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黒船亭の冷製ポタージュスープ・上野で撮った写真を強引に解説する。

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わたくし、実は――

ちょっとした病気を患ってまして……

 

病名は

「何か月かに一度 黒船亭のハヤシライスを食さないと死んでしまう病」というやつで……

つい先日も、この病気が再発したと思いたまえ。

 

で、いつもは、単品のハヤシライスを頼んで、ライスをおかわりするのですが、

 

今回。ボーナス直後で太っ腹なトマス・ピンコの野郎が、

生意気にも「ハヤシライスセット」を頼んだところ……

しょっぱなから出てきたのがこれ↓↓

 

「な、なんじゃこりゃー!!」

とおもっておもわず写真を撮ってしまったのですが……

 

日頃外食が多い方にとっては、こういうのフツーなのでしょうか??

冷製スープってこんな??

トーキョーの人は毎日こんなオサレなスープをすすっているのかい??

 

はじめはウェイターさんが間違えて 他の人のデザートを持ってきたのかとおもったのだが、

デザートではなく、

「冷製ポタージュスープ」とかなんとかおっしゃっている。

 

どう食していいものか、わからないので 聞いたところ。

スープの部分をある程度食べてから あと野菜をすくって食べる、というようなことらしい。

 

スープの部分をある程度食べる、というのは、

上の部分は天目茶碗みたいな形してるわけよ。

スープがたくさん入っている状態でテーブルの上に置いてしまうと、

コロンとこけて、スープがテーブルの上にぶちまけられてしまうわけよ。

 

んーなんだかすごいものを食べてしまった。

あ。下の野菜部分ですが、

ただの水にレタス、パセリ、ミニトマトなどが浮いている構造です。味はとくになかったです。

いや、おいしい野菜でしたけど……

 

□□□□□□□□

あとは上野で撮った駄写真を載せます。

全部 コシナ・ツァイスの Makro-Planar T*2/50 というレンズを使いました。

 

カメラを御存じない方には意味不明なこと書きますが、

最近 絞り開放 もしくは開放近くで撮るブームが 僕の中で発生しておりまして

↑の冷製スープも f/2.5 です。

 

 

解説。

斜めの構図を採用することで 第二次大戦後の藤田の不安感を表現しました。

さらに 絞り開放(f/2)で雲を写し込むことで藤田にしか出せないあの「白」を背景に取り込みました。

このように街中の何気ない光景も 撮影者の意図によって芸術的表現にまで高めることができます。

 

……

→あ。すみません。ウソです。

藤田嗣治展やるんだー、とメモ代わりに撮っただけです。

絞り開放も先述のとおり、最近は開放にしっぱなしなだけです。

 

前川國男先生の東京文化会館を撮りました。

 

 

またまた解説。

背景の国立西洋美術館が実はこの作品の中心です。

前川國男(東京文化会館)とル・コルビュジエ(国立西洋美術館)の師弟二人による建築空間を

絞り開放(f/2)によってやわらかく表現しました。

f/8あたりの硬質な表現では 50~60年代のモダン建築の持つレトロな雰囲気を表現しきれません。

 

……

…えー、と。

→また大ウソ。

単に絞り開放ブームがきているだけです。

帰宅後、画像の整理をしているときに、「お。国立西洋美術館が」

というあたりまえのことに気づきました。

撮ってるときに気づけよ。

 

 

 

なんかパンフレットがいっぱいありました。

 

これも絞り開放なんですが……周辺光量落ちがすさまじいですね、このレンズは。

あ。カメラに興味ない方、スルーしてください。

 

で、上野に行くと、この人はトーハクに行きます。

で、

トーハクに行くと、谷口吉生先生の法隆寺宝物館にまず行きますな。

 

ちょっとレトロ調な色合いに現像してますが……

ツァイスレンズの周辺光量落ちと、なんだか相性がいいような気がするもので……

 

ああ。ただのノスタルジーともいいますが。

 

 

あくまで解説。

背景に写る古風な日本建築と、ハイパーモダンな谷口建築。

そして水面の波紋。

この二つが時の流れを象徴しています。

そして「柱」と水面を渡る「通路」

この二つが空間を象徴しています。

撮影者は細心の注意によって、一枚の写真に世界全体を写し込むことも可能なのです。

 

 

……ああ、はいはい。

あんた、「あ、暑い」とかいって しゃがみこんだついでに撮っただけでしょ!

 

でも、なんとなくわかったのですが、「絞り開放」にすると、

なんかアートっぽく撮れるんですよね~

アーチスト気取りの写真が撮れるんですよね~

 

あと、平常展もちゃんとみました。

 

鍋島焼 好きです。はい。

 

うちわ、とかはじめてみた。

ガイジンさんが食いついてた。

 

というか、トーハク……上野……

日本人率低すぎだろう……

 

高円宮コレクション 根付。

いいですね。毎度見入ってしまいます。

 

肉球まで……

 

解説(これで最後)

手前側に古風なデザインのライト。奥にかすかに人物を写し込むことで

この建築の静謐および大きさを表現しました。

ツァイスレンズの周辺光量落ちが、

1930年代建築のもつ時の重み、さらにはかつて存在した大日本帝国という亡霊を

見事に写し取っています。

 

……

…んー、なんかこのムリヤリ強引解説。

カメラマン気取り解説。おもしろくなってきたぞ。。。。

 

ちなみに背景の人物には 帰宅後PCの画面ではじめて気づきました。

ただなんとなく照明器具を撮ってみただけ。


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