PUIPUIモルカー×東武動物公園 その1
プイプイモルカーのイベントがやっている、ということで東武動物公園へ行きました。 イバラキ県南からは圏央道で行けるので、かなり近く感じます。 はじめに モルカーのイベントですが―― 本当の本当にモルカー・マニアで モルカーグッズのすべてをコレクションしたい、とかいう人は満足でしょうが、 それほどのガチ・マニアではない人は……パスしてもいいようなイベントかとおもいました。...
View Articleドゥニ・ヴィルヌーヴ「デューン 砂の惑星」(2021)感想
シャラメっち、最高!! □□□□□□□□……というわけで(笑)ライムスター宇多丸さんがやってる「アフターシックスジャンクション」(TBSラジオ)でなにかというと話題になっているので矢も楯もたまらず見に行ってきました。 「デューン 砂の惑星」(2021)ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督ティモシー・シャラメ主演 イオンモール土浦内 シネマサンシャイン土浦にて。アイマックスでみました。...
View Articleハーバート「デューン砂の惑星」/古川ロッパ昭和日記・戦前篇
はじめに うちのプリンス・ゆり坊の様子。お気に入りのぬいぐるみと一緒です。元気にしております。 お次。プリンス・オブ・ハリウッド――ティモシー・シャラメっちです。わたくし、とにかく「デューン」一色です。 映画は どうにも我慢できず...
View Article「デューン」サントラ・銀座エスキモーは、やはり「エスキーモ」である。
「デューン」熱はまだまだ冷めませんで――サントラを買いました。Hans Zimmer /DUNE original motion picture soundtrack 今日日、CDで買う意味はあまりないのですが、やはりモノとして持っておきたいので CDで購入。 ↓↓と、じつに美しいモノで買って正解でした。毎日 聞いております。 6曲目の Leaving Caladan...
View Article「全日記小津安二郎」×「古川ロッパ昭和日記・戦前篇」比較・感想 その1
目下、「古川ロッパ昭和日記・戦前篇」を読んでいるのですが、「全日記小津安二郎」と対照させて読んだところ、けっこうおもしろかったので メモがわりに、この記事を書きます。 はじめに書いておきますと――日記を読む限りでは 小津安二郎と古川ロッパ...
View Article「全日記小津安二郎」×「古川ロッパ昭和日記・戦前篇」比較・感想 その2
つづき、です。 前回、さいごのあたり「高杉早苗時代」ということを書いたが、補足しておきます。まあ、わかりやすく書くと今の猿之助さんやら 香川照之さんやらのお祖母さんにあたる方です。 まず、アサヒグラフ昭和11年1月8日號。「スタアの食慾」という特集。蒲田結髪部で 焼き芋を食べている高杉早苗↓↓ 同年 昭和11年9月30日號には↓↓「高杉早苗時代?」……とあります。...
View Article小津安二郎作品の服装調査 その1「若き日」(1929)
最近、学陽書房、今和次郎・吉田謙吉編著「考現学採集(モデルノロヂオ)」の復刻版を読んでまして――(高かったが、この復刻クオリティをみれば納得……)考現学っぽいことをやりたくなってしまって、(↓↓1931年銀座街廣告細見)やり始めたのが、これです。本来の「考現学」の意味通りならば、街に出て調査すべきですが、引きこもって 小津作品を相手にするあたりがディレッタントというか、小者というか(笑)……...
View Article小津安二郎作品の服装調査 その2「朗らかに歩め」(1930)
現存2作品目。服装調査。一体なんのためにこんなことをはじめたのか? ……といわれると、何とも答えようがないですが、小津安二郎作品の、服飾品への並々ならぬ関心、というのは誰の目にも明らかでしょう。 服飾中心視点でみてみれば「若き日」→結城一朗が手編みの靴下を手に入れ、捨てるおはなし。という見方が可能でしょうし、「晩春」→原節子が花嫁衣装に着替え、どこかへ去ってゆくおはなし。とみることも可能でしょう。...
View Article小津安二郎作品の服装調査 その3「落第はしたけれど」(1930)
三作品目。初期の傑作。見れば見るほどすごい作品。小津作品の原点は「落第はしたけれど」にあり!と言い切ってしまってよいでしょう。 服装調査の前にすさまじい点を簡単にまとめておくと――①すべてを知り、すべてを支配する女田中絹代たんが、斎藤達雄のネクタイ(=男根)を完全に支配しております。さらには「あたしは、何もかも 皆知っているんです」などというセリフを吐きます。...
View Article小津安二郎作品の服装調査 その22a「晩春」(1949)原節子
現存22作品目。「晩春」(1949)を調査いたします。(欠損シーンのある「母を恋はずや」、ドキュメンタリー作品の「鏡獅子」もカウントしています) タイトルに「その22a」と書きましたが、今回は原節子の服装だけをとりあげます。他のキャストの調査は 次回「その22b」で実施する予定です。...
View Article小津安二郎作品の服装調査 その22b「晩春」(1949)笠智衆ほか
「晩春」(1949)服装調査・後編です。笠智衆杉村春子宇佐美淳三宅邦子月丘夢路の服装を調査いたします。 表に関して、追加で説明しますと、・笠智衆の服装の変化は多いです。ただし初期作品の主人公(学生たち)のように 洋服(外の世界)→和服(普段着)の変化ばかりで服のバリエーション自体は多くはありません。また、表のS95 S101 S102...
View Article小津安二郎作品の服装調査 その4「その夜の妻」(1930)岡田時彦・八雲恵美子
「晩春」の調査終りまして、再び 初期作品に戻ります。 小津の最盛期の……あまりに精緻で、精密で、あまりに繊細で、それでいて巨大な怪物的作品から、こういう初期作品に戻ると、なんというか、落ち着くというか、小津安っさんも若い頃があったのだな、とおもいます。 それにしたって、とても精緻に スタイリッシュに組まれた作品です――「その夜の妻」(雑でもすごい作品、というのも当然ありえますが)...
View Article島津保次郎「家族会議」(1936)感想 高杉早苗たんがエアフローで爆走の巻
アナザー「ヤスジロー」……島津保次郎の「家族会議」(1936)をみたのですが、なんだか、わたくし・トマス・ピンコのために作られたかのような作品でした。すなわち、 世界一イケてる自動車メーカーモーパー……a.k.a. クライスラーの戦前の大傑作「エアフロー」を、1936年当時、おそらく世界で一番かわいかったであろう高杉早苗たんが運転、爆走する、という…… エアフロー&高杉早苗...
View Article島津保次郎「男性対女性」(1936)感想① 眼鏡っ子・田中絹代が可愛すぎの巻
アナザー・ヤスジローもおもしろい。ちと大味だけどね。 今回は「男性対女性」(1936)なのですが……こないだとりあげました、「家族会議」(1936)の宣伝が手持ちの「懐かしの復刻版 プログラム映画史 大正から戦中まで」に載ってたのでちと、みてみます。 こんなです↓↓色々おもしろいです。 おもしろいのは……誰がどう見ても高杉早苗たんメインの映画なのに↓↓ 下賀茂スター!!...
View Article島津保次郎「男性対女性」(1936)感想② 眼鏡っ子・絹代ちゃんモンゴルへの巻
つづきです。まず前回のおさらいなのですが…… ・絹代―桑野ミッチーのエス関係が描かれる。(「美代子さん、わたしの妹なんですもの」なるセリフ)・レヴューの場面が長すぎる。ということを書いたのですが…… これは女学生を観客に取り込もうという松竹の戦略なのではあるまいか?などということを急におもったりしました。...
View Articleさよなら、中銀カプセルタワービル。六義園のシダレザクラ、トーハクの桜。
3月おわり。黒川紀章先生の 中銀カプセルタワービルが近々解体されてしまうそうなので、会いに行きました。 いつか中に入って見学できるかな? とかおもってたが――永遠にかなわぬ夢になってしまった。 1972年4月竣工、ということなので ちょうど50周年か……この年代の名建築は、保存されることなくどんどん壊されているというのが現状。...
View Articleアサヒグラフ 昭和3年(1928)1月1日號 原光代・崔承喜・空母サラトガなど
4月、前回書いた記事の直後あたりから 目を痛めましてしばらくブログから遠ざかっておりました。。 が、何事もなかったかのように再開します。 ゆり坊、とても元気です。今月末で 11歳になります。はやいものです。 □□□□□□□□去年あたりからアサヒグラフの縮刷・ダイジェスト版の「アサヒグラフに見る昭和の世相」や「アサヒグラフに見る昭和前史」にはまっていたのですが、...
View Articleアサヒグラフ 昭和3年(1928)1月4日號・田中絹代ブロマイドの謎 ・「おやぢ教育」の謎
前囘(前回)の記事で アニトラの踊りの畫像(画像)をみたい、とのコメントをいただきましたので、載せます。(あいかわらず舊字(旧字)で攻めます(笑)) 前囘の記事の繰り返しになりますが、アニトラの踊りの右側の美少女が崔承喜さんで、これから大スタアになっていく人です。(のちのち金日成の北朝鮮に帰って行き、消息不明になるわけですが) 姐さん、こんな感じですよ↓↓...
View Articleアサヒグラフ 昭和3年(1928)1月11日號 「ニノチカ」の元ネタ?・日本婦人の足
昭和3年(1928)にひたっております。いい時代です。関東大震災から4年5年後の復興の時代。明るく前向きな大正の香りがあちこちに殘っていて 戰争の影はまだどこにもない。この頃のアサヒグラフが何かというと話題にするのは普選(普通選挙)で、ようやく日本も一人前の民主主義國家になるんだ、という希望に滿ちている。 世界に目を向けても...
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