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万平ホテル(久米権九郎・1936)その1 メインダイニングでランチ

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10月23日(水)から 2泊3日で軽井沢に行きました。

例によって撮りまくった写真をべたべた貼ります。

 

2泊とも万平ホテルにお世話になりました。

1日目→アルプス館

2日目→ウスイ館

に泊まりました。

 

が、いろいろ予想外の事が起きまして……

 

①台風19号のおかげで新幹線の切符がとれなくなる。

→例の水没しちゃった新幹線の映像を思い出します……

おかげで、クルマで行くことになりました。

 

②例の豪雨(千葉で大災害をもたらしたアレ)に出くわす。

→晴れたのは1日目だけでした。

帰り道の高速は悲惨でした。

 

③期待していた紅葉はおもったほど進んでなかった。

→ご覧の通り、万平ホテル周辺はまだ紅葉のはじめ。

いっぽう、(あとあと紹介するとおもいますが)旧・三笠ホテルは紅葉のおわり、

という、なんかタイミングが悪い時期に行ってしまった。

 

とにかく天気に恵まれなかったのですが、

まあ、でも楽しかったです。

 

クルマでも軽井沢に行けるのだな、とわかったのも収穫か。

んーでも 次回は電車でのんびり行きたいけどね。

 

えーホテルに入りまして――

かの有名な亀のステンドグラス。↓↓

 

もともとは亀屋旅館といったらしい。

 

亀ちゃん。

フロントのすぐそばの階段室にあるのね。

こういうことは実際に行ってみないとわからない。

 

フロントから入口をみたところ。

 

右側。ガラスの向こうはカフェテラスです。

 

フロントから売店の方向をみたところ↓↓

左手にあるのは メインダイニングのステンドグラスです。

 

カフェテラスの入口あたりから

フロント 階段室をみたところ↓↓

 

真ん中付近 足もとにストーブが置いてありますが、

2日目3日目はストーブがないと寒い位になりました。

 

1日目の昼間は活躍してなかったですね、ストーブ。

 

えー……

ここらでトマス・ピンコの偉そうな感想をさし挿みますと……

 

万平ホテルのロビー・フロントは そうたいした空間ではない気がしました。

旅行ガイドやらなにやらに載っている写真をみて

で、現地に来てみると、

「あれ……」

とおもわれる方が意外に多いのではなかろうか。

 

んーというのも、

天井の安っぽいパネルが足を引っ張ってる気がする……

正式名称は知りませんが

なんか、田舎のお店とか事務所とかの天井に貼ってありそうな、

この白いパネルね↓↓

 

あと照明も、どんくさい気がするな……

 

柱や窓枠の木材の質感はたまらないんですけど。

 

ステンドグラスも、唯一無二なのですがね。

安っぽい天井が足を引っ張ってないかい??

 

これはカフェテラス入口のステンドグラス↓↓

 

街道沿いの茶屋かね。

それがジョン・レノン伝説が語られる万平ホテルのカフェテラスになりました。

……ということか。

 

カフェテラスは 2日目行きました。

ので、あとあと書くとおもいます。

 

ロイヤルミルクティー……おいしかった……

 

バー のドア。

なんとなくフィルム・ノワールの映画にでも出てきそうな雰囲気です。

ハンフリー・ボガードとかが似合いそうな。

 

左手に進むとトイレと喫煙所がありました。

 

T子さんも僕も酒を飲まないので

足を踏み入れませんでした……

 

んー、そもそも飲めないヤツが入っていいのでしょうか?

 

13時ごろ到着しまして……

まずフロントで手続き。

 

そのあとメインダイニングで昼食。

 

メニューです。

 

水。

背景にボケてるのが中庭。

 

かの有名な(?)木札。

 

お会計のときこれを持っていく。

 

いろいろな花の模様が彫ってあります。

 

付け合わせは 福神漬けのみ、というのは気に入りました。

 

個人的にらっきょうはあんまし好きではないので。

 

僕の頼んだ

「国産ビーフときのこのソテーとライス カレーソースと共に」

 

牛肉おいしかったっす。

 

カレーのアップ

 

T子さんの頼んだ

「信州産福味鶏もも肉のカツレツとライス カレーソースと共に」

 

カレーソースと共に

っていうのがなにやら天下の万平ホテルのプライドを感じましたね。

 

ごはんの盛り方も特徴的ね。

 

んー!

かわいすぎるカスタードプリン……

 

おいしかった。

 

レモンティー。

 

ティーカップはたしかノリタケだったとおもう。

(間違ってたらすみません)

 

中庭の様子。

 

こんな晴れてる様子をみたのは

このランチの時だけであった……

 

あとはザアザア降りでした……

 

えー、回転する窓の構造↓↓

 

「フロント・ロビーはたいしておもしろい空間ではない」

などと偉そうなことを書きましたが、

 

たぶん、久米権九郎という人の性格って

ゲージュツ家寄りではなくて、

エンジニア寄りだったのではないかな、

というのがよくわかるディテールという気がする。

 

つまり、

美しい空間がどうたらこうたら、なんていうことは興味がなくて、

 

「空気の流れ」とか

「内部に差し込む光の量」とかを

すごくメカニックに調節することに興味があったような、そんな気がする。

 

折り上げ格天井も、おもったより華やかさを感じなかったのですよね。

なにか、

「工学的にこれが一番合理的だから……」

というのが久米先生の攻め方のような気がする。

 

↓↓お会計の……

 

なんていうのおカネを置くお皿です。

こういう凝りようというのはさすが……

 

折り上げ格天井。

 

2日目の夕食でようやくこの下で食事ができました。

夜の雰囲気はたまらないです。

 

ステンドグラス。

煙を吹いているのは浅間山でしょうか。

 

えー

その2につづきます。


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