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中銀カプセルタワービル(黒川紀章)

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「中銀カプセルタワービル

黒川紀章建築都市設計事務所

中央区銀座8-16-10

用途:集合住宅

竣工:1972年4月/延床面積:3091㎡」

「60年代を中心に建築の時間的な変化(新陳代謝)の可能性を追求していたメタボリズムグループの思想を、その中核にいた黒川がプレファブリケーションにおいて実現させた作品。すべての家具や設備をユニット化し、2.3m×3.8m×2.1mの住居カプセルに納め、2本の鉄骨鉄筋コンクリートのシャフトにボルト接続させている」

(TOTO出版「建築MAP東京」113ページより)



…のだそうだ。


大まかな構造をいうと、

中心に鉄筋鉄骨のシャフトがあって。

その「背骨」にたくさんの「カプセル」

直方体の住居部分が突き刺さっている、と。

そんな感じなのだわ。


竣工1972年。ベトナム戦争がようやく終わったころかね。

まだ終わってないか?

確かに四十数年の年月は感じさせる。はっきりいってボロい。

中身はどうなんだろうな。

んーすごくみてみたい。


なんか窓ごしにみえる洗濯物の感じは

汗臭い独身男子の集団、という感じだがね。


あと、このビル、網がかかっていたよ。

修復工事でもするのだろうか?

もしかして…ぶっ壊す?


女性の足は、網目模様に包まれているとセクシーだったりするが、

建築はそういうわけにはいかない。

見づらいだけだね。




望遠ズームで「パンチラ」撮ってみた。


「スカートの下の劇場」


んーなんか「いけない」ところをのぞいてしまった感じ。

「秘所」ですな。

んもー、なんか汚れてるわね。

だからお母さんがあれほどいったでしょ、

下着はいつもキレイなものをはきなさいって……

いや、もとい、

排水パイプとかでしょうね。

空調とかどうなってるのかしら。1972年でしょ?

どうなの?エアコンとかあるの?



しかし……


かっこいいい、の一言ですな。



大友克洋っぽいね。

AKIRAの金田君のバイクとかが停車していても不自然ではない。


あとスターウォーズのファルコン号の雰囲気もあるな。

1972年だから…スターウォーズよりずっと前になるんだな。




まー、以上のダラダラした文章でお気づきのことと思うが、

僕、「黒川紀章」知識はまったく、ない。


僕がヒトにひけらかすほどの知識がある建築家は、

ある程度の本を読んだアーキテクトは、


・フランク・ロイド・ライト

・ミース・ファン・デル・ローエ

・磯崎新


ぐらいなもんである。

それ以外だと……

ジュゼッペ・テラーニは好きだし、アンドーも、ま、かっこいいとおもう。

原広司、大好き。というかコルビュジエ御大も最近とても気になっている。

あと丹下大先生も気になってしかたない。


だが「黒川紀章」とは今まで接点はなかった。

六本木の美術館をいつだったか、このブログでけなしたくらいだろうな。


知識がない。

どんな人か良く知らない。


黒川紀章――菊竹清訓と並ぶメタボリズムの代表者。


…以上。


あ。あと若尾文子たんのダンナ、ってことくらい。




んー…


やっぱし建築はいろいろ見とくべきだねーー



六本木の美術館で終わっていて、

これを見なかったら、


「あ。黒川紀章?――興味ない」


で終わっていたことだろう。


1972年のクロカワは

これほどまでにとんがっていた。


いや、本では知っていたよ、本ではね。


でも実物みとくべきだね。



なんか「感覚」に直接訴えかけてくる建築だね。


大きなキノコがニョキニョキ生えてくるような…

シメジとか、あれ系の…


ニョキニョキ感が快感なの…


あといろいろ書きたいことがあるが、


「メタボリズム」とはなんなのか?


とか。


あと、偉大なる父「タンゲケンゾウ」とその息子たち…

「イソザキアラタ」「クロカワキショウ」の関係性、とか…



でも次回にまわそうとおもう。


こっから、歩いてすぐ、


おなじ通り沿いに


黒川のお師匠、丹下健三の「静岡新聞・静岡放送東京本社」があるのだな。


そうそう一階はコンビニの「ポプラ」が入っている。


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