)

 

 

 

さいご 銀の棒(正式名称はなんというのか)

で、ハートとバラを描いて

ヴァニラアイスをのっけて

おわり。

 

完成。

安定のおいしさでした。

お持ち帰りもできるが、要冷蔵なので……ムリ。

 

紅茶は前回同様 ニルギリでした。

これまたおいしかったことはいうまでもない。

 

ホテルに戻って なつかしの展望室へ。

 

しかし……ここはあまり冷房が効いておらず 蒸し暑い。

夏はおすすめできませんな。

 

曇っていてあの蒸し暑さでは……晴れていたらひどいかも??

 

で、いつのまにやら夕食。

つつじの茶屋です。

 

毎度毎度のジンジャーエール。

 

5月同様。

「国産牛フィレ肉ステーキコース」を注文。

 

・先付

焼茄子 梨 白和え 海ぶどう 振り柚子

・前菜

太刀魚押し寿司 玉蜀黍新丈焼き 辛子オクラ揚げ 新丸十含せ 夏鴨ロース パパイヤ

白瓜酒盗和え 枝豆サーモン煮凝り

 

枝豆サーモン煮凝りというのは

ほおずきの中に入っていて とてもキレイでした。

 

――なのですが、ここらへんでタイトルに書きました「グレゴリー問題」が勃発します。

 

隣席が……(といっても 広く場所がとられているので 4,5メートルくらいは離れている)

お祖母さんと孫娘という雰囲気の二人連れなのだが

 

この婆さんが遊び盛りの孫娘を

お説教しているのがなんともうるさい

のである。

 

あーあ。せっかくの夜が……

とおもったのだが、

なんだか聞いているうちに(どうしても聞こえちゃうのである)

おもしろくなってきてしまった。

 

どうも大まかな設定としては

・孫娘はイギリス育ちの帰国子女らしい。

・で、ときどき会話に英語が混じる。

・孫娘は遊びたいざかりではあるが、

学生であまりお金はないので 婆さんにおこづかいをもらって遊んでいるっぽい。

・なので 今回の山のホテル宿泊も

孫娘にとっては婆さんへのサービスという面があるのかもしれない。

 

お説教というのは、

「あなた、クラブに行く、っていうのはやめたのね!」

とかいうものだった。たしか。

 

えーもとい、

そんなのに気をとられていて……お吸い物がでてきたのを撮らずに

食べてしまいました。

 

・吸物

花冬瓜 椎茸 蒪菜 酢橘 梅肉 

画像無しです。

すっぱいかんじの上品な味でした。

 

で、

・造り

季節の御造り 妻物一式

 

ニンジンのお魚ですが、

ウエイターのボスみたいなオジサンが 

「日に日に長くなってしまっているのですが、金魚なのです」

とかいっていた。

 

例の婆さんが叫び始めます。

「グレゴリー?」

「え。男の人なの、女の子かとおもった!」

「あんた、ちょくちょく英語をはさんでくるからわからないわ」

「その人 友達じゃないのね!」

「グ・レ・ゴ・リ・イといわないとわからないわ」

「つきあってるのね!」

「男なのね? え?」

 

孫娘に新たな男が……

一触即発。

と、おもいきや、毎度毎度のことらしく

婆さんは孫娘のデートのプランの相談に乗っている。

 

どうも、そのグレゴリーが日本にくるのだが どこを案内すればよかろう、と孫娘はいうのである。

明治神宮は行ったし、もう浅草もみた。という。

 

「じゃ、隅田川の川下りなんかどう?」

「浅草から船がでてるのよ」

「それに決まりね。ね」

 

たぶん孫娘の遊興費は婆さんの財布から出るのだろう。

 

もとい、5月と同様 細長いお皿に生野菜がでてきます。

ウエイターのボスいわく

「お肉のあいだの箸休めにどうぞ」

 

婆さん

「あたし お茶ほしい」

「あんた 今夜は飲まないの?」

「あ。写真撮った?(料理の)」

「ダメじゃないの。〇〇に見せるんだから」

(○○は孫娘のお母さん。婆さんの娘らしい)

「あなた X(テン)? そうなの」

というから婆さん iPhoneを使っているのだな。

 

ウエイターのボス

「今度バカでかいのが来ますから」

とテーブルのスペースを開けると……

 

・主菜

陶板焼き 国産牛フィレ肉

 

んーおいしいなあ。

ちと高いけど 山のホテル泊まると これにしちゃうな。今度も。

 

・食事

白飯

赤出汁 香の物

 

このお味噌汁がおいしいのだな。

 

婆さんと孫娘はここらへんで帰ってしまった。

はじめはうるさいな、とおもったが いなくなると寂しくなる。

婆さんだが、けっこう育ちのいい人らしく……

小津映画に出てくるようないにしえの「山の手コトバ」みたいな キレイな日本語だった。

 

・水菓子

伊良部マンゴー寄せ マンゴーソース

季節の果物

 

ウエイターのボスいわく 「伊良部島産の濃いぃマンゴーを使っております」

 

夕食後撮った写真。

三脚は使わず ベランダの桟にカメラを乗っけてます。

 

三脚は――脚を拡げきらないと置けますが……

というスペースしかない。

 

なつかしい大浴場にはいって 寝ました。

山のホテル・朝食プレミアムメニュー→ロイヤルウイングに乗る(横浜・大さん橋)

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2泊3日の旅行の最終日。

部屋のベランダからの眺めです。

 

旅行中、

天気にはあまり恵まれなかったが、

九頭竜神社へモーターボートへ行った あの瞬間だけ晴れたからよかったな。

前回の記事 最後の写真と同じ方向を撮りました。

 

 

ヴェル・ボワにて、朝食をいただきます。

 

しばらくお待ちいただければ 外の席が空く、

とのことで 待っている間に ラウンジ・バーの写真を撮る。

 

 

 

 

 

で、外の席へ。

5月も 外の席で朝食をいただいたので――

それがとても良かったので……外の席にしたのだが……

 

結論をいえば、僕にはちと暑かった。

T子さんはなんともなかったのですが、

暑がりの僕は 朝食を食べるだけで汗まみれになってしまった……

 

暑がりの方、汗っかきの方は 夏季は建物内の座席がよろしいのではないか??

 

朝食は プレミアムメニューというやつにしました。

 

アイスティー↓↓

プレミアムメニューに付属しているものか、別注文だったかは忘れました。

 

海の幸のサラダ↓↓

 

フルーツコンポート↓↓

というか、メロン。

 

と、パイナップルジュース。

 

野菜のブイヨンスープ↓↓

プレーンオムレツ&ソーセージ↓↓

 

スクランブルエッグとかと選択できたとおもいます。

 

で、フレンチトースト↓↓

 

たぶん、1泊目の ザ・プリンス箱根芦ノ湖の朝食のほうが

手が込んでいて豪華だったのですが……

 

けっきょく印象に残っているのは、この分厚い もっちもちのフレンチトーストだったりする。

 

このフレンチトーストもそうだが、

オリジナルジンジャーエール

オリジナルシュークリーム

あつあつりんごパイ

等々……

山のホテルは 個性の強いメニューを出すのが上手だな とおもいました。

 

まあ、食通のあなたが同意してくださるかどうかはわからんですが。

 

えー

で、汗びっしょりのTシャツを替え、

チェックアウト。

いったん荷物を預けまして……

 

おとなりの箱根神社参拝。

 

あいかわらず人気でした。

 

魚眼レンズで撮った画像ばかりです。

 

 

 

 

山のホテルに戻り、

とうとう滞在中最後の オリジナルジンジャーエール(右側)

もうしばらく飲めません……

 

左側はレモンスカッシュです。

 

レモンスカッシュは……ホテルニューグランド(ザ・カフェ)の勝ちかな??

 

しばらく涼みまして

タクシーを呼びます。

 

「小田原駅まで」とお願いしたせいか、 あっという間にタクシーが来ました。

 

小田原駅。

おみやげを購入。

 

ちもとさんの湯もち 等々……

 

東海道線→みなとみらい線

で、みなとみらいのクイーンズスクエアへ。

 

スヌーピータウンショップで スヌーピーTシャツを2枚購入。

 

いやはや、朝食で汗をかきまくって1枚使えなくなったものでね。

夏の終りの特価で 1枚1000円だったのは助かりました。。。

 

で、大さん橋へ。

 

クルーズ船のロイヤルウイングの予約をしていたのですが……

 

どっちかというと、目当てはこの子↓↓

大黒ふ頭の マジェスティックプリンセス。

 

んー

しかし、驚いたのは……

 

大さん橋に 海上自衛隊の「はしだて」がいたことで……

 

いつも 横須賀の軍港めぐりの船に乗ると

なんか奥のほうにいっつもいる船なんですが……

 

今日は間近で見おろしている、という……

 

 

もとい、ロイヤルウイングです。

 

 

 

 

 

乗りこみます。

マジェスティックプリンセス近くでみれるかな??

大黒ふ頭のマジェスティックプリンセス(ロイヤルウイングより撮影)

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ロイヤルウイングから いろいろ写真を撮ったのですが、

 

山ほど撮った写真の中から

今回は マジェスティックプリンセスの画像だけ べたべた貼ります。

 

ロイヤルウイング。中華バイキングのチケットを買いまして――

で、

船の撮影に ふらふらと出歩けるのか? 心配だったのですが、

 

T子さんが座席にいる分には

僕がどこに行こうと とくに問題はないようで――

 

僕はサンデッキへ移動。

屋外でマジェスティックプリンセスを撮りました。

 

8月中旬。蒸し暑かったですが、

サンデッキは風が気持ちいいです。

 

出港間際で

サンデッキはほとんど人がいません。

 

皆さん ご飯を食べている時間帯。

 

ベイブリッジをくぐりぬけると 真横にマジェスティックプリンセスが。

 

ご存知の方も多いでしょうが、

ベイブリッジをくぐれないサイズのフネは 大黒ふ頭に停泊するようです。

 

 

 

シグマの15㎜魚眼で撮りました。↓↓

 

以下、使用レンズは

ニッコールの70-200㎜です。

 

真横を通ります。

ちなみにわざわざ屋外に出なくても 食事する座席からでも見えます。

 

盛世公主号 と中国語表記がありますように

 

シナ……いえ、中共、失礼、

中華マネーを狙った船であるようです。

 

ウィキペディア丸写ししますと。

 

総トン数:144216GT

全長:330m

全幅:38.4m

高さ:60m(水面上)

喫水:8.4m

速力:22ノット

旅客定員:3560人

 

フィンカンティエリ社製ということは 7月にみたサン・プリンセスと同じ造船会社。

 

巨大モニターでなにを映してるのか??

なんかロックバンドのライブ映像のようですが。

 

自分がかつて 大さん橋でみたことのある

セレブリティミレニアムの総トン数が91000GTなので……

まあ、この144216GTのフネがほんとバカでかいというのがよくわかるのですが……

 

んーやっぱし 間近でみないと大きさというのはわからんな。

間近でみた あのセレブリティミレニアムの迫力には敵わない感じです。

 

あくまでわたくしの主観を語っておりますが。

 

警告。50メートル離れろ と英語の横断幕みたいのが書いてあります↓↓

 

ファンネルの ごてごて メカっぽいのがかっこいいな。

 

 

 

わたくし……

「建築」なら ここが見所だぞ、とか ここがおもしろい、とかが、

まあまあ素人なりにわかるつもりで、

で、このブログの記事にしても 建築関係なら そこそこアクセス数があるのですが――

 

「船」はさっぱり見所がわからず

撮り方もなんだか試行錯誤で……

専門知識もなく……

とうぜん アクセス数もなく……

 

アクセス数目当てにやってるわけじゃないんですけど――

 

あー なにがいいたいのかというと、

単純に

「バカでかいものを見ると気分がスカッとする」

ので、楽しいな。

 

というただそれだけの記事です。

わたくしのフネ関係の記事は。

 

おなじ構図ばかり。

 

横須賀の軍港めぐりで写真を撮る時もそうなのだが、

構図が難しい――

 

水面・空・船体 のバランスをどうとっていいのだか??

 

船の写真は難しい。

 

どんどん遠ざかっていきます。

 

典型的な日の丸構図ですね(笑)

 

で。

座席に戻り ご飯をたべはじめ おしゃべりをし、

 

などしているうちに……再度 マジェスティックプリンセスの真横を……

こんどは照明がついてキラキラしているはずのマジェスティックプリンセスの真横を通り過ぎたはずなのですが……

 

それは完全に見逃しました。

 

以下、ベイブリッジ通過後の写真です。

 

 

 

 

 

 

 

 

シーバスは いっつも乗りたい乗りたいと思っていて

で、乗ってません。

 

 

 

 

 

 

↑↑ここまでがロイヤルウイング……船上から撮った写真です。

船の上からでもけっこうよく撮れますね。

 

以下 大さん橋で Gitzo三脚にのっけて撮った写真。

 

トリミングしたもの。

 

なのですが、ピント合わせがうまくいっていないのか?

ニッコールのズームレンズの性能に問題があるのか?

夏の空気の湿気が問題なのか?

 

あまりシャープじゃないですね。

たぶんピント合わせがよくないのでしょう。

 

 

 

まあ、こんなところです。

チャイナ市場向けのフネでは まあ未来永劫 乗ることはないですね。

なとり(コンテナ船)・ロイヤルウイングからホテルニューグランドをみる。

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ロイヤルウイングの記事 つづき。

というか、これで最後にします。

 

横浜港をめぐるクルーズ船ですと 以前山下公園から出てる

マリーンルージュというのに乗ったのですが……

 

・歴史あるフネに乗れる(もともと1959年建造の「くれない丸」という船らしいです)

・スタッフさんの質の高さ

 

――等々考えると ロイヤルウイングのほうがぜったいにおすすめです。

(じつは9月に操舵室・機関室見学プランというのをお願いしたのですが、これもよかった)

 

まあ、両者、似たようなところをぐるぐるまわるので 景色はあんまり差はなさそうですが。

 

乗りましたのは、2019年8月21日(水)で

前回の記事に触れましたように 大黒ふ頭に マジェスティックプリンセスがいました。

 

17:00~18:50 のディナークルーズ

ディナーバイキングというのをお願いしました。

 

ディナーバイキングの席はこんな感じでした。

誰もいませんが……

端っこに案内されたので こんな風だっただけで

 

画像手前側にはずらっと人がいます。

平日でも相当流行っているようでした。

 

あと、ランチクルーズから降りて来る人達をみると

夏休みだったせいか、お子さん連れのお母さん達が多かったです。

 

出港。

いつのまにか動き出しています。

 

電車だのクルマだのと違って 船はいつの間にか動き出していますな~

 

出港間際。

氷川丸がみえます。↓↓

こんな角度からはじめてみたので 地味に感動しました。

 

そうそう。

ホテルニューグランドも シーバスもみえます。

 

大さん橋。

およびランドマークタワー等々。

 

サンデッキからながめるベイブリッジ。

ロイヤルウイングの操舵室がみえます。

 

出港間際のサンデッキはほぼ人がいませんでした。

 

ベイブリッジをくぐるのを

魚眼レンズで撮ってみる……

 

が、

 

真ん中を横切る 照明のコードに 撮影中は気づかないという……

 

帰ってきて PCの画面で確認してはじめてわかる、という……

 

 

ベイブリッジをくぐりまして

で、大黒ふ頭のマジェスティックプリンセスを撮りました。

その画像は前回の記事に載せました。

 

で、ようやくご飯。

 

中華バイキングですが、味はまあまあかな。

まあ、この時は 箱根でさんざんおいしいものを食べてしまって

舌が肥えてしまったせいもあるかな??

 

食べていると 外にこんな↓↓

 

ものすごくかわいらしい船が……

なんだ、お前。子供の恐竜か!?

 

トリミングしてみる↓↓

 

調べて見ますと……

球状船首コンテナ船「なとり」

総トン数:7390GT

全長:136m

 

ってけっこうデカい船ですね。

 

キリンたちをバックに

働いている恐竜……

 

しかし……こんなかわいい船がやってきたにもかかわらず

ロイヤルウイングの船内で盛り上がっているのはわたくしだけ……

 

これは↓↓

またニューグランドの目の前に戻ってきた、という画像ですね。

 

明かりがともり始めました。

 

カモメがきました。

 

 

 

みなとみらい方面を

ディスタゴン25㎜で撮る。

 

手ぶれ補正機能とかハイテクな機能はついてませんが、

よく撮れます。

 

船があまり揺れないということでしょう。

 

トリミングしたもの。

 

これは

ニッコールの70-200㎜ 望遠ズーム

 

 

 

ホテルニューグランドファンとしては

このショットが気に入っております。↓↓

 

大さん橋に着きました。

船内からベイブリッジをみる。

右上の物体はカモメさんかな??

 

下船。

大さん橋からロイヤルウイングを撮ります。

 

 

 

客層は――

 

ぱっと見、

若者の団体さん(学校か、企業か、よくわからん)

と、

けっこう熟年のカップルが多かったです。

 

 

シグマの15㎜魚眼の画像ばかりです。

 

 

魚眼。

大空間を撮るとおもしろいですね。

 

誰でもやっていることですが。

 

えー

魚眼で夜景を撮ったという↓↓

 

……あまりおもしろくないですね。

 

海上で光っている物体は はじめにちょっと触れましたマリーンルージュです。

 

マクロプラナー50㎜なんですが……

 

うーー

空を大きくとりすぎましたね。

構図が完全に失敗……

 

トリミングしてごまかしたもの↓↓

 

しかし、カールツァイス……コシナ製ですけど。

ほんとクリアです……

 

 

 

これは魚眼↓↓

日本大通り方面にレンズを向けてます。

 

これも魚眼

ベイブリッジ方面。

 

魚眼でいろいろやってみるの図。

 

また、みなとみらい方面。

 

さいごに。

海自のはしだて。

 

軍港めぐりの船の解説では

たしか 海上の迎賓館とかいっていたような気がする。

 

で、これは一体なにをしているのか↓↓ というと、

 

どうも、企業のお偉いさんとかをクルーズに招待して

自衛官の退官後の就職先を どうにかお願いしたい……とか、なんとかそういうものであるらしいです。

 

いいな~……

どうにか乗るチャンスはないものか?

 

はしだての食事を食べてみたい……

というか、乗りたい……

 

んー今から 二つ三つ企業を買収しましょうか(笑)

手ごろな会社ありませんかね。

 

えー 帰り道の画像。

ここから電車でイバラキに帰りましたとさ。

で、

ようやく 二泊三日の 箱根・横浜旅行の記事が終わりました。

笠間稲荷神社・うなぎ量深の上うなとろろ(茨城県笠間市)

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「さいきん、うなぎ食べてないね……」

 

――という T子さんの一言で、

笠間へ。

 

まえまえから気になっていた 「うなぎ量深」さんへ行きました。

 

……などと書くと 「笠間稲荷はついでかよ‼」 などとつっこまれそうですが(笑)

 

門前町というと、

「うまいメシ屋」「きれいなおねえちゃんのいる店」――

これは大昔からセットなものでして……

 

うなぎメインというのは

伝統的な神社参拝のお作法だろう、と開き直っておきます。

 

が、けっこうよかったです。

笠間稲荷。

 

この絵馬殿というのにまず圧倒されます。

 

なんか休憩所みたいな妙な扱いなのですが、

明治32年に作られたとか書いてあります。

 

手水舎↓↓

 

……も 古くて雰囲気があります。

 

手水舎あたりでうすうす気づいていたのですが……

 

ガキどもの大群……

 

失礼。

近所の小学校の生徒の諸君が――

 

絵を描いていらっしゃり――

子供嫌いなトマス・ピンコは さっそくご機嫌ななめ……

 

トマス:あー、最悪のタイミング……

T子:聞こえるって。

トマス:あー、ごちゃごちゃうるさいし……

T子:聞こえるって。

トマス:あー、やだやだ……

 

拝殿です↓↓

 

お子様がたの大群にみつめられながら

参拝。

 

 

 

社務所でご朱印をいただきました。

 

社務所にあったポップな案内↓↓

 

狛犬ではなくて

おキツネ様

 

仲見世もおキツネ様グッズばかり。

 

うなぎ屋さんの開店まで まだ間があったので

仲見世丸井さんで かき氷をいただく。

 

食べてもまだ時間があるので

周辺を散策。

 

とにかくおキツネ様だらけの街であります。

 

いなり寿司のお店と

学校へお帰りになられるガキ……失礼 お子様がた。

 

トマス:あー、やっと帰った。

T子:聞こえるって。

トマス:あー、せいせいした。

T子:聞こえるって。

 

文化10年(1814年)創建という 総門も迫力がありました。

 

 

 

総門の脇――

誰も見ないようなところに 狛犬さんが(笑)

 

おキツネ様はやはり ワンコを嫌うのであろうか??

 

とにかくおキツネ様だらけです。

 

ハードボイルドなおキツネ様↓↓

 

一番気に入ったのは

このおキツネ様かな↓↓

 

なんともポップな印象なので

最近のものだろう、とおもいきや――……

 

嘉永七 甲寅 年二月

 

……1854年だそうです。

 

うーむ、

クオリティ高し……

 

江戸のデザイン力……

 

とかなんとか感心していると

11時半。

 

うなぎ量深 オープン。 我々が一番目のお客でした。

 

おキツネ様ではなくて、たぬきがお出迎えです。

 

モデルさんか、女優さんか、という美女がまずお出迎えしてくださったが、

ここの奥様かな?

 

もとい、店内の様子。

お座敷はこんな感じ↓↓

 

東京武蔵野

老舗田川より

百六十年続く

秘伝のたれを

継承した男

 

――などというと気難しそうな野郎を想像しますが、

いらっしゃいませ!

ありがとうございました!

と、大声のあいさつがなんともいい雰囲気のご主人でした。

 

まず 板前とうふ をいただく。

 

おいしい。

普通お酒と一緒に食べるんだろうが、

酒を飲まないわれわれは豆腐だけでもおいしかった。

 

上に乗ってるのは 藻塩らしい。

 

キリンのコップに

サントリーのウーロン茶を注ぐ。

 

頼みましたのは

上うなとろろ――

 

結果をいうと、特上だとたぶん食べきれなかったので 「上」でよかった。

 

お待ちかねのやつ。

きました!

 

開封!!

 

クロースアップ!

 

お。お焦げの感じがいいね~

 

で、お味は……

 

よかったです。

脂っこくなくて しょっぱくもなく――

 

ただ、われわれの場合、どうしても 牛久沼の「大はし」と比べてしまうという癖がありまして――

 

比べちゃうと……やっぱし「大はし」には負けるなぁ……

あの香ばしいお焦げがなぁ……

われわれの中では「大はし」に次ぐ 2位ですね。

 

あと。とろろなんですが、

うなぎ&とろろ どうなんですかね。

精はつくのでしょうが。

 

ところで。

食事中 ミーミー声がするので

窓を開けると――

 

やや。白ネコちゃん。

 

トマスの野郎が

「きれいなお目目ですね~」

「いいところに住んでるね~」

「兄弟かな? 親子なのかな?」

等々話しかけながら 写真を撮ってると。

 

T子さんに

「おい、人間の子供相手にもやさしくしろよ!」

と大変もっともなことを言われました。

大谷資料館(栃木県宇都宮市)

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うなぎのあとは

北関東道経由で 大谷資料館へ。

 

「ブラタモリ」「ゴリパラ見聞録」で、とりあげられているのをみまして――

これは行くしかないな、とおもったわけですが……

 

じっさい、↓↓

こんな光景がみれたりはするのですが……

 

どうかな?

それほどの感動はなかったです。

 

写真映りがいいので たぶん誤魔化されるのでしょうが(失礼!)

しょせん人造のもの。

やっぱし自然の壮大な風景には敗けます。

 

□□□□□□□□

しょっぱなから否定的なことを書きましたが……

大谷資料館にたどりつくまでの道のりが、けっこうハードでして……

 

カーナビが案内した道が 北関東道を宇都宮上三川ICで降り、

宇都宮市街のど真ん中をつっきって行く、というルートで、

 

うな重食べて ぼんやりした頭で クルマだらけの地方都市のど真ん中をつっきるというのが

どうにも難儀でした。

(遠回りだが、東北道・宇都宮ICで降りた方がよかったのかもしれない)

 

たどりつくのがけっこう大変だったので、否定的なことを書いているのかもしれません。

元気だったら 正反対の感想だったかもしれません。

 

もとい、こんな入口です。

とくになんということもない建物が入口。

 

チケットを買って、で 坑道の中にはいっていくところ――

 

で、ご覧のように……↓↓

笠間稲荷に続いて お子様たちの集団……大群……に襲われた、われわれでした。

 

観光バスががんがんやってきて

子供たちやら 若者たちやら ジジババたちやらを降ろしていくようでした。

 

たぶん、午前中日光見物をして 午後、大谷資料館という流れなのかな??

 

↑↑写真の子たちは 神奈川の小学生らしく、

僕たちが8月に 小田原駅からザ・プリンス箱根芦ノ湖へ行くのに使ったのと同じ

西武グループのバスで来ていて、

なにか懐かしい感じがしました。

 

魚眼レンズで歪んでいるのですが……

けっこうきつい階段でした↓↓

 

スマホとかだとどれくらい撮れるのかな?

ためしに撮ってみればよかった。

 

今のスマホはけっこう性能いいからなあ。

 

↓ご覧のように……

 

ところどころ

アートっぽいライティングと

アートなのかなんなのか、彫刻作品みたいのが置いてあったりします。

 

ひょっとして高名なアーティストの作品だったりするのかもしれないですが、

いいのだか悪いのだか よくわからない。

 

大谷資料館にあんまり感銘を受けなかった理由としまして……

 

「統一感のなさ」

というのは大きいかな、と。

 

アート、おしゃれ方向に進みたいのなら

すべてそっちに統一すべきだとおもう。

 

それなのに ↑↑上で紹介したように

坑道入口の建物は 田舎のホームセンターみたいな建物だったり、

ところどころ 大谷石の採掘を紹介する場所はそれほどおしゃれではなかったりする。

 

たぶん、すべてが過渡期なのでしょう。

 

10年後来たら、すごい場所に生まれ変わっているかもしれない。

 

まあ、誰か総合プロデュースする人は必要でしょうねえ。

 

……へへへ、偉そうなことを書いてます。

 

 

 

↓↓なんか ライトの帝国ホテルの壁面でもみてるかのようです。

 

そうそう、

帝国ホテルの内部の再現とかしてくれないものかな~

 

と、勝手な要望を書いておく。

 

ステージ。

ここでいろんな人が歌ってるようで――(エンヤとか? たしか)

 

たしか、ゴリパラ見聞録でも歌ってたかな。

ゴリけんとパラシュート部隊が。

 

一緒に坑道に入った

お子様たちも なにかコーラスをやってたようだった。

 

が、声だけかすかに聞いただけで 歌ってる姿はみてません。

 

平日だけど 大勢の人が来てます。

という図↓↓

 

はやってますなあ。

えー、以下特に書くこともなくなってしまったので、

二三注意点。

 

HPとか 坑道の入口とかで

温度が低い。

上着が必要。

等々書いてあるのですが――

 

で、僕などは用心して 革ジャンを持っていったりしたのですが、

必要なかったですね。

 

天候にもよるでしょうが、

9月下旬で Tシャツ一枚で十分でした。

 

 

 

 

あと、

床が濡れていたり、

天井から水滴が落ちてきたりする場所がところどころありますので

 

滑りにくい靴が必要でしょうねえ。

 

えー、

以下5枚↓↓ は、手持ち撮影じゃなくて、石垣の上にカメラを置いての撮影です。

 

レンズの下にハンドタオルをかませて

リモートでシャッター切りました。

えんえんそんなことやってましたが ガイドのオジサンにも別になにもいわれなかったです。

 

まずはシグマの15㎜魚眼。 失敗ですね。

下に写ってるのが土台にした石垣。

 

ディスタゴン25㎜↓↓

 

50㎜が一番いいかな。

以下、マクロプラナー50㎜

 

やあ、ちょうど光の射す時間帯でよかったよかった

 

などとおもっていると、

ガイドのオジサンいわく、

「夏になると霧がかかって 筆舌に尽くしがたい美しさになる」

とのこと……

 

しかし、写真ではスケール感が伝わらないですねえ。

 

はい。以上坑道の中の様子でした。

 

坑道入口の建物内

フランク・ロイド・ライトの帝国ホテルが紹介してあったりする。

 

自販機コーナーはすごかったね。

 

真向かいに オシャレなカフェがあったりするのだが、

それは写真に撮ってません。

 

まあ、そういうあたりも

統一感がなかったりするわけです。

 

 

万平ホテル(久米権九郎・1936)その1 メインダイニングでランチ

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10月23日(水)から 2泊3日で軽井沢に行きました。

例によって撮りまくった写真をべたべた貼ります。

 

2泊とも万平ホテルにお世話になりました。

1日目→アルプス館

2日目→ウスイ館

に泊まりました。

 

が、いろいろ予想外の事が起きまして……

 

①台風19号のおかげで新幹線の切符がとれなくなる。

→例の水没しちゃった新幹線の映像を思い出します……

おかげで、クルマで行くことになりました。

 

②例の豪雨(千葉で大災害をもたらしたアレ)に出くわす。

→晴れたのは1日目だけでした。

帰り道の高速は悲惨でした。

 

③期待していた紅葉はおもったほど進んでなかった。

→ご覧の通り、万平ホテル周辺はまだ紅葉のはじめ。

いっぽう、(あとあと紹介するとおもいますが)旧・三笠ホテルは紅葉のおわり、

という、なんかタイミングが悪い時期に行ってしまった。

 

とにかく天気に恵まれなかったのですが、

まあ、でも楽しかったです。

 

クルマでも軽井沢に行けるのだな、とわかったのも収穫か。

んーでも 次回は電車でのんびり行きたいけどね。

 

えーホテルに入りまして――

かの有名な亀のステンドグラス。↓↓

 

もともとは亀屋旅館といったらしい。

 

亀ちゃん。

フロントのすぐそばの階段室にあるのね。

こういうことは実際に行ってみないとわからない。

 

フロントから入口をみたところ。

 

右側。ガラスの向こうはカフェテラスです。

 

フロントから売店の方向をみたところ↓↓

左手にあるのは メインダイニングのステンドグラスです。

 

カフェテラスの入口あたりから

フロント 階段室をみたところ↓↓

 

真ん中付近 足もとにストーブが置いてありますが、

2日目3日目はストーブがないと寒い位になりました。

 

1日目の昼間は活躍してなかったですね、ストーブ。

 

えー……

ここらでトマス・ピンコの偉そうな感想をさし挿みますと……

 

万平ホテルのロビー・フロントは そうたいした空間ではない気がしました。

旅行ガイドやらなにやらに載っている写真をみて

で、現地に来てみると、

「あれ……」

とおもわれる方が意外に多いのではなかろうか。

 

んーというのも、

天井の安っぽいパネルが足を引っ張ってる気がする……

正式名称は知りませんが

なんか、田舎のお店とか事務所とかの天井に貼ってありそうな、

この白いパネルね↓↓

 

あと照明も、どんくさい気がするな……

 

柱や窓枠の木材の質感はたまらないんですけど。

 

ステンドグラスも、唯一無二なのですがね。

安っぽい天井が足を引っ張ってないかい??

 

これはカフェテラス入口のステンドグラス↓↓

 

街道沿いの茶屋かね。

それがジョン・レノン伝説が語られる万平ホテルのカフェテラスになりました。

……ということか。

 

カフェテラスは 2日目行きました。

ので、あとあと書くとおもいます。

 

ロイヤルミルクティー……おいしかった……

 

バー のドア。

なんとなくフィルム・ノワールの映画にでも出てきそうな雰囲気です。

ハンフリー・ボガードとかが似合いそうな。

 

左手に進むとトイレと喫煙所がありました。

 

T子さんも僕も酒を飲まないので

足を踏み入れませんでした……

 

んー、そもそも飲めないヤツが入っていいのでしょうか?

 

13時ごろ到着しまして……

まずフロントで手続き。

 

そのあとメインダイニングで昼食。

 

メニューです。

 

水。

背景にボケてるのが中庭。

 

かの有名な(?)木札。

 

お会計のときこれを持っていく。

 

いろいろな花の模様が彫ってあります。

 

付け合わせは 福神漬けのみ、というのは気に入りました。

 

個人的にらっきょうはあんまし好きではないので。

 

僕の頼んだ

「国産ビーフときのこのソテーとライス カレーソースと共に」

 

牛肉おいしかったっす。

 

カレーのアップ

 

T子さんの頼んだ

「信州産福味鶏もも肉のカツレツとライス カレーソースと共に」

 

カレーソースと共に

っていうのがなにやら天下の万平ホテルのプライドを感じましたね。

 

ごはんの盛り方も特徴的ね。

 

んー!

かわいすぎるカスタードプリン……

 

おいしかった。

 

レモンティー。

 

ティーカップはたしかノリタケだったとおもう。

(間違ってたらすみません)

 

中庭の様子。

 

こんな晴れてる様子をみたのは

このランチの時だけであった……

 

あとはザアザア降りでした……

 

えー、回転する窓の構造↓↓

 

「フロント・ロビーはたいしておもしろい空間ではない」

などと偉そうなことを書きましたが、

 

たぶん、久米権九郎という人の性格って

ゲージュツ家寄りではなくて、

エンジニア寄りだったのではないかな、

というのがよくわかるディテールという気がする。

 

つまり、

美しい空間がどうたらこうたら、なんていうことは興味がなくて、

 

「空気の流れ」とか

「内部に差し込む光の量」とかを

すごくメカニックに調節することに興味があったような、そんな気がする。

 

折り上げ格天井も、おもったより華やかさを感じなかったのですよね。

なにか、

「工学的にこれが一番合理的だから……」

というのが久米先生の攻め方のような気がする。

 

↓↓お会計の……

 

なんていうのおカネを置くお皿です。

こういう凝りようというのはさすが……

 

折り上げ格天井。

 

2日目の夕食でようやくこの下で食事ができました。

夜の雰囲気はたまらないです。

 

ステンドグラス。

煙を吹いているのは浅間山でしょうか。

 

えー

その2につづきます。


万平ホテル(1936)その2 アルプス館クラシックツイン124号室

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その2です。

1日目に泊まった部屋のご紹介。

 

お昼のカレーを食べ終わって――

 

15時のチェックイン時刻まで

 

写真を撮って時間を潰します。

 

が、被写体には事欠かないので

飽きませんでした。

 

前回 ケチをつけた

天井および照明↓↓……

 

どうです?

寂れた地方都市の寂れた旅館みたいじゃないですかね?

 

ここは残念なディテール。

 

カフェテラスは賑わってました。

 

あれかな。翌日翌々日と 天気が悪いという予報のせいか。

(けっか、その予報が当たった)

 

そうそう、こういう凝った天井の部分があったりするから↓↓

……

 

余計しょぼい天井の部分が 目立ってしまう。

 

――お前、

どんだけ天井に恨みがあるんだ、というぐらい書いてますが……

 

ロビー および カフェテラス(ガラス窓の向こう側)↓↓

 

カフェテラスが満員で入れない時は

ロビーの椅子で待つことになります。

 

じっさい翌日のお昼、われわれはここの椅子で10分くらい待ちました。

 

15時になったので チェックイン。

 

ちなみに、泊まりました124号室は

赤丸で囲んだ部分↓↓

 

入口の真上。

フロントのすぐ近く。

 

ベッドルーム↓↓

 

マニフレックス社製マットレスを使用。

 

とのことでしたが……

 

寝心地最高でした。

 

翌朝、

ただでさえ寝起きの悪いT子さんを起すのにたいへん苦労しました。

 

そして、一番特徴的な部分。

「ベランダ」

「広縁」……

 

いやぁ、謎の空間ですな。これは。

へんてこな間取り。

 

いえいえ、けなしているのではなくて、

感嘆しております。感動しております。

 

窓の下にある謎の白い物体はヒーターです。

けっこう寒くなったので使いたかったのだが、

稼動するのは11月からだそうで、残念ながら使えなかった。

 

ご丁寧に「床の間」までついてる……

 

液晶テレビの上にあるのは、

おいおい、

違い棚だよ。

 

「旅館」じゃなくて「ホテル」ですから

土足でずかずか部屋の中に入って来るわけですが……

 

そこに床の間があらわれる、という……

 

テーブルの上にあった

「万平ホテル 創生期の記憶」という小冊子。

 

売店でたしか200円くらいで販売してたので

宿泊客でない方も入手できます。

 

そしてルームキー

部屋にあった お持ち帰りグッズ。

絵葉書 ステッカー

 

どっちも売店で売ってました。

ステッカーはこれ以外にたくさん種類がありました。

 

右上にあるコースターは

洗面台のコップの下に敷いてあったのをもらいました(笑)

 

そうそう、

到着したらさっそくカメムシが2匹 窓にいました。

 

そういうシーズンなのかな?

年中いるのかな?

 

駆除しますので遠慮なくフロントまで連絡願います。

と、いわれましたが、

 

そのあと雨続きだったので カメムシに出会うことはその後ありませんでした。

 

124号室の窓の外の風景。

 

下側 パラソルは カフェテラスの席です。

 

紅葉の始まりでした。

 

ベランダ部分から ベッドルームをみたところ。

 

家具が……

重厚すぎる……

 

鏡台はさすがに現代的なものでした。

 

 

 

年季の入ったドア。

 

ジョン・レノンの128号室というのはどこなのかな?

 

どうも写真の雰囲気だと 中庭側のようだとおもうのですが。

 

えーバスルーム

 

クラシックな雰囲気をできるだけ残しつつ

現代的な要素も入れて……

 

というものでしょう。

 

今年3月。

横浜のホテルニューグランドの本館スイートに宿泊しまして……

 

「なんだこれは!」

「オリジナルの要素がまったく残ってないではないか!」

と、トマスの野郎は大激怒(笑) だったのですが……

 

オリジナルを残そうとするとこうなる、といういい見本でしょう。

猫足のバスタブとか……

 

ん、でもねえ、

 

……実際に泊まってみてわかったのは

ニューグランドのやり方は正しい(笑)

 

現代の日本人に

猫足のバスタブとかムリですわ。

 

あと、トイレとバス。分かれてた方がいいですわ。

このお値段だったら。

 

なんかけなしているようですが、

すみません。

 

そのあたりは重々承知で予約したので、クレームとかじゃないんです。

 

まとめますと――

30年代の雰囲気を味わいたいとおもってアルプス館に宿泊したのだが、

現代人にはちょっとついていけない部分が若干あった。(とくにバスルーム)

というところなのです。

 

あと、2日目のウスイ館スーペリアツインの部屋が良すぎたせいもあって――

 

アルプス館は1回泊まればもう満足。

というのが本音です。

 

部屋の撮影がひととおり終わりまして……

外出へ。

 

部屋からすぐ階段室。

 

おりてすぐフロント。

 

旧軽銀座へ 歩いていきました。

 

 

 

その3につづく。

万平ホテル(1936)その3 夕食(洋食)・朝食(和食)・124号室チェックアウト

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124号室に荷物を置いて、

旧軽銀座へ。

 

アントニン・レーモンド先生の聖パウロカトリック教会を見物

大倉陶園のアウトレット 沢屋で買い物

で、帰り道はだいぶ薄暗くなっていました。

 

聖パウロカトリック教会の記事はたぶん、あとで書くとおもいます。

 

真っ白の壁の建物は

夕暮れ~夜 が一番美しいな、とおもいました。

 

亀さんのステンドグラスの左側

124号室はばっちり照明がつけっぱなしですね(笑)

 

そうそう、

旅行の少し前に 僕の母がNHKのニュースだか何だかで見たのですが

 

台風19号の影響で 長野の旅行をキャンセルする人が相次いでいる、とかいう話題で

万平ホテルが出てたらしいです。

「影響はありませんのでどうぞお越しください」

とかホテルの人がいってたらしい。

 

それを裏付けるかのように――

 

旅行の数日前に万平ホテルからメールがきまして

お客様は アルプス館一泊 ウスイ館一泊ですが、

部屋が空いてますので どちらか連泊になさいませんか?

と聞かれたのですが、

 

どっちの部屋も見たかったので、

変更なしでいいです、と答えました。

 

で、旅行前は

「ものすごく閑散としてたりして……」

とか話していたのですが、

 

1日目はそうでもなかったです。

ただ2日目は 次の日から大雨・豪雨が予想されていたせいか?

けっこう閑散としてました。

 

2日目の夕食のグランドダイニングは お客さんすかすかでしたね。

 

もとい、

夜の館内の様子。

 

アルプス館の表示は英語です。

 

英語ったって

ROOM と書いてあれば今時小学生でもわかりますけど。

 

で、夕食。

1日目、洋食 2日目、中華 をお願いしました。

 

かわいすぎるメニューカード↓↓

 

ひとつひとつ 従業員さんが色鉛筆で色を塗って仕上げています。

 

 

……

―――ウソです。

 

ウーロン茶↓↓

 

「マグロのミ・キュイのサラダ仕立て

白バルサミコ酢ドレッシング」

 

ミ・キュイとはなんぞや。とおもったのですが

「半生」のことらしいです。

 

はい。おいしいです。

万平ホテルのお食事 とにかく野菜がおいしかった記憶があります。

さすが信州ですな。

 

パンは……おいしいのですが

とてもおいしいのですが

 

どうも、僕は横浜のニューグランドの カリカリの固いのが好きでして……

歯でガリっていく あの感触を愛しているので……

 

もちもち柔かいのはなあ。

あくまで個人的な好みです。

 

「信州産キノコのクリームスープ」

 

赤いのはパプリカらしいです。

茶色の物体はなめこだそうです。

 

そういや旧軽銀座の沢屋さんで買ったなめたけはおいしかった。

万平ホテルと関係ないですね。

 

「鰆のポワレ ブールブランソース」

 

「さわら」ですな。ふりがなふってくれないと読めません。

ようするにバターと白ワインのソースだそうです。

 

「国産牛フィレ肉のグリル 赤ワインソース」

 

牛フィレ肉、というと 山のホテルの夕食の

あの、目の前でジュージュー焼くのにはかなわないな、とおもいました。

 

最近、どうも贅沢ばかりして生意気でよくありません。

 

とにかく万平ホテルのごはんは 野菜のおいしさが印象に残ってます。

これからどこかいいところで食事をする時は、

「野菜はやっぱし万平ホテルだな」

とか 偉そうに言うとおもわれますよ、こいつは。

 

「本日のデザート」

チョコレートケーキとバニラアイスです。

 

ごちそうさまでした。

 

で、この夜の天気予報によりますと、

 

翌日。軽井沢は夕方から雨、ということでしたので

雨が降る前にいろいろ見て回ろうね、などと話しあったのですが……

 

2日目。10月24日(木)

朝からザアザア降り……絶望……

 

絶望ついでに

窓の桟の カメムシ忌避テープというのも撮っておく。

 

効果あるのかな?

 

朝食は

熊魚庵たん熊さん

 

ホテルニューグランドにも入ってるよね。

食べたことないですが。

 

万平ホテル店。

どうも普段は別館みたいな感じで営業しているようなのですが、

工事中かなにかで カフェテラスの横で営業してました。

 

 

ほうじ茶と桃のジュース↓↓

 

これは――

なんだ?

 

あけてみると……

 

梅干し&塩こんぶ……かな。

 

朝食はこんな感じでした。

 

お粥かご飯か選べます。

僕はご飯をチョイス。

 

普段、朝食は少量しか食べないのですが、

旅行中はきちんと食べますね。

 

なぜだろう。

 

 

 

お店の様子。

 

朝のホテルのロビーの雰囲気――

いいですね。

 

カフェテラスはまだ営業前。

 

ストーブ必要なほどの寒さでした。

 

食後。

部屋に戻って――

 

T子さんは

「10時半に起こせ」

とおっしゃってまた寝てしまったので……

(11時までにチェックアウト)

 

僕はディテール撮影。

 

鍵。

ずいぶん年季が入っているようにみえますが きちんとオートロックでした。

 

ドアの隅っこの表示。

 

これは30年代のオリジナルでしょうか??

 

えー窓の……

 

なんというの? 留め具? というか鍵というか……

ねじ式のやつ。

 

この日。旧三笠ホテルに行ったのですが、

そこで目にした窓の部品も これと同じでした。

 

床の間(?)です。

 

これは↓↓

 

バスルームのドアのドアノブ。

マイナスねじは好きなのですが――

 

透明のノブは安っぽいですね。

木製のほうがいいよね。

いつつけられたのだろう。

 

これは↓↓

一番気になったディテール。

 

例の猫足バスタブの斜め上にある窓なのですが、なんでしょうね?

 

一瞬

のぞき見のできるラブホ的ななにか♡♡

を想像してワクワクしたのですが――

 

押してみても↓↓

このように若干斜めになる。というぐらいで

完全には開きません。

 

隙間ができる。という程度でして――

 

ベッドルーム側から見るとこれです↓↓

 

たぶん湿気を逃がすための窓なのかな?

 

ガラス障子の桟です↓↓

 

照明です↓↓

 

重厚すぎる軽井沢彫りの箪笥。

 

まったく使いませんでした。

そもそも使いこなすような人がいるのかね?

 

これはもうオブジェでしょうなあ、きっと。

 

 

 

どうにかこうにか、T子さんを叩き起こして

チェックアウトしました。

 

連泊なので 大きな荷物は部屋に置きっ放し。

次に泊まる部屋に移動してもらうことにしました。

社会思想社・教養文庫「江戸の戯作絵本(一)初期黄表紙集」 感想

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軽井沢で撮った写真の整理がまったく終わらないので

読書感想文を書きます。

 

杉浦日向子先生の「大江戸観光」という本を読んでいると

やけに 教養文庫の「江戸の戯作絵本」というのを薦めていらっしゃるので

読んでみることにしました。

 

けっか、まだ一巻しか読んでいないのですが、

意外とおもしろいものでした。

 

けっしてグイグイひきこまれる、とかいうものではないです。

たぶん万人受けするようなものでもないです。

 

が、

ところどころ イカれた発想とか

完全に頭のおかしい部分とか

江戸人らしいオサレな部分とかがあって 物好きはたまらないものではないかとおもいます。

 

感想① やはり馬琴先生は偉大だ。

 

この本を読んだのは

杉浦先生が薦めていたから、と書きましたが、

やはり曲亭馬琴の「南総里見八犬伝」の大ファンである、というのも大きいかな。

 

馬琴は黄表紙作家から出発した、というのはなんとなく知識としてあったので

それがどんなものか知りたかったというのはあります。

 

でも わかったのは

「南総里見八犬伝」は別格だな。ということ。

馬琴先生、ストーリーテラーとしても別格だし。

人物描写の腕も(とくに悪役ども)別格。

あのレベルを期待しちゃうと、完全にあてがはずれます。

 

具体的にいいますと……

この本…… 「江戸の戯作絵本(一)」 しょっぱなに

「金々先生栄花夢(きんきんせんせいえいがのゆめ)」という作品が掲載されております。

 

どうやら「黄表紙」というジャンルを成立させたものすごく偉大な作品であるらしいのだが、

正直、たいしておもしろくない。

 

金兵衛という田舎の青年が とつぜんお江戸の大商家の養子になり、

調子に乗って吉原等々の遊里で遊びまくる。

だがあまりの散財に呆れた養父に追い出される。

絶望して途方に暮れていると、

すべては夢であった……という夢オチ。

 

まあ、「高慢(ヒュブリス)」というのも世界的な、

やりつくされたテーマでしょう。

おはなしの展開がみえみえでおもしろくない。

 

じゃ、なんでこんな月並みな作品が偉大なのか?

というと、安永四年(1775)の江戸をリアルに描いたというのが斬新であったらしいです。

だが、「それを斬新といわれてもねえ?」というのが

現在の読者の正直な感想でしょう。

 

ちなみに曲亭馬琴と黄表紙とのかかわりを年表形式で確認しておくと――

・寛政二年(1790) 24歳の馬琴、山東京伝の食客となる。

・寛政三年(1791) 大栄山人名義 「尽用而(つかいはたして)二分狂言」で黄表紙デビュー。

・寛政五年(1793) はじめての馬琴名義の黄表紙本 「御茶漬十二因縁」刊行。

・寛政九年(1797) 「无筆節用似字尽(むひつせつようにたじづくし)」刊行。ベストセラーになる。

という感じ。

「南総里見八犬伝」の刊行は 文化十一年(1814)にはじまります。

1814年というと、ヨーロッパではナポレオンの終焉期ですかね。

 

感想②擬人化!

 

擬人化。

よく知らんのですが、

帝国海軍の軍艦を美少女にしてみたり

名刀を美少年にしてみたり、

最近そんなのがあるらしいじゃないですか? ねえ。

 

そういう「擬人化」が黄表紙の世界ではきわめてフツーであったことがわかりました。

 

「うどん/そば 化物大江山」

という作品は、当時大流行(だったらしい) そばを擬人化。

「そばこ」と、そばの薬味の「だいこん」」「かつおぶし」「ちんぴ」「とうがらし」が、

うどん童子という敵をやっつける、というお話。

 

「江戸のそば好き、上方のうどん好き」というのがこの頃からあったのでしょう。

最近では関東でもうどん優勢かもしれないですが。

 

ものすごい擬人化は 「辞闘戦新根(ことばたたかいあたらしいのね)」

これは

当時の流行語を擬人化する

というものすごいことをやってます。

 

登場人物は

・大木の切口太いの根→とんでもない。という意味らしい。一昔前の「じぇじぇじぇ」みたいなものかね。

・どら焼・さつまいも→おいしい。という意味。これは今でも使えそうね。

・天井みたか→降参したか。という意味。

・とんだ茶釜→驚いた。という意味。これも「じぇじぇじぇ」だな。

 

大木の切口太いの根はなんか切り株のお化けみたいなやつなので

「擬人化」というより 「擬妖怪化」みたいなものかね。

 

あらすじは

「大木の切口太いの根」が首領になって 出版業界に殴り込みをかけます。

(画工、彫師、版元などに襲いかかる)

だが、いにしえの出版業界のヒーローたち 牛若丸やら鉢かづき姫らに逆襲される、というおはなし。

 

感想③ メル・ブルックス的な……

 

黄表紙。名作のパロディが多いです。

「スターウォーズ」に対して「スペースボール」を作っちゃうメル・ブルックス的なやつです。

 

「桃太郎後日噺(ももたろうごにちばなし)」は

もちろん桃太郎のパロディで

桃太郎が鬼ヶ島からおとなしい白鬼を従者として連れて帰って来たというのが冒頭。

白鬼の角をとって、髷を結うと 色白の色男になって……というおはなし。

 

「時花兮鶸茶曾我(はやりやすひわちゃそが)」は 曽我兄弟の仇討ちのパロディ。

曽我兄弟が遊び人のどうしょうもない放蕩もので、という設定ですが……

 

桃太郎はよく知っているからパロディの意味もわかるのだが、

曽我兄弟となると 僕はよくわからない。

現代人はわからない方が多いのではないでしょうか??

 

 

感想④ マンガのルーツ。

 

これは……「マンガ」研究者はどういう見解か、わからんのですが。

マンガ文化の遠いルーツ=黄表紙

というのが、まあ、誰もが抱く感想なのではあるまいか??

 

絵:7~8割

文章:2~3割

という画面構成なんですわ。黄表紙というのは。

 

また、子供向けの草双紙というのから 大人向けの黄表紙ができてきた、というあたりなど、

マンガの歴史に似ているような気がする。

 

↑↑の画像は

「啌多雁取帳(うそしっかりがんとりちょう)」の一シーンなんですが。

主人公の金十郎というやつが「大人国」……巨人の国にまぎれこんでしまった、という

「ガリバー旅行記」的なところなんですけど……

 

宇田敏彦という先生の解説として

 蛇足ながら、本書の絵題簽(下)や(十二)の絵に見られる画面一杯の大柄な美人画は、現代の読者たるわれわれに、のちに独特の大首絵を完成した歌麿の先駆的作品として興味深いが、当時の読者もこれを驚きと感嘆でもって迎えたに違いないことを付記しておきたい。

(教養文庫 「江戸の戯作絵本(一)初期黄表紙集」284ページより)

 

ということですので、

歌麿、写楽の「大首絵」のルーツでもあったかもしれないようです。

 

感想は以上です。

まあ、ちびちび読み進めていきたいと思います。

旧三笠ホテル(岡田時太郎・1905)その1 牛久シャトーの匂いがする。

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10月の軽井沢旅行から かれこれ一か月経ってしまいまして――

 

……一生懸命思い出し 思い出し 書いていかないといけない。

 

ほんと、さっさと書かないとダメですね。

 

もとい、旅行の二日目は 朝から雨。

万平ホテルから 旧三笠ホテルへクルマでむかいました。

 

旧三笠ホテルの駐車場は 建物からけっこう離れたところにありました。

徒歩5分くらいだったとおもいます。

 

駐車場から三笠ホテルの途中撮った景色↓↓

 

どなたかの別荘でしょう。うらやまし。

 

竹内さん(誰かは知らない)の別荘の かわいらしい標識。

 

どうも売りに出されているようでしたが。

 

三笠ホテル到着。

外観はこんな。

 

紅葉は……見ごろを過ぎてますね。

 

建物。

あとで見直してみますと 屋根の軒を支えるブラケットとか

いろいろ興味深いディテールがあるのですが……

 

残念ながらほとんど外観の写真はなし。

けっこうザアザア降りだったものでねぇ……

 

これもT子さんに傘をさしかけてもらったようやく撮ったとおもいます。

 

重要文化財・旧三笠ホテル

 

1905年竣工だそうなので ちょうど日露戦争の頃の建物ですな。

 

ということは海の上では戦艦三笠が活躍していたと……

 

入口。はいります。

 

建物において

エントランスってかなり重要かとおもうのですが、

はっきりいって大したエントランスではなかったです。

 

あとエントランスから上方に主階段が伸びていくのですが、

これも大したものではなかった。

シロートでも設計できそうなレベル――

 

見学のしょっぱなはそんな感じで――

これは期待できないなぁ……

とおもったのですが、

 

段々おもしろくなってきました。

そんな不思議な建物でした。

はいってすぐの部屋に

いろいろ資料・説明が……↓↓

 

興味深いのは一番下の「番外編」ってやつで……

いわく、

 

古い洋館にはつきもののちょっとした怖いお話がここ三笠ホテルにもあります。真夏でも軽井沢は涼しく、浅間山の影響もあり昼間でも暗くなります。霧が舞い、来館者が一瞬とぎれ、貴方とお友達のみになった時、その場所が2階の1・2号室でしたら感覚を研ぎ澄ませてみてください。スキップしている女の子や、有島武郎氏、澁澤栄一氏に出会えるかもしれません。

 

だそうで――

 

おいおい。

幽霊がでるかもよ って

正々堂々かくなよ!

 

幽霊話につづきまして――

 

たぶん スタッフ用(??)なのかね、

急すぎる階段におどろかされました。

(注、上でけなしたメインの階段ではない)

 

この角度……今だと建築法規的にアウトなのではなかろうか。

うっかり足を滑らせたら死ぬぞ。

 

気づきますと、

 

この廊下のたたずまいとかにヤラれてしまっている自分がいました。

 

このピンク色がかった照明がいいです。

あと窓から見える緑。

 

なんかタルコフスキー映画の雰囲気を感じたのですが……

ロシアの建物はもっと重厚か??

 

ロビーに入っていきます。

 

雨の日+平日

というので 誰もいないんじゃないか? と期待したのですが、

 

・テレビカメラ&マンフロットの三脚を抱えた撮影班

・キヤノンの一眼をもったカメラマン、助手+花嫁&花婿(のモデルさん?)

 

という撮影部隊がいまして、

20年来のニコンユーザーのわたしには

キヤノンが目障り(笑)

でした。

 

あ。失礼。

若干 邪魔だったかなぁ などとおもいました。

 

あとご老人の団体客が バスからどやどやガヤガヤやってきたのですが、

こちらは一瞬で通り過ぎていきました。

たぶん次は白糸の滝に行ったのでしょうかね。

 

もといロビーです。

説明書きも律儀に写しましたので、

まあ、読んでくださいませ。

 

んー

天井がいいな!

 

などと万平ホテルの天井にがっかりしたわたくしはおもいました。

 

 

 

 

 

 

 

このカーテンボックスの説明ですが、

松と鶴 とかいわれても だいぶ高い所にあるので

わかりにくいです。

 

松と鶴ってこれね。

うちに帰って来て 写真を拡大してみてはじめてわかる、という↓↓

 

ここはなんだか居心地のいい空間でした。

 

 

 

 

この↓↓

窓の、なんというのか、ストッパーというか 鍵というか、

この部品は、

 

万平ホテルのパーツを同じでした。

これは前々回の記事にのせた画像↓↓

 

まあ、YKKのサッシの部品みたいに 当時はありふれたパーツだったのでしょう。

国産品だか舶来物だかなんだかよくわかりませんが。

 

このソファの場所は↓↓

 

なにか最近のドラマの なんとかいうシーンで使われたらしいですが、

興味がないのでメモってません。

 

が、なるほどいい場所を選びましたね。

 

 

この角度からの写真が、

このロビーの雰囲気を一番よく伝えているのではなかろうか。

 

などと自分ではおもいます↓↓

 

そうそう。

タイトルに「牛久シャトーの匂いがする」

などと書きまして、

 

そのことに言及していなかった。

 

はっきり申し上げて 建築的にどうこういう長所はないようにおもうのです。

この旧三笠ホテル。

 

でもなにか 個人的に魅かれるものがありまして――……

建物の中でも

「なぜかなぁ?」とずっと考えていたのですが……

よくわからなかった。

 

うちに帰って来て

「そもそも この設計者の岡田時太郎ってのは何者か?」

とおもいまして――

(はっきりいってビッグネームではないです。この人)

 

ググってみたところ……

 

なんとまあ。わがイバラキ県牛久市の……

僕の家から徒歩二三十分の……

 

牛久シャトーの設計者じゃありませんか。

 

(↑↑すみません。手持ちの画像がこれくらいしかなくて……桜メインの画像ですな)

 

三笠ホテルも牛久シャトーも……

建築的に、はっきりと、「ここがスゴイ!」っていうポイントはない……とおもう。

 

けれども端正ですっきりして、理知的で、なによりも

明るい!

というのが三笠ホテル・牛久シャトー

つまり、岡田時太郎の特徴か、ともおもう。

 

この人のお師匠の辰野金吾の作品と比べてみればわかりやすいかな。

辰野作品は なにかこう……夏目漱石的などこか陰鬱な

文学的に言うと 「明治の重み」みたいのを背負ってる気がする。

 

そこへもってくると、明るいね。岡田時太郎。

なにか重ったるい情緒だの感情だのは持ち込まないね。

 

まあ、建築にしろ文学にしろ、

本当におもしろいのはそういう部分だったりするわけですが。

 

えー、ググってみても情報があまりに少なく、

岡田時太郎という人の人物像はまったく浮かんでこないのだが、

 

明るい人だったのではないかな? と勝手に想像する。

 

代表作の「三笠ホテル」「牛久シャトー」(これくらいしか作品がないようだ)

この二つとも 愛されて生き残っているあたりも、

岡田時太郎の性格のあらわれではないか?

(と、これまた勝手に想像する)

 

きっとみんなに愛される人物だったのではないかな。

(けど深みはないかもしれない、と、これまた勝手に想像する)

 

 

 

その2につづく。

 

いろいろ部屋をみてまわります。

はたして幽霊少女には会えたのか??

旧三笠ホテル(岡田時太郎・1905)その2 トイレと幽霊と。

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その2です。

 

まずは1階をうろつきます。

 

どれだけおまえ、万平ホテルのしょぼい天井&照明にがっかりしたんだ……

という画像↓↓

 

そうそう、これくらいがんばってくれないと。

これだってそうコストはかかってないだろうに。

いい雰囲気です。

照明のスイッチだとおもう↓↓

いつごろの製品なのだろうか。

電気配線の解説↓↓

 

エントランス近くにあった

ペンダントの解説↓↓

 

ははぁ あのピンク色がかった色は 「金」で作っているらしい。

 

昔のボーイさんは大変だった、という図↓↓

 

でも、西洋人はあんまし風呂とか入らないようだから

そんなに大変でもなかったか?

 

廊下の端正なたたずまい↓↓

 

 

 

 

↓↓サンルームの窓

 

向うに見える建物はトイレ。

旧三笠ホテル内には稼動しているトイレはなく、

用を足す時は 館外のこのトイレを使います。

 

サンルーム。

 

岡田時太郎。

とにかく「円」を使う人だな ということがわかる。

 

クラシック建築だからそれは当然だろ。とおっしゃる方もおられるだろうが、

ここはやはり 岡田時太郎の「円」満な性格に由来していると 勝手に想像したい。

 

 

 

あと、なんか思い出してしまったのは

村野藤吾っちの 箱根プリンス――↓↓

 

エレベーターホールの美しさが印象に残っているのですが、

これは村野流の「サンルーム」だったのか?

 

いえ、別に「三笠ホテルの真似をしている」 とかいうことではないですが。

西洋のホテルとかお屋敷では こういうサンルームをつける、という伝統があるのかな。

 

三笠ホテルに戻りまして――

 

前回、トマス・ピンコの野郎が酷評した主階段……↓↓

 

んー平凡というか アグリーというか……

 

のぼって2階へ。

 

ピンク色のペンダントが美しい。

 

2階の エントランスの真上の部分です。

かつてポーチがあったらしい。

 

「何等かの事情で今はない。」

というのは名文(笑)

 

なんか人に言えないような事情でもあったのでしょうか(笑)

 

2階のサンルーム↓↓

 

つくづく女性的な建物だなぁとおもいます。

 

辰野金吾の男っぽさとは真逆。

 

どっちかというと女性的な感性の岡田時太郎。

(もちろん、性的アイデンティティのはなしではなく、作品の質のことをいっている)

 

よくまあ男くさい辰野金吾の弟子になったものだとおもうが、どうも同郷という縁らしいです。

(佐賀の唐津……肥前の唐津藩)

 

あーそうだ。

建築的にみどころはない、というようなことを書いたような気がするが――

 

トイレはすごかった。

男性用ですが↓↓

 

広い空間に 小便器がポツンとひとつ!!

 

――

んー、ここでオシッコしてみたい……

 

男性の皆さんはきっとそうおもうはず(笑)

 

こっちは女性用。

男性用もそうだが、なんかムリヤリ押し込んだようなへんてこな配置です。

 

あとでトイレを追加したのかな?

岡田時太郎はこのトイレには関わっていないのかもしれない??

 

2階の客室。

 

大きくとられた窓。

 

 

 

とつぜんシグマの魚眼の存在を思い出したトマス・ピンコでありました……

 

主階段を撮ってみる。

 

客室を撮ってみる。

 

ディスタゴン25㎜に戻す。

 

このピンク(照明)と緑の組み合わせがいいな。

 

 

 

また魚眼に戻す。

 

実は……ですね。

前回ちらっと言及した キヤノンの一眼のカメラマンの一行が――

幽霊のいる 1号室2号室のあたりで撮影会をしてまして……

 

幽霊を見に行きたいのですが、

なかなか見れないので 時間をつぶしているという恰好です。

 

ううむ、許すまじキヤノン……

あくまでニコン様の邪魔をするか……

 

あ。そうそうこれが↓↓

唯一オリジナルのペンダントのようです。

 

あとはレプリカらしい。

 

あと、岡田時太郎の「円」好きがよくわかる部分でもあります。

 

いっそ螺旋階段にすればよかったのにね。

とかおもうが、そこまでの技量はなかったか?

予算の問題か??

 

 

 

↓↓この階段脇の ひし形みたいな窓はなんともアグリーですね。

 

性格「円」満な岡田時太郎、やはり「特異点」のデザインが下手くそだったのか?

 

エントランス→外部から内部へ。内部から外部へ。人を導く特異点。

階段→あるフロアからあるフロアへ。やはり人を導く特異点。

 

岡田時太郎が、一流になれなかった原因はここらへんにあるのでしょう。

そういや牛久シャトーもエントランスはごまかしているなぁ、あれは。

 

 

 

ん。そろそろキヤノンのカメラマン一行がいなくなったらしい。

幽霊少女に会いに行こう。

 

 

 

噂の1号室。

 

2号室。

 

おそるおそる入ります。

 

や。鏡がかけていたりするのは

なんとも雰囲気があります……

 

んー

 

たしかになにか落ち着かない感じはする……

 

その「なにか」の正体はわからないが。

 

ずいぶんかわいい暖炉がついてます。

 

幽霊少女には会えなかった。

だが、まあ、写真には何か写ってるかもしれない。

 

とかおもいつつ、三笠ホテルをあとにします。

 

 

□□□□□□□□

 

帰宅後 写真をチェックしてみても なにも写っているはずもなく――

 

かわりに気づいたのは……

 

あ!

壁のモールディングがずれてる……

 

ということだけでした。

 

だがまあ、

あの部屋にいたときに感じた

なにか落ち着かない雰囲気の原因というのは……

 

案外、この「ずれ」なのかもしれない。

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