今野緒雪「マリア様がみてる」感想 その3
なんか、コバルト文庫について熱弁しております……今回はレヴィ・ストロースとか引用しちゃいますよ。 □□□□□□□□えー前回。〈マクガフィン〉〈対象a〉についてみていきましたので―― その3、その4で◎福沢祐巳ちゃんの曲がったタイ=〈マクガフィン〉=〈対象a〉この公式を確認していこうと思います。なので、批評対象は 1巻目の「マリア様がみてる」が中心となります。...
View Article今野緒雪「マリア様がみてる」感想 その4
今回こそ、◎福沢祐巳ちゃんの曲がったタイ=〈マクガフィン〉=〈対象a〉なる公式を証明(?)していきたいと思います。 ――というか、こんな意味不明な論考、いったい誰が読むのかね? という感じですが。 ……ま、そうね。夏休みに読書感想文を書かなきゃいけない、そこの君。トマスお兄さんのブログ記事を丸写しにして先生に怒られましょう!! □□□□□□□□...
View Articleゆりたんのすべて その76 ZEISS DISTAGON T* 2/25
9月に ちょっと旅行に行きたい ということもあり…… あー……我慢ができず……きゃー…… もう1本 カールツァイスのレンズを買ってしまいまして――……(コシナ・ツァイスというべきか) Distagon T* 2/25mm ZF.2 ディスタゴンです。はい。広角です。 28とか35とかならわかるが……25㎜って、中途半端な数なんだよ!というあなた、正解。...
View Article今野緒雪=小津安二郎 「マリア様がみてる」=小津作品。
とうとう、とんでもないことを言い出しましたが…… 気づいてしまったからには仕方がない。なぜ、わたくしがこれほど「マリみて」に、はまってしまったのか? これはもう 「今野緒雪=小津安二郎」 という公式を提示するよりほかないわけです。 □□□□□□□□以下、証明なのですが……まずは「少女小説」の歴史における、「マリア様がみてる」の特異性というのをみていきたい。...
View Article今野緒雪「マリア様がみてる 黄薔薇革命」感想
趣味の「マリみて」研究。1冊1冊感想を書こう――などと決心してしまったようです。この人は。 1巻目「マリア様がみてる」 (通称「無印」)は、さんざん感想を書きましたので、今回は、2巻目「黄薔薇革命」です。 ま、「なんかやってるな」と無視してくださるのが一番です。 ①あらすじ、というか山百合会の「構造」の変遷。……まずは文庫のカバーの解説を丸写しします。こんなあらすじです。...
View Article月を撮る。がうまくいきません。(NIKKOR70-200mm f/2.8)
ニコンが 「Zマウント」とか言い出しました昨今、いかがお過ごしでしょうか? ニコンって、この世で何が起ころうとも「Fマウントは永遠に不滅です!」って言い張る会社かとおもいこんでたのですが…… ――あ、すみません。世の中の大部分の方には どうでもいい話でしたね。 とにかく、一眼レフの時代はもう終わり? なんでしょうかね。やはり。ーー…… □□□□□□□□ せっかくいい三脚を買ったのに...
View Article今野緒雪「マリア様がみてる いばらの森」感想
趣味の「マリみて」研究。ほぼ自分向けの読書メモをぐたぐた書きます。 3巻目「いばらの森」です。 内容は「いばらの森」と「白き花びら」の中編二本立て。 あらすじは――例によって カバーに書いてあることを引用しちゃいますと…… 期末試験で落ち着かない学園に、驚くべき噂が流れた。 リリアン女学園をモデルにしたと思われる自伝的小説が出版され、...
View Article続・やくしまるえつこ 「ひとつ半」
いえ、ものすごく些細なことなのですが、ね――ジャック・ラカンの言う「手紙はかならず宛先に届く」 というのはこういうことなのか?? □□□□□□□□2011年9月17日の当ブログの記事……やくしまるえつこ 「ひとつ半」というのが 最近妙にアクセス数が多く、ひそかに気味悪がっていたのですが……...
View ArticleANA386便(エアバスA321) 忍者レフの効用(?)
ようするに……ヒコーキの窓から 「忍者レフ」なる小道具を使用して写真を撮ったよ。というおはなし。撮影日 2018年9月29日(土) つい先日旅行に行きまして、米子鬼太郎空港から羽田空港まで ANA386便で帰ってきました。米子空港12:15発。 機体はたぶん エアバスA321 ……だとおもう。もし違ってたら教えてください。 忍者レフ とはこんなものです。↑↑...
View Articleサンライズ出雲(下り) シングルデラックス その1
2018年9月26日(水)サンライズ出雲(下り) A寝台、シングルデラックスの様子です。天気、雨。 使用レンズは Carl Zeiss Distagon T*2/25 ZF.2 が主です。たまに Carl Zeiss Makro-Planar T*2/50 ZF.2 を使ってます。 ま、画像を見ていただいて...
View Articleサンライズ出雲(下り) シングルデラックス その2
えー、続きです。 サンライズ号。乗る前に心配だったことが 2点あるのですが――①周囲の部屋の物音、喋り声等聞こえたりしないか? うるさくはないか?②けっこう揺れないか? 答えを書くと……というか、以下、個人的見解ですが、 ①周囲の部屋の物音、喋り声等聞こえたりしないか?...
View Article一畑電車・出雲大社前駅(1930) その1
旅行のはなし、つづき。 たかだか山陰地方に三泊四日で出かけただけのことですが、基本、うちに引きこもりのわたくしにとってはものすごい大イベント。 サンライズ出雲→ばたでん(一畑電車)……この展開ですと、次は出雲大社、なのですが、 すみません。出雲大社の写真はほとんど撮ってません。 その理由を以下に書きますと――...
View Article今野緒雪「マリア様がみてる」の元ネタは、吉野裕子「蛇」である。
久方ぶりの「マリみて」研究です。旅行の記事は 写真の整理がまったく進まないので 後回しです。(あまりに撮りすぎた) □□□□□□□□しかし、今回は(も?) 完全な妄想な気がします。妄説。です。 一体、なにを主張するのかといいますと、◎紅薔薇姉妹――小笠原祥子・福沢祐巳・松平瞳子は、ヘビ三姉妹である。以上です。...
View Article一畑電車・出雲大社前駅(1930)その2 および デハニ50形52号車
ばたでん・出雲大社前駅の中身です。 「駅」というのに――しかも1930年の歴史ある建物というのに――出雲大社の近くなのに―― 平日、昼間。誰ぇぇーーも来ません。 まあ、おかげで遠慮なく写真撮影にはげむことができました。 ステンドグラス。 へたに模様とか描こうとしていないのがいい。なんか神話のモチーフとか書きたくなるじゃない? ふつうは。 電車が来るまでだいぶ待ったのですが、まったく飽きなかった。...
View Article菊竹清訓・島根県立美術館(1998)
2018年9月27日(木)のことです。 13:56 出雲大社前駅発 一畑電車・大社線 各停 松江しんじ湖温泉行きに乗りまして―― ANA386便の記事で書きました、例の「忍者レフ」という ダサい小道具を用いまして――↓↓ 車窓越しに宍道湖を狙います。 ……とかいって、車内の照明が写り込んでいますが……↓↓どうもレフ板を窓と平行にしないと効果がないようです。...
View Article島根県立美術館(菊竹清訓)、宍道湖の夕景、松江市の夜景。
ひきつづき、2018年9月27日(木)の宍道湖畔の様子。 島根県立美術館で日没を待ちます。日没時間は17:58 ――とあらかじめ調べてある。 16:20頃の様子↓↓んーなんか雲が多いな……今日はきれいな夕焼けは望めないかな…… これもほぼ同時刻。↓↓ 雲が多い、とかいってとんでもなくキレイですがね。...
View Article奥出雲おろちループ・三井野原大橋(奥出雲おろち号より)その1
2018年9月28日(金)のこと――出雲大社→島根県立美術館をめぐった翌日は 奥出雲おろち号に乗りました。 「奥出雲おろち号」乗車記 みたいなものを 時系列にしたがって書こうとおもったのですが、なにぶんにわか鉄道ファンで、カメラ>鉄道……な自分にとって、「三段式スイッチバック」がどうこう、とかいうよりも ハイライトはやっぱし 奥出雲おろちループ&三井野原大橋 になりますので、...
View Article今野緒雪「マリア様がみてる ロサ・カニーナ」感想
趣味のマリみて研究。 あの――前回、紅薔薇姉妹=ヘビ三姉妹という仮説をたてたのですが、決定的な証拠(?)をみつけてしまいました。 それは、作者のプロフィール――今野緒雪1965年6月2日、東京生まれ。……1965年って 巳年……ヘビ年なんですよね……もう決定的じゃないでしょうか?? □□□□□□□□まあ、いいや、4巻目の「ロサ・カニーナ」です。...
View Article奥出雲おろち号(木次線トロッコ列車)その1
今回の旅行、いろいろ目標を立てたわけですが―― 今のところ、①サンライズ出雲のシングルデラックスに乗る→◎ (注:チケットが確保できた時点でほぼ成功間違いなし)②菊竹清訓の出雲大社・庁の舎をみる→× (注:庁の舎が壊されていたことを知らなかった)③菊竹清訓の島根県立美術館をみる→◎ (注:重たい三脚をこのために担いできた) と二勝一敗と勝ちが先行。次なる目標は……...
View Article朝靄の五色沼(毘沙門池)・紅葉・ハートの鯉
2018年10月22日の五色沼の様子。 9月の旅行の記事がまったく書き終わらないのですが――紅葉、というと生ものですので、こっちを早めに処理することにしました。 毘沙門沼のそばの紅葉はこんなでした。↓↓6・7割の紅葉という感じか。 朝 3:30ごろ家を出ましてそこから常磐道→磐越道経由で……五色沼に着いたのは 6:45くらいか。 茨城県南から出発してもめちゃくちゃ遠いですねー...
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