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国立映画アーカイブ②・海老屋総本舗・ニコニコ亭(牛久)

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国立映画アーカイブの記事。後編です。

 

会場内あちこちで、小さな液晶モニターで いにしえの名品を紹介していたが、

それとは別に16mm映写機での映写もありました。

 

こんな機械が 30分ごとにオートマチックに作動するわけです↓↓

正直、動作音がうるさいですが、

(カタカタ・ゴトゴト・ガチャン、といったような感じ)

自動車すらおとなしい現代に、また良し。

 

 

 

内容。

1941年に作られた「日本映画史」というフィルム。

解説中の「映画法」↓↓に関しては 他の場所で展示もあったが、

あまり興味ないので写真は撮ってません。

 

ナチスドイツがいい例だが、国家が映画なるメディアに異常に関心をもっていた時代だったのであろう。

けっきょく ハリウッドにはどうやっても勝てなかったわけであるが。

 

 

 

「ドイツ映画の勝利」――ねぇ……

カリガリ博士

そんなに大したものとは思いませんが。

 

でも、日本への影響は大きかったのかな。

 

意図したわけではないんですが、

次もドイツモノ。

 

個人的には、

日本人のドイツ崇拝ってなにか異常じゃね?――

誰か偉い人に、全面的に解剖していただきたい「病理」のような気がするんですけど……

 

こういうモノを見ちゃうとねえ。

やっぱしドイツはすごい、となっちゃうのもわかる。

アスカニア撮影機↓↓

 

あとで紹介する

アメリカ製の「ミッチェル」があまりにデカい

ということもあって、

このアスカニアの可憐さには魅かれてしまう。

 

あと、自分の撮影機材。

Gitzo三脚+ニコン・デジタル一眼レフ+ニッコール望遠ズーム

と似たり寄ったりのサイズ感なので

 

これだったら操作できる。

とおもえるのである。

ミッチェルは何が何だか想像すらできない……

 

Askania K.K.

TOKYO

 

とあるのですが、東京の代理店のことなのか?

日本でライセンス生産していたのか?

よくわかりません。

 

ひたすらマイナスねじというのが いい時代です。

レンズはカールツァイス。

 

テッサー210㎜ F3.5

この時代では最高峰の望遠レンズだったのではあるまいか?

 

カールツァイス(マクロプラナー50㎜)で

いにしえのカールツァイスを撮る、の図。

 

満州における撮影風景。

 

満映……満州映画協会関連の展示も少しありました。

ご存知 李香蘭/山口淑子↓↓

 

最近、とくに理由はないのですが、

李香蘭やら 甘粕正彦やら 満州関連の本を読みふけっているので

そういう自分からすると、なんか物足りない展示。

 

まあ、

日本映画の黒歴史

という扱いなのかな。

 

山口淑子主演作品は クロサワの「醜聞」しかみてないので

今後いろいろ見ていきたいとおもいます。

清水宏作品にもでてるよね。

 

コニカラー という

んー ブサイクな機械。

 

アスカニアやらミッチェルやらと比べると、あまりにブサイク。

メイドインジャパンのクオリティはまだまだ低かった。

 

これはナトコ映写機。

 

宇多丸さんのやってる「日本映画の歴史」解説によると

戦後間もなくの日本を知ってる じいさんばあさんの世代だと

「ナトコ映画」というワードは馴染みがあるらしい。

 

サウンドというから 音も出るのでしょうねえ。

このサイズですごいな。

 

えー、で、

これがミッチェル

です。

 

一言

デカっ!

です。

 

解説を読みながら

いろいろ操作方法を想像したのだが、さっぱりわからない。

 

頭脳明晰なトマス・ピンコ(笑)がわからないのだから、

おそらく誰も理解不能なのではあるまいか??

 

イラスト付きの解説を希望します。

ボディをスライドさせて云々、といわれてもなんだかわからない。

 

これはファインダー??

 

カメラ、というより

天体望遠鏡の仲間、という感じがする……

 

正面から見ると、

装甲騎兵ボトムズ

なんである。

 

幾多の戦場をくぐりぬけて来た

歴戦のロボット兵器――

としかみえない。

 

宮川一夫先生みたいなガッチリした体格の人が操作するのは想像できるが、

厚田雄春先生みたいなスリムな人が操作するのは想像できない。

 

ターレット式、ということよね?

ここらへんもボトムズしてる。

 

とにかくこいつは一見の価値があります。

実物をみないとわからない、というモノもある。

 

たださっきも書いたが イラストなり映像なりで

操作方法を解説してほしい。

 

えー、なにがなにやらわかりません。

想像もつかない。

 

戦後の作品の扱いは小さかったです。

 

デコちゃんのアレ↓↓ です。

 

大松竹の壮挙!日本最初の

総天然色映画

 

「大松竹」って自分でいってる(笑)

 

これもカルメン関係。

フィルムを使った豪華なしおり。

 

解説不要ですね。

ゴジラってこんなにかわいかったっけ?

 

ミゾグチのデスマスク。

日本映画の黄金時代は終りを迎えます。

 

ミゾグチもオヅも 60歳前後で亡くなってる。

 

小津の場合、戦時中に毒ガスを扱っていたのが

早死にの原因かもしれないですが。

 

以上、国立映画アーカイブでした。

 

□□□□□□□□

当初の予定ではさっさと帰宅するつもりでしたが、

まだ時間がはやかったもので、

銀座線で浅草へ。

 

かっこいいフネ。

乗りたい。

 

海老屋総本舗さんで

たらこのつくだ煮を買って帰りました。

 

夕食はいつものニコニコ亭(牛久)

 

いつもの棒棒鶏。

というか、「いつもの」で通じてしまう(笑)

 

以下、どれも美味なのでいちいち解説はしません。

 

春巻き。

 

エビチリ。

 

これは、最近新しくはじめたやつで

たしかエビマヨ春巻き。

 

中身がみえないと意味がないね。

 

コーンスープ

 

カニ入りチャーハン

 

酢豚

 

酸辣湯麵。

 

杏仁豆腐

 

――と食べ散らかして一日が終わりました。


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