とうとうカールツァイスである。
泣く子も黙るカールツァイス。
ニコン使いのオレちゃんが、
まさかカールツァイス使うようになるとはねぇ…………
こんな日が来るとはねぇ…………
ありがとう、コシナさん。
(カールツァイス作ってる日本のメーカー)
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え、さて、
いままでニコン製のレンズしか使ったことのないトマス・ピンコ。
初カールツァイス。やっぱし標準レンズがいいだろう、と
当初は PLANAR T*1.4/50mm
を買おうとおもっていたのだが、
マクロプラナーがどうやらあまりに評判がいいようですので、
奮発してマクロプラナーにいってみました。
プラナー50㎜の約2倍の価格ですが……
はたしてその価値はあるのか?
以下いろいろ撮ってみました。
いや、その前に――
こんなかっこええ箱に入ってます。
「コシナ」の名前はどこにも入っていません。
いいのか、悪いのか?
ニューFM2に装着してみたところ。
重量感。
ザ・金属という(なんじゃそりゃ?)質感。
たまりません。
物騒なはなしですが、
ピストルいじってる感じ。
プラスチックだらけのいんちきカメラ(およびレンズ)とは
この日本生まれ、ドイツお嬢様は、まったく出自が違うようです。
あ。重量感、と書きましたが、
「お、重い……」というのはありませんです。
扱いやすい重さです。
ただ僕はけっこう腕力があるほうなので、アテにはしないでください。
す、すごい……
とおもいましたのは、
レンズに数字ありますでしょ。
あれプリントじゃないの。
数字を彫って、そこに塗料を流しこんでる……
スゲー……安っぽいところがどこにもない……
今まで完全ニコン党だったが、
この完璧な質感をみると……うーむ……
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以下、マクロプラナーでいろいろ撮ってみました。
カメラはニコンD800です。
画像はまったくいじってません。撮って出し、です。
虫嫌いの方にはもうしわけない――
シボリアゲハ。
ブータンだのミャンマーの奥地だのにいるそうな。
そこらへんにいるアゲハよりちょっと大きいちょうちょ。
ここまで近寄れる……
24cmまで近寄れる、とか。
あ。ちなみにわたくしマクロレンズ使うのはじめて。
こんなに近づいて撮れるの??
とけっこう驚きました。
ぬいぐるみをちょろっと撮っただけで、
なにやらゲージュツ的な雰囲気。
これはいいです。
ここらへん、専門用語でなんというのか知りませんが、
シャープに写って欲しいところはシャープに、
ボケてほしいところはきれいにボケる。
このバランスが……ボケとシャープさのバランスが
なんとも絶妙な気がする。
部屋の中の小物をちょろっと撮っただけで、
なんかいい雰囲気の絵になってしまうとは……
奮発してよかったーー
ブーツもやけに艶めかしく写る。
Redwing9022
以上、マクロレンズとして使ってみましたが、
ポートレート用としても優秀なようです。
ゆり坊。
やっぱしボケの雰囲気に品がある。
などとおもうトマス・ピンコであった。
ああ、そうそう。
もちろんマニュアルフォーカスです。
しかし個人的にはニューFM2で
さんざんマニュアルフォーカスの鍛錬は積んでいるので、
まったく苦にならない。
AFしか使ったことない人は苦労するかも。
あと、マクロ側(近接撮影)ではけっこうシビアなピント合わせが要求される。
のですが、
ポートレート、風景撮影ではそれほどシビアではないようです。
んーというか、マクロレンズってそういうものですか?
ふつう?
さいごに
赤ん坊、など。
甥っ子です。
生後そろそろ三か月。
やわらかな描写がたまらん。いいレンズ!!
お手手も
ここまで近寄れるのであった。
ただ……
今は動かないからいいけど。
動くようになると、マニュアルフォーカス、キツいかしら……
ゆり坊+赤ちゃん。
結論……
これはスゴイ。カールツァイス。マクロプラナー。
悪いけど、手持ちのニッコール50mm
お役御免……(す、すまん)
今回はずっとウチにこもって撮りまくりましたが、
そのうち外に持ちだして撮ってみたいとおもいます。
風景写真などどう撮れるのか?
案外、風景はダメだったりするのか?
やっぱり良いのか?
楽しみです。